え?3話?なんだァ…ソレェ…?
藍さんが主人公殺しただぁ?そりゃお前…
主人への忠誠心が有り余った結果だろうがよ…
博麗神社
「…ん?あ、寝てた」
「あら、ようやくお目覚め?もう夜だけど」
「…なんで起こさなかった?」
「面倒だったから」
こいつが巫女として機能している部分を誰かさんに問い詰めたいと思うのは自分勝手だろうか。それとも当然の思考でしょうか。
「まあ良いか。お泊まりさせていただきます」
「そうね。妖怪が面倒だし、人里の上飛べないし。連れて行くの面倒だし」
「…お前巫女としてなんか言われたりしないの?」
「するわよ」
「どんなこと?」
「もっとお金集めろって」
「金!?」
「そう、お金。参拝客が少ないからね」
「それは多分今の代からじゃないかな」ボソッ
「は?」
「なんでもないです」
何今の反応速度超怖い。ていうか夜って言ってたから…風呂は良いか。よし、寝よう。困ったことに二度寝は得意なんだな
「…じゃあ俺寝る」
「そ…さて、私も客人におもてなしの用意しなきゃね」
「客人?」
「たまにいるのよ。厄介な客人が」
「はーい霊夢」
「こいつ」
「zzz」
「逃げやがったか」
「…誰かしら?」
「寝過ごしただけの男よ」
「あら、そう」
…待て、今なんか聞き覚えのある声が…そうだ、人里で聞いたんだ。人里のどこだっけ…
「なら安心ね」
「ん?」
翌日
人里
「窓、全開!」バタンッ
「こんにちは!」
「うわっ!?」ドタンッ
「うぇ!?」
「…すまんの。今日はどんな用で?」
「これからはこの姿でってことを」ボフンッ
「…狐みてえだな」
「化かすならたぬきでしょう?それよりも、驚かないのね。可愛い女の子が妖怪の賢者になったのよ?」
「声」
「声?…んんっ、こんなかんじー?」
「声色じゃなくて、外の世界でいう声優みたいなもんだったから、わかりやすくて助かった」
「酷いわね」
だってしょうがないじゃん。気がついたものは気がつくんだからさ。君の、技量不足を恨むと良い。
「それと」
「なんだ?」
「少し、こっちにいらっしゃい?手を掴んで、ほら」スッ
「了解しました」ガシッ
「純粋ね」グイッ
「はやっ」ゴツンッ
「あ、ごめんなさい!大丈夫?許してくれる?」
「あんたはなんなんだ…大丈夫。で、用は何?」
「フフ…足元にあるわよ」
「あしも」スンッ
「いやそんな滑らかに落ちることってあり得るのかしら…?」
スキマ内部
「ごはっ」
…なんだろうか。またか、としか言いようがない。というのも俺は紅魔館にいたら何故か薄暗い部屋に泊められたことがあるのだ。気味が悪くて仕方なかったが。こっちは別の意味で嫌だ。だって目玉ギョロギョロしてるもん」
「そんなに滑らかに落ちるとは思わなかったわ」クスクス
「あまりにもひどすぎる」
「良いじゃないの。ところで、今のはどういうこと?」
「今の?…今のって?」
「またかって。私以外に誰かが既にやったのかしら?」
「ああ、紅魔館に止めさせてもらったら薄暗い部屋に。それっきりだけど」
「…そう。それくらいなら良いわ」
「くらいってお前」
「ところで、貴方は好きな人とかいる?」
いきなり何を聞くんだろうかこいつは。いたら今頃猛アタックだよ。さながら外の世界の機関銃並みに猛アタックさ。居ねえからこうなってんだけどさ。
「居ないよ。こちとら飯だけ食って何年経ったかな」
「ごめん頭の中を整理してから話してくれるかしら?」
「まあ、好きな奴なんかいないってわけですわ」
「それなら私と付き合ったりしない?」
「ほぼ初対面なのにどうしろと」
「初対面?違うわよ。私が貴方と出会った時…そうね、私がハンカチを落とした時。あの日からずっと貴方のことを隙あれば見ていたのよ。気が付かなかったかしら?」
「気が付いてたまるか」
「それに、女の子が貴方を慕うなんて、運良くあったとしてもずっと関係が続くものかしら?」
「いやそれは知らん」
「まあ、個人差はあるけど。私は貴方のことが好き。それだけで私は十分なの」
「何が十分だか。おうちに返してくれ」
「いやよ。だって貴方は目を離せば直ぐ霊夢のところ、守矢のところ。まあ目をつけていてもだけど」
「見られてることすら知らんのだから目を離していることになるんじゃねえのか?」
「さあ?私は見てるから。で、話を戻すけど。そんな貴方を家に帰したら?霊夢に言い寄られたりするかもしれない。もしくは守矢の人間に…それだけは許せないわ。住処を与えて独占しようだなんて絶対に許さないわ」
「お前被害妄想激しいぞ」
「それに、この反抗的な態度もここに居れば治るし」
「は?」
まさかこれ、このままこの目玉空間に放置か?すまん、それだけは勘弁してくれ。割とマジで頼むからさ!ね!?なんでもするからさ!
「…まさかとは思うけど、なんでもする代わりに家に返してなんて言う事はないでしょうね?」
「んなわけ」ギクッ
「今の反応から見るに絶対考えたわね?それじゃあお仕置きは増やさないと、ね。15年ルート、行ってらっしゃい!」
この中で15年…!?き、聞き間違いかな…!?そんなに年経ったら俺じいさんばあさんだぜ…!
「じ、じゅうご」
「本当よ。貴方はそこで15年かけて妖怪になってもらうの。そうすれば、貴方が寿命で死ぬこともないし、私が管理すればよっぽどのことがない限り死なないから、良いでしょ?」
「良くねえよ」
15年後
「どうだった?」
「あ…紫」
「衰弱した?」
「した、したから、早くここから出して」
「え〜?それじゃあお仕置きにならないじゃない」
「それならお前の家で受けるから!」
「…言ったわね。その言葉、良く覚えておきなさい」
その後、彼の姿を見たものはいなかったと言う。
紫さん…一目惚れなクレイジーサイコノーマル
主人公…やはり被害者