東方純愛小話   作:覚め

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本当は薬中男とてゐちゃんだったんだ。
でも薬中の思考行動なんて分からなかったんだ。
知らなかったんだ…私はてゐが語尾にウサを付けないことも薬中の定義も知らなかったんだよぉ!


てゐちゃんとヤク漬け

迷いの竹林

 

「迷った」

 

「クスクス」

 

「なんなら落とし穴にもはまった。抜けない」

 

「そんな現実から抜け出すときはこれ!永遠亭印のマリ○○○!マスパじゃないよ!」

 

「…待て、なんか嫌な予感がするぞ」

 

「それじゃあアヘ」

 

「もっとダメだな」

 

「…チッMDMA」

 

「…駄目だよな?」

 

「こっちは大丈夫ウサ。さっきのと比べても十分の一どころかって話ウサ!」

 

「…わかった」

 

そう言って口にした薬物。頭ではわかっていたが好奇心に負けて使ってしまった。これからどんな人生になるのか?知らんな。ただ、使ってすぐにスーッと落ち着けたのは事実だな。

 

「ん…?」

 

「どう?」

 

「落ち着いた」

 

「成功ウサ。じゃ、抜いてあげるウサ」

 

「ありがと」

 

その頃永遠亭

 

「師匠、師匠が気まぐれで作った『成分20倍大きさ50分の1だけど効果時間少ない依存性がやべーMDMA』が消えました」

 

「嘘でしょ!?」

 

戻って竹林

 

「はぁ…はぁ…」

 

「落ち着いて、息を吸って…はいて…」

 

「すぅ…はぁ…」

 

「…あ、もうそろそろ効果が切れるかな…?」

 

「あ、あ?ん?あれ、あれ?」

 

「もう一粒、いる?」

 

「いる!」

 

「…わかったウサ。ま…どんな副作用かは言ってないから自己責任ウサ…♪」

 

「あー…落ち着ける…」

 

「ウッサッサ…どうにかして、稼げないかなぁ…?」

 

「こらてゐ!」

 

「うげっ!?」

 

「待ちなさい!あなたでしょ師匠が気まぐれで作ったやべーMDMAを持ち出したの!」

 

「…そ、そんな証拠もないのに決めつけなんて酷いウサね!」

 

「ぐっ…!」

 

「それに!人里にだって依存者は」

 

「じゃあてゐの隣にいる頭が参った男は何なのかしら?」

 

「うぐっ…」

 

「来てもらうわよ」

 

まずい、気分が悪くなってきた。あの薬がなけりゃ変なのが出てくる。変な虫がいるし、気持ち悪いし。でも、多分幻覚なんだろう…?永遠亭とは怖いな。あまり世話になりたくないし病気は里の病院で決定だな

 

永遠亭

 

「…で、はるばる来たってわけ?」

 

「はい。てゐがばかやらかして…」

 

「てゐ、今後悪戯は鈴仙だけにして」

 

「え?」

 

「はーい」

 

…何だ、何だこいつら。まずい頭がまともに働かない。耳元で心臓が鳴ってる気分だ。結構キツイな…あの薬があれば少し楽になるのかな。そう思うとどうしても挙動不審になってしまう。やだ怖い…

 

「?どうしたの?」

 

「…心音が…」

 

「でしょうね。他にも多少の幻覚とか、幻聴とか…ま、ここにいる限りは薬使わせないから、勘弁してちょうだい」

 

「はい…」

 

「…今気になったんですけどそのやべーMDMAって急性で死なないんですか?」

 

「…あ、そういえば人里の路地裏で薬物売ってたウサ」

 

「それを吸ったり打ったりしたかも…しれないわね。ま、どうだっていいわよそんなこと」

 

その夜

 

「…っぎ…!」

 

「1日で3回も鎮静剤打つとか師匠の薬効きすぎじゃ…」

 

「ウッサッサー!」

 

「てゐ!?」

 

「私に任せておくといいウサ!」

 

なんでだろ。寝たいのに寝れない。誰かに腕を掴まれている気がするし、誰かに見られている気もする。なんなら少し足に痺れが出てきた。ダメだ、あんまりにもきつい。薬だ。鎮静剤ってのは睡眠薬として使われるんじゃなかったのか?

 

「…眠れん…」

 

「そういう貴方に耳寄り情報ウサ」

 

「…なんだ?」

 

「今なら3000円で一錠ウサよ」

 

「てゐ?」カチャッ

 

「おっとこれは不味い。とりあえずその手に持っているC4らしき物を下ろした方がいいウサ」

 

「…違うわよ。これはメタルギアに出てくる」

 

「今の子わかんないからやめてくれる?」

 

なんの話してんだこいつら。ってそんなことじゃない。なんで?手がデカくなってたり足が変な形になってたり、耳元でウニョウニョ聞こえてきたりする。ダメだ、考えが纏まらない…?

 

翌日。てゐのターン!

 

「いったぁい…」

 

なんでだ。私は世のため人のためと思って睡眠薬一錠3000円でって言ったのに。ウッサウッサ…全く鈴仙も冗談の通じないやつウサ。そりゃ確かに悪いことはしたし、謝りたいけど…昨日の夜に行ってわかったウサ。もう手遅れって…

 

「てゐ」

 

「んぇ!?」

 

「安心しなさい。あなたが気負う必要はないの。元を辿れば作った私が悪いのよ」

 

「そんな!師匠は悪くありませんよ!?」

 

「うどんげは黙ってて。だから、無理に責任感じなくていいの。いつも無責任なてゐにいきなりこんな責任なんて、心が壊れちゃうから」

 

「!」ピクッ

 

「…私がなんとか戻してみるわ」

 

「わかったウサ…」

 

「…なんだかなぁ」

 

「ウッサッサー!」

 

と声をあげて無責任にこいつのところへ来た。こいつは何も知らない顔で寝ている。多分、それがこいつにとって1番の選択肢ウサ。きっと、目覚めたら薬を求めるウサ。だから、だから…このまま目が覚めなければいいなんて考えちゃダメウサ…

 

「目覚めて…私が悪かったから…」

 

「…?何言ってんだお前」

 

「うわっ」

 

「すっかり元気だ。心配してくれてたようだけど…」

 

「こんの…心配させやがって!」バギィッ

 

「ほがぁ!?」

 

…後から聞いたらこの時まだ体から薬が抜け切ってなかったらしい。耐性強すぎないか?

 

二年後…シャボンディ諸島で!

 

「…それじゃ、そろそろ退院ね」

 

「はい。お世話になりました」

 

偶然、その会話が耳に入った。あいつもそろそろ退院の時期だ。退院しなければ別の意味で廃人になるだろう。それでは寝たきりと一緒の結果になってしまう…どうにかして、引き止めて…?あれ、ん?なんで私はあいつなんかを引き止めようと…?

 

「あれ?ん?えっと…?」

 

「それじゃあ」

 

「二度と来ないよう精進します」

 

「今二度と出れなくしてあげてもいいのよ?」

 

「困ります」ハハハ

 

…そうか。最初の一年はこいつ薬物で禁断症状が出てたんだ。でも時々思考回路が繋がってはっきりの喋る時があったんだ。その時の反応が面白かったんだ。決して好きだからではない。私が好きになるのは私より長生きしてる奴と決めてるんだ。だから好きではないはずだ。

 

「…あ」

 

そうだ、二年前に戻してしまえばいいんだ。全部の反応を見るために、またあの薬を飲ませれば。

 

迷いの竹林

 

「鈴仙さんの目を見たら竹林の外に出られるっておお!?」ズサッ

 

「なんかかかった!?」

 

「…またか」

 

「ごめんごめん。最初もこんなんで焦ったウサ」

 

「その割には薬物飲ませてたけどな」

 

「あ、あはは…」

 

「さて。それじゃまた」

 

「…わかったウサ。それじゃ、数時間後」スッ

 

「え?」

 

我ながらよくやったウサ。相手を気絶させて薬物を飲ませる。薬物の反応の理由は罠にかかってフラッシュバックしたとかで良いだろう。

 

永遠亭

 

「あ…?」

 

「というわけウサ」

 

「まーた…」

 

「でも、フラッシュバックならなんとかなりそうですね」

 

「ええ。数ヶ月くらいでなんとかなるわ」

 

「…短いウサ」ボソッ

 

「なんか言った?」

 

「なんでもないけど?それじゃ、罠取ってくるウサ!」

 

「全部取ってこい」

 

 

 

 

 

 

 




ツーわけです。
3000文字行きそうだった。あかんあかん
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