妹紅はついでです
迷いの竹林
「輝夜…死ね」
「あらあら朝から物騒ね…貴方が死ぬべきじゃなくって?」ニヤリ
「…死なないよう頑張るか」
そう思うと輝夜と藤原さんとの戦いが始まった。俺は?ばか言え。介入する余地なし。目ん玉くり抜かれて終わりだな。ていうか藤原さん炎出してんだけど?俺、死ぬの?なんで輝夜は平気な顔して突っ込んでんだか。
「私の勝ち!」グサッ
「火遁・豪龍火の術!」ボワッ
「ウソッ!?」バッファンッ
「今回は私の勝ちだ!」
「って!見てるだけで何もしないわね!?」
「…何?俺に炎を出す魔人と戦えと?」
「誰が魔人だ誰が」
「ええそうよ!死んでも死なないんだから別に良いじゃない!」
「…そうか。それじゃあお酒を…」
「呑気にお酒なんて飲まないで!?」
「…炎勝負なら私の勝ちが確定してるが?」
「…ブファッ!」ビッシャア!
「輝夜に味方するんだったら容赦はできないな!」ボワァァアァァ
液体<酒だったはずじゃ?…トリックだよ
「!?」ビチャビチャ
「よくやったわ!」
「…疲れた。今のだって結構集中力使ったんだ後は好きにしてくれ」
「なんで!?」
「クソッ…だが隙あり!火遁・龍炎放歌の術!」ボッ
果て魔人とはなんだったのか。これじゃ鬼だよと言いたい気持ちになる術を使ってきた。炎が龍の顔をしている。それならまだマシ、龍の顔が三つ同時に来てるのだ。この竹林禿げさせるつもりか?殺すぞ?
「あつっ」ジュワッ
「あいつ避けなかったぞ」
「死なないから良いんじゃない?」
「あっつ…あーもう面倒だな」
「ところで妹紅」
「どうした?」
「隙あり!」ゲシッ
「ふぶがっ!?」ドンッ
「キャッチ」ガシッ
…ほんと、なんでこいつら殺し合ってんだか。なんだかわけわからないな。ただ俺に攻撃が飛んできそうなのは御免だが。竹でも切っておくか
「!?は、離せ!」
「暴れるな。人肉は美味いって聞いたことがあるんだ」
「もっとダメだってかやめろマジで食う気なのかやめてってちょっほんとお願い!」
「プークスクスw」
「何を言ってるんだ。お前食う側だよ」
「え?」
永遠亭
「…鹿肉だ」
「美味い」
「美味かな!」
「え、なんでこんなの作れて…?」
「い、意外…!!」
「待てそれは違うだろう」
そう言うが実は言うと本当の鹿肉なので美味いは美味い。ただ意外という表情をされると腹が立つ。殴り倒してやろうか?
翌日
「さあ妹紅勝負よ!」
「かかってこいやぁ!」
「…俺も特殊な能力に目覚めたりしねえかなぁ」
「火炎放射!」ボワァァアァァ
「足元がお留守よ!」ブンッ
手裏剣<任せときな!
「うわっ!?」
グサッ!と音が鳴り音が鳴った方を振り向こうとするが途中で気がついた。頭に何か刺さってる。引き抜いてみたらそれは手裏剣でした。輝夜が投げたんだろう。腹立つなぁ
「…なんだこれ」
「あ、ご、ごめんね!?許して!」
「変わり身はやっ」
「えっと、永遠亭に行く!?そうしましょ!」
「ちょっそういうわけじゃ」
「じゃあ一緒にいられる!?」
「…まあ」
「よかった!」
「えぇ…?」
「妹紅さん、今の俺の気持ちを考えてみてください」
「…『輝夜の泣き顔ゲットいぇぇぇい』じゃねえの?」
「輝夜が抱きついてきてるかあいいなぁです」
「分かるか!」
「は?」ギロッ
「…あ、いや別に分からんことはないな」
「ああほら輝夜落ち着いて」
「〜♪」ギュッ
…不味い、下手こいた。そもそも相手が不味かった。相手を藤原さんにしたら見せつけようとしてんだこいつ。あーもう可愛いなぁクソゥ!抱きしめてあげようではないか!…ん?なんか胸の辺りが生暖かいような…
「?」
「ううっ…」グスッ
「泣いてる!?あ、俺なんかしたか!?す、すまん!」
この時、輝夜の頭に永林現る。泣き真似をすればなんでもしてくれるのでは?と…
「う〜」グリグリ
「頭を押し付けられてもな…あーよしよし。ごめんな…」ポンポン
「かえんほうしゃ!」ボワァァアァァ
「昨日竹を切っていた時に作った竹ガード!」ガチャンッ
竹盾<え!?俺が火を防ぐの!?あっ待っぶぅぁあぁぁああ!?
「奴は勇敢な兵士でした…」
「少し焦げただけだろ…」
「…ていっ」グリッ
「おふっ!?」
「…これ以上妹紅に構わないで。私に構ってくれる?」
「横腹痛え…!」
「ねえ、私に構いなさいよ。妹紅なんかじゃなくて、私に」
…姫のなんかやばいスイッチ入ったなこれ…輝夜さんのやべえスイッチ入ったよこれ。あーもう終わりだね!
「…そ、それじゃあ妹紅さ」
「なんで妹紅の名前言ってるの?」ガシッ
「…」
「ね、早く永遠亭に戻りましょ?傷も心配だし」
「わかった…」
「…おい、どうしたんだよ?」
「彼は貴方と遊んでるのがアホらしくなったのよ。さ、行きましょ」
「はいはい…」
「んなっ!?おい逃げんなよ!」
「それじゃあ、独り寂しく惨めに生きてなさいw」
「んだとこいつ!」
永遠亭
「…つうわけ」
「私の知ってる愛の領域を超えてるわね…!?」
「〜♪」ギュ~
「嬉しくないと言えば嘘になりますけどこりゃないでしょ…」
「…まあ良いんじゃない?」
…あれっすか。当人が幸せであれば良いって奴すか。まぁ俺は幸せですけど。後々キツくなってきますよね?これ。観察対象っすか?キツイぜ…
「って、そうじゃなくて」
「姫、私は姫の恋を全力で応援させていただきます」
「それで良いのよ♪」
「おい」
なんだか納得できないが前の薬漬けの男と同じくらい満足している自分がいる。