東方純愛小話   作:覚め

9 / 201
永遠亭の純愛?
いいえ違います。
先生はもちろん実験に恋してますけど


永遠亭と患者

 

永遠亭

 

「ふん!」ピシーン!

 

「決めポーズすな!」バギィッ

 

「あふん!?」ズボッ

 

「決めポーズしてぎっくり腰になるくらいなら初めからやらないこと!良い!?」

 

「あい…」

 

俺の名は天!そのまんまてん!そのせいでところてんとか言われてる天だ!畜生!

 

「…っていうかぎっくり腰でこんな入院することあります?」

 

「私が聞きたいわよ。ぎっくり腰でいつの間にか骨折が6個連続して起こってるの…骨密度が無に等しいのね」

 

「んな殺生な…って!6個!?6本!?」

 

「ま、しばらくは決めポーズなんてしないことね」

 

「いや、ちょっと待って!?ぎっくり腰で連鎖的に!?俺そのあと走ってる人に踏まれたのに!?」

 

「なんでかそっちは無傷なのよね。すごいね人体」

 

「ふざけっいてぇ!」

 

嘘だろ?なんで?ぎっくり腰→ドサッ→前から人が!?→あふん→病院←いまココなのに!?どうしたらぎっくり腰でここまで骨が折れるかなぁ!

 

「…良いや寝よ…だめだ今日の嘘のようで本当の話が頭から離れん」

 

「睡眠薬投与しますね〜」

 

「ちょっと待って!プレイバッ」

 

「あらよっと」ブスッ

 

「…即効性かよ…」

 

「医学の勝利ね」

 

「師匠…珍しいですね。師匠が一人の患者に付きっきりって」

 

「そりゃあなた骨が連鎖的に折れるなんて起こっても原因がぎっくり腰とかそうそうないわよ」

 

「…師匠、ボケるにはまだ早いぁあすいませんすいません!新薬出さないで!それやばい奴ですよね!?あれですよね!絶対アレですよね!?」

 

「何を言ってるの?これは体感時間を狂わせる薬よ。永遠に苦しんどけ」

 

「いぎゃぁぁぁぁぁあぁあぁあ!?」

 

「うるせー!」ガバッ

 

「起きた!?」

 

「え、何その…エロ漫画みたいな展開」

 

「」チーン

 

「体感時間が私たちとは200倍早く流れる薬よ。まぁ当分は空腹でやばいと思うけど」

 

「やばいって何!?」

 

やっぱり医者とか天才は我々凡人とは少し脳の出来が違うみたいだ…いや、むしろ脳みそ自体が違うのでは?

 

「…あ、あなた実験対象だから」

 

「…寝よ」

 

☆翌日☆

 

「はい朝食。気分はどう?」

 

「そうですな…寝る時も先生いましたよね」

 

「ええ」

 

「それが無茶苦茶怖かったです」

 

「つまり正常と」

 

「人の話聞いてた?」

 

「何か体に違和感は感じる?」

 

「ないっすね…スースーするくらいです」

 

「おっけ。それじゃあ診察に行ってくるから…何かあったら兎コールしといて」

 

「えーりん!えーりん!助けてえーりん!」

 

「…ガソリンぶち撒いて燃やすぞ」

 

「ごめんなさい」

 

ヒェッ先生怖い…ってまだ看護師さんいたの?いつまで寝てんの?起こした方がいいのかな…いや、良くないのかな…そもそも歩けねぇや!HAHAHA!

 

「〠£♯♢%☆€♭」

 

「…壊れてる…」

 

「ハァ…ハァ…畜生!」ドンッ

 

「え?」バゴォッ!

 

「あれ?私強すぎ?」

 

「うおっちょっと兎コール兎コール!」ポチッ

 

その日、俺は科学の恐ろしさを知った。ついでにうさぎの恐ろしさも知って先生の怖さも知った。とにかく全て怖かった。

 

「…もうやだ脱出したいこんな病院…」

 

「それは無理ね」

 

「うわっ疫病神」

 

「おいこら誰が疫病神だって?」

 

「…後ろのうさぎ!」

 

「後ろ?ああ、うどんげね。確かに疫病神ね」

 

「師匠!?」

 

ついでにこの病院の上下関係の激しさも知った。ていうか健康的な食事を取ると骨密度は上がるのでは?

 

「ああ、食事についてだけど骨に関する栄養素最低限だから」

 

「対策済みかよ!」

 

そして来る!退院の日が来た!名残は1ミリもないがそれっぽい顔をして即座に脱出!俺の完璧な計画だぜ!

 

退院の日

 

「今までありがとうござ」

 

「死ね輝夜!」キュドーン!

 

「あっつぁ!あっつぁ!今度こそ竹槍で突いてくれる!」グサッ

 

「おごっ」チーン

 

「…あ」

 

「え?…え?え?」

 

薄れ行く意識の中、俺は俺の不運を身に染みていた。うーむなぜこういうめでたい日に葬式とかあるんだろうか…?

 

数時間後

 

「「すいませんでした!」」

 

「…先生。慰謝料として入院費チャラにしてください」

 

「わかったわ。姫の小遣いから脱いとく」

 

「そんな殺生な!?」

 

「ザマァねえぜか」

 

「貴女も慧音に頼んでお金、頂くわよ?」

 

「ぇ…?」

 

プークスクス!と笑う姫という人物。いや、俺としては笑えないんだが。背中に竹槍ぶっ刺しやがって…

 

「…あ、観察対象ね」

 

「嘘だろ!?」

 

「今回のは傷も浅いから実験もするわよ」

 

「嘘だと言ってくれぇぇぇぇ!」

 

「協力すれば20万」

 

「嘘っ!?」

 

「姫の小遣いから」

 

「乗った」

 

「…肺でも売ろうかしら」

 

「幻想郷に人身売買はないぞ」

 

「どうすればいいのよ…」

 

そして実験内容!走るだけだってさ。何すんだろうね。

 

実験の日

 

「…」

 

「ねぇ待って俺これ骨折れるまでやるとか言わないよね?」

 

「え?それが実験よ?」

 

「嘘だろ」

 

「嘘のようで本当の話」

 

この医者…アレだ。仕事が恋人系の人だ。実験が恋人?冗談じゃない。寝言は寝て言って欲しいものだ。

 

「ま、本当は骨折くらいすぐに治せるんだけど」

 

「ってことは」

 

 

「永遠に走っておいて。それじゃ、サボり防止のためにカメラ設置しとくわよ」

 

「疲れたらどうすんの!?食事は!?」

 

「食事?休憩?一緒にすればいいわね。それじゃあうどんげ、一日3食、彼に届けてあげなさい」

 

「はーい!」

 

「いや、睡眠時間は!?」

 

「覚醒ガス垂れ流してるから別にいいわよ」

 

「だから窓で仕切ってんのね!?」

 

「何か文句でも?」

 

「殺してくれぇぇぇぇえ!」

 

「退院したらもう一回怪我してもらうから」ニコッ

 

その後俺は20年間走らされたとかなんとか…ってなるか!誰がこんな物語聞きたい!?そうだな!俺は逃げ出してやったのさ!

 

人里

 

「ってわけよ。これ聞いてどうおも…」

 

「あ、ようやく見つけましたよ…ね、戻りましょうか。旦那様♪」

 

「あ?いや待ってくれ。俺お前と接点なかっただろ!?」

 

「一目惚れをしまして…貴方が寝てる間に仕込んでもらいました。子供もいるんですよ?責任、取ってくれますよね?」

 

「…え?」

 

「さ、ほら行きましょ!」

 

 

 

 




急な碇サクラやめろとか言われそうだなぁ…
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