東方純愛小話   作:覚め

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生命力ゴキブリ並みの主人公が来たぞー!


第90話

 

霧の湖

 

「来たよー!…って、あれ?」

 

「ああ、あの人は巫女さんが強制的に里に連れて行ったよ」

 

「えー!?」

 

人里

 

「…あんがと」

 

「良いのよ。慧音の奴から言われてたことだし」

 

「ペプシコーラ一つ」

 

「600mlしかないけど」

 

「それで良し」

 

そう思い口の中にドバッと炭酸を入れる。かなり美味。ただ喉が痛い。喉に針がささったかのように痛いが美味いのだ仕方あるまい。さて、巫女さんがこちらを見ているがどうしたら良いのだろうか?コーラ欲しいのかな?

 

「…欲しいの?」

 

「いや?別にこれと言って欲しくはないわよ?」

 

「そうでしたか。それじゃ」

 

「ああ、慧音のところに連れて行くか」

 

「コカコーラも一つ」

 

「あいよ」

 

「缶ね」

 

「わかってるわかってる」

 

「…人の話聞いてる?」

 

「はいよ」

 

「ありがとった!?」

 

コーラ缶<落ちたぜ!つまり振ったことになるから今開けるとやばいぜ!

 

「…しゃあない、さっさと行くか」

 

というわけでコカコーラはお預けというわけだ。寺子屋に行くことになった理由は知らんがどうにかして人里から脱出する方法を考えなきゃいかんのだな…今走るか?巫女さん蹴って行けばいけないことはないが霧の湖着いたら薙刀でぶっ刺されそうで怖いな

 

寺子屋

 

「…久しぶり」

 

「全く心配させやがって!」

 

「そうは言ってもあんた、心配なんかしとらんだろ」

 

「は?」

 

「…そろそろかな…っ」プシュッ

 

「私はこれでさよならね」

 

「あ、ああ」

 

「ばいちゃー」

 

「…今の言葉、どういう意味だ?」

 

「そのまんま。霧の湖で妖精と約束してるから、俺もこれでさよなら」

 

「ま、待て!」

 

「さらばだー!」

 

霧の湖

 

「もう!なんでなのよ!」

 

「私に当たられても…」

 

「間に合ったか!?」

 

「やっと来た!」

 

…助かったー!コーラ飲みながら来たから鼻が死んでる!炭酸で鼻が!ていうかそもそもなんの飯が出てくるのかわからないんだが何が出てくるんだ?

 

「魚料理だけど、許してね」

 

「美味い!」

 

「…仲良いと思ってたのになー」

 

「フッ」ニヤリ

 

「んなっ」イラァッ

 

「…やっぱ魚だな」

 

「そうよね〜!」

 

「お肉はどうなのよお肉!」

 

「肉より魚だな…」

 

「フフッ」ニヤニヤ

 

「ここに人魚がいるから」

 

「わおっ!」

 

…とりあえず妖精が来るまではこいつらで遊ぶか…?遊ばれるか…??

 

「〜っ!」

 

「ふふん」ドヤァ

 

「…ペプシが少し残ってたんだ」ゴクゴク

 

「え…!?骨溶けない…!?」

 

「いつどこで骨に当たるんだよ。ていうかなんで飲んでる隣で言うんだよおかしいだろ」

 

「えへへ〜♪」

 

「殺したいその笑顔」

 

飲んでる隣で言われても嬉しくないしなんなら気分が悪くなるのでやめてもらいたい。そういえば外の世界では歯が溶けたりするらしいな。でも歯は溶けても再構築するし唾液に酸を中和するとか言ってたから…じゃあ虫歯もどうにかしろよ…

 

「あー!来たな!」

 

「ちょっとチルノちゃん」

 

「おー、元気そうだなチルノ」

 

「当たり前だい!あたい牛乳!」

 

「その人のためだけに屋台引っ張ってるんだけどね…」

 

「チルノ、なんだその目は。俺からミルクは出ないぞ」

 

「えっ!?」

 

「えっ?」

 

「…チルノちゃん、牛乳は牛の…」ゴニョゴニョ

 

「ああ!そう言うことね!」

 

「…そろそろ、疲れてきたかな。それに雨も降ってきた」ポツポツ

 

「え?…あ、これ大雨じゃん」

 

「マジで!?あ、ご馳走様でした。お代は」

 

「別に良いですよ!余り物の処分なので」

 

「あざます!」

 

ザァァァァァァァァ!

 

「最悪だ…環境音がうるさすぎる」

 

「私は雨でも良いけどな〜♪」

 

「ふん!氷の中じゃまともに動けないくせして!」

 

「誰だってそうよ!?」

 

「あたいは動けるもん!」

 

「俺は2分程度なら意識保てるぞ」

 

「わっわたしは…何も…」

 

「…なんかすまんかった」

 

「私が見栄を張っていたように見えるわ…」

 

「…?」

 

「お前は謝る原因がわからねえもんな」

 

「すごい!」

 

いやすごくねえし仮にこいつがすごかったら今頃世界中の人間が偉い偉いと言われとる。言う人間が居ないけどな。そんなこと思っているとわかさぎの友人がやってきた。名前を影狼というらしい。なんと、予測変換の敵であったか。

 

「ふー…すんごい髪の毛とか濡れちゃった」

 

「あー、妹紅さんとかが居ればなー」

 

「居れば?」

 

「服とかなら直ぐに乾くし暖かい」

 

「なるほど」

 

「妹紅!あたいのライバルのことね!」

 

「あーこらこら。塩振りかけるから黙ってなさい」

 

「なにそれ?」

 

「チルノちゃん、この大雨だと今日何もできないよ」

 

「そうだった!」

 

「…影狼さん、どう思います?」

 

「似た者同士って言葉は本当に幅広く通用するなぁって」

 

「俺も馬鹿ってことですか」

 

「そうなるわね」

 

「畜生」

 

「…え、もしかして私も!?」

 

「お前はばっちりあっち側の人間だよ」

 

「そうよ。どこら辺に知性があるっていうのよ」

 

「うぐっ…」

 

「…てか今気付いた影狼さんすげえ服透けてる」

 

「あらやだ」

 

「まあそんなことは放って…このでかい傘で良いかな」

 

「あ…それ確か」

 

「どうした大妖精」

 

「博麗の巫女さんが置いてました」

 

…置いてたって…来てたのか?ここに…まあどちらにしろ、外には出れるんだ。楽しまずには居られんだろう。外へ一歩出てみるか!

 

「一歩!」

 

傘<ドバァァァァアァ

 

「…うるせーけど良いか。影狼さんいる?」

 

「飽きたのね」

 

「飽きたのだ」

 

「雨くらい傘なんて要らないわよ!」

 

「そうよね!わかってるじゃない人魚!」

 

「一歩!」バッシャンッ

 

「一歩!」カチンコチン

 

「チ、チルノちゃん!?」

 

「…馬鹿どもを見るのは良いな」

 

「びしょ濡れで腹立ってるでしょ」

 

 

 

 

 

 

 




他人のせいでびしょ濡れになるのはかなり嫌です
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