東方純愛小話   作:覚め

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みすちー!みすちー!
Twitterで告知したみすちーとは別物のみすちー!


ミスチーとヒモ

 

幻想郷のどっかの夜

 

「おーっす」

 

「あら、いつもありがとうね」

 

…いつもの!と言って鬼殺しでも飲んでいたい気分ではあるがそこをあえて俺ははんぺんを頼む!そうすることにより鬼殺しがさらに上手く飲めると言う寸法だぬわははははは!…おいそこ、酒は好みで意見が分かれるんだ不味いとか言うんじゃない

 

「はんぺんを二つ」

 

「了解♪」

 

「…鼻歌混じり…あ、そうそう。最近すんごい奴がバイトしに来てさ」

 

「ほほう、それは一体どんな?」

 

「それがよ、入った初日に何も知らねえから周りに聞いたのに、翌日全て忘れてやんの」

 

「なんだそりゃ〜」

 

「ったくもうそいつの世話係は精神病むだろうなって、見てて思ったよ」

 

「フフッ。それはそうとお酒は良いの?」

 

「はんぺん食い終わったから…鬼殺し」

 

「え、嘘いつのまに食べたの!?」

 

「まあね」

 

「…はい。鬼殺し」

 

「これだこれ」ゴクゴク

 

「そんな水みたいに飲んだって意味はないと思いますが」

 

「多分あると思ってる。それにその新人、扱いに困ってすぐクビにするかどうかで上が揉めてるらしいの」

 

「その新人どれだけ使えないんですかw」

 

「だよねー」

 

翌日 人里

 

「…んにゃ、リストラされてる…再就職まで金はあまり使えんな。さてどうしたものか」

 

手紙が来ているが何故かそれはリストラ通知だった。解雇通知って奴。なんでぇ?と思いたいが、あの新人に俺なんか言っただろうか?暴言吐いてそれでクビになったとか?…もしかして酒飲んでる隣の席に上の人いた?

 

「ま、どちらにせよだ。今日は一日寝てようかな」ゴロンッ

 

その日の夜 屋台

 

「…?今日来ないわね…」

 

「あー、すいません女将さん太陽礼拝一つ」

 

「ごめんそんなお酒も魚も提供してないの」

 

一週間後

 

「…さあ!今日採用か不採用かのアレが出てくるはずだ!さあ来いや!」

 

「配達でーす」

 

「はいはーい」

 

ずっしりとした段ボールを受け取る…ん?待って、紙だよな、普通…不採用で何か来てもこんなにずっしりとは…?ま、間違えたのかもしれないし宛先…もあってやがる何これストーカー?恐る恐る開けてみるべきか…!

 

「採用通知であれ採用通知であれ…!」チラッ

 

ダンボール<やぁ!中身は新鮮なお魚と鬼殺しだよ!

 

「…鬼殺しと魚…待て、俺こんなの頼んだ記憶が…良いか。魚は焼いて食うだろ?…酒は飲んだらダメだろうが!」

 

畜生タイミング悪いな!

 

その日の夜 屋台

 

「また来てない…?もしや配達が遅れて…むむー、考えてもわかんない…」

 

「今度こそ!女将さんカラーレインボー一つ!」

 

「カクテルかな?」

 

「ていうか最近女将さん挙動不審だよな」

 

「そう?」

 

「一週間前と今で存在しない酒の名前らしきものを言ってるお前が挙動不審だよ」

 

翌朝

 

「…仕方ない。迎えに行きますか!」

 

人里

 

「不採用しかねえよ〜ていうか魚は結局誰からだったんだよー…もうわっけわかんねーよー」

 

ドンドンッと音がする。うるせえ誰だゴルルァ!というギャグがしたかったなーと思いながら扉を開ける。はいガララッとどちら様でしょうか!…誰もいねえ!

 

「畜生外の世界で言うピンポンダッシュって奴か?クソッやられたな」

 

「お邪魔します」スッ

 

ガチャンッ

 

「誰か俺を養ってくれる気前の良い人はいないだろうか」

 

「いますよ」

 

「何奴!?」

 

あれ、この家誰かいたっけ!?幽霊!?やだこわい!

 

「って女将さんかぁ…」ホッ

 

「フフッ。慌てん坊さんね。それじゃあお料理作ってるから少し待ってて」

 

…ん?あれ、ん?なんで居るんだ?

 

「あの、なんで女将さんが?」

 

「あら、お邪魔だった?最近わたしの屋台に来てくれなかったから」

 

「…あれ、そうでしたっけ?」

 

「そう。寂しかったのよ〜?」

 

「そうだったんですか?」

 

「さ、これ食べたら屋台に行きましょ?」

 

「わかりました〜」

 

これ食ったら屋台か。…いや、騙されんぞ。なんでこれ食ったら屋台に行くんだ?

 

「あぶねえ騙されるところだった!」

 

「あら残念…そんなに信用ないかしら?」

 

「ないと言うよりスラッと人の心に漬け込む気がしてならん」

 

「ウフフ…それはともかくわたしの歌聞いてくれる?」

 

「良いですよ」

 

「それじゃあ」

 

そっから俺の記憶はない。そうだな、いわゆる目が覚めたらって奴だ。目が覚めたら夜、屋台で酒を飲んでいた。な、何がどうなっているのかはわからねーが、あの時何かされたということだけは分かった。俺は何か地雷を踏んだ気分だぜ…

 

「…んっ」

 

「良い飲みっぷり!久々に見たわね〜♪それじゃあ、こっち」

 

「…うわったた」

 

「ああ、もう。そんなに飲んじゃってたの?これじゃあ人里には帰れないわね」

 

「お…?」

 

「仕方ないわね。私の屋台に居ましょう。そのまま呑みつぶれたら妖怪に襲われるかも…なんてね♪」

 

何言ってんだこいつ。自分が妖怪だろうと言うツッコミは置いといて何故だ身体が言うことを聞かん。酒のせいか。こりゃ明日二日酔いコースですな。はーははは明日はゲロるつもりで生きるしかあるまい。

 

「…ん?なんですかその目?」

 

「眠い…」

 

「ああ、もうそんな時間でした?店閉めなきゃ…そこに居てくださいよ!」ユビサシ

 

「zzz…」

 

数分後

 

「ね、寝てる…!?」

 

「zzz」

 

「…ハッ!」

 

その時、ミスティアに電流走る。もしやこれこのまま毎晩屋台に来させることができるのでは?

 

「…善は急げ、ね!」

 

そこから少し離れた場所

 

「…大ちゃん、みすちーを見つけた」

 

「チルノちゃん、あれは大人の恋だから邪魔しちゃダメだよ」

 

 

 

 

 




ミスティア<金の成る木は育てなきゃ(建前)あの人の愚痴が一番聞いてて心地がいい(本音)
主人公…待て、なんか今変なことがなかったか?(常識改変)
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