東方純愛小話   作:覚め

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椛ちゃんは良いぞ。
予測変換で出にくいことを除けばだがな。
ただし純狐、てめーはダメだ


椛と怖がり

妖怪の山

 

「…何これ?俺どうなってんの!?」

 

「たった今捕まったんですよ。ものすごい隠れるの下手だしなんでか草木に紛れずそのまま寝てるし」

 

「ていうかここどこだよ!?」

 

「え?」

 

「説明してくださいお願いします」

 

「…なるほど外来人でしたか」

 

なんだこの野郎外来人ってどういう意味か言ってみなさいほら犬みたいだから野良犬トラップここら辺に仕掛けてやろうかってんだこのやろう

 

「…というわけです」

 

「わかりました」

 

畜生こいつ説明上手い

 

「さて…そうだったのなら話は別です。人里へ連れて行きましょう」

 

「人里…読んで字の如く」

 

「そうです。ほら、行きますよ?」

 

「なんで手出してくるんですか」

 

「…あ、おぶって行きます?」

 

「空でも飛んでいくんですか?」

 

「そうしないと人間感覚で2日くらいかかりますよ」

 

「おぶってください」

 

空!幻想郷の空!

 

「あ、そういえば幻想郷には妖怪が出没します。まあ見つかると十中八九食べられちゃうので気をつけてください」

 

「…ところでその妖怪っていうのは…」

 

「ああ、わたしも妖怪です」

 

「…もしやこれ俺食われます?」

 

「そんなバカな。次回からですよ」

 

「言い方ひどくない?」

 

翌日 人里

 

「生憎ホームレスは慣れていてね」

 

「貴方外の世界で何してたんですか?」

 

「それはそうと次あったら俺食われるはずでは?」

 

「妖怪の山に侵入したらです。今日は休暇を頂いていますから」

 

「そうなんだ…どこの世界も縦社会は大変だねぇ」

 

「私はあなたの生活ぶりが大変そうですけど」

 

「この新天地で働けるほどの気力はないですな。まぁなんとかなる」

 

「なりません。この幻想郷は外来人ってだけでもかなり肩身が狭いのに…少しでも愛想を良くしないと受け入れられませんよ?」

 

「外の世界でも中の世界でもどっちでも同じ扱いなんだ別に良いだろ」

 

「あれ…外の世界って確か楽園とか言われてたはずじゃ」

 

…外の世界が楽園だろうと地獄はあるだろうて。俺はもうホームレスの生活が定着して綺麗なところにいると蕁麻疹が出るとかいうどこぞの芸人みたいな生活になっている。俺がホームレス化したのは20くらいからだ。今?30近いよ黙ってろ

 

「というわけだ。帰りなさいな。食いつなげる気がしないから…まぁ明後日くらいにゃ飯ができるから」

 

「そんなやり方で言われてもですよ。その上貴方痩せこけてるから食べるところ少ないじゃないですか…」

 

「ありゃま」

 

「…仕方ないですね。私の家に連れて行ってあげましょう」

 

「なんか急に怖くなったんですけど」

 

「誰だって自分の行動で人が死ぬと考えたら嫌なものです」

 

「外の世界は他人に迷惑を掛けて死ぬ奴もいるが」

 

「知りません」

 

妖怪の山 犬走宅

 

「…肩身が狭いとは言うが、幻想郷で初めに会った人間が生き死にを決めるって言ったほうがいいだろ」

 

「まあ風見幽香のところに行って生きれる外来人はいませんからね」

 

「マジかよ風見幽香最低だな」

 

とは言ったものの、こいつの名前自体知らないのに俺にどうしろと言うんだ。急接近か?なにそれ怖い。ていうかここ綺麗だな…蕁麻疹が出そう。なんとか外で待機できるか願ってみる必要はあるけどこの布団毛がつきすぎじゃね?

 

「あ、その布団に付いてる毛私のです」

 

「白色…」

 

「尻尾ですから。全くこれで布団を買いに行くことになりましたね…」

 

「え?」

 

「ん?」

 

「…いつの間に俺泊まることになりました?」

 

「泊めてあげなければ死ぬでしょ」

 

「まあそうだけど」

 

その一週間後

 

「だからぁ、そいつが嫌いなんですヨォ〜」

 

「さては自分の飲み相手が欲しかっただけか?」

 

「それに!あっちの非を認めずに私に押し付けてくるんですから!」

 

「はいはい。ていうか結局俺外出れないし」

 

コンコン…救世主だ!その音は世紀末にバイクが飛び交う中、自転車のベルの音が鳴ったかのような安堵をもたらせた。ああよかった。助かった。ヘルプミーしなくて良かった…!そう感謝していると扉が開き…

 

「椛〜…?」

 

「んぇ?」

 

「あ」

 

「…どうやらお楽しみ途中だったようですね?」イラッ

 

「え、なにそれ俺知らな」

 

「なぁんですかぁ…文さんに渡しませんよ〜!」

 

「…椛の酔いっぷりと言ったら…そこの貴方も、椛との関係は知りませんが早めに縁を切らないと大変なことになりますよ」

 

「あ、はい…ていうか椛って言うんだ…」

 

「何文さんと話してるんですかぁ?あなたの話し相手は私でしょうよ〜」

 

「絡まないで…」

 

「もはや居酒屋…」

 

さらに一週間後

 

「…んがっ」

 

「寝てましたか?おはようございます」

 

「え、あ、おはよう」

 

「それでは仕事に行ってまいります」

 

「はい…」

 

「それでは」ガチャッ

 

…あれ、おかしいな。俺は確か仰向けに寝ていた。そして椛さんは腕立て伏せの状態で覗き込んでいた…つまり、俺が起きるのを察知して腕立て伏せの状態で待機していたか、椛さんが起きてから俺が起きるまであれで待機していたかだ。そして俺が起きるのを事前に察知するのは医学とかじゃなきゃ無理だ。あれ?もしかしてこれ…

 

「…やっぱやめとこ。なんか視線感じるし…」

 

さらに一週間後!

 

「あなた、最近露骨に私を避けていますね?」

 

「え?」

 

「答えてください」

 

「あ、いや別に避けてるつもりは」

 

「では何故私が帰ったら寝ているのです?寝ていなくともすぐに布団に入るし」

 

「え、あれは本当に眠くて」

 

「言い訳はいいんですよ。あなたが私を避けてる理由を聞いてるんです。言い訳は聞いてません」

 

「だから本当だって」

 

「本当?私が帰る前に鼻歌混じりで美味しそうな料理を作ってたのは?」

 

「…なんで知ってるんですか?」

 

「見ていたからです。ずっと」

 

「何それ怖っ」

 

「は?」

 

「あ」

 

「…怖いから避けていたんですか?なら、怖くないよう頑張るので避けないでくれますか?」

 

「なんか斜め上に行ったぞ?」

 

「努力をするので、この家にいてください。まあ貴方が仮にここを抜け出したら私が直々に殺しにきますが…」

 

「ヒェッ」

 

 

 

 

 

 




要望はなかったけどとりあえず作った椛ちゃん。
あとどう考えても地霊殿ハーレムが難しいのはお空とお燐とか言う知能が片方に吸われたコンビが存在しているからです
椛ちゃん…危なっかしい奴は監禁じゃゴラァ!
主人公…そのうち何とかなる!
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