東方純愛小話   作:覚め

94 / 201
パルスィさんことジェラシーモンスターです。
一年くらい遅れて海賊無双買いました。
4です。難易度が前作よりも地味に高くて草です。


パルスィとヤケクソ男

地底

 

「うぇーいw」

 

「何言ってんだこいつ」

 

「…こう見えてついさっき鬼にボコられて身に覚えのない借金で財産吹っ飛んで衣食住がなくなり自棄になっているのさ」

 

「…私の方が不幸ね!」

 

「なんだろう。すんごい腹立った」

 

はてこいつに勝るストレッサーは今後見つかるのか?当たり前だこんな奴が人生最大のストレッサーとか考えただけで虫唾が走る。反吐が出る。しかしまぁなんと言うか…こいつは度々鬼に呼ばれたりしているのだが、毎回こっち見てニヤリとするのはやめろ

 

数日後

 

「…そういや最近飯食ってねえなぁ…案外なんとでもなるんだな」

 

「はいこれ」

 

「…ジェラシーモンスターさん、あんたが俺にパンをあげるとかすごい裏を感じるんですけど」

 

「貴方にパンが取られてしまったわ。これで私の方が不幸ね」

 

「それが狙いか…まぁ、どっち道だ。ずっと寝ている気分でいたい」

 

「冬眠の準備?地上に妖怪の山っていう場所があって」

 

「そこに行くと問答無用で切られるんだろわかっとるわ」

 

「チッ」

 

「おい今舌打ちしたな?」

 

翌日 地上

 

「まさか来れるとは」

 

「…私のコネで地上に連れて来るのはパルスィだけの手筈なんだが?」

 

「今日は宴会やるらしいじゃない。私嫌よ」

 

「パルスィ…」

 

え、宴会?宴会があんの?何それ聞いてないんですけど?…いやいるはずのない妖怪だからそれもそうなんだけど。ていうか今目の前に鬼がいてクッソ怖いんですけど?嘘で身体覆うくらいしかできないんですけど!?

 

「…とりあえずその場所に行きたいんですけど」

 

「良いぞ!」

 

博麗神社

 

「鬼!退治せざるおえない!」

 

「待てそれは少し違うだろう。どれくらい違うかっていうと20年ずっとジャンケンでグーだったのにその次パー出したくらい違うだろ」

 

「ごめん全然わからないけどここが宴会の会場って聞きました」

 

「…誰?」

 

「俺が何故ここにきたのかは俺が知りたいです」

 

「…まあ良いわ。さっさと準備手伝ってちょうだい」

 

「あ、俺無理です」

 

「は?」

 

「鬼にボコられて腕の骨が抜かれてます」

 

「あんたどうやって腕動かしてんの?」

 

「バレたか」

 

その日の夜

 

「宴だい!」

 

「萃香呑んでるか〜!?」

 

「呑んでるとも〜!」

 

「…やばいすっごい帰りたい」

 

「ていうか霊夢こいつ誰だ?」

 

「本人自体何でいるのか知らないらしいわ。鬼に連れてこられたらしいけど」

 

「…訳アリってやつか。仕方ないわな」

 

なーにが仕方ないだ。俺の体に仕方ない部分があるのか?と聞きたい気分だがこの女多分並の鬼より強い。俺の顎がガタガタ震えてる。確実に俺より強い…俺地霊殿の主人より弱いけど。

 

「あら、一人寂しく?」

 

「だまらっしゃい。あんたが連れてきたんでしょ」

 

「一人寂しく呑んで…!」

 

「なんだそのハッとした顔は」

 

「私よりも不幸ね…!?」

 

「待て待て待て待て」

 

「まあ良いわ。おひとり様同士一緒にお酒を飲みましょ」

 

「はいはい」

 

…そっから先の記憶が曖昧である。ただ何故か何かから逃げてた記憶はある。

 

地底 パルスィ宅

 

「ん…?」

 

「あら、今起きたのかしら?妬ましい」

 

「…なんで俺お前の家に?」

 

「やっぱり覚えてないのね。その記憶力の弱さが妬ましい。そのせいで私は…」ブツブツ

 

「何この人怖い」

 

「とにかく、ずっとここにいてもらうから」

 

「は?」

 

「だって言ってたじゃない。『誰かの家に住みたーい住み着きたーい一生閉じこもりたーい』って」

 

「…え?え!?え!?!?ま、う、嘘!?」

 

「本当よ。勇儀に聞いても分かるわ」

 

「でも何故パルスィのお宅?」

 

「ん?気がつかないのかしら?妬ましい。貴方が私よりも不幸だということ。それが気に食わない。だから私は貴方に幸せになってもらう」

 

「ちょっと手順がおかしいんじゃねえの?」

 

「同じようなものよ。私にとっては…ね」

 

さてそうと決まれば再開だと言わんばかりに何故かキッチンへと向かった…ん?料理作ってくれてるのか?そりゃ嬉しいがこれじゃヒモになっちまう。本能が許しても理性が許さないぞこの野郎。なんとしてでもここから脱出を

 

「ちなみに」

 

「?」

 

「脱出したら…嫉妬で狂わせるから」ギロッ

 

「ひゃいんっ」ビクッ

 

二日後

 

「勇儀!」

 

「ほーん…こいつがパルスィのお気に入りね」

 

「眩しっ…な、何?」

 

「鬼が来たぞ。お前をボコし」ガキッ

 

「…それ以上言ってみなさい勇儀。顎の骨外して握り潰すわよ」

 

「おっと〜…ジェラシーモンスター…」

 

「それで良い。ごめんなさいね、眩しい思いさせちゃって…」

 

「いや、別に良いけど…何これ、クソ怖いんですけど」

 

「勇儀、今日は帰って」

 

「わかってら」ガチャッ

 

「あー怖かった…鬼なんてトラウマそのものだよ」

 

「あ、そういえばそんなこと言ってたわね。ごめんなさいね、私が勇儀を止めれなかったから…」

 

「いやパルスィさん?なんか怖いよ?」

 

「ごめんなさい…」ギュッ

 

「あぅっ…いや、だから良いって。ちょっと聞いてる?」

 

「え?あ、そ、そうね。気にすることじゃ…」ミシッ

 

「手を離せ!」

 

危ねぇこいつに後少しで体千切られるところだった!化け物かよ!?たしかに妖怪だろうが人間だろうが切れたら何故か急に強くなる奴はいる。だがしかしあんた切れてない上喜怒哀楽で言ったら哀…元が強いのか!

 

「嫌よ」

 

「なんで!?」

 

「貴方が私より少しでも不幸なのは許せない。それに貴方、この状況嫌ってわけじゃないでしょ?」

 

「んぅ合ってる」

 

「それなら良いじゃない。これからもずーっと一緒よ?私より不幸なのは許さないから」ニコッ

 

 

 

 

 

 

 




俺の好きなヤンデレはどこだ…!?
パルスィ…不幸せは許さない。だからこそ、私より不幸は許さない。
主人公…うるせー黙ってろ!(この後パルスィさんが美味しく頂いた)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。