行くでガンス
ふんがー!
フィンガァァァァァ!
という訳でもう一回きっちりとやり直したかった博麗霊夢です。
博麗神社
「…あっつ」
「扇風機も何もないのに何しに来たの?」
「賽銭箱に2000円入れたから勘弁してくれ」
「マジか」
「熱い。これ焼ける。こんがりジューシーに焼けちまう。逃げろ逃げろ…」
「というか、あんた賽銭以外にもなんか用事あるでしょ」
「ん、ああ。まあ、変なことだが…」
「?」
「次の宴っていつやるんだ?」
「今ここで八つ裂き希望?」
「難聴にも程がある」
何をどうしたら次の宴いつやるが今ここで八つ裂き希望になるんだ。難聴っていうか幻聴だろ。俺の知ってる幻聴の域超えてるけど幻聴だろ。幻聴じゃなかったらただ単に俺クッソ嫌われてるって話だからな。
翌日 人里
「なんでこんな熱いんだ…」
「さあな?少なくともお前が私の手伝いをするのが異常すぎて暑いのかもな」
「慧音先生最近口悪いですよ病院行ったらどうです?」
「こんな口を悪くできるのもお前みたいな奴だけだ」
「…そういうもんですかね」
「そういうことだ」
数分後
「…暑すぎて熱中症」
「大丈夫か?やっぱり慣れないことをすると身を滅ぼすな」
「貶してんのか慰めてんのか警告してんのか」
「その他だな」
「外道め」
「外道はお前だろう。全く…昨日聞いたぞ?賽銭箱に2000円入れたとか言って、本当は200円だったと霊夢から」
「巫女さんから?おかしいなそんなはずねえんだが」
「嘘つけ」
「…あ、たしか2000円入れようとしてやめて200円にしたんだ」
「やっぱ外道はてめーじゃねえか!」ドゴォッ
「ぶほぁ!?」
一週間後 博麗神社
「どうだった?慧音の頭突きの威力は」
「…頭突きされたせいで足の骨折れた」
「あんたどんな身体してんの!?」
「うるせーやい…全く。慧音先生もひでぇことしやがる…ん?」
「どうしたの?」
「お前なんで俺が頭突きされたこと知ってんの?」
「慧音から聞いたからよ」
「…そういうもんか」
「ちなみに熱中症になったこともトイレ行こうとして倒れたのも」
「怖い怖い怖いなんでお前そんな知ってんだよ」
「…さあ?なんでかしら」
「余計怖えよ」
何この巫女。怖すぎて超逃げたいんですけど。逃げて良い?今すごい逃げたいから逃げて良い?ていうかトイレ行こうとしては慧音先生にも言ってないぞ。まさか慧音先生が察した?いやあの人そんな勘ないだろうし
「ねぇ、ところで今日のお賽銭は?」
「ん?無い」
「は?」
「なんてな。500円」
「は?」
「…2000円」
「ありがとう!」
「現金なやつ…」
「今日は泊まって行っても良いわよ!」
「なんでかなぁ」
なんでかな。とても嬉しいはずなのに嬉しく無い。それどころかとても嫌な予感がする。なんでだ。巫女さんがいるのに嫌な予感がするのはなんでだ。おかしいじゃないか。…つまり俺の勘違いってわけだな。うん。そうだそうに違いない。
その日の夜
「ねぇ」
「どうしました?」
「慧音に頭突きされた所どこ?」
「んぇ?そりゃあここで」
「せいっ」ゴツンッ
「ほぎゃぁっ!?」
「…これで上書きね」
「染み込んだけど!?」
「うるさくしないで。寝れないじゃない」
「待って!?ねえ待って!?今の何!?上書きって何!?」
「…そのまんまの意味だけど?」
「怖えよ!」
翌朝
「ちょっと待てどういうことだ」
「?泊まったんだし朝ご飯も食べていきなさいよ」
「違う、そうじゃないんだ。周りのお方たちは」
「…ああ、紫のこと?」
「ゆかりんきらり」バゴギッ
「…悪かったわね。あいつ、結構めんどくさい妖怪だから絡むのは注意したほうがいいわよ」
「ちげえそういう意味じゃねえ」
「どういう意味よ」
「なんで俺こんな心臓バックバクさせやがる連中と飯食わなが」ガシッ
「…今のもう一回最初から言って?なんで俺こんな…の次」
「え?心臓バックバクさせやがる」
「そこ。なんで心臓がバクバクするの?」
「殺されたくないから」
「真面目に答えて」
ねぇ真面目に答えてるんだけど俺これ多分アレだよね。緊張してるからの意だったんだけど通じてないんだよね。言葉を形にしなきゃいけないんだよね。はーめんどくさ…
「緊張するから」
「…そう。なら良かったわ」
なら良かったってお前何が悪いんだよ20字以内で答えやがれ
「ちょっと霊夢酷くない!?」
「紫が悪い。そして帰れ」
「いけずー!」
「生贄になりたいのなら手伝うけど」
「ちぇっ」
「…消えた」
「さて。これからのことなんだけど」
「うい」
「貴方には一生ここにいてもらうわ」
「…おかしいな。俺難聴になった記憶はないんだけど、もう一回」
「貴方には一生ここにいてもらうわ」
「…あ、あはは。俺今日約束事があるんだ」
「それなら昨日泊まって行かないでしょ?」
「うぐっ」
「…何?私と一緒は嫌なの?」
「あいや、そういう訳では」
「目を合わせて」
「…っ」
「なんで?なんで私と一緒にいたくないの?答えなさいよ」
「あ、いや、なんと言いますか…ほら、博麗神社に住んでていいのかなって…はは…」
「私と一緒にいるのがなんで嫌なのかを聞いてるだけで博麗神社に住みたくない理由は聞いてないけど?」
「ぬぅ」
「答えなさいよ。答えなくても一緒だけど」
「女と暮らすのに慣れてない」
「嘘」
「何故バレた」
「嘘つく時少しだけ声が高くなるから。で、次はどんな嘘を吐くのかしら」
さてどうやって嘘とバレずに嘘を吐くべきか。声が少し高くなるのなら元から高くするか…いや、多分無理だな。わざとらしい。そうだ、()を入れよう。お前(以外)が嫌いなんだよで行こう。多分バレないはずだ。多分。
「…だーもう面倒。お前が嫌いなんだよ」
「それが理由?」
「そう。嘘はついてねえから声も高くはなってないでしょ」
「ええ。嘘じゃなかったわ。確かに嘘じゃなかった。でも…」
「ん?」
「私が嫌いならどうにかして私を好きになってもらわないと。どうにかして…」ブツブツ
…あ、もしかして墓穴掘った…?
…ちゃんとやり直せたんだよな…?
霊夢さん…嘘つきだけど好き!
主人公…嘘は得意だけど得意じゃない