すとらとす・ぱーてぃー   作:呉槻斗牙

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今日は頑張ってプロローグ終わりまで……頑張りたい、かなぁ……


中編くらいになる訳だby聖

 ―――――――壱

 

 

 そして俺が……いや、俺たちがこの世界で再構築されてから、取り敢えず10年と言う歳月が過ぎ去った。

 

 転生した時点から自我は無かったから特に何にも語る必要はないだろう。つーか、語れない。

 

 小学生2年ぐらいからちゃんと(?)一気に全てを理解出来るようになって東條の事を思い出し、おもわず叫んだのは良い思い出だろう

 

 一気に大量な知識が頭に入ってきたからなのか、1週間ちょいくらい知恵熱でくたばってたのも最早思い出レベル

 

 んで、東條の事なんだけど……結論から言うと、東條は……いや、篠ノ之はすぐに見付かった。

 

 勘の良い奴なら分かっただろ?

 そう、あいつの今の姓は篠ノ之なんだ。

 そして、ついでに言うと俺の姓は織斑だ。

 

 此処まで言えば分かるな?

 

「お~い!春秋~!!」

 

「……ん?あぁ、一夏か」

 

 俺こと百瀬春秋改め織斑春秋は、織斑一夏の双子の兄に……

 東條聖は篠ノ之聖として、箒ちゃんの双子の兄となっていた。

 

「どうかしたか?一夏」

 

「今日も千冬姉遅いからさ、晩飯買いに行かないとって給食の時に言ったじゃないか」

 

「そうだったか?」

 

 少しおどけた風を装いながら、一夏の歩幅に合わせる。

 

 世界が変わるまで――27分54秒。

 

 ―――

 

「今日は何にするんだ?一夏?」

 

 現在の織斑家の食事情は、全て一夏によって管理統括されている。

 

 俺も作ろうと思えば作れなくはないが、美味くもなく不味くもない平凡な味しか作れないのは最早分かっているので一夏に任せた方が良いと諦めた。

 

 ……千冬姉よりはマシだから別に良いんだよ。

 

「そーだなー。春秋は何か食べたいモノとかあるか?」

 

「んー……。美味ければ何でも良いな」

 

「そういうのが一番困るんだよ」

 

 一夏は苦笑していた。

 最近、千冬姉が篠ノ之の家に入り浸って何かをしているようで、千冬姉と会えない一夏はふと悲しげな表情を時折浮かべていた。

 

 俺は精神だけなら成人も近いレベルだから問題ないかも知れないが、年相応の一夏にとって家族は俺と千冬姉しかいないんだ。

 

 そんな一夏が苦笑だが笑っている。

 いや……一夏にはずっと、笑っていてほしいんだ。

 それが、俺のエゴだったとしても

 

 

 そんな事を考えながら一夏と談笑していると、スーパーまで到着。

 

 スーパーに入った瞬間、俺は一夏の荷物持ちにジョブチェンジし、一夏の後に付いていく。

 

 どうやら今日の晩飯は魚系統のようだ。肉と魚だったら迷わず魚を選ぶ一夏にお前は本当は何歳なんだよっ!と突っ込みたくなるが割愛

 

 買い物も無事に終了。

 

 外に出た俺たちは、周りが騒がしい事に気が付いた。

 

 そして……

 

 

『――日本へ有に千を超すミサイルが発射された模様です。政府は――』

 

 世界は変わり……物語の基盤が整っていく

 

 俺の首に架けられたネックレスが、そんな俺の気持ちを察するように……光った気がした。

 

 

 ――Side 聖――

 

「壮観だな」

 

 不敵な笑みを浮かべながら、俺こと篠ノ之聖はそう呟く。

 

 此処は某所の沿岸部。目の前に広がるのは、切迫としか形容しようの無いほどの形相をした自衛官たち

 

 その形相の理由は、簡単だ。千を超えるミサイルが日本にやってきているらしい。

 

 誓って言うが、この世界の我が姉は関わっていない。

 さっき春秋からこの事件に関わってるのか、などと言う電話が掛かって来たがなんだったのか。

 

 原作知識は春秋しか知らないので原作では関わっていたとかそんな所なのだろう

 

 この世界の我が姉は、この事態にISと言う装備で身内みんなを護るのだとかなんとか言っていたが……大丈夫なのだろうか?

 

「まぁ、いざと言う時には俺が出れば問題ないだろう」

 

 ふと空を見上げる。

 

 そこには……白の騎士がただ、そこにいた。

 

 ―――

 

「さて、と」

 

 結果だけ言うなら、日本に放たれたミサイルは白の騎士は量子変換された剣によって5分足らずで撃墜された。

 

 しかし――

 

「まぁ、そうなるのは分かりきってはいたが……」

 

 自衛官たちの対応に大袈裟に手を頭に当て、溜息を吐く。

 

 自分たちとは明確に違うモノに対する一方的な恐怖。

 それによる自衛と言う体裁で行われる滷獲行動

 

 人はどの世界でも、やる事は変わらない……か

 

「いつだって愚かで、浅はかで、自分勝手だ」

 

 その呟きは誰にも聞こえる事はない。

 

 急に気分が萎えた俺は、ゆっくりと踵を返す。

 

 空は未だに、爆炎に彩られたままで――

 

  《金属は生きている》

 

 しかし世界はゆっくりと、だが確実に、ISと言う存在に書き換えられていくのだった……。

 

 

 ――Side 春秋――

 

 

 世界が本格的な女尊男卑社会へ変わってから4年、白の騎士によってミサイルが迎撃された事件……白騎士事件から5年の月日が経った。

 

 ISと言う存在が正式に発表されてから1年と言う期間で、世界は劇的に変わった。

 

 何故か?

 ISが女性にしか動かす事が出来ないからだ。

 

 ISは元々宇宙空間での活動を想定して作られたマルチフォーム・スーツらしいが、兵器としての一面が前面に出てしまっているのが現状となっている。

 

 故に、言葉に出してはいないが、女に逆らえば男と言う種族を滅ぼしても構わない。と言う雰囲気と行動が世界の女と言う種族に満ちていた。

 

 女尊男卑社会構成当初はもっと酷かった。

 ISと言う小説を俺は知っていたが、理解していなかったし、現実はもっと悲惨だと思い知らされたのだ。

 

 一部ではあったが、一方的な侮辱と暴力が街でも見掛けられ……男が女に凌辱される事もあった

 

 僅か数年間で男性の自殺率が大幅に増えた。

 

 男女逆転現象とも揶揄された問題だ。いや――隠そうともしない今の女たちの方が、質が悪いのかもしれない。

 まぁ、男と言う立場上、そう思うだけなのかもしれないが。

 

 そんな時に現れたのが、織斑一夏。俺の弟だ。

 

 名目は、世界で初めて男がISを起動させた、だ。

 

 この出来事は世界に激震を与え、世界の男全員にISの適性検査の再施行が行われた。

 

 そして、新たに現れた男のIS操縦者の数は、政府が調べた限りその数は――

 

 

 

 

 

 

――零だった

 

 

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