すとらとす・ぱーてぃー   作:呉槻斗牙

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今日はこれで終わりになるかと。

プロローグ部分のよく分からない状況でお気に入りに登録してくださった方々には本当に感謝!
これから、よろしくお願いいたします

PS 設定を軽く書こうとしたら1,000文字からしか無理なんですねー……前書きとかに少しずつ書こうかどうしようか……

まぁ、本当に軽くなんですがね


クラス代表決定戦とは
例のあの人、襲来しますby春秋


 

 ―――――――参

 

 

「あー……」

 

 参った参った。これはマズい。ダメだ。ギブだ。

 

「聖、クロノ。本当に久しぶり!」

 

 一時間目のIS基礎理論授業が終わって今は休み時間。けれど、この教室内の異様な雰囲気はいかんともしがたい。

 

 前の席にいた一夏は千冬姉が出ていった刹那にこちらに近付いて来てた聖とクロノに向かってダッシュ

 

 3人が思い出話に華を咲かせている今、俺以外は全員女子。

 それはクラスだけではなく、学園全体でもそうなのだから胃が痛い。

 学園での男子率は確実に一パーセントなのだ。

 

 世界でISを使える男が複数現れた、というのは世界的にもニュースになったらしく、学園関係者から在校生までもみんなが俺たちのことを知っているらしい。

 

 結局、何が言いたいかと言えば、廊下には他クラスの女子、二、三年の先輩らが詰めかけている。しかし女子だけの空間に馴染んでしまっているのか、なかなか俺に話し掛けると言うことはしない。

 

 一夏なんか楽しそうに2人と話していたりするから余計にだろう。

 

 もし一夏が不機嫌になれば、マイナスイメージしかつかなくなるしな。

 

 ちなみにIS学園は世界でここしかないのだが、ここに入学するために事前学習としてIS学園を授業に組み入れている学園は多いらしい。

 

 そしてその学園は百パーセント女子校。つまり、この学園の女子はほとんどが男子に免疫がないわけで、しかも世の男というのは、非常に今、辛い立場にある。

 

 少し前にも言ったが、ISが発表されて今年で五年が経ち、世界はゆっくりとしかし確実に変質を遂げた。

 

 現行の戦闘兵器はISの前ではただの鉄クズに等しく、それ故に世界の軍事バランスは崩壊。

 しかも開発したのが日本人だったので、日本は独占的にIS技術を保有していた。

 

 当然危機感を募らせた諸外国はIS運用協定――通称『アラスカ条約』によってISの情報開示と共有、研究のための超国家機関設立、軍事利用の禁止などが決められた。

 

 そうすると今度は【どれだけIS操縦者が存在しているか】と言う点が、即その国の軍事、または防衛力へと繋がった。

 

 IS操縦者は女しか存在しない……そうなれば、どの国も率先して更なる女性優遇制度を施行した。

 

 馬鹿でも分かりやすく結論を言うならば、ここ五年で『女=偉い』という構図が完全浸透どころか一般常識みたいになったし、前に話した以上の事も水面下でだが起きるようになった。女尊男卑社会がより酷くなった、と言う訳である。

 

 聖はよく『誰が偉いかなんてどうでも良い。結局は繰り返しでしかないんだからな……人って言う存在はとても愚かなんだよ』とごちっていた。

 

 まぁ、そんな社会の中に、突然対等の立場の『男』が現れると、当然まず第一に好奇心が湧くと言う訳で……

 

 そして、今の状況なわけだが……

 

「ちょっとよろしくて?」

 

 嘘だと言ってよバー○ィ……この休み時間じゃないでしょ?次の休み時間でしょ?この人が襲来するのは。しかも何で一夏じゃなくて俺にくるんだよ

 

 ……そうか、そういう事か、ソウイウコトダッタノダ。

 謎は解けたぜ!

 ――この人は、一夏と俺を間違えてるんだ!!

 

 我ながら素晴らしい推理だ。しかし時間はないようだ、例のこの御方通りならば苛々し始めている時間帯だからな

 

「一夏なら向こうだぞ?」

 

「知っていますわ。貴方の御名前は織斑春秋さん、でしょう?」

 

「なん……だ、と」

 

 IS学園に入ってまだ数時間しか経っていないが、本気で戦慄した。

 

「あちらの殿方たちはお話中みたいですから、先に御挨拶をと思いまして

 私の名前はセシリア・オルコット

 一応、イギリスの代表候補生などをしておりますわ」

 

 IS学園に入ってまだ数時間しか(ry

 

 そんな馬鹿な……

 セシリアが奥ゆかしい、だと……!?

 

 優しい笑顔を浮かべながら手を差し伸べるセシリアに俺の頭はオーバーヒート

 原作と違い過ぎて発狂しそうになるレベル

 

「……どうかされまして?」

 

「……え?あ、いや……よ、よろしくなオルコット」

 

「セシリアで構いませんわ。……その代わり、春秋さんとお呼びして宜しいかしら?」

 

 俺のオーバーヒート仕切った頭は完全にフリーズした。

 いや、待て……落ち着くんだ織斑春秋!!

 原作との違いに何を戸惑っているんだ!箒ちゃんと束さんなんか超絶ブラコン化して一夏も俺に懐いて……なつ、いて……

 

 何故だろう、涙が止まらないや

 

「い、いきなりどうしましたの!?私、何か粗相でも致しました!?」

 

「心配しなくて良い。彼の精神がかなりおかしいだけだからね」

 

 クロノ が 介入した

 

 何か酷い事を普通に言われた気がするけど、今だけは感謝するよクロノ。

 いつも空気が読めないKYでエイミィにボコボコにされてるけど、やる時はやるんだね!

 

「……何か酷く失礼な事を考えていないか?」

 

「クロノ」

 

 聖の呼び掛けに振り返ると……絶妙な角度で俺が写っていないセシリアとクロノのツーショット写真をメールで送信した。

 

 宛先は……エイミィ

 

「なん……だ、と!?」

 

 クロノ は ご乱心した

 

 直後、クロノの携帯が自己主張しだした

 携帯にはバイブレーション機能が付いている事は知っていたが、クロノ自身にもバイブレーション機能が付いているらしい。

 

 ガクブルと身体が震えてる。だれがとか野暮な事は言わないが。

 

「聖……!き、君はなんて事をしてくれたんだ……!!」

 

「エイミィからクロノが浮気しそうになったら知らせるように言われているからな。

 

 それより……

 デンワ、デナクテイイノカ?」

 

「……これでもし、ボクが帰って来なかったら――春秋、一夏……後は頼む」

 

 クロノは死地に赴く一般兵のように痛惨な表情でそう言い切ると、ダッシュで教室を飛び出していく――

 

 ――かと思ったが、千冬姉に捕まった。

 

「何処に行くつもりだ?ハラオウン。休み時間は終わりだぞ」

 

「織斑先生……ボクはこの電話に出ないと――死ぬんです」

 

「何を馬鹿な事を言っている。さっさと席に着け」

 

「どうしてこうなったんだろうな……」

 

「クロノ……強く生きてくれ……」

 

 千冬姉を抜こうとしたクロノは速攻で千冬姉に捕まり、折檻が確定したりしたのは、また別の話である。

 

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