ストックを貯めるなんて事はせずに投稿
夜にも投稿出来るように頑張ります!
……でも、うp出来なくても攻めないでね(ニッコリ
ーーーーーー捌
「昨日は酷い目にあった……」
あの後、逃亡に失敗した俺は、簡単に更識に捕まった
聖が助けてくれるまで他愛ない質問と際どい質問を巧みに織り交ぜて質問してくる更識
余計な事を言わないように必死で殆ど内容を覚えていないが、どうせ大した事は無い……と良いなぁマジで
「何をやっている」
「あぁ、聖……昨日のーーお前こそ何をやっている」
遠い目をしていた俺にいつも通りの声が届き振り向く
するとそこには、のほほんちゃんをお姫様抱っこした聖が居た。
部屋からそのまま通って来たのか後方が五月蝿い
この状況で寝続けられるのほほんちゃんは間違いなく大物だろう
呪詛を呟きながら竹刀を握り、一夏に詰め寄っていく箒ちゃんは見なかった事にしよう
俺は呪い殺されたくないし
「起きる気配が無かったからな」
だからって寝間着ののほほんちゃんをそのまま連れてくるってのもどうなんだよ……
「……あ、クロノ」
いつの間にかこちらと合流していた我が愚弟、一夏の声に聖すら反応を見せ視線を向ける
そこにはーーー
知らない背の高い女子生徒にお姫様抱っこされているクロノの姿が
「どうしてそうなった!?」
「ふむ……斬新だな」
「あの人がクロノのルームメイトか?」
心なしか顔色が悪いと言うか、げっそりしているクロノは気絶中らしく状況が全く理解出来ない
「……君たちが、織斑と篠ノ之?」
「あ、あぁ……俺が織斑一夏でこいつが春秋、女の子をお姫様抱っこしてるのが聖だ」
「ん……
二年一組、結城(ゆうき) 綺羅々(きらら)」
「「ん、んんぅ……」」
一言で言い表すなら不思議系なお姉さんタイプと言った感じの結城先輩の自己紹介に呼応するように目を覚ます二人
「ふぉあああっ!?
此処は何処だ!君は誰だ!ぼ、僕の名前はーー」
「あれ?あれ~?ど、ど~して私、しのむ~にお姫様抱っこされてるの~!?」
「此処は食堂。私はきらら。君はくろの」
「後五分寝かせてくれって言ったから運ぶ事にした」
ここまで驚きを表現出来る人間も、ちゃんと質問を返す人間も昨今居ないんじゃなかろうか?
「いつまで食べている!食事は迅速に効率よく取れ!遅刻したらグラウンド十周させるぞ!」
不意に食堂全体で千冬姉の声がよく通る
途端、食堂にいたほぼ全員が慌てて朝食の続きに戻った。
「朝はちゃんと食べろ」
「おにくもやさいも、大事」
お前らはマイペース過ぎだろうが!
千冬姉がギンっと睨むと、結城先輩はびくっと身体を震わせて食事を高速としか言いようのないスピードで食べ、走り去って行った
聖はそれでものんびりとしていてスープコンソメを啜りながらディ・モルトブオーノ……とか決め顔で言っている
俺自身、もう何を言っているのか分からない
ただ、何気に発音が良くてムカつくのは凄い分かった
「言いたい事はそれだけか?篠ノ之兄?」
「……あぁ、成る程」
時計を見て千冬姉の表情を見て、千冬姉の怒っている理由をようやく理解した聖はーー
「ト○ンザム!」
赤色の何かが通り抜けて行ったかと思えば、食堂には俺と千冬姉しか居なくなっていた。
「…………」
「…………」
もう本当にさ、一夏とか他の人たちはいつの間にって感じだよねー
千冬姉の視線が痛い
まぁ、予鈴まで残り二分だし普通に行けば間に合わないので千冬姉のお怒りもごもっとも
仕方ないので俺もトラン○ムとかそんなので脱出したい所なんですが……
アマツマガツチにも付いて……ないよなぁ……
色んな意味で諦めた俺の脳細胞が二万五千個ほど潰れたのは言うまでもない。
ーーー
「織斑弟、お前に専用機が支給される事が決まった。
1週間程で到着する予定だが、クラス代表決定戦までに間に合う位で考えておけ」
「はぁ……?」
一時限目が終了し、教室から出ていこうとしていた千冬姉が思い出したように振り返りそう言い放つ。
一夏は言われた内容を全く理解している様子などないが、逆にクラスメイトたちはざわめき立ち始める。
「え!?こんな時期にもう専用機が支給されるの?」
「いいなぁ、私も早く専用機が欲しい」
未だに理解出来ていない一夏の頭に出席簿が襲来し──
「ふぐっ!?」
「全く、授業中にお前は何を聞いているんだ。
教科書の24ページ5行目を読んでみろ」
──溜息混じりに言われ、一夏は渋々教科書を読み始める。
「ええっと、現在、世界中にはISコアが467個しか 存在しておらず、ISコアを作ることができるのは篠ノ之博士だけで──────」
「まぁ、つまりだ一夏。
数少ないISの1つをお前に渡すから貴重な男のIS操縦関連のデータ頂戴ね
あ、他のISの戦闘時のデータくれても良いんだよ?って所だ───ぐはぁ!?」
「───本来なら専用機は国家代表、もしくは企業に所属している者……そして、一定の実力を持つ代表候補生にしか与えられない。
だが、お前の場合はデータ収集が目的で専用機が与えられる……筈だった」
せっかく一夏に説明している最中にいきなり空爆(出席簿チョップ)落とすとか……脳細胞朝から死にまくりで色々と心配になってくる
ハゲとかハゲとかハゲとか。
ハゲになって生涯独り身になったらどう責任を取ると言うのか!
千冬姉のだらしなさを暴露するまであります!とか考えているとまた空爆の準備を始めたので慌ててクロノの後ろに退避
「……春秋くんはクロノくんと、と」
更に後ろの女子に呟かれ精神がガリガリと削られていくんだが。
「だった、とは?」
そのクロノの質問に答えを返したのは聖だった。
「昨日、我が姉と箒と3人で食事をしていた時にIS委員会から一夏にISの打診があったと言う話題になってな
倉持技研、だったか?日本の代表候補生の専用機開発を後回しにして一夏の専用機開発に着手しようとしていたからその機体を引き取って主に我が姉が仕上げる事になった」
おー……とか間抜けに言っている一夏はこの重要性を理解してはいないんだろうが、もう少し様々な背景を考えると言うのをしてほしいんだが。
聖は聖でこれで第4世代の雪片だけじゃなく、一夏の専用機の魔改造を確定させるような事をするし……
まぁ、異世代二機(端から見たらクロノも異世代に見えるらしいので三機)に囲まれた最初に見付かった純正ISの適合者だからある一定の力量とスペックが無いと自身の安全と言う観点からも難しくなるからな
……それに、第二回モンドグロッソの件を一番気にしているのは、実は聖だったりするからな。それもあるんだろう。
「あの先生。思ってたんですけど、篠ノ之さん達って……もしかして、篠ノ之博士の関係者なんでしょう か?」
「そうだ、篠ノ之達はアイツの姉弟だ」
意外と姉弟とか思われてなかったのね……
あの人見知りの束さんがあれだけ目をキラキラさせてまるで自分の事のようにドヤって発表会見してたからとっくの昔にバレていたものだとばかり思ってたよ
「ええええー!すっ、すごい!このクラス有名人の身内が4人も居る!」
「ねぇねぇ!篠ノ之博士ってどんな人!やっぱり天才なの!?」
「篠ノ之さんも天才だったりするの!今度ISの操作教えてよ!」
「私なんかより兄さんの方が何百倍も凄い!
一人で世界を滅ぼせるんだ!!」
ちょっとまてーい!!
なんでそんなにキラキラした目で、満面の笑みで滅ぼせるんだ(キラッとか言っちゃってるの箒ちゃーん……
いや、そうだろうけど!そうなんだろうけど!!わざわざ女子が聖じゃなくて箒ちゃんに話し掛けた時点で、あまり男子には良い印象を持ってない女子だって事ぐらいは見抜こうよ!
今まで俺が必死こいて原作にも負けないシリアス(笑)で一生懸命頭良さそうな台詞回しとかしてたのに全て台無しだよ……
「さて、授業を始めるぞ山田先生」
「はっ、はい!」
なんかもう、ね……人生って儘ならないや
──────
四時間目の授業まで終わり、とりあえず一夏に渡されるであろうISの重要性を教えてやらねばと思い前の席に向かうが、俺よりも先に元へ辿り着いた人物が居た。
「安心しましたわ。
まぁ、まさか訓練機でこの私と対戦しようと思ってなど居なかったでしょうが」
リリシアは今日も絶好調のようである。(一人でマシンガントークしてドヤる意味で)
一夏が完全にロックオンされていて俺に被害がないから良いんだけどな
「まぁ、一応勝負は目に見えてますが流石にフェアではありませんものね?
ご存知ないのでしょうが……この私、リリシア・オルコットはイギリス代表候補生の一人……つまり、今の段階で専用機を持っていますの」
俺も聖も専用機はもっていますの。しかも、クロノの機械は喋りますの事よ!……って俺は何を考えているのやら
「へぇー……セシリアも持ってるのか?」
「えぇ。僭越ながら私も、専用機をいただかせてもらっていますわ」
イヤーカフスを一夏に見せながら微笑むセシリア
その様子をリリシアが黙っている訳もなく……
「私を無視するなんて良い度胸ですわ!
それにセシリア!こんな野蛮人に近付き過ぎては危険ですわよ!?」
聖とクロノに視線を向けると、なんかのほほんちゃんと良い雰囲気で何かの設計図を見ていた
俺もそっちに行きたいでござるー……
動いたら多分バレて絡まれるから出来ないけどな
「……こほん。
先ほど授業でも言っていたでしょう?ISは世界で467機。その中でも専用機を持っているのはつまり、全人類六十億人超の中でもエリート中のエリートなのですわ!」
「そうなのか?」
「有り体に言ってしまうのなら、そう言っても良いかもしれませんわね」
「 ふーん……セシリアがそう言うならそうなんだな」
なんか普通に一夏とセシリアが良い感じに見える不思議……箒ちゃーん、鈴ちゃーん、一夏が取られそうだよー
「あなた!本当に馬鹿にしているの!」
「いやそんな事は無い」
「だったら何故棒読みなのかしら!」
「何でだろうな」
お前ら実は仲良しだろ。
なんでそんなに息がぴったりなんだよ
そんなこんなで、二日目のIS学園は過ぎていくのだった。
今から頑張る