Re:ゼロから苦しむ異世界生活   作:リゼロ良し

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(モフモフ+フカフカ)×2

「十中八九……。多分間違いない。スバルが戻ってる(・・・・)。……その引き金(トリガー)は……」

 

 

完全に気を失ったスバルを担いで、彼の為に用意された寝室にまで連れて帰ったツカサ。

一応、部屋を聞いていてよかった……と思ったのは言うまでも無い。

 

このロズワール邸は異様なまでにデカいから、1つ1つ確かめるのは大変だし、何より 確かめようにも、そこがスバルの部屋だと確証出来る保証もない。

 

血だらけになった衣類は、レムやラムが洗濯する為に出してるので、目印になるだろうモノは、恐らく乱れた寝具くらいだろうから。

 

 

 

そして、考えるのは、やはり戻っている(・・・・・)現象、時空振の原因を見極める事。

ただ、戻るだけなら問題ないが、ツカサ自身とその戻り方は、頗る相性が悪いらしい。

とんでもない負担が、身体と精神にかかってしまうから。

クルル(の中のヤツ)に、《想定外》と言われたが、その声色は笑っていたので、全く真面目に考えてないのが解って尚更腹が立つと言うモノだ。

 

 

そして、スバルを改めてみる。

 

 

あのエルザとの死闘……修羅場。何度も何度も戻った現象。

間違いなくスバルが戻る為の条件は―――――。

 

 

()か。死から始まる力。……自分の死をなかった事にする為、時を巻き戻す。そう言う力……ッ!?」

 

 

結論付けたその時だ。

今の今までは、なんとも無かったこの空間が突如変わった。

極寒の地に突如丸裸で放り出されるかの様な寒気が身体を貫く。

 

 

貫いたかと思えば、今度はスバルの身体から、ナニカ(・・・)が出てきた。

 

 

どう表現すれば良いのか……、いや、表現するとすれば1つだけだ。

 

黒い手。

 

漆黒に染まった闇色の手、いや 闇そのものを具現化したナニカがスバルの胸元から飛び出てきて、こちらへと迫ってくる。

次元を固定されてしまっているのか、身動きが取れない――――が。

 

 

「ほいほーい、ちょっとストップストップ」

 

 

こちらも、いつの間にやってきたのか……、クルルが直ぐ横に来ていた。

ベアトリスと共にいる筈だった筈のクルルが。

 

 

「はぁっ、はぁっ……。ベアトリスさんの所で遊んでるんじゃなかったのか………っ」

「うん? 遊んでるよ! そこはほら? こっちでも楽しそうなのが有りそうだから、所謂分身ってヤツ?」

「………厄介なのが出てってくれたかと思えばこれか……。口調とか変わってるし、余計に神経逆なでされそうなのが嫌な所だ」

「あっはは~。パックと沢山話したからね? こっちの喋り方の方が精霊ッポイのかと思って、参考にしたんだ~~。やっぱり、その世界その世界で合わせてやるのが溶け込む秘訣だよね! っとと、それより」

 

 

闇の手は、迫る事を諦めてない様子。

だが、クルルの半身の射程ギリギリ外。それ以上は近づいて来ない。

 

 

 

「そっちの邪魔はしないから、こっちはこっちで楽しんでるだけだし? 安心してよ」

「そんなテキトーな言い方で、安心できる相手か」

「うん? してくれたみたいだよ?」

「………………」

 

 

闇の手は、クルルが言う様に 先ほどまでは近づいて来ないまでも、うねうねと手を動かしながら威嚇? していた様なのだが、今は違う。スバルの方へと戻っていき――――身体の中へと消えた。

 

 

「はぁ………、何なんだよ、アレ」

「さぁ~~?」

「……絶対解ってるような顔、せめて隠そうとくらいしてくれ」

「てへっ☆」

「……可愛くない」

 

 

確かに、パックが言う様にこの世界で顕現する為の源。精霊が活動する為に必須な源であるマナを供給してから、パックとはよく話をするようになった。

 

見た事も無い術式だと、最初は警戒されたが、彼はある程度の読心も行えるとの事。エミリアに敵対するつもりは毛頭ない事、そもそも 敵対するつもりなら あの修羅場で手を貸したり助けようとしたりしないと言う事。

 

でも、記憶損失の部分、その不安要素はあるから、警戒されても 文句は言わないと言う事も粗方説明したら、納得してくれて、晩餐会の時も含めクルルとはすっかり仲良くなった。

 

 

確かに一般的にはパック同様、クルルの姿も愛らしいのだろう。

ベアトリスを見ていてもそれがよく解る……が、魂の奥深くにまで刻まれ、クルル自身にも何でその感性が残ってるのか解らないとも言われる程のナニカが自分の中にあるのは事実。だから、皆程は 割り切れないし、そう言う類の隙も見せたくない。どうしようもない。

 

―――唯一 幸いな事は、クルルに対する感情に憎しみや殺意と言った負の感情は無いと言う事だろうか。

 

 

それに力を借りてる面もあって、感謝した方が良いと思う部分も当然あるが………、上辺の感謝ならまだしも、本能的に警戒心は常にMAXだから、これも仕方ない。

 

 

「一応……再確認しておこうか」

 

 

ツカサは、スバルの元へと再度いき、その直ぐ横に立った。

寝息を立てている。その表情も先ほどよりはマシだろう。

体内のマナを徴収された身体は、活動限界を超える、と聞いた。枯渇すると衰弱死するとも。

 

だがその心配はなさそうだ。

それに ベアトリスも流石に命までは捕るつもりは無かったのは解ってた。

 

 

「スバル。……君は死んで、世界を巻き戻してるんだな?」

 

 

問題は、あの闇の手。

この話は一応、スバル本人にも再確認をしておきたいのだ。……なのに、その度にあの手が迫ってくるのは勘弁願いたい。記録(セーブ)読込(ロード)で逃げる事は出来るが……、自分と違ってスバル自身が覚えて無ければ意味がないから。

 

 

そして、先ほどの様に あの手が出てきた切っ掛けであろう話題を口にした。

すると……さっきは、氷の様な殺意? 剥き出しに迫ってきていたというのに、その気配はない。

取り合えず安堵した。これで自分の為にもスバルに確認が取れる。

 

確認が出来るし、お願いも出来る。難しいかもしれないが、それでも 例え強力な力であったとしても、極限の苦痛、苦悶を得て、訪れる()。それを安易に選んで、使おう等とは普通思わない。思いたくない。

 

 

 

「………建前、か。オレ……結構嬉しいかも、しれない」

 

 

 

自身の能力は、他を置き去りにする。厳密に言えば、違う手段もあるが……その細かな詳細は後だ。

 

基本的には、戻す能力は 他を置き去りにする。未来ではなく過去に行くのだから、未来で何があったかなど、過去の人間が解るワケが無い。

知るのは、戻った当人だけ。

 

その都度その都度、最善を尽くす為の行為である事は重々承知しているし、限度と言うモノは当然ある。そもそも、戻る力を妄りに使うつもりもない。

 

 

だが、使う時は迷わないし、躊躇わない。……自分の心に従って使用する。

勿論、ジャンケンの時も迷わないし、躊躇わない! ………ラインハルトと対峙した時は、次元の流れ、乱れさえ感知してきそうな気がしたから、1度だけに留めたが。

 

 

 

 

 

 

「――――勿論、知られるのは誰でも、ってワケにはいかない。その点スバルなら大丈夫かな…………たぶん。また 時期を見て直接本人と話してみよう」

 

 

 

 

エルザとの事、死を重ねたのはイレギュラーだろう。

危険と隣り合わせな世界だと言う事は重々承知ではあるが、そう何度もポコポコ死んだりする事は無い筈だ。

ましてや、色々呆れる所はありつつも、それなりには好印象を持っているであろうエミリアが上であるこの領地。

 

周囲の森は魔獣の群生地だと言う話だから、危険は常に身近にあると言って良いが、その辺りはしっかり結界を施してあるそうなので大丈夫との事。

 

エミリアの事、ロズワールの事などなどは、昨日の晩餐会でしっかり聞いてるので、少しなら把握している。

 

少なくとも、外ならまだしも、この屋敷内で、本当に命を落とすような危険はないだろう、と思い ツカサは スバルの部屋を後にするのだった。

 

 

 

 

――――数日後、それが間違いだった、と言う事は身をもって知る事になるが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

ロズワール邸1日目。

 

庭園にて。

 

ツカサは、精霊クルルと共に庭園へと来ていた。

 

 

「それで? ベアトリスさんに迷惑かけたりしてない?」

「とんでもない! 実に有意義だったよ~~、って言ってるよ?」

「クルルはな。お前(・・)は変な真似してないか? って聞いたの」

「あっはっは。しないしない。言ったでしょ? 見て楽しむのが原則。関わるとしたら、クルルとして(・・・・・・)だから」

「はぁ……」

 

 

クルルの力については、理解出来ているが、どうしても中身までとなると話は別。

こうもあやふやで、ツギハギ。異常を感じない訳はない。中身が何か知っているという事も解る……が、聞いても答えないし、それこそ延々にループする未来しか見えないので、無理に突っ込んだりはしない。

 

ここまで訳が分からなくなっても、バラバラな感覚に見舞われても、世界崩壊しても、常人なら精神異常、発狂してしまうだろう事でも、とりあえずは大丈夫な程の精神力は持ち合わせている様だから。

 

それが幸運かどうかは正直解り兼ねるが。

 

 

そんな時だ。

 

 

「おっす! おはよう兄弟! 今日も良い朝だな! さぁさぁ、良い朝と言えばラジオ体操第2!」

「! おはようスバル。えっと、それにエミリアさんも。らじおたいそう、は解らないけど、数字は何となく解る……それでなんで第2? 第1を飛ばして?」

「おはよう。……と言うより、らじおたいそう、って何」

 

 

スバルとエミリアの2人と合流した。

スバルは朝からハイテンション。昨日の死にかけ状態が嘘の様だ。

 

 

「うおーーーっと、そうだそうだ! ラジオ体操する前に、する事があった!! オレ、兄弟の名聞いてない! エミリアたんを超優先し過ぎてて、恩人である兄弟の名聞いてない! すまんっっ!」

 

 

スバルは両手を ばんっ! と合わせつつ頭を下げた。

それを見たツカサは軽く笑う。

 

 

解っていた事ではあるが やはり、ここに来て―――数日。

スバルは 初めて見るタイプの人間の様だ、と。たまにある慌てた状態のオットーとはまた違う落ち着きの無さが光ってる。……光ってて良いモノかは不明だが。

 

 

「ツカサ。ツカサだよ。よろしくスバル」

「おおーーっと、ツカサかツカサ! 覚えたぜー♪ つか、ツカサ(・・・)、か。何だか似た様な名前だよな? 外国人風の名前ばっかで、初めて我が故郷に通じる名の兄弟に会えて、オレは今まさに感動を噛みしめている! どーよ、エミリアたんっ! オレのこの感動の大きさ、解ってくれたかい??」

「や、ちょっと何言ってるか解らないかな」

 

 

きらんっ、と顔を輝かせながら、エミリアに同意を求めるが、エミリアは 首を横に振っていた。

 

 

「それで、性は? 因みにオレはナツキ(・・・)・スバルな」

「ん……。スバルには話して無かったっけ? オレ、ちょっと記憶に障害があるみたいでさ。ツカサって事は解るケド、その他色々と無いんだ」

「っ、と……。マジか。やばいな。朝からヘビーな事聞いちまった。わりぃオレ、空気読めねぇトコあるから」

「大丈夫、その辺はもう十分過ぎる程承知してるから。見知らぬ所で見知らぬ人……ベアトリスさんといきなり喧嘩したトコとか見ても」

「そりゃそーだよね!! そーいや、兄弟には バリバリ見られてたの思い出した!」

 

 

ぐあっ、とスバルは頭を抱えた。

ぶっ倒れた所も見せているし、何より運んでくれた事もうっすらではあるが、覚えている。何より間一髪止めてくれなければ、今日と言う日を迎えれなかったかもしれない、とも思っていた。

 

 

「得体のしれない、って意味じゃ、スバルとオレは似てるって事で。とりあえず返事はしておくよ。兄弟」

「おおっ! とりあえず、ってのが寂しい所だが、あんがとな! 兄弟! ってな訳で」

 

 

スバルは、軽くジャンプした後、丁度エミリアやツカサの2人を見れる場所に移動。

 

 

「さぁさぁ、こっから始まりますよ! オレの故郷に伝わる由緒正しい準備運動! ラジオ体操第2! エミリアたん! 兄弟! ついてきなさーい!」

「え、えと……、じゃあ、少しだけ」

「ふんふん。了解」

 

 

 

 

宣言通り、鼻歌交じりにラジオ体操なるモノが、第1をすっ飛ばして、第2からスタート。

 

スバルの見様見真似で、身体をしっかり動かす体操を始め。

 

前に後ろに斜めに、色んな所に無理ない範囲で身体を伸ばし、時には捻じ曲げ、念入りに整えていく。

自然と心地良い汗を流す様になり――――。

 

 

 

「最後に両手を掲げて~~~、ヴィクトリー!!」

「ビクトリー!」

「び、びくとりー」

「きゅーー!」

「ビクトリー!」

 

 

終了となった。

中々心地良い余韻は、謎の充実感を齎す。

 

 

「よっしゃ、初めてにしては上出来だ2人とも! 2人には初段を授けよう! ラジオニスト初段!」

「はいっ! コーチ!!」

「中々どうして。程よく身体を動かせて……、んんん~~、何だか気持ち良い」

「きゅきゅきゅ♪」

 

 

ちゃっかり、一緒に体操していたクルルも、一緒に両手を掲げていた。

そして、それはクルルだけでなく……。

 

 

「良い朝だね、皆!」

「きゅっ!」

「にゃっ!」

 

 

クルルとパックのハイタッチ。

それを見てスバルも面白そうに笑った。

 

 

「肝心な時に寝ちゃったパック! オレのその後の活躍知らないでしょ~~? オレってばすっげー頑張ったんだよ~~?」

「うんうん、おあいにく。しっかりリアから聞いてるよ? でも、ツカサの方が圧倒的だと思うケドね~? 剣聖が来る前まで、あの女の子を相手にしてたのはツカサだし?」

「ぐっはぁっっ!! そりゃそーです! オレってば、必殺技は、火事場の馬鹿力。後はへたっくそなダンス。正直単調な動きしか出来ない、Lv1の村人だから! 兄弟と比較されちゃったら、困っちゃうっっ!」

 

 

またスバルは悶絶気味に頭を抱えた。

一頻り、パックはそれを見て笑うと。

 

 

「いやいや。危うくリアを失う所を守ってくれたのはスバルだよね? そこまで謙遜する必要無いよ。それに、リアだけじゃなくて、ツカサやクルルからも、スバルの活躍聞いたから」

「お、おぉ……、そんなにオレの事を評価を!?」

 

 

ツカサは、とりあえず笑って答えて、クルルも手を上に上げて答えた。

益々感動してしまって忙しないスバル。

 

 

「だからさ、スバルにもお礼しなきゃ、って思ってるんだ。たいていの願い事はかなえれると思うから、何でも言ってごらん? 例えば、ほら。無一文、とか言ってたからさ。直ぐにでも大金持ちにする事だって出来るよ」

 

 

パックの言葉。

当然嬉しい事極まれり、である。命張った甲斐が有ると言う事で、スバルは迷う事なく返事。

 

 

「んじゃ、好きな時にモフらせてくれ! あ、横のクルルも出来たら頼むっ! パックから頼んでくれ!! パックとクルルの両手に花を是非、この身に!!」

「「「!」」」

 

 

その願い(アンサー)に、皆が驚いたのは言うまでも無い。

驚かなかったモノは1人もいない。

 

 

 

「無欲。無欲が凄いってのも何か不思議」

「そ、そうよ! もうちょっと考えて決めても良いんじゃない? こう見えてもパックの力はほんとにすごいんだから!」

「そうそう。少しひっかかるけど、そうだよ。ボクは結構偉い精霊なんだ」

「きゅきゅきゅきゅ!」

「クルルは、《別にパックにお願いしなくても、ボクならいつでも良いよ》だって」

「えっっ!! マジっ!?」

 

 

夫々がスバルに対して思う印象は変わらない。

 

 

「ツカサの、《アーラム村を生活の拠点にさせて欲しい》って言う願いもすごーく無欲だと思ったけど、スバルのはそれどころじゃないよ!」

 

エミリアは驚きのあまり、興奮気味にそう言った。

 

「………んん。パック。オレのって無欲に入るかな? 記憶が一部欠落してるから、生まれも解んない、個人情報が全く解らないオレに、衣食住・労働まで確保してくれるのって、スゴク有難い事なんだけど……」

「うーん、僕はリアの言い分に賛成かな? だって、僕もそうだけど、ロズワールにだって《褒美は思いのまぁーま、だよ》って言ってた通り。普通の人間の人生、2~3回は余裕で遊んで暮らせるくらいのお金持ちに出来るだけの財はあるのに。ツカサは アーラム村で暮らしていける権利と村での働き口の紹介、でしょ? そりゃ 無欲の枠に入ると僕も思うよ」

 

 

ツカサとパックはエミリアの判定に疑問を持ったツカサの為の井戸端会議。

 

そんな3人を他所に、この状況の原因であるスバルは、いつの間にかクルルを抱えて頬ずりをしていた。

 

 

「おいおい、、聞きなさいよ、お三方! リッスン、トゥ、ミー! オレはこう見えて差別無し、どんな毛並みだろうと等しく愛でれる職人の鏡だぜ?」

 

 

右手にクルルを、左手を伸ばしてパックを、それぞれの両頬に当てて、挟みこんだ。

 

 

「こーーんな、さいっこうの愛玩対象、いつでも愛でられるってのは、巨万の富と引き換えにしても、惜しくない対価だぜ!いや、マジで!! うっはーー、クルルとパック、やっぱ若干ちがうっ! 甲乙つけがたいとはまさにこの事! うわぁぁぁ、もっふもふで、ふっかふか~~! どんなお天道さんの日を浴びた極上羽毛布団でも、この感触には勝てねぇぜ~~! ふっかふかのもっふもふ~~! うはーー天国~~!」

 

 

モフモフモフモフ………と心行くまで楽しむスバルだった。

因みに、読心が使えるパックのジャッジはと言うと。

 

 

 

 

「すごいね~~、うすぼんやり~の筈なんだけど、本気で言ってるのが解るよ、この子~~。この衝撃は、クルルにマナ譲渡してもらった時のに匹敵するかな~~?」

「えぇ……、凄く偉い精霊が知らない術を使った精霊に会った時の驚きよりスバルの方が驚くって言うの……? うん、納得。でも、ちょっと…………きもい?」

「って、納得するんかーーい! そんでもって、キモイはひどいぜ兄弟! これを味わえば、オレの気持ちなんて余裕で………うおおおおお、ここやばい! 耳やばーーーい。もふもふもふ~~!」

 

 

 


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