Re:ゼロから苦しむ異世界生活   作:リゼロ良し

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作戦名《スバルを助ける》

 

 

 

窓から日の光が身体を照らしているのを感じ、ゆっくりとスバルは瞼を開いた。

 

 

 

「――――……絶対死んだ、そう思ったんだけどな……。また戻って土下座するつもりだったってのに、ヤバイ。主に身体全部が。……っと、それより……」

 

 

 

遠く、意識が波間を漂っている感覚はあった。

死んで、また戻って……と言うのは結構久しぶりな気がしていたから、戻る前に、あの世に一歩踏み込んだ感覚なのか? 若しくはただの夢なのか? あの世か、現実か、夢か、どれも纏まらず、気も定かではない狭間の中で、何かが聞こえてきた気がしていた。

 

 

 

《起きる――――》

《だいじょ………。で……、1人で……》

《もう傷つくのは――――……》

《……望んで―――。……オレ……、ムも……》

 

 

 

 

遠いのか近いのかさえ解らない。

ただ、安眠はさせてくれない類の話だと言う事は理解出来た気がした。

 

その声の主を探す為に、キョロキョロと見渡したその先に居たのは………。

 

 

「あれ? エミリア……たん」

 

 

木製の椅子に腰かけて、顔を俯かせて眠っている銀髪の少女の存在に気付く。

呼びかけても応じる気配は無く、完全に熟睡してしまっている。座ったままの姿勢だと言うのに、相当疲れているのが目に見えて解った。

 

それに、普段から身なりには気を使っている、王様———女王様を目指している身だからか、普段から身嗜みはきっちりとしていた筈なのだが、乱れているのが解る。それに、着衣のあちこちには、血や泥の後が酷く残っていた。

 

 

「―――そっか、オレはまたこの娘に借りを作っちゃったんだな……、ってか、作戦名《いのちをだいじに》って言われてた癖に、なっさけねーの」

 

「それはどうかな? スバルだって、生きて帰ってこれたんだから、命は大事に出来てると思うし、それに、今回。君は見合った成果を上げてるからね。リアも貸し借りとは思わないんじゃないかな?」

 

 

スバルの自責の念からくる独り言。

それに答えてくれたのが、銀色の髪の奥から姿を見せた灰色の猫だった。

眠る彼女の横顔を、そっと撫でて、慈愛の眼差しで見ている姿は、猫の姿だと言うのに、本当に保護者な気もしなくもない。

 

ある程度、エミリアの髪を鋤いて上げた所で、猫型精霊、パックはスバルの元へ。

 

 

「や、おはよう。目覚めはどんな気分だい?」

「もちっ、絶好調! なーんて調子の良い事言えねぇよな……あっちゃこっちゃが痛い。……それにパックよぉ、見合った成果、って言ってくれてんのはありがてーけど……、オレ正直犬どもに、ガブガブやられてから記憶がねぇんだが」

「あははは、ガブガブ、って可愛い表現だね? んでも、実際は――――」

 

 

愛らしい猫であるパックは、何処から生やしたの? って聞きたくなるような牙を剥き出しに、口でも裂けたのか? と思える程の大口開けて、

 

 

《グッシャ、グッシャ、バリバリ、ムッシャァァ!!》

 

 

 

と、身の毛がよだつ効果音で説明をしてくれた。

 

 

「って、感じだったよ?」

「いや、その効果音だとオレ、間違いなく死ぬんですが……? 足の5~6本はイカれてるよ、絶対。それに、いっくら、パックでも間に合わねぇだろ? ……っとと、クルルが居たか。バリアでも張ってくれて防いでくれたり? とか?」

「んーん、最低限の命の保証まではしてくれたけど、クルルは基本ツカサの方に付きっ切りだったからね。彼も今回は トコトン無茶した様で。どっちかって言うと、治療手段が極めて少ない彼の方が心配で大変だったかもだよ? 主にラムが」

 

 

ツカサの事を聞いて、顔を強張らせるスバル。

超絶無敵可愛さ抜群、本人にとってはストレスな存在、クルルを引きつれたツカサに死角は無し、と勝手に思っていたのが、粉々にされた気分だったから。

 

自分が無事でもツカサが……死ぬような事になったら、元も子もない。死に戻りで戻れるのなら、戻った先でツカサに怒られようが、誰に驚かれようが、直ぐにでも戻る心境だったのだが、パックがポフポフ、と肉球で頬を叩いて落ち着かせた。

 

 

「因みに、ツカサなら寝坊助のスバルと違って、もっと早くに起きてたよ。目覚ました時は、リアがいた方が一番喜ばれるんじゃないかな? ってスバルの事フォローまでしててさー」

「ほんっっっと、スゴイヤツなんです! ウチの兄弟! 目覚めと共にエミリアたんは、(ツカサさん)(マジ)(サンキュー)だ! つか、オレが起きるタイミングまで大体把握したってのかよ! 何でも超人か!」

「ん~~、その辺はクルルだね。 どっちかと言えば、その超人? いや、精霊だから、超精霊かな? クルルが一番凄いと思う。ツカサも決して無事とは言えない状態だったからね。意識ははっきりしてるケド……、意識あるスバル? みたいな印象かな」

「……って、マジかよ!!! それ無茶苦茶ヤバイじゃん!!」

「もう大丈夫だよ」

 

 

魔獣にバリバリボリボリ捕食された状態の自分と被る程の状態なツカサ。想像はしたくない。

 

死に戻りの影響。

記録&読込(セーブ&ロード)の影響。

 

これまで目に見えて疲弊した姿、血を吐き明らかに重症患者な様子。

その原因は上に上げられた2つだった。

 

それ以外で、負傷した姿はエルザやレム&ラム(3周目)の時に物理的に攻撃を喰らった時くらいだったが……それでもまだ全然マシだと言える。

 

だが、パックの見立てでは自分自身位に重症な分類、おまけに回復魔法も効かない。

何故そうなったのか……? と考えたら……。

 

 

 

「ツカサの場合は、力の使い過ぎ、とかか……?」

「うん。クルルもそう言ってたよ。……結構長生きしてるボク達も、詳細部分は解んないけどね。長年連れ添ってきたクルルだからこそ、解るんだって。……ツカサの記憶の部分に関しては、触れて欲しくないみたいだけど」

 

 

パックはそう言うと、改めてツカサの……つまり、クルルの事を話した。

 

 

「―――僕の時もそうだけど、今回は、ツカサを助けながら更にオドまで振り絞ろうとしたリアを手助けまでしちゃったんだから。……可愛い容姿に比例して、ものすっごい力を持った精霊だよね。長生きしてきたケド、初めて見るかもしれないよ」

「……成る程。可愛いは正義ってヤツだな」

 

 

物凄く安心したのと同時に、男として色んな自信と言うモノを失いかねない自分が情けなくも感じるスバルだったが、クルルの話題が出た所で、思考はクルルでいっぱいになる。

 

次元の狭間で、クルルの事を物凄く悪態ついていたツカサ。実際クルルが助けてくれる内容を考えたら、それこそ足を向けて寝られないくらいには思っても良い気がするが……。

 

 

「(中の人(・・・)の事は、正直なーんも知らねぇしなぁ……)って、それよりもだ! 一番大事な事聞いてなかった!」

 

 

パックの方を凝視したスバル。パックも可愛らしく首を傾げているが、大体聞かれる事は解っていたのだろう、かなり落ち着きを払っていた。

 

 

「村の皆は!? 子供達は!? それにレムは!? 大丈夫なんだよな!? すっげー、超精霊が一緒に居たんだから、大丈夫だよな!?」

 

 

クルルの事が凄い、はパックの口から聴いたし、スバル自身もかなり世話になってるからよく解ってるが、それイコール子供達は大丈夫、と言う方程式に組み込むのには、まだまだ早過ぎる。

 

魔獣使いの総攻撃。

あれだけの襲撃が村の中で起こり、更に攫われた子供達の件もある。

 

実際どうなったのか。………聞きたくない事だったと後悔するかもしれないが、それでもちゃんとしっかり自分の耳で聞くまでは、目で確認するまでは。

 

 

「あはは。大丈夫だよ。村の魔獣は勿論大丈夫。掃討しちゃってたよ。怪我人は何人かいたみたいだけど、スバルたちに比べたら微々たるものだね」

 

 

パックの言葉で、1つ安心と同時に、改めて《パネェ!》とスバルは思う。

あの高難易度防衛戦で、見事にフルコンプリートでクリアしてしまったのだから。

 

パックは続けて言った。

 

 

「それで、スバル達の方だけど、青髪のメイド、レムの方は、それなりに怪我していたみたいだけど、鬼化の影響でガンガン傷は治っちゃうし、僕たちが駆けつけた時は、目立った外傷は無かったよ。それと、子供達6人も皆大丈夫。呪いの方は僕とベティーで解呪したからもう安心。……発動しちゃうと、とんでもなく危なくなる所だったから、スバルの判断は大正解だったよ。ぱちぱちぱち~~」

 

 

パックは、口で拍手音を奏でながら、その肉球を交わす。

少々和む場面だが、それ以上に身体から力が抜ける。

 

安堵感がとてつもない。

全て、超える事が出来たんだ、と。

 

 

「いや、マジで鬼がかってたぜ……。あそこでオレが死んでりゃ、シワ寄せ全部兄弟に行く所だったし、何にせよ、子供達もレムも皆無事か……見事にハッピーエンドだな。良かった」

 

 

頬が緩み切ったスバルの顔を見て、パックは少しだけ顔を顰めながら話を続けた。

 

 

 

「うん。スバルが懸念していた事は、ほぼ解決してるさ。でも、もう1つ――――解決してない事もあるんだ」

 

 

 

今の今まで安堵感で包まれていたというのに、一気に暗雲が広がっていくような感覚になった。

 

 

 

「っ……。まさかパック。お前上げて落とす、と言う高度なテクニックを披露してくんのかよ、ここで」

「ん~、ちょっとよく解んないけどさ。実は、僕の口から直接説明するのは、憚れたんだ。……寝てるリアがもし聞いちゃったら、大変な事になるのは解ってるし」

「エミリアが大変? …………つまり、エミリアが聞いたら無理してしまいそうな事が起きてる、って事か?」

 

 

スバルは頭の中で状況を整理。

色々考えてみる。

 

 

昨夜は本当に大変だった。

ぱっと見、八方塞も良い所で、無事生きて朝日を拝めて感涙しそうな程。

 

 

村への襲撃、村人は皆問題ない⇒CLEAR。

レムの怪我は鬼化の影響で超回復⇒CLEAR。

子供達の呪いは、超猫と超ロリで解呪=CLEAR。

 

 

なら、後は何が……?

いや、考えるまでも無い事なのだ。

 

 

「消去法で考えりゃ、一目瞭然か。……オレだな? パック。オレの呪いがまだ解けてねぇ、って事か」

「………驚いた。もっとショックを受けると思ってたんだけどさ。ベティーから呪いの詳細についてはもう知ってる筈なんだし」

「無様に泣きわめいて、エミリアの耳に入っちまって、起こしちゃったら、もう立つ瀬ねぇよ。これ以上、無理はさせたくねーってのは、パックと同感だからな」

 

 

この場面でエミリアの事を考えてくれているスバルに、パックは表情を軟げさせた。

本性と言うモノは、真の恐怖を味わった時に出てくるものだけれど、スバルのソレは、呆れる程に、……いや、心底好ましい程に、エミリア第一に考えてくれている。

 

 

「原因は、呪いが重なり過ぎた(・・・・・・)って事。呪いが1つだったなら、解呪は簡単だったんだけど、スバルの場合は、全身余すトコなく、噛みつかれてるからね。……数えきれない程の呪いを受けてしまってるから、解呪出来ないんだ。……時間を掛ければ出来るかもしれないけど………」

「なるほど。そんな時間に余裕はねぇ、って事か。解呪の難易度だって、バカにならねぇ程高ぇし………」

 

 

 

また、一から……ゼロからやり直して、どうにか……と思っていたその時だ。

 

 

「でもね? スバル。僕やベティーは匙を投げちゃう様な問題なんだけど、君が良く知る彼は、それをいける(・・・)、って言っちゃってるんだ」

「!! な、なんだよ、それ! 上げて落として、また上げるか? オレを玩具にすんのもそろそろカンベンしてくれよ、パック」

「いや、そんなつもりは無いんだけどね? 僕もどうするかまでは聞けてないし、悪戯に希望を持たせちゃう方が残酷だって思ってたりもしてるから。―――だから、スバル自身が聞いてみると良いよ。……まだ確実じゃないから話せない、って言われてるからさ」

 

 

 

パックの言葉を聞いて、スバルはゆっくりと立ち上がった。

 

 

この最後の難関。突破できると言った男――――ツカサの元へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村の南西、石垣で丁度影になっている場所にて。

 

 

 

「んん、おっす! ベア子もここに来てくれたのか。あんがとな!」

「別に、ベティーはにーちゃに頼まれたからやっただけかしら」

「そうツンケンしてっけどよ、やっぱ優しいなぁ、ベア子! まだ此処にいるのも、オレの呪いの事が気がかりなんだろ?」

「ふんっ。そんな訳無いのよ。……魔獣の群れに追加でごっそり植え付けられた呪い。複雑になり過ぎた呪いを解呪出来る、と言ってのけたアイツの事が気になっただけかしら。にーちゃもベティーも、クルルでさえも、解呪は出来なかったのよ」

 

 

口ではそう言いつつも、何だかんだと心配してくれてるのは解る。

あの3周目。ラムを連れて戻った時も、最後の最後まで契約と口にしながら世話をやいてくれたベアトリス。

 

 

「へへんっ、そーんな事言ったって、オレは解ってるぜ、ベア子」

「……お前がベティーの何を知ってると言うのかしら」

「少なくとも、お前が思ってる4倍くらいは長い付き合い、って感じかな? いつもいつも助けてくれてありがとな!」

「……ふんっ! 本当にただ気になる、それだけなのよ」

 

 

ベアトリスを横切り、スバルはその先へと向かった。

ツカサがいて、ラムがいて、そしてレムも居る。

 

 

「スバル君っっ!!」

 

 

スバルの姿を見るや否や、レムは思い切り飛び付いた。

 

 

「どわっちゃっちゃっちゃ!! さ、流石にまだキツイ、絶対キツイぜ、レム! タックル&ハグは勘弁カンベン!!」

「ほんとう、本当ですか!? スバル君を、助ける事が出来る、って本当なんですか!?」

 

 

抱きしめる力を緩める事なくそのままにし、レムはツカサの方を見た。

ゆっくりと頷く。

 

 

 

「スバルおはよう。……ほんと、レムが今にも森の中に入っていく、って聴かなくて大変だったよ」

「は? 森?? なんでレムが?」

「レムが、レムが1人でやらなきゃならない事だから……その………、傷つくのは、レムだけで良いから。必ずスバル君の事を助ける為に……」

 

 

森へ入る=スバルが助かる。

 

その構図がいまいち解らず、首を傾げるスバルに、やや離れた場所で聞いていたベアトリスが解説。

 

 

「……この呪いは術式を介した食事なのよ。食べる側が命を落としたなら、食事は中断するのが道理。………つまり、解呪の条件は、お前に食いついた魔獣の殲滅かしら」

「………成る程、ってマジかよ。こんだけ傷だらけだったら、一体何匹にガブガブされたか解ったもんじゃねーぞ?」

「だから、無理なのよ。呪いを発動させようとする個体に目印の様なモノは存在しないかしら。1匹でも残っていたら呪いが発動する。……森の魔獣を全滅させるくらいしないと助からないのよ」

 

 

ベアトリスの言葉に説得力がかなり増したのは、《森の魔獣を全滅》の件だ。

ツカサは出来る、と言っている様だが、そんな広範囲な活動までやってのけるのであれば、村の防衛の片手間に、あの子供達を襲う魔獣も殲滅出来るだろう。

 

如何に超人であっても、人間1人。限度と言うものが存在するのが解る。

 

 

「それで、ラムも手伝ってくれる、って言うのか?」

 

 

方法は解った。

つまり、後必要なのは人手なのだろう。ツカサの計算では出来るとの事だから。

この場にラムが留まってくれているのもありがたい。

 

 

「愚問ねバルス。……ツカサは、バルスと2人だけで対応しようとした。昨夜の一件が合ったのに、アレだけの醜態を晒しておいて、ラムが まだそんな無茶をさせると思うの?」

「オレはついで、って事なのかよ、お姉様。……その様子じゃ、ラムに存分に怒られちゃったんだな?」

「ああ、そうだね……。結構きつかった。見たく無い(・・・・・)って自分で言ってた筈なのに」

 

 

ツカサの言葉を聞いて、ラムの表情が思い浮かぶと言うモノだ。

 

レムが助かり、村人も子供達も助かり……後はスバルだけだ。

正直、ラムの心が動くには力不足。

 

だが、そこにツカサが加わると、跳ね上がると言うものだ。

 

スバルが今見たところ、ツカサは問題なさそうに見えるが……、パックの言う通りな状態だったなら、それを見たラムがどう感じるか………、想像出来るし、ツカサが言っている言葉の意味もよく解る。

 

 

 

 

 

「直接監視兼手伝い、って事で手を打ってもらったよ。………だから、大丈夫」

「はっ。昨日はツカサとレムがいれば大丈夫。問題ないって、見送り出して、健気で儚い希望を抱いていた美少女であるラムをあんなに心配させたのよ。説得力に欠けるわ」

「……うぅ、ごめんなさい」

 

 

心配してくれた事はありがたいが、予想以上に過保護気味になってしまったのかもしれない、とツカサは悩ましい想いを抱く。信頼、信用を得たのは十全だが、やはり ラムのあの顔を見たく無いと言うのも同じくらい大事だったから。

 

 

「……本当に出来ると言うのかしら。この体たらくで」

「兄弟がスゲーのは今に始まった事じゃねーぞ、ベア子。……んでも、そんな兄弟の足引っ張ってばっかなオレこそが、儚く消え去りてぇ気持ちだけどな……。《作戦名スバルを助けろ》なのに、完全に他力本願極まるだ。一般人Aとはいえ、ちっとくらい役に……、って おー、よしよし、レム。そろそろ離れて離れて。大丈夫だから。……マジで痛い」

 

 

涙目で縋り付くレムの頭を撫でるスバル。

美少女に抱き着かれて役得だと言えなくも無いが……、やはり完治とは程遠い身体。おまけにレムは怪力。……痛いモノは痛い。

 

 

そんな時だ。

 

 

 

 

「いや、オレが考えてる策は、スバルが中心だから。足引っ張る、とかは無いよ」

 

 

 

 

これまでにないアプローチを感じた。

そして、とうとうここで覚醒するのか!? とも思えた。

 

 

「……なんでもしてやるぜ!」

 

 

ラムの時とは違う。

また違った形で、紛れもなく1人の戦力? になれるかもしれない希望を抱くスバルだった。

 

 

 

 

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