Re:ゼロから苦しむ異世界生活   作:リゼロ良し

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ちょこっち、フライング~ですな♪
彼女も


いやしかし……深く読まない方が吉かもでございマス_(..)_
((゚□゚;))


大小様々なトラブル=ルグニカ王国??

 

「じゃあレム。お願いね」

「はい姉様。任せてください」

 

 

御者はレム。

ラムはエミリア、ロズワール、ツカサ、スバルと共に竜車の中へ。

 

 

 

 

 

 

普段王都へと赴く際は、レムかラムのどちらかが屋敷に残る手筈になっているのだが、今回は2人共が王都へと付き添う事になっている。

レムもラムも、どことなく普段より嬉しさ具合が上がっている様に思える。共感覚で意思疎通がばっちり出来ているのだ! ……と思えたが。

 

 

 

「(スバル君、夢中になって可愛い……)」

「(ラムの言う事を聞く(・・・・・・・・・)。……期間は定めたけれど、次は何をしようかしら……)」

 

 

 

双子の2人。

阿吽の呼吸とはならず、考えていた事はそれぞれ違ったようである。

 

 

「それにしてぇも。スバル君は竜車が物珍しいみーぃたいだねーぇ?」

「珍しいっつーか、新鮮な驚きっつーか、何事も初めてはこんなもんでしょ? ちょいちょい騒がしくするけど勘弁な!」

 

 

厳密にいえばスバルは初めてではない。

王都からロズワール邸にまで一度運ばれている。

 

―――腹を裂かれて、半死半生な状態、ギリギリ生きているレベルの重症だった為、当然ながら、竜車に乗って王都を出た覚えはない。

 

 

「その点、ツカサは落ち着いているよね、ほんと」

「オレは初めてじゃないですからね。死にかけのスバルを運んでもらった時もそうですが、以前竜車でちょっとした旅みたいなのしてましたから」

 

 

落ち着いて、外の景色を楽しんでいるに留まっているツカサ。

 

日もすっかり落ちた時間帯に、メイザース領を超えてきた為、その時見られなかった景色を今楽しんでいる様子。

 

 

「はいそこーー! クールキャラで、エミリアたんポイント稼がない――!! くぅぅ、だが、しかし! この迸る激情(パッション)に抗いきれねぇ~~!!」

「何を言ってるかわからないけど、馬鹿だって事は理解できるわ。その勢いで、弾避け係も頼むわね、バルス」

「そんな物騒な役目頂いてないよ!?」

 

 

外を眺めていると、何かに打たれるの!? と思わずスバルはのけ反ってしまうが、ツカサはただただ景色を楽しんで、頬を緩めていた。

それは推定年齢にはなるが、その年齢、年相応の顔。寝顔以外でも、こんな顔ができたのか、とラムは横目で見て、楽しむ。

 

……後で揶揄うネタとして、ゲットだ。

 

 

「っていうか、竜車にジャストミートで当てれるガンマンなんてこの世界に存在すんの?? ……って考えたら心配になってきた」

 

 

ちらちら、と窓から周囲を確認する。

見晴らしの良い街道だから、特段恐れる事は無いと思うが………いやいや、それよりも今更ながら気づいたが、この竜車とてつもなく早い。

細かく言うとするなら、引いている地竜の力、脚力が半端ないのか、とんでもなく早い。

 

だから、心配は心配でも、狙撃手(スナイパー)の存在ではなく、外で手綱を握っているレムの事だ。

 

 

「……なぁ、こんだけスピード出てるんだけど、御者台むき出しじゃん? それって危なくないの? 振り落とされたりとか?? ……レムなら大丈夫なのかもしれないけど」

「まぁ、当然の疑問だよ。オレも最初……(最初は違うかな。でっかい鯨がきてそれどころじゃなかったし)、竜車に乗って、思ったし、主に御者台にいたから」

「と言うか、すごーく遅い気がする。竜車は加護に守られてるから、そういう心配はないわよ」

 

 

疑問解消したのと同時に、新たな疑問が生まれる連鎖ゲーム。

当然、その次は、《加護》である。

 

 

「加護ってのも、ちょいちょい耳にするよな。マナよりは聞かないから、タイミング逃しちゃったんだと思うけど、魔法かなんかなの? 加護って」

「………時々思うんだけど、スバルもツカサと同じで記憶障害だったりする? それとも、ほんとに知らないの??」

「とーちゃんかーちゃんの顔も名前も覚えてるから、頭ん中の海馬はだいじょびっぽい」

 

 

今度はエミリアが、疑問に思う。

スバルの言う 《かいば》について。……でも、発言者がスバルだから、割とどうでも良い事なのでは? と早合点してスルー。

 

 

「加護はね。生まれた時に世界から与えられる祝福。齎される福音のことを言うの。いろんな加護があるから、一概には言えないんだけど、その種族には必ず与えられる加護、っていうのもあったりして、地竜はその一種。《風避け》の加護を持ってるのよ。どの種類も」

「ほほー、風避けって事は、……風を避ける竜?」

 

 

何の捻りもない回答に、思わず笑ってしまうのはツカサだ。

風避けについては、当然オットーとの旅の時に色々聞いているから、ツカサは知っている。知ったかぶりをするつもりは無かったが、笑ってしまったので仕方ない。

 

 

「うわー、まんま言っただけだねー。スバルくん。風避けは どっちかっていうと、風()避けるって感じだよ。地竜が走り抜ける上で、風の影響・抵抗、一切受けないんだって。だから、この竜車も加護の範囲内だから、恩恵に肖れてる、って事かな。………ベアトリスさんの書庫に入り浸ってた時期もあったんだから、これを機に勉強に勤しむっていうのはどう?」

「んっん~~。でも、屋敷の仕事がヤベーからなぁ。まだイ文字しか覚えれてないし……って、このやろっ、今けっこー馬鹿にしたろ、今! スバルくんって言ったか??」

馬鹿(バルス)なのだから仕方ないでしょ?」

「ちげーよ!! 馬鹿って書いてスバル(オレ)って読むなーー」

 

 

ラムとスバルのやり取りはさておき、ツカサの説明については100点、と言わんばかりにエミリアは微笑みながら手を叩いた。

 

 

「地竜以外で、っつったら、前の王都ん時のフェルトとかラインハルトとかもそうだ、って事なんだよな~~。……んよしっ! じゃあ、オレは?? オレにも秘められた加護みたいなのない? エミリアたんっ!」

 

 

少年の様に目を輝かせるスバル。

 

 

「いや、スバルは……っ」

 

 

この時、思わずツカサは、《死に戻り》があるでしょ? と口に出して言いそうになったが、スバルの背後にゆらゆらと妖気(オーラ)の様なモノが見えたので、一先ず口を噤んだ。

 

 

 

 

《――――――喋ったら解ってるわよね?》

 

 

 

 

狂気を見た。

狙った訳でもない、ふとした失言のダメージはきっとクルルも防いでくれない気がするので、寸前で踏みとどまれたツカサはまさに九死に一生(ファインプレイ)だ。

 

どういう(ペナルティ)があるか、一度確認した方が……、と思ったが、少なくとも不必要に行うのは やっぱりやめておいた方が良いだろう。

 

 

「? えっと、言い難いんだけど、加護を持たないで生まれてくる人の方がずっと多いの。それに加護持ちって言うのは、誰に言われなくても、自覚してるはずだから……」

 

 

エミリアは、ツカサがなぜ黙ったのか、一瞬疑問に思ったが、自分が言った様に言い難かったのだろう、と解釈。

わくわくしている所に水差す訳だから。

 

 

「いやいや、いいんだ! わかってた事だし? オレには元々贅沢が過ぎたんだよきっと!」

「……何を言ってるの。バルスは持っているわ。………他人に迷惑をかける系(・・・・・・・・・・)統の加護」

「それ、加護って言わないよね! 呪詛とか、そんなヤベー感じなヤツじゃないっ!?? まぁ、ラムちーが言ってる意味解るけどっっ!!」

 

 

ラムの言葉でスバルは思い出す。

思い出したくもない事だが、自身の……加護と言うより呪いについて。

 

当然一つは死に戻り。これはツカサ以外は知らない事だ。

そして、ラムが言ったのはスバルが死ぬ事で発動してしまう強制的な時間遡行(ループ)、大ダメージ必至の代物。

それをラムは間近で見ているから、ツカサに代わってある意味釘刺した形になったのかもしれない。

 

 

「わーってますよ、姉様。――流石のオレだって、おんなじ気持ち(・・・・・・・)だっての」

 

 

解る者にしか解らない。加えていつもよくわからない事を口走るスバルだからこそ、そこまで疑問に思われない様子で〆る事が出来た。

 

 

「ほほーぅ。ラムと同じ気持ち。スバル君もよぉーくラムの気持ちを解る様になってくれたのかーぁな?」

 

「それ程でも無いっス。ロズッち」

「それはあり得ません。ロズワール様」

 

 

基本聞き手に回っていたロズワールだったが、ラムの話題、そしてスバルも気持ちがわかる、と言う部分に関しては少し気になった、もしくは面白かったのだろう、ついつい口をはさんで……、即答された。

 

 

「まぁ、息はあってる感はあるよね……って、痛ぁっ!?」

「ラムの名誉を傷つける発言は許さないわ」

「そこまで傷つくことかよっ」

 

 

不用意な発言は注意である、痛みを伴うから。心もしくは身体に……、と思うロズワールを除く男性陣だった。

 

 

「加護なしでも、良いもん。オレはエミリアたんに出会えた奇跡こそが、何にも勝る福音だもんっ、使用人いじめされたって平気だもんっ!」

「すごーく、幼くなっちゃったね? スバル。とにかく、王都まではまだ4時間はあるから、いい子で大人しくしててね」

「うぅ~~、エミリアたんには甘えたいし、甘やかされたい……、冷静に聞いたら一蹴されて、冷たい感じがするのに、嬉しい。ぅ、性癖変えられちゃって辛いけど嬉しい」

「おんやぁ、王国一の変態を自称するわたーぁしに、随分近づいてくれちゃったじゃなーぁいの。いつでも待ってるよぉ、スバル君!」

「絶対行かないから!! そんな域までいかない! 引き返すし!」

 

 

エミリアとの触れ合いで、本来の性癖が完全に調教されてしまったスバル。

それもかなり高度な変態性である。

なぜだかロズワールは嬉しそうに笑い、スバルはその域まで行きたくない、と再び駄々をこねる。

ツカサは、ラムに踏み抜かれた足を回復するのに勤しみ、ラムはラムで、ロズワールとスバルが同じになる、と言う点に不快感が増していく。

 

 

楽しいのか修羅場なのかわからない旅は、その後も色々と大小トラブルを起こしながら、王都へと向かっていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苦難の果てに、王都ルグニカへと到着。

 

 

 

色々とあって、現在は別行動中。

 

 

勿論どこに集まるかはしっかりと確認済み。

王都はある程度把握しているとはいっても、迷子になるのは恥ずかしすぎるだろう。

 

 

 

 

 

現在、スバルはエミリアがしっかりと監視、監督している。手をしっかりと握りしめて。

普通に見れば微笑ましいと思えなくもないのだが……、そう陽気なものではない。

 

 

「まさか、竜車の外にすっ飛ばされると思わないもんなぁ……」

 

 

竜車上のトラブル。

スバルが、高速で走る竜車から弾き出された。

 

原因については自業自得以外は割愛する。

 

 

そんなこともあって、エミリアがまるで母親の様に、子を心配する母親の様になってしまったとしても不思議ではない。

 

 

「まったく。こんなにレムの事がわからなくなったの初めてだわ。いったい何処が良いのよ」

「庇護欲、母性を擽る、とかかな? ……まぁ、オレはレムが幸せそうならそれで良いよ。………少なくともあの時のレムよりは絶対良い。当たり前かな」

「??」

「あ、ああ。そうだった。ラムは知らないよ(・・・・・)

「……ああ、なるほど。差し支えないなら、聞かせてもらえる?」

 

 

ラムが知らないのも当然。

何故なら、ツカサが言う《あの時》と言うのは、スバルが最初にロズワール邸で死に戻った次の世界。

 

レムが呪いで瀕死状態のスバルを、追い討ちと言わんばかりに襲撃した件だ。

 

 

 

 

まだ、ラムには打ち明けてない頃であり、更に言えば信用も信頼もまだまだ勝ち得ていない。

言うなら、エミリアを探し出した事くらいだろうか。

 

 

「そんな事があったの」

「ん。……過去については深くは聞かないよ。レムにとってもラムにとっても辛い事だから」

 

 

レムの激昂。

そして、魔女教に奪われた家族、……一族、そしてラムの角。

 

 

「……ツカサも酔狂だと思うわ。殺そうとした相手を助けようと思うんだもの」

「理屈じゃないからね。……自分の心に従ったまでだよ。それに間違ってなかった、って思ってる」

「……ええ。そのおかげで、ここに今、ラムがいる。……バルスの事は兎も角。知らない世界の話とはいえ、今一度受けてくれると嬉しい。レムの事も、ラムの事も。……ありがとう」

 

 

 

笑うラムを見て、ツカサは改めて思う。

 

 

 

良かった、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ツカサ。自分の事 難儀な性格してる、って思わない?」

「そうかな? ちょっと自己満足に浸ってるだけ、って感じはあるけど」

 

 

城下町でやろうとした事その①。

 

世話になった店ですべて買い物。

 

 

 

 

因みに、死に戻りが発動する前の世界の事。

エミリアを探す時に、商業区を回って情報を集めた時、聞き込み調査を行った店全ての買い物を済ませた。

全て有意義な情報だった、とは言えないが、忙しい合間に教えてくれたのだから、礼をしたい。

 

 

ただし―――それは、死に戻りが発動する前の世界でのこと。

 

最終的には、聞き取り調査は一店でも行わず、最短距離であの盗掘蔵へと向かったので、相手は知る由もない。

 

だけど、関係なく……義理を果たそうとしている。相手が知る由もない恩を返す様に。

 

 

 

「見て解る通り、この可憐なラムに荷物持ちをさせようという訳じゃないわよね」

「大丈夫大丈夫。ラムも知っての通り……じゃなく、知らないだろうけど、そんないっぱい買う訳じゃないよ。しっかり両手で収まる程度には済ませるから」

 

 

荷物持ちは嫌だ、使用人としてそれはどうなのか? と思ったが、主に力仕事はレムが行っていたので、ラムにとっては不得手だ。

 

 

 

「ほら、このベリュー。取れたてて、店で一番美味しいって評判なんだって。ほら」

 

 

一房の葡萄(ベリュー)、その果実の実1つを取り出して、ラムに差し出す。

少し、ラムは躊躇ったが、ニッ、と笑みを浮かべると その差し出された1つを手に受け取るのではなく、ぱくっ、と口で直接食べてしまった。

 

 

 

「っ……!」

 

 

 

名残惜しそうに、最後の一押し。ツカサの指に残っている果汁を舐めとった。

 

そして、悪戯っ子の様に笑って見せると。

 

 

「確かに、絶品の様ね(………………やるじゃない、役に立ったわバルス)」

 

 

仄かに赤身が掛かった頬を誤魔化す様に。

スバルがよく言うデートと言う単語。女と男が一緒になって歩く、遊びに行く、買い物をしたり、いろんな場所に行って、様々な事を共有する。それが何よりも良い、と言っていた。

 

当初はラムは、そこまで理解してなかったのだが……、漸く理解できた瞬間だった。

 

それに、大胆になれてる自分がいることも理解し、最後は珍しく、スバルに頭の中で礼を言う程だ。

 

またまた刺激が強い、いい一撃を貰ったツカサだったが、場所が場所だけに、直ぐに立て直すことが出来た。

 

商業区は、人の往来はそれなりにある。

殆ど一瞬の出来事だったから、何事もない様に振る舞う努力をめいっぱい。

 

 

 

 

 

「……なかなか、スバルを見習う事は難しいよ、ラム」

「行きすぎるようなら、調整するから安心なさい」

 

 

 

 

 

そして、ツカサとラムはそう言って互いに笑うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一軒、一軒回ってある程度終えた時だ。

 

 

 

「そこな男!」

 

 

 

なぜか、路地裏から突如大きな声が聞こえてきた。

 

王都では知り合いは決して多い訳ではない……が、それでも聞き覚えのある声。

 

 

「―――その姿、見覚えがあるぞ。妾から見事、逃げおおせた男じゃ」

 

 

思い出すと同時に、ギギギ……と、まるで先ほどの見世物やの絡繰り人形の様な音と動きをさせながら……思い出? を否定したい衝動に苛まれつつ、首を90度回すツカサ。

 

 

 

当然、ラムは相手を知る由もない。

誰だ? と確認するよりも早く、その来訪者が更に一歩詰め寄った。

 

 

「この世のすべては妾を楽しませる為に存在するもの。……それを一瞬とはいえ、覆そうとした男じゃ。見間違う筈もない。……まぁ、再び相見えた。あの時、妾にとって都合が良かったという事。……つまりは、今この時の事を指しておったのじゃろう。――――くくくっ、なるほど、今この時こそが最も都合が良いのか。或いはまだ先があるのか?」

 

 

 

身体の全体像がはっきりと見えてきた。

と言うより、その身分? 気位? で なぜ、王都の闇が集ってると言っても良い路地裏から出てくる? と思えた。物乞いだけならまだしも、窃盗団的な連中も蔓延ってる場所から……。

 

鮮やかな橙色の髪。太陽を映した様に輝くそれは、ツカサやスバルとはまるで真逆。

華やかな深紅のドレスは、どれだけこの場所と合わないか解ってないのだろうか。

舞踏会、貴族の茶会、そういう類の場所から出てくべき容姿だ。

 

全てが分相応。

 

 

ツカサが白鯨絡みでそれなりに成金になって、小金持ちだと言って良い金銭状況なのだが、彼女が身に着けているモノには決して届きえないだろう……と思えるくらいの一級品に身が包まれている。

 

 

更に言うなら、実に対照的か……。

吊り上がったような目つきは似ているというのに、その胸部の差は一体何なのか。

豊かさをこれでもか、と主張している胸に対して、こちら側のメイドさんは、貧……ごほんっ、控えめで品やかさがある。

 

 

 

 

 

 

「さぁ、今こそ妾を楽しませてみよ! (おのこ)よ!」

 

 

 

 

 

 

王都とは、城下町とは、―――――路地裏付近とは。トラブルを招く、トラブルの巣窟である、とツカサは口を一切挟まない、挟めない中で、……なるべくばれない様に、深くため息を吐くのだった。

 

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