猫シンクロ使いが行く遊戯王GX!   作:交響魔人

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この度、拙作「猫シンクロ使いが行く遊戯王GX!」のコラボ作品が、カイナ先生の「サイバー流系メスガキinデュエルアカデミア」にて投稿されております。メスガキが、周りの心無い言葉にも怯まず自らのデュエルを貫くという素晴らしい作品です。是非ご覧ください。

アンチリスペクト物では、門下生達が順当にサイバー・ドラゴンと融合を当たり前のように手札に引き込んでいますが、割と凄い事ですよね。


第10話!同級生の変化!前田隼人と大山平!

 前田隼人がデュエルをするというので見に行った猫崎だが。

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

門士郎 ライフ4000

手5 場 

前田 ライフ4000

手5 場 

 

 

「俺の先攻、ドロー!魔法カード、融合を発動!手札のサイバー・ドラゴン3体を融合!現れろ、サイバー・エンド・ドラゴン!」

「こ、攻撃力4000!」

「そして、強化支援メカヘビーウェポンを召喚!このカードに装備!これで攻撃力と守備力は500アップ!カードを一枚伏せてターンエンド!」

 

 

門士郎 ライフ4000

手0 場 サイバー・エンド・ドラゴン 強化支援メカ 伏せ1

前田 ライフ4000

手5 場 

 

 

「お、おれのターン、ドロー。魔法カード、融合!手札のビッグコアラとデスカンガルーを融合!マスターオブOZを融合召喚!」

「攻撃力4200だと!オシリスレッドのくせに…」

「才災校長が、俺のビッグコアラを融合素材とした融合モンスターと、その融合素材をくれたんだな!魔法カード、野性解放!これでマスター・オブ・OZはその元々の守備力分攻撃力がアップ!よって攻撃力は7900になるんだな!」

「何だと!」

「行け、マスター・オブ・OZ!サイバー・エンド・ドラゴンを攻撃!」

「甘いぜ!リバースカードオープン!リミッター解除!」

「攻撃力9000!うわああああっ!」ライフ4000から2900

 

「ぐっ、俺はモンスターをセット。ターンエンド!」

「リミッター解除の効果でサイバー・エンド・ドラゴンは破壊されるが、強化支援メカを代償に破壊を免れる!

 

 

門士郎 ライフ4000

手0 場 サイバー・エンド・ドラゴン 

前田 ライフ2900

手2 場 セットモンスター 

 

 

「俺のターン、ドロー!バトルだ、サイバー・エンド・ドラゴンでセットモンスターを攻撃!」

「だけど、キラー・トマトの効果で…あれ?」ライフ0

 

「サイバー・エンド・ドラゴンは攻撃力が守備力を超えていれば、その数値分のダメージを与えるんだよ!」

「ま、参りました…。」

 

 うなだれる前田隼人。

 強力なカードを与える辺り、才災校長はかなり気前が良いと思う猫崎。

 

 

「流石門士郎さん!」

「サイバー流に入って正解だな!」

 

 

 取り巻きが持ち上げている。

 最近、元々サイバー流では無かった生徒が次々とサイバー流に転向している。

 

 別に、サイバー流へ鞍替えするのは咎めない。だが…

 

 大山がサイバー流の決闘者とデュエルを始めている。

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

才藤 ライフ4000

手5 場 

大山 ライフ4000

手5 場 

 

「俺の先攻、ドロー!俺は魔法カード、磁力の召喚円 LV2を発動!魔装機関車ボコイチを特殊召喚!魔法カード、機械複製術を発動!ボコイチを複製する!」

「守りを固めたか、だが、そんな攻守では壁にもならないぞ!」

「俺はモンスターをセット。魔法カード、太陽の書を発動!魔装機関車デコイチをリバース!効果発動!カードを1枚ドローする!さらに場のボコイチの数だけドローする!よって4枚ドロー!」

 

 

「コンボは決まったな。」

「だが…。」

 

「魔法カード、馬の骨の対価を発動!ボコイチを墓地に送って二枚ドロー!装備魔法、折れ竹光をデコイチに装備して、魔法カード、黄金色の竹光を発動!二枚ドロー!魔法カード、二枚目の馬の骨の対価を発動!ボコイチを墓地に送り二枚ドロー!二枚目の黄金色の竹光を発動!二枚ドロー!最後の黄金色の竹光を発動!二枚ドロー!最後の馬の骨の対価を発動!ボコイチを墓地に送って二枚ドロー!」

 

 

「よし!これで手札10枚!」

「永続魔法、7を三枚発動!そして7が三枚そろったことでこのカードを破壊し、2100ポイントのライフを回復!そして三枚ドロー!」ライフ4000から6100

「魔法カード、成金ゴブリンを発動!カードを一枚ドローして、相手はライフを1000回復する!」

「…引けたか?」ライフ4000から5000

 

「魔法カード、手札抹殺を発動!俺は魔装機関車デコイチ2枚と八汰烏の躯3枚と強欲な瓶3枚と太陽の書、合わせて9枚を捨てて9枚ドロー!」

「俺も5枚捨てて5枚ドローだ。」

 

 

 大量の手札を入れ替えた事で、ギャラリーが反応する。

 

「これで墓地には26枚、場には2枚、手札は9枚」

「デッキは後3枚、これだけ引けば…」

 

 だが、大山は膝をついて叫ぶ!

 

「な、何故だぁ!何故俺の手札にサイバー・ドラゴンが来ない!俺に、何が足りないと言うんだ…!」

 

 大山が戦意喪失した事で、デュエルは終了となる。残りのカードはサイバー・ドラゴン3枚だった。

 ちなみに対戦相手の才藤は順当にサイバー・ドラゴンを3枚引き当てており、手札抹殺で入れ替えた手札にはサイバネティック・フュージョン・サポートとパワー・ボンドとリミッター解除を握っていた。

 

 

「座学は良くても、実技がダメだよなぁ、お前。」

「というか、普通引けるだろ?」

「引けないってよほど調子が悪い時だよなぁ。」

 

 

 才藤、才岡、才福…サイバー流の門下生が大山の相談に乗っているのを横目で見た後、猫崎は行動することにした。

 今まであまり気にしていなかったが、初手にサイバー・ドラゴンを複数枚と融合関連を引き当てるのは、割とすごいのかもしれない。

 

 猫崎が古井戸に訪れると、そこには大量のカードが捨てられていた。

 

 

 ニュードリュア、強制脱出装置、人喰い虫、トラップ・ジャマー、ペンギンソルジャー、レベル制限B地区、マジック・ジャマー、心変わり、ハンマーシュート、奈落の落とし穴、ブラック・コア、死者への手向け、ライトニング・ボルテックス、ファイバー・ポッド、追い剥ぎゴブリン、サクリファイス、白い泥棒、強制転移、破壊輪、エクトプラズマー、アメーバ、魔力の棘、スフィアボム球体時限爆弾、死霊の誘い、自業自得、ハネハネ、仕込みマシンガン、王宮の勅命、番兵ゴーレム、X・E・N・O、王宮の弾圧、深淵の暗殺者、死のデッキ破壊ウイルス、魔鏡導師リフレクト・バウンダー、サイバー・ポッド、酸の嵐、ならず者傭兵部隊、マジック・ランプ、最終戦争、サンダー・ブレイク、旅人の試練、カオスポッド…

 

 この辺りは、比較的上の方にあった。最近、捨てられたのだろう。『リスペクトに反する』カードとして。

 

 

 

「…こんな事をやっても自己満足だろう。だが、それでも…。」

 

 憑依者だから?違う。デュエルモンスターズそのものが好きだから。

 その中に、デッキケースがあった。その中身を見た猫崎はほかのカードには目もくれず、古井戸を後にする。

 

 数日後。猫崎は門士郎と対峙する。

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

猫崎 ライフ4000

手5 場 

門士郎 ライフ4000

手5 場 

 

 

「俺の先攻、ドロー!魔法カード、融合を発動!手札のサイバー・ドラゴン3体を融合!現れろ、サイバー・エンド・ドラゴン!さらにアーマード・サイバーンを召喚!効果発動、サイバー・エンド・ドラゴンに装備!カードを一枚伏せてターンエンド!」

 

 

猫崎 ライフ4000

手5 場 

門士郎 ライフ4000

手0 場 サイバー・エンド・ドラゴン アーマード・サイバーン 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!門士郎、このデッキはSデッキではない。」

「ああ?なら卑怯なカウンター罠デッキか?」

「いいや。俺は共鳴虫を召喚!」

「なっ?!それは、まさか…。お前!」

 

「古井戸に捨てられていたデッキケースを拾った。」

「はっ!ドロップアウトだな!捨てられていたカードをわざわざ拾って戦うのか!」

「普段はしない。だが、このカードたちがどうしてももう一度戦いたいと願っている。そんな気がしたんだ。魔法カード、強制転移を発動!」

「ぐっ!俺のサイバー・エンド・ドラゴンが…!」

 

 

 卑怯だぞ!

 相手のモンスターを奪うなんて!

 

 周りの取り巻きが俺に罵声を浴びせる。

 

 

「だ、そうだ。どんな気分だ?門士郎?」

「…っ!さっさと進めろ!」

 

 そうだ。卑怯などと言われていい気分はしない。リクル転移はかつてお前が使っていた戦術。

 

 

「無ければ奪う。その発想を実行できるデュエリストは嫌いではない、嫌いでは無かったんだが、な。」

「ぐっ…。」

 

「…バトルだ、サイバー・エンド・ドラゴンで共鳴虫を攻撃」

「ぐわあああああっ!」ライフ4000から1200

「共鳴虫の効果発動!デッキから共鳴虫を特殊召喚!ダイレクトアタックだ!」

「ガアアアアアッ!」ライフ0

 

 

 

「また負けやがった!」

「オシリスレッドに連敗とは、落ちぶれたな!」

 

 

 好き勝手なことをわめいて去っていく取り巻き達。

 

「…これは、置いていく。」

「猫崎…。」

 

 DNA改造手術に、虫除けバリア-。トゲトゲ神の殺虫剤、スカラベの大群、イナゴの軍勢、火器付機甲鎧…

 

 種族操作のギミックやサイクルリバースによる場を荒らすコンボ、団結の力やデーモンの斧を持っていない為代わりに入れているであろう装備魔法。

 猫崎にとっては、思い入れを感じるカードのチョイスだ。

 

「サイバー流から離れろとは言わない。だが、このデッキは一生懸命考えて作り上げたんだろう?なら大事に」

「出来ない。」

「門士郎?」

「…才災師範、いや、才災校長はサイバー流に転向するなら以前のデッキを処分するよう言ってきた…。後、モンスターのコントロールを奪う強制転移はリスペクトに反している、と言われた。」

 

 デュエリストにデッキを捨てろ、と言うか。前世ならまだしも、デュエルモンスターズが主流のこの世界で。

 コントロール奪取は…まぁ、あまり受けがいい戦術では無いが、まさか全否定するとは。

 

「俺は逆らえなかった。一度手放した俺が再度そのデッキを手に取ることは許されない。」

 

 意志は固いようだ。こういう時、憑依者に過ぎない俺には出来ない。

 

「…わかった。このデッキは預かっておく。」

 

 

 のちにデュエルアカデミアの卒業式の後、猫崎はこのデッキを門士郎に渡すのだが、それは別の物語である。

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