猫シンクロ使いが行く遊戯王GX!   作:交響魔人

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厚釜「この惑星を観測している、破滅の光という超常的存在が人類を滅ぼそうと決意して、早乙女レイが光の結社入りするきっかけを作ったけれど、俺そんなに悪い事していないよね?」
俊二「」


第31話!胡蝶と五階堂!

 実技担当と言う事で、クロノス新校長が残した資料と方針を元に新学期最初の授業を始めようとした猫崎夫妻。

 実技の授業は来週からになるが、念のために俊二はいくつかデッキを持ち出すことにした。

 

「…使う事になるの?」

「おそらく。サイバー・ランカーズのブロック代表をなぎ倒したが、オシリスレッドだったことは事実。寮の色で差別する意識が強い生徒は素直に従わないだろう。」

「それもそうね。」

 

 最も、前世の知識でこうなった場合に反抗しそうなキャラに心当たりがある俊二は事前に教員用のデッキに多少手を加えている。

 

 

 三年生の生徒に挨拶を済ませ、出席を取り、プリントを配布して今後の予定について俊二が話そうとすると。

 

 

「ちょっと待ちなさい!」

「…ブルー女子三年の、胡蝶か。」

「どうしてオシリスレッドだった猫崎先輩が、先生をしているのよ!」

「海馬オーナーの指示だ。それに資料と方針はクロノス新校長がチェック済みだ。それでも不満か。」

「当たり前でしょう!」

 

 丸藤亮の熱狂的なファンだったが、やはりそれは変わらないようだ。

 

「…それは俺が、丸藤亮とのデュエルに勝ったからか?」

「そうよ!」

「才災師範率いるサイバー流との直接対決を決めた以上、いずれぶつかる定めだった。そして全力でぶつかった結果、俺が勝った。」

「それがおかしいのよ!亮様がオシリスレッドの貴方に負けるなんて!」

 

 

「お互い死力を尽くしたデュエルだったでしょう?何が不満なの?」

「光里、こういう場合はもうこれで決着をつけるしかない。」

 

 

「私が勝ったら、亮様に謝って貰うわ!」

「…いや、丸藤亮はあのデュエル以降行方不明だから謝りようもないが…。」

 

 肝心のデュエルに負けた事で、政界や財界の大物が失脚する原因となり、その大物のNo2や腹心達から逆恨みされており、身を隠しているという。

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

俊二 ライフ4000

手5 場 

胡蝶 ライフ4000

手5 場 

 

 

「先攻は譲るわ!」

「ならば遠慮なく。俺の先攻、ドロー!俺はプチモスを召喚」

「はぁっ?!ぷ、プチモス?」

 

「手札から、進化の繭の効果発動。このカードをプチモスの装備カードにする。これで守備力は2000ポイントアップする。」

「でも、攻撃表示なら意味がないわよ?」

「そうだな。俺はカードを3枚伏せてターンエンド」

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス 進化の繭(1) 伏せ3

胡蝶 ライフ4000

手5 場 

 

 

 

「アタシのターン、ドロー!相手の場にのみモンスターが存在することで、サイバー・ドラゴンを特殊召喚!」

「?!」

 

 丸藤亮の熱狂的なファン、というのを前世で知っていたが…。まさかサイバー・ドラゴンを入れているとは思わなかった猫崎。

 

「魔法カード、孵化を発動!アタシはレベル5のサイバー・ドラゴンをリリース!それよりもレベルが1つ高い昆虫族を特殊召喚!現れなさい!インセクト・プリンセス!」

「攻撃力は1900だが、相手の昆虫族を破壊するたびに攻撃力が500ポイントずつアップするモンスターだな。」

「その通りよ。バトル!インセクト・プリンセスでプチモスを攻撃!」

「永続罠を二枚発動!アストラルバリアとスピリットバリア!アストラルバリアにより、インセクト・プリンセスの攻撃をダイレクトアタックに変更!だが、スピリットバリアにより俺の場にモンスターがいる限り、俺が受ける戦闘ダメージは0になる!」

「くっ…アタシはカードを一枚伏せてターンエンド!」

 

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス 進化の繭(1) アストラルバリア スピリットバリア 伏せ1

胡蝶 ライフ4000

手3 場 インセクト・プリンセス 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード、マジック・プランターを発動。場のアストラルバリアを墓地に送り、二枚ドロー!」

「はぁっ?!」

「さらに二枚目のマジック・プランターを発動。場のスピリットバリアを墓地に送り、二枚ドロー!」

 

 

『流石オシリスレッドだな!』

『自分から無敵の盾を捨ててやがる』

 

「なんで自分からロックを解除するの?アタシを馬鹿にしているの!」

「そんな事は無いが。永続魔法、虫除けバリア-を発動!カードを一枚伏せ、モンスターをセットしてターンエンドだ」

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス セットモンスター 進化の繭(2) 虫除けバリア- 伏せ2

胡蝶 ライフ4000

手3 場 インセクト・プリンセス 伏せ1

 

 

「アタシのターン、ドロー!」

「永続罠、DNA改造手術を発動。俺は昆虫族を宣言。」

「フン、やっぱりね。ならその永続罠を利用させて貰うわ!棘の妖精を召喚!このカードも昆虫族に変わるけれど」

「利用されたか…」

 

 

 

『はぁ?何を言っているんだ?元オシリスレッド。』

『あれで一体何を利用したっていうんだ?』

 

 周囲の生徒は気が付いていないらしい。

 というかブルー生徒が分かっていないとは。デュエルエリートだろう?

 そこは、『なんだよお前、こんなのも知らないのか~?』と言って説明する場面だろうに。

 

 

「知らない生徒もいるようだから解説しておく。棘の妖精がフィールドに表側表示で存在する限り、相手は昆虫族を攻撃対象に出来ない。棘の妖精の種族は植物族だが、DNA改造手術により昆虫族にする事で相手の攻撃を妨害する事が出来る。良い戦略だ。」

「り、亮様と同じことを言っても絆されないわよ!アタシはこれでターンエンド!」

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス セットモンスター 進化の繭(2) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ1

胡蝶 ライフ4000

手3 場 インセクト・プリンセス 棘の妖精 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!セットしていた、スカラベの大群を反転召喚!効果発動、相手モンスターを破壊する!棘の妖精を破壊!」

「?!」

「そしてスカラベの大群の効果発動、再び裏側守備表示に変更。プチモスを守備表示に」

「逃がさないわよ!インセクト・プリンセスの効果発動!相手の昆虫族モンスターは全て攻撃表示になる!」

 

 その永続効果を失念していた俊二は、再びプチモスの表示形式を変える。

 観客席から声が聞こえてくる。

 

『インセクト・プリンセスを前にして攻撃表示になるプチモス…繭付き…ひらめいたわ!』

 

 一体このブルー女子は何をひらめいているのか。そしてそれは一体どこに需要があるのか。

 

 

「モンスターをセット、カードを一枚伏せ、ターンエンド」

 

 

俊二 ライフ4000

手0 場 プチモス (スカラベの大群) セットモンスター 進化の繭(3) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ2

胡蝶 ライフ4000

手3 場 インセクト・プリンセス 伏せ1

 

 

「アタシのターン、ドロー!速攻魔法、サイクロンを発動!虫除けバリア-を破壊する!」

「チェーンしてカウンター罠、マジック・ドレインを発動!手札の魔法カードを捨てなければ、サイクロンは無効だ!」

「っつ…魔法カードは捨てないわ。モンスターをセットして、ターンエンド!」

 

 

 

俊二 ライフ4000

手0 場 プチモス (スカラベの大群) セットモンスター 進化の繭(3) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ1

胡蝶 ライフ4000

手2 場 インセクト・プリンセス セットモンスター 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!俺はセットしていたスカラベの大群を反転召喚!そのセットモンスターを破壊する!」

「だけど、破壊された代打バッターの効果発動!手札の昆虫族を特殊召喚!来なさい、鉄鋼装甲虫!」

「先ほどセットしたモンスターを反転召喚!イナゴの軍勢!効果発動、その伏せカードを破壊する!」

「DNA改造手術が…」

 

「スカラベの大群とイナゴの軍勢を裏側守備表示に変更。ターンエンドだ」

 

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス (スカラベの大群) (イナゴの軍勢) 進化の繭(4) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ1

胡蝶 ライフ4000

手1 場 インセクト・プリンセス 鉄鋼装甲虫 

 

 

「アタシのターン、ドロー!くっ、カードを場においても、イナゴの軍勢とスカラベの大群によって確実に破壊されていく。そしてアタシの攻撃が通らない……ターン、エンド」

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス (スカラベの大群) (イナゴの軍勢) 進化の繭(4) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ1

胡蝶 ライフ4000

手2 場 インセクト・プリンセス 鉄鋼装甲虫 

 

 

 

「俺のターン、ドロー!スカラベの大群を反転召喚。鉄鋼装甲虫を破壊する!再び裏側守備表示に変更。カードを一枚伏せてターンエンド!」

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス (スカラベの大群) (イナゴの軍勢) 進化の繭(5) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ2

胡蝶 ライフ4000

手2 場 インセクト・プリンセス 

 

 

「アタシのターン、ドロー!アタシはドラゴンフライを召喚!魔法カード、孵化を発動!ドラゴンフライをリリースして、デッキからミレニアムスコーピオンを特殊召喚!カードを一枚伏せて、ターンエンド!」

 

 

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス (スカラベの大群) (イナゴの軍勢) 進化の繭(5) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ2

胡蝶 ライフ4000

手0 場 インセクト・プリンセス ミレニアム・スコーピオン 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー」

「スタンバイフェイズに罠発動!バトルマニア!これでこのターン、アンタは必ず攻撃しないといけない!」

「スカラベの大群を反転召喚し、ミレニアムスコーピオンを破壊!」

「それでどうするの?」

「スカラベの大群を裏側守備表示に変更。そして罠発動、和睦の使者!このターン、俺のモンスターは戦闘で破壊されず、俺が受ける戦闘ダメージも0になる。」

「そ、そんなっ!」

 

「バトル、プチモスでインセクト・プリンセスを攻撃。最も、どちらのモンスターも破壊されないが。ターンエンド」

 

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス (スカラベの大群) (イナゴの軍勢) 進化の繭(6) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ1

胡蝶 ライフ4000

手0 場 インセクト・プリンセス 

 

 

「あ、アタシのターン、ドロー!くっ…インセクト・プリンセスを守備表示に変更。ターン、エンド」

 

 

 

俊二 ライフ4000

手1 場 プチモス (スカラベの大群) (イナゴの軍勢) 進化の繭(6) 虫除けバリア- DNA改造手術(昆虫族) 伏せ1

胡蝶 ライフ4000

手1 場 インセクト・プリンセス 

 

 

「俺のターン、ドロー!自分のターンで数えて6ターンが経過した。プチモスをリリースして、究極完全態・グレート・モスを召喚!」

「これが、究極完全態・グレート・モス!昆虫族最強のモンスター…!」

 

 これをリアルで出すことは出来なかった猫崎としては、感慨深い物がある。

 

「スカラベの大群を反転召喚し、インセクト・プリンセスを破壊!バトルだ、スカラベの大群でダイレクトアタック!」

「きゃあああああっ!」ライフ4000から3500

「究極完全態・グレート・モスで、ダイレクトアタック!」

「く、悔しぃ~~~!!」ライフ0

 

 

 

「い、一度も攻撃できず…完敗するなんて…。アタシだって虫除けバリア-とかモンスターを除去するカードが使えたら…!」

 

 やはりショックは大きいようだ。

 

 

『究極完全態を正規召喚した…』

『しかも、昆虫族使い相手に』

『へっ、オシリスレッドの卒業生が片手間で組んだデッキに負けるのかよ』

 

『インセクト・プリンセスを前にして攻撃表示になっちゃうプチモスが、究極完全態になって襲い掛かる…次の本のネタはこれでヨシ!』

 

 

 色々な感想が出ている。寝言を言う女子生徒を猫崎は放っておくことにした。何がヨシなんですかね?

 

 

「昆虫族デッキの特長は、そのトリッキーさと展開力にある。色々な効果があり決して侮れない種族。昆虫族デッキを使っていなくても、昆虫族デッキと対戦した時にはどういうところに気をつければいいのかは学んでおくべきだろう。当面は、各種族の特徴について講義する予定になっている。それと、胡蝶。」

「な、何よ?」

「デュエルアカデミアはクロノス新校長に移行した事で、方針は変わっている。虫除けバリア-や除去カードを使っても評価を下げるような事はしない。むしろ上げる。」

「虫除けバリア-とDNA改造手術で攻撃を阻止して、返しのターン、トゲトゲ神の殺虫剤でアタシの場の代打バッターもろとも破壊、鉄鋼装甲虫と共鳴虫のダイレクトアタックで勝ったところ…今後そういうロックと全体除去を使うようなら、成績に関わるって脅されたけれど」

 

 

「そんな事は俺もクロノス新校長も言わないし、許さない。しかし、ロックコンボはデッキに入れていたんだな。」

「そうよ。DNA改造手術で昆虫族に変えているときに、棘の妖精を引いても場に出さなければ才災校長に目をつけられずに済むから」

 

 こいつはこいつで苦労していたんだな、と思う俊二。

 何とか三年生の講義は終わる。

 

 

 

 二年生だが、遊城十代がさっそくサボっていた。

 これは…一度本気で制裁する必要があると俊二は固く誓った。

 いや、これが中学二年生ならまだいい。高校二年生だぞ?そろそろ落ち着いてもらわないと社会でやっていけない。

 

 

 

 

 

 

 最後は一年生だ。新入生なら、実技を担当するのが最下層のオシリスレッドに所属していた卒業生となれば、かなり反発するだろう。

 

 

「究極完全態を正規召喚するなんて…」

「割と防御手段は多めに入れていたが…。さて、中等部トップの生徒はこの五階堂か」

「胡蝶の時のようにデュエルするの?」

「実力を示さないとな。良い選手は良いコーチになれるわけではないが、少なくとも悪い選手に教えを乞う気にはなれないだろうし。」

 

 

 新入生が入ってくる。ティラノ剣山はさっそく制服を着崩していた。

 かなり作中の人物から不評だったが、鬼柳さんの満足ジャケットと同じセンスだ。

 

 もしもチーム・サティスファクションに剣山が居たら…いや、セキュリティにカチコミするとか言い出したら剣山もドン引きするか。

 最も、裁縫とか料理が得意なので、サティスファクションを支える存在として活躍はありそうだ。

 

 

「今日は今後の予定について話していく。中等部から上がってきた生徒にとっては退屈かもしれないが、編入生の知識と合わせる必要がある為、我慢して貰う事になる。それにデュエルモンスターズの基礎知識は重要。おさらいを兼ねて学んでいって貰いたい。何か質問は?」

 

「先生!当初は基礎知識がメインならば、中等部からの進学組である俺達ブルー生徒は出席しなくてもいいですよね!」

「…オベリスクブルーは、出席率が割と重要だから、ここで欠席すると進級の時にラーイエローに格下げという事も出てくるが」

「先生が出席扱いにしてくれたらいいじゃないですか」

 

 こいつは何を言っているんだ。

 

「おい、虎之井(とらのい)、相手は元オシリスレッドの卒業生とはいえ、あの海馬瀬人やペガサス会長が認め、しかもサイバー・ランカーズを全員打倒した人だぞ?しかもカイザー亮にも勝った…」

「五階堂さん、だけど基礎をいまさら学ぶ必要があるんですか?」

「そ、それは…。」

 

 

「残念だが、そういう不正や代返は認めていないんだ、虎之井。」

「なら、これで決めましょう。」

「デュエルか。」

 

 五階堂が絡んでくると予想していた俊二だが、挑んでくるなら受けてたつだけだ。

 

「いいだろう。」

「よし。ではお願いします、五階堂さん。」

 

 ズッコケるブルー生徒組と俊二。

 

「虎之井ぃ!お前、おまえぇ!」

「でもここで勝てば、万丈目先輩の評価は鰻登りですよ!」

「…そ、それもそうだな!」

 

 

 …これは、万丈目に話しておかないと。

 取り巻きにいいように使われている。

 

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

俊二 ライフ4000

手5 場 

五階堂 ライフ4000

手5 場 

 

「俺の先攻、ドロー!よし、俺は切り込み隊長を召喚!効果発動、手札のレベル4以下のモンスターを特殊召喚!現れろ、荒野の女戦士!」

「リクルーターか」

「カードを一枚伏せて、ターンエンドだ!」

 

 

俊二 ライフ4000

手5 場 

五階堂 ライフ4000

手3 場 切り込み隊長 荒野の女戦士 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード、増援を発動!デッキからレベル4以下の戦士族を手札に加える。マジック・ストライカーを手札に。そして墓地の魔法カードをゲームから除外して、マジック・ストライカーを特殊召喚!」

「攻撃力600か」

「速攻魔法、地獄の暴走召喚を発動!俺はデッキから二体のマジック・ストライカーを特殊召喚!」

「ならこちらは二体の切り込み隊長をデッキから特殊召喚する!」

 

「マジック・ストライカーは、相手に直接攻撃することが出来る。」

「?!つまり、1800のダメージか…」

「もう少し増えるぞ。永続魔法、連合軍!俺の場の戦士族モンスターの攻撃力は、俺の場の戦士族・魔法使い族の数×200ポイントアップ、よって攻撃力は600ポイントアップ。」

「なっ!」

 

「バトルだ、三体のマジック・ストライカーでダイレクトアタック!」

「ぐううううっ!」ライフ4000から2800、2800から1600、1600から400

 

 

「カードを一枚伏せてターンエンド。ちなみに、マジック・ストライカーとの戦闘で発生する俺へのダメージは0になる」

 

 

俊二 ライフ4000

手2 場 マジック・ストライカー マジック・ストライカー マジック・ストライカー 伏せ1

五階堂 ライフ400

手3 場 切り込み隊長 切り込み隊長 切り込み隊長 荒野の女戦士 伏せ1

 

 

「…やってくれたな。だが、俺のターン、ドロー!魔法カード、苦渋の選択を発動!俺はデッキから団結の力、魔導師の力、破邪の大剣-バオウ、閃光の双剣-トライス、融合武器ムラサメブレードを選択する!」

「破邪の大剣を手札に加えてもらう。」

「フッ、俺は場の荒野の女戦士と切り込み隊長をリリース!ギルフォード・ザ・レジェンドをアドバンス召喚!効果発動!墓地の装備魔法を装備出来る!俺は墓地の団結の力、魔導師の力、閃光の双剣-トライス、融合武器ムラサメブレードをギルフォード・ザ・レジェンドに装備!団結の力で攻撃力と守備力が2400ポイントアップ!魔導師の力で攻撃力と守備力が2500ポイントアップ!トライスで500下がるが、融合武器ムラサメブレードで800ポイントアップ!」

「攻撃力7200で二回攻撃可能なモンスターか」

「これで、切り込み隊長二体でマジック・ストライカーと相打ち、残りの一体をギルフォードで倒し、二回目の攻撃で俺の勝ちだ!バトル!」

 

 

 

 

「ここで永続罠、血の代償を発動。ライフを500払ってモンスターを通常召喚する」ライフ4000から3500

「ここで通常召喚?さっきのターンですればいいのに」

「このタイミングだからこそ、効果を発揮するカードがある。場の三体のモンスターをリリース!ギルフォード・ザ・ライトニングをアドバンス召喚!」

「?!その、モンスターは!」

 

 

「知っているようだな、効果発動!相手モンスターを全て破壊する!」

「ぐうっ!く、くそっ…ターン、エンドだ」

 

 

俊二 ライフ3500

手2 場 ギルフォード・ザ・ライトニング 血の代償

五階堂 ライフ400

手2 場 伏せ1

 

 

 

「俺のターン、ドロー!バトルだ、ギルフォード・ザ・ライトニングでダイレクトアタック!」

「う、うわああああああっ!」ライフ0

 

 

 

「良い戦術だった。伏せカードは?」

「リビングデッドの呼び声です。これでギルフォード・ザ・レジェンドのリリースを確保するつもりでした。」

「装備魔法が好きなのか?」

「…ギルフォード・ザ・レジェンドは、俺がある大会で優勝した時に手に入れたカードなんです。だからこいつを生かしたデッキを模索してこういうデッキになりました。」

「なるほど。」

 

 

 ベンケイワンキルに特化させようと思ったが、ならば別の道を提示するまで。

 モンスターゲートで装備魔法を墓地に落としてトロイホースを召喚、戦士の生還などで墓地に送られてしまうであろうギルフォード・ザ・レジェンドを回収。

 

 

 いや、彼はまだ高等部に入ったばかり、いろんな道を示した上で選択させようと俊二は考える。

 

 

 

 

 そんな二人を見ながら、虎之井はつぶやく。

 

「何だよ、オシリスレッドの卒業生相手にライフを削れず負けるのか。これは取り入る相手を変えた方が良さそうだな…」

 

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