猫シンクロ使いが行く遊戯王GX!   作:交響魔人

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アンチリスペクト物がはやった要因の一つに、「リスペクト精神を捨てたヘルカイザーがかっこよすぎる」というのがあると思います。


第32話!丸藤亮、地下デュエル場へ!

 猫崎俊二とのデュエルにおいて、才災師範が禁じたカードを使った上で敗れた丸藤亮は、追われていた。

 デュエルディスクを、アカデミアの成績優秀者に与えられるデュエル・コートに変え、変装して過ごしていたが…。

 

 誘拐され、地下デュエル場へ連れ込まれてしまった。

 

 そのことを知った才園は、知り合いに頼むことにした。

 

「…という事があったんや。助けてくれへん?」

「何で俺様なんだ」

 

 

 やや不機嫌そうな顔をする才獏。

 

 

「そんな事言わんといてや!貸しがあるやろ!手持ちが足りなくてあんたが困っていた時、帰りの新幹線代を立て替えたやろ!」

 

 そう言われても。闇獏良としては初対面という印象でしかない。

 軽く舌打ちして、財布から数万円取り出すと叩きつけるように置く。

 

「ほらよ。俺様は墨聖教(ぼくせいきょう)と揉めていてそれどころじゃあねぇ」

「あー、そっちか…」

 

 かつてサイバー流と組んでいた新興宗教団体。思うように人生がうまくいかない人の不安に付け込み、寄付を募っている。

 無人島を買い上げて、そこでスローライフを送ると言っているのだが…。

 

 才園は再三言っても返してくれなかった才獏が払ってくれたことに違和感を感じるも、とりあえず差額分を返金する。

 それを無造作に財布に突っ込む才獏。

 

「そっかー…地下デュエル場…、うーん、絶対に関わりたくないんやけど…」

「丸藤なら大丈夫だろう。」

「そう、やな。ありがと、話を聞いてくれて」

 

 

 丸藤亮とは接点がまるでないが、一応闇獏良は話を合わせておく。

 地下デュエル場には興味があるが、好き好んで危ない橋を渡る義理も義務も無い。

 

 

「ところで。サイバー流と名乗ってカードを破り捨てたクソガキがいるっていうのは本当か?」

「悲しいけれど事実や。まぁ、アカデミアを卒業した門下生の子達を向かわせたわ。サイバー流の看板に泥を塗られたなら、ウチらがけじめをつける。」

 

 不必要なカードであっても、破るという行為まではしない闇獏良は、その話に割と不快感を感じていた。

 積極的に倒すつもりは無いが、目の前に現れたら叩き潰すぐらいはする。

 

 

 一方、地下デュエル場の個室にて。

 

「…時間か」

 

 

 丸藤亮は、デッキの再チェックを行いながら、考える。

 

 あの日。自分を誘拐した連中の親玉がやってきた。政界の重鎮の腹心、政岡。財界の大物の幹部、財岡、報道機関の幹部、報岡。

 この三人から、ある条件を突き付けられた。

 

 

 彼らが雇った腕自慢のデュエリスト20人を全員倒す。しかし、メインデッキである【サイバー流】デッキは没収。

 衝撃増幅装置を取りつけ、デュエルは互いのデッキを賭けて行う。

 

 挑戦する側は勝てば丸藤亮のサイバー流デッキをエクストラデッキごと貰える上に、彼らの支援の下、プロデュエリストとしてデビューできる。

 

 

 デュエル期間の間は、他のサイバー流の門下生に危害は加えない。丸藤亮が20人全勝すれば解放する。

 それが彼らの出した条件だった。

 

 

 丸藤亮は、デュエルアカデミア時代にそれなりにカードを購入しており、カードプールはそれなりにあるが本来のサイバー流デッキと比べれば火力不足が目立つ。

 使い慣れていない、二軍のカードでどこまで出来る。そう彼らは高をくくっていた…。

 

 

 

「お前、丸藤の兄だったか。兄弟なのに似ていないんだな。」

「……」

 

 かつて翔は小学生時代虐められていた。だが、翔を虐めていたのはゴリ助だけは無く、この宮本(みやもと)もその一人だ。

 

「まぁいい、ひねりつぶしてやるよ!」

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

宮本 ライフ4000

手5 場 

亮 ライフ4000

手5 場 

 

 

「レスキューキャットなんかに負け、しかもサイバー流デッキでもないなら、楽勝だぜ!俺の先攻、ドロー!魔法カード、天使の施しを発動!カードを3枚ドローして、手札のグランド・ドラゴンとレッサー・デーモンを捨てる!」

「その二体は…」

「魔法カード、龍の鏡を発動!墓地のグランド・ドラゴンとレッサー・デーモンを除外!デス・デーモン・ドラゴンを融合召喚!」

「リバースモンスター効果を封じ、対象にした罠カードの効果を無効にするモンスター…」

「魔法カード、カップ・オブ・エースを発動!」

 

 宮本の後ろで、カードが回転を始める。

 

「何?!」

「このカードが正位置なら俺が二枚ドローする。逆位置ならお前だ。よし、ストップ!」

「…お前がストップをかけるのか」

「ああ?何言ってんだ。これは俺のカードだぞ、なんでお前に止めさせないといけないんだ。カードを二枚ドロー!魔法カード、融合を発動!憑依するブラッド・ソウルと辺境の大賢者を墓地に送り、魔人 ダーク・バルターを融合召喚!」

「戦闘破壊したモンスターの効果を無効にし、ライフを1000払えば、相手の通常魔法を無効にして破壊できるモンスター…」

「魔法カード、融合回収を発動!墓地のブラッド・ソウルと融合を手札に戻す!融合を発動!戦士ダイ・グレファーとスピリット・ドラゴンを墓地に送り、ドラゴン・ウォリアーを融合召喚!」

「対象を取る魔法カードの効果を無効にし、ライフを1000払う事で通常罠を無効にする…」

 

「ターンエンドだ!」

 

 

 

 

 

宮本 ライフ4000

手1 場 デス・デーモン・ドラゴン 魔人 ダーク・バルター ドラゴン・ウォリアー 

亮 ライフ4000

手5 場 

 

「融合モンスターが三体…俺のターン、ドロー!手札のサンダー・ドラゴンを捨てて効果発動!デッキからサンダー・ドラゴンを二枚手札に加える。」

「へぇ、それで双頭の雷龍を融合召喚するつもりか?だがお前には出来まい!何故なら俺の場には魔人ダーク・バルターが居るからなぁ!」

 

「俺はスナイプ・ストーカーを召喚!」

「攻撃力1500?」

「効果発動、手札のリボルバー・ドラゴンを捨てて、ダーク・バルターを選択!ダイスロール!1か6でなければ、お前のモンスターを破壊する!」

「…4だと!くそっ、ダーク・バルターが…」

「手札から沼地の魔神王の効果発動!手札から捨てて、デッキから融合を手札に加える!魔法カード、オーバーロード・フュージョン!墓地のリボルバー・ドラゴンと沼地の魔神王を除外!現れろ、ガトリング・ドラゴンッ!」

「攻撃力、2600?!」

 

「効果発動!コイントスを3回行い、表の数だけ場のモンスターを破壊する!」

「…?!表が3回だと!」

「俺はお前のデス・デーモン・ドラゴンとドラゴン・ウォリアーとスナイプ・ストーカーを破壊!」

「だ、だがまだライフは残…?!お前の手札には、サンダー・ドラゴンが2枚と融合がっ!」

「魔法カード、融合を発動!手札のサンダー・ドラゴン2体を融合!現れろ、双頭の雷龍!」

「あ、あああっ!」

 

 封殺できる布陣を敷いていたのだが、それを突破された宮本に打つ手はない。

 

「バトルだ、双頭の雷龍とガトリング・ドラゴンでダイレクトアタック!」

「うぎゃあああああああああああああっ!」ライフ4000から1200、1200から0

 

 

 すさまじい電流が迸り、黒煙が上がる中、宮本は崩れ落ちる。

 弱そうな相手を狙って危害を加えていた卑怯者の、無様な最期だった。

 

 

 

「勝ちやがったか。」

「まぁいい。奴は使い捨てのティッシュ。丸藤亮の二軍デッキの傾向を掴むための、な。」

 

 

 

 一戦ごとに、インターバルが挟まれる。

 渡された宮本のデッキから、カードを選んでデッキを補強する。

 必須カードが足りないため、それを補充する。

 

 

 次のデュエルの時間となったため、再びデュエルリングへ上がる亮。

 

 

「…!折本か?」

「へえ、覚えていてくれたんだ」

 

 デュエルアカデミアの中等部に在籍していた、クラスメイトの女子。

 その後の消息は不明だったが、どうやら道を踏み外してしまったようだ。

 

 

「そういえば、鮫島師範はまだリスペクト云々言っているの?」

「…そうだ」

「そういう甘っちょろい事を言っているから、師範の座を追われるのよ!さぁ、行くわよ!」

 

 

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

折本 ライフ4000

手5 場 

亮 ライフ4000

手5 場 

 

 

「俺の先攻、ドロー!俺は戦士・ダイグレファーを召喚!カードを一枚伏せ、ターンエンド」

 

 

折本 ライフ4000

手5 場 

亮 ライフ4000

手4 場 戦士・ダイグレファー 伏せ1

 

 

「アハッ、先攻1ターン目がそれ?アタシのターン、ドロー!魔法カード、化石調査を発動!デッキからレベル6以下の恐竜族を手札に加える。俊足のギラザウルスを手札に!そしてぇ、手札から俊足のギラザウルスを特殊召喚!」

「攻撃力1400…」

 

「速攻魔法ッ!地獄の暴走召喚!デッキから俊足のギラザウルスを二体特殊召喚ッ!さぁ、そっちもモンスターを出しな!」

「俺は、二体目のダイ・グレファーを特殊召喚。」

「さぁて…。場の三体の俊足のギラザウルスをリリースッ!神獣王バルバロス、アドバンス召喚ッ!」

「?!」

 

 

 神獣王バルバロス。レベル8でありながら、リリース無しで召喚することができるモンスター。

 その後で効果を無効にすれば攻撃力3000という打点になるが…。

 

 三体のリリースを捧げて召喚された時に発動する効果がある。

 

「効果発動ッ!相手の場のカードを全て破壊!」

「罠発動!奈落の落とし穴!」

「甘いんだよッ!ライフを1500払い、我が身を盾にッ!ぎゃうううううっ!」ライフ4000から2500

 

 

 大幅にライフを失いながら、バルバロスを守る折本。

 

 

「っつ…」

「はぁ、はぁ…バトル!やれ、バルバロス!ダイレクトアタックだ!」

「っつがああああああああっ!」ライフ4000から1000

 

 

 

 一瞬、意識が飛ぶ丸藤亮。だが、今まで研鑽を続け鍛え上げられた精神力で持ち直す!

 

 

「っつ、はぁ、はぁ、はぁ…」

「いいねぇっ!ターンエンドォ!」

 

 

 

 

折本 ライフ2500

手2 場 バルバロス 

亮 ライフ1000

手4 場 

 

 

「…俺の、ターン。ドロー。」

「どうしたどうしたぁ?元気がないみたいだねぇ!」

「俺は、モンスターをセット。ターンを終了する…」

 

 

 

 

 

折本 ライフ2500

手2 場 バルバロス 

亮 ライフ1000

手3 場 セットモンスター 

 

 

「アタシのターン、ドロー!何をセットしているのか知らないけれど!装備魔法、メテオ・ストライクをバルバロスに装備!」

「?!」

「これでバルバロスは貫通効果を得る!!バトル!神獣王バルバロス!でセットモンスターを攻撃ぃ!」

「…だが、俺にダメージは無い」

「何を寝ぼけた事を!攻撃力が守備力を超えていればその分のダメージを…?!」

 

 バルバロスに、奇妙なモンスターが張り付く!

 

 

「セットしていたスフィア・ボム球体時限爆弾の効果発動。バルバロスの装備カードとなる」

「っつ…ターンエンド!」

 

 

折本 ライフ2500

手2 場 バルバロス メテオ・ストライク

亮 ライフ1000

手3 場 スフィア・ボム

 

 

「俺の、ターン。ドロー。俺は、魔鏡導士リフレクトバウンダーを召喚。」

「厄介な…」

「…折本、サレンダーしてくれ。次のターンのスタンバイフェイズに」

「……つく」

「?」

 

「ムカつくムカつくムカつくぅ!!アンタは昔からずっとそうだったねぇ!アタシが告白した時も、淡々と『今の俺にはデュエルが全て』って言って!迷惑だったんだろう!」

「ちがっ」

「何が違う!デュエルが全てって事は、アタシになんて興味ないって事だろうが!」

 

 

 そういう意味だったのではない。まだやりたい事が有るから、今は異性と付き合う事はできない。

 断るにしてもフォローを入れるべきだった。それを怠ったツケが、今になって回ってくる。

 

 

「…カードを一枚伏せてターンエンド。」

 

 

 

折本 ライフ2500

手2 場 バルバロス メテオ・ストライク

亮 ライフ1000

手2 場 スフィア・ボム リフレクトバウンダー 伏せ1

 

 

「アタシのターン、ドロー!速攻魔法、サイクロン!これでスフィア・ボムを破壊!」

「っつ!突破されたか…」

 

「リフレクトバウンダーが居るから大丈夫と思っているんでしょうけど。速攻魔法、月の書!これでリフレクトバウンダーを裏側守備表示にする!」

「何っ!」

「これで本当に終わり!行け、バルバロス!セットモンスターを攻撃ぃ!」

「罠発動!ディメンション・ウォール!戦闘ダメージはお前が受ける!」

「あ、あああああああ~!!」ライフ2500から500

 

 膝をつく折本だが、気力で持ち直す。

 

「…ターン、エンド」

 

 

 

折本 ライフ500

手1 場 バルバロス メテオ・ストライク

亮 ライフ1000

手2 場 

 

 

 

「俺のターン、ドロー!俺は、墓地の光属性のリフレクトバウンダーと、闇属性のスフィア・ボムを除外。現れろ、カオス・ソーサラー!」

「そのモンスターは!」

「効果発動、このターンの攻撃を封じる代わりに、相手モンスターを除外する!」

「くうううっ!」

 

「俺は、カオス・ソーサラーをリリース。虚無魔人をアドバンス召喚。バトルだ、虚無魔人でダイレクトアタック!」

「い、い、いやあああああああっ!」ライフ0

 

 

 すさまじい紫電が迸る!

 

「うっ…折本。」

 

 

 だが、体力の限界を迎えていた亮は気絶する。

 

 

 丸藤亮が気絶した事で、この地下デュエルの支配人である男は、上客達に向き直る。

 

 

「…残念だが、今日はここまでだ」

「ふざけるなっ!まだ足りん!」

「今日は丸藤亮を見極めるためのオードブル。メインディッシュは取っておいた方が」

「ここで追撃しないでどうする!北藤!」

「はい。」

 

 上客の一人が配下に声をかける。

 

「俺はデュエルの事などよくわからんが、あいつのデッキはどういうデッキだ?」

「戦闘ダメージと効果ダメージを組み合わせた、ビートバーンデッキ。除去カードも多数入っており厄介。」

「対策は?」

「このモンスターを場に出してしまえば、効果ダメージは回復に変わります。」

「ほぅ。ならば勝てるんだな!」

「サイバー流であれば高打点で押し切られるかもしれませんが、今は二軍のデッキ。任せていただけたら…」

「よし、いいだろう。やれ!」

「かしこまりました。」

 

 

 恭しく北藤は頭を下げる。

 

 

(サイバー流継承者、丸藤亮のデッキ。一子相伝、アルティメットレア仕様のサイバー・エンド・ドラゴンも確か入っているはず。そいつを売れば、遊んで暮らせるだけの金が手に入る!これが、最後のデュエルだ。このデュエルに勝って大金を手に入れたらデュエリストなんてやめてやる)

 

 

 

 その数十分後、丸藤亮は顔に水をかけられ、目を覚ます。

 

 

「起きろ。」

「…待て。まさか、一日で20人全員と戦えというのか?」

「そうではない。今日は三人だけだ。あと一人、戦ってもらう。20分後に呼びに来る。」

 

 

 

 男が控室から去った後、丸藤亮は相手のデッキを見る。

 神獣王バルバロスのアドバンス召喚に特化させたデッキ。ハイエナ、巨大ネズミなど地属性主体であり、地霊術-「鉄」などの属性サポートも入っていた。

 …バルバロスのアドバンス召喚のサポートにもなり、ライフを回復するモンスターが三枚入っていた事で、これを入れる。

 

 一枚だけ入っていた永続罠を見つめる丸藤亮。かなり危険だが…迷った上でそのカードも入れる。

 

 

 三度デュエルリングにあがる丸藤亮。

 相手は優男風の青年だ。

 

 

「連戦で悪いが、このデュエル勝たせてもらう」

「…いくぞ」

 

 もう立つのもやっとな丸藤亮は口数も少ない。

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

北藤 ライフ4000

手5 場 

亮 ライフ4000

手5 場 

 

 

「俺の先攻、ドロー!俺は可変機獣ガンナードラゴンを召喚!」

「…だが、リリース無しで召喚した事で、攻撃力と守備力は半分になる…」

「それがどうした?魔法カード、突然変異!レベル7のガンナードラゴンをリリース!現れろ、竜魔人キングドラグーン!」

「?!」

 

「キングドラグーンの効果発動、手札のドラゴン族を特殊召喚!来い、マテリアルドラゴン!俺はこれでターンエンドだ」

 

 

 

 

北藤 ライフ4000

手3 場 キングドラグーン マテリアルドラゴン

亮 ライフ4000

手5 場 

 

 

 

「…俺のターン、ドロー。」

「キングドラグーンの効果で俺の場のドラゴン族はお前のカード効果の対象にならない。そして効果破壊しようとすれば、マテリアルドラゴンが無効にする。さらにお得意の効果ダメージを狙っても…。マテリアルドラゴンが場にいる限り、互いのプレイヤーが受ける効果ダメージはライフを回復する効果になる。」

「……俺は、モンスターをセット、カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」

 

 

 

 

北藤 ライフ4000

手3 場 キングドラグーン マテリアルドラゴン

亮 ライフ4000

手4 場 セットモンスター 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!こいつはいいモンスターだ。キングドラグーンの効果発動!現れろ、ヘルカイザー・ドラゴン!」

「ヘル、カイザー…」

「俺はこいつをデュアル召喚!こいつは場と墓地にいるとき、通常モンスターとして扱うが、デュアル召喚する事で効果を発動する!その効果は、一度のバトルで二回攻撃出来る効果だ!」

「な…に…?」

「スフィア・ボムで凌げると思っていたんだろうが…。バトル!やれ、ヘルカイザー・ドラゴン!セットモンスターを攻撃!」

「…素早いモモンガの効果発動、ライフを1000回復する」ライフ4000から5000

「何ぃ!」

「そして、デッキから二体、素早いモモンガを特殊召喚」

 

「なんで獣族が…。ちっ、あの女のカードか!ならば二回目の攻撃だ!」

「俺はここでライフを1000払う…うぐううううっ!永続罠、スキルドレインっ!発動。」ライフ5000から4000

「ちっ、ヘルカイザー・ドラゴンの効果が無効になったか。だが、マテリアルドラゴンとキングドラグーンで、それぞれ素早いモモンガを攻撃!」

「ライフを、1000、回復、さらに、ライフを回復…」ライフ4000から5000、5000から6000

「ターンエンドだ」

 

 

 

 

北藤 ライフ4000

手3 場 キングドラグーン マテリアルドラゴン ヘルカイザー・ドラゴン

亮 ライフ6000

手4 場 スキルドレイン

 

 

「俺のターン、ドロー。神獣王バルバロスを召喚」

「?!くそっ、スキルドレインで攻撃力3000かよっ!」

「魔法カード、手札抹殺を発動。俺は俊足のギラザウルス、月の書、リボルバー・ドラゴンを捨てて3枚ドロー」

「ちいっ…。俺は龍の鏡2枚と突然変異を捨てて3枚ドローだ」

 

 北藤は引き当てたカードをみて薄く笑う。王宮のお触れ、未来融合、サイクロン。

 

「…俺は、手札のスナイプ・ストーカーを捨てて、魔法カード、ライトニング・ボルテックスを発動。お前の場のモンスターを全て破壊する」

「?!何だと!だ、だがまだライフは残る!」

「魔法カード、野性解放を発動。バルバロスはその守備力分、1200ポイント攻撃力がアップする」

「攻撃力、4200!ま、待ってくれ!い、一ターンだけでいいんだ!だから」

 

「…バトル。バルバロスで、ダイレクトアタック。」

「う、うわあああああああっ!」ライフ0

 

 

 紫電が迸る中、北藤はこの件に首を突っ込んだことを後悔し…意識を失った。

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