猫シンクロ使いが行く遊戯王GX!   作:交響魔人

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今回はアニメオリジナルカードが登場します。ご了承ください。



第39話!十代、アナザー・ネオスと出会う!

 遊城十代が行方不明になった。ボートで外に出た形跡が無いため、俊二としては頭を抱えるしかない。

 

 十代が戻ってこなかったら詰みだ。そうなったら破滅の光により滅ぼされてしまう。

 しかも、白い制服の生徒が現れ始めた。万丈目が洗脳されたとしても、少しでも対抗できるようにとブルー男子には色々と指導していたのだが。

 

 

 

 

 一方、十代は気が付くと見知らぬ土地に居た。空を見上げ、絶句する十代。

 

「…あれって、も、木星!な、なんでこんなに大きく…。俺、とうとう頭がどうかしちまったのか…?」

「どうしてそう思うのかな?」

「だ、誰だ!」

 

 

 十代の前に、白い宇宙人のような人型が現れる。

 

「私は、アナザー・ネオス。いつかネオスになるべく修行している身だ。そしてここは、ネオスペース。」

「はは…俺、本当に頭がおかしくなっちまったんだな…。」

「まぁ、今はそういう事でいいよ。」

 

 

 アナザー・ネオスは色々話す。この世界を滅ぼそうとしている、破滅の光の事を。その破滅の光の影響を受けているのが斎王琢磨であること。

 そして破滅の光と戦う事を運命づけられた、覇王の魂を持つ決闘者の事を。

 

「その覇王が、君なんだよ。遊城十代」

「俺が、覇王?」

「まだ、自覚は無いようだけど…しまった!奴らが現れた!破滅の光の先兵!」

「何だって!」

 

 

 

 

 

 UFOが降り立つと、そこからロボットが現れる。

 物陰に隠れる十代とアナザー・ネオス。

 

 

「あれが…」

「頼む、遊城十代!戦ってくれ!」

「そんなことを言われても!俺は光る剣とか持っていないし!」

「大丈夫!奴らとの戦いは、デュエルモンスターズなんだ!」

 

 

 そう言われ、改めてロボットを見つめる十代。

 腕にはデュエルディスクが装着されている。

 

 

「でも、俺にはデッキが」

「デッキなら、あのカプセルに入っていたよ。」

「何っ?!」

 

 

 十代はそのカプセルに向かって走る。

 表面の文字を削ると、ローマ字が浮かび上がる。

 

 

「…海馬コーポレーション…!まさか、このカプセルは!」

 

 

 子供たちがデザインしたカードを、カプセルに詰めて宇宙に発射するという計画。

 その発想にワクワクして、十代は応募した。

 

 

「そうか、これはあの時俺が応募したカードが…。」

「その通り。君がデザインしたカードが、こうして正しい闇の波動を受けてカードになった。」

 

 

「ピピピ!ターゲット、発見!」

「?!しまった、見つかった!」

 

 

 十代は慌ててデッキをデュエルディスクにセットする。

 

 

「俺が相手だ!光の宇宙人!」

「ピピピ…」

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

光の使者 ライフ4000

手5 場 

十代 ライフ4000

手5 場 

 

 

 

 

「私の先攻、ドロー。私は、手札から異次元の偵察機と異次元の戦士を捨て、光源獣 カンデラートを特殊召喚!」

「攻撃力3000?!」

「このカードは手札を2枚墓地に送った場合のみ、手札から特殊召喚する事が出来る。そしてこのカードの攻撃力は、私の手札の枚数×1000ポイントアップ。ターンエンド」

 

 

 

光の使者 ライフ4000

手3 場 光源獣 カンデラート

十代 ライフ4000

手5 場 

 

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 

 引いたカードを十代は見つめる。

 相変わらず、白い。だが、直後にカードが見えるようになる。

 

 

「わかるぜ、アナザー・ネオス!このデッキのコンセプトが!俺は、C・ドルフィーナを召喚!」

「攻撃力400。ゴミカード」

 

 無表情に小馬鹿にされ、十代は怒る。

 

 

「俺のデッキに、ゴミなんて無い!フィールド魔法、ネオスペースを発動!ここで、C・ドルフィーナの効果発動!このカードをリリースして、デッキからN・アクア・ドルフィンを特殊召喚!」

「そんなモンスターに、何が出来る?」

「俺は魔法カード、フェイク・ヒーローを発動!現れろ、E・HEROネオス!ただし、攻撃宣言は出来ず、エンドフェイズに手札に戻る」

「それで、どうするつもりだ?」

「N・アクア・ドルフィンの効果発動!手札1枚を墓地に送る事で相手の手札を確認してモンスターカードを1枚選択!選択したモンスターの攻撃力以上のモンスターが自分フィールドにいるとき、選択したモンスターを破壊して、相手に500ポイントのダメージを与える!」

「何っ!手札破壊?!」

 

 光の使者の手札は、異次元の女戦士、D.D.アサイラント、光源獣カンデラートだった。

 

 

「異次元の女戦士か。そいつを破壊して500ポイントのダメージだ!」

「ピピッ?!」ライフ4000から3500

 

「手札が一枚減ったことで、カンデラートの攻撃力は2000に下がる!俺は場のネオスとアクア・ドルフィンをコンタクト融合!現れろ!E・HEROアクア・ネオス!」

「攻撃力、3000?!」

「よし、バトル!俺はアクア・ネオスで光源獣カンデラートを攻撃!」

「ピピッ!」ライフ3500から2500

 

 

 ライフを削られたが、光の宇宙人は手札を見つめる。

 アサイラントで攻撃を行えば1300のダメージを受けるが、相手の場の融合モンスターは除外出来る。

 そうなれば…

 

「速攻魔法、コンタクト・アウト!アクア・ネオスをデッキに戻し、融合素材モンスターがデッキにあれば、その融合素材モンスターを特殊召喚!現れろ!ネオス!アクア・ドルフィン!」

「ピピピ?!」

 

 想定外の展開に光の宇宙人は驚愕する。

 

「ネオスで、カンデラートを攻撃!」

「ひ、光を!もっとヒカリヲー!」

 

 

 そう叫ぶと、光の使者は爆発する。

 

 

 

「やったのか?これでネオスペースの平和は守られたのか?」

「いや。本当の戦いはこれから始まる。君は、テストデュエルに合格したんだ。」

 

 

 

 

「残念だが、お前はここで終わる!」

「?!」

 

 

 十代とアナザー・ネオスが振り返ると、オレンジ色の爬虫類が立っている。

 

 

「?!ワームプリンス!破滅の光に屈した部族…!」

「屈したのではない。同盟を結んだだけだ。まぁ、あんなロボットしか送ってこないがな。」

 

 

 

 ワームプリンスはデュエルディスクを構える。

 

 

「さぁ、デュエルだ!戦士よ、名を名乗れ!」

「俺は、遊城十代だ!」

 

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

プリンス ライフ4000

手5 場 

十代 ライフ4000

手5 場 

 

 

 

「さぁ行くぞ!俺の先攻、ドロー!俺はワーム・ゼクスを召喚!効果発動、デッキからワーム・ヤガンを墓地に送り、墓地に送ったヤガンの効果発動!」

「何だ?」

「場にゼクスのみ存在する時、このカードを裏側守備表示で特殊召喚出来る!カードを二枚伏せてターンエンド!」

 

 

プリンス ライフ4000

手3 場 ゼクス (ヤガン) 伏せ2

十代 ライフ4000

手5 場 

 

 

「一体、どんな効果が」

「ヤガンがリバースした時、相手モンスターを手札に戻す。そしてゼクスは、場にヤガンが表側表示で存在すれば戦闘で破壊されない。厄介な布陣だ。」

 

 そんなアナザー・ネオスに対し、ワーム・プリンスがくぎを刺す。

 

 

「おいっ!カードの効果を説明するのはいいが、アドバイスはするなよ!」

「言われずとも、私の助言が無くとも遊城十代はお前を倒す!」

 

 

 

 

 

「俺は、E・HEROアナザー・ネオスを召喚!」

「攻撃力1900か。」

「バトルだ!ワーム・ゼクスを攻撃!」

「単調な攻撃だな!罠発動!W星雲隕石!場のセットモンスターを表側守備表示に変更!これにより、ヤガンを表側守備表示に変更!」

「げっ!」

「ヤガンがリバースした事で、アナザー・ネオスを手札に戻す!」

「攻撃は通らないか…。メインフェイズ2に入るぜ。俺はカードを二枚伏せてターンエンド!」

 

 

「このエンドフェイズに、W星雲隕石の効果発動!場の爬虫類族・光属性モンスターを全て裏側守備表示に。そしてこの効果で裏側守備表示にした枚数だけ、カードをドローする!」

「二枚ドローだって!」

「さらに、デッキからレベル7以上の爬虫類族・光属性モンスターを特殊召喚!現れろ!ワーム・キング!」

 

 

 

 

プリンス ライフ4000

手5 場 (ゼクス) (ヤガン) キング 伏せ1

十代 ライフ4000

手4 場 伏せ2

 

 

「俺のターン、ドロー!ワーム・キングの効果発動!場のワームをリリースして、相手の場のカードを破壊する。ヤガンをリリースして右の伏せカードを破壊!」

「チェーンして速攻魔法、スケープゴートを発動!羊トークンを4体、特殊召喚!」

「空振りか。だが攻守0の羊など瞬殺してくれる!ワーム・グルスを召喚!」

「罠発動!激流葬!場のモンスターを全て破壊する!」

 

 怒涛の激流が、ワーム軍団を洗い流す!

 

 

「…ターンエンドだ!」

 

 

 

プリンス ライフ4000

手5 場 伏せ1

十代 ライフ4000

手4 場 

 

 

「俺のターン、ドロー!よし、一気に攻めるぜ!E・HEROアナザー・ネオスを召喚!バトルだ、アナザー・ネオスでダイレクトアタック!」

「単調な攻撃だな!罠発動!」

 

 ワーム・プリンスの伏せカードが発動される!

 

「な、なんだ!」

 

 ボロボロのかかしが、アナザー・ネオスの攻撃を阻止する。

 

 

「くず鉄のかかし!相手モンスターの攻撃を一度だけ無効にする!」

「攻撃を止めるだけなら」

「その後、このカードは墓地に送らず、このままセットする。つまりお前はこの後、必ず攻撃を無効にされるという訳だ!」

「何ぃ!って事は今後攻撃を1度防がれるのか…俺は、カードを一枚伏せてターンエンド!」

 

 

 

プリンス ライフ4000

手5 場 (くず鉄のかかし)

十代 ライフ4000

手3 場 アナザー・ネオス 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!永続魔法、ワーム・コールを発動!相手の場にモンスターが存在し、俺の場にモンスターが存在しない時、手札のワームを裏側守備表示で特殊召喚出来る!ワーム・アグリィをセットする!」

「一体何を狙って…」

「アグリィをリリース、ワーム・ウォーロードをアドバンス召喚!リリースされたアグリィの効果!相手の場に攻撃表示で特殊召喚出来る!」

「なっ!攻撃力100!」

 

「バトルだ、ワーム・ウォーロードでアグリィを攻撃!」

「ぐううううっ!」ライフ4000から1750

 

「ウォーロードは戦闘で相手モンスターを破壊した時、もう一度攻撃できる!アナザーネオスを攻撃!」

「罠発動!ジャスティ・ブレイク!通常モンスターが攻撃対象になったことで、場の攻撃表示の通常モンスター以外を全て破壊!」

「…ターンエンド。」

 

 

 

 

プリンス ライフ4000

手3 場 ワーム・コール (くず鉄のかかし)

十代 ライフ1750

手3 場 アナザー・ネオス

 

 

「俺のターン、ドロー!このカードは…。よし、速攻魔法、デュアル・スパークを発動!アナザーネオスをリリースして、くず鉄のかかしを破壊する!」

「くそっ、だがこれでお前の場のモンスターは居なくなった。」

「そして、カードを一枚ドローする。魔法カード、O-オーバーソウルを発動!蘇れ、アナザー・ネオス!」

「ま、また蘇ってきたか…!」

 

「そして、アナザー・ネオスを召喚!」

「馬鹿な!そいつはすでに場に召喚されている!」

「アナザー・ネオスはデュアルモンスター、再度召喚することで効果モンスターとなり、モンスター効果を得る!」

「一体どんな効果が…」

 

「カード名をネオスとして扱う!」

「召喚権を使ってそんな効果しかないとは無様だな!私なら攻撃力1900のアタッカーとして運用するぞ?」

 

 

 露骨に落ち込むアナザー・ネオス。

 

「意味ならあるさ!俺は二重召喚を発動!現れろ、N・エア・ハミングバード!こいつは相手の手札の枚数×500のライフを回復する」

「ライフ1500の回復か。」

「だが、この効果は使わず!俺は場のネオスとエア・ハミングバードをデッキに戻し、コンタクト融合!現れろ、E・HEROエアー・ネオス!」

「攻撃力2500!融合無しで融合召喚を行うだと!」

「効果発動、俺のライフが相手より少ないとき、その数値分攻撃力がアップする!」

「ば、馬鹿な!攻撃力は4750だとっ!」

「行け、エアー・ネオス!ダイレクトアタックだ!」

「アーッ!」ライフ0

 

 

 

 

 ライフが尽きたワーム・プリンスは膝をつくが、即座に立ち上がる。

 

 

「おのれ、まだまだ諦めないぞ!必ずネオスペースを制圧し、忌々しいA・O・J連合軍を滅ぼしてあの惑星をわが物にしてくれる!おーい、皆逃げろ!」

 

 

 捨て台詞を吐きながら、プリンスは部下を逃がした後、自身も逃げ出す。

 

 

「これで、本当に危機は去ったのか?」

「まだ、戦いは始まったばかりだ。君には完成させなければならないカードがある。」

「カードを完成?」

 

 

 

 白紙のカードを提示するアナザー・ネオス。

 十代が手に取ると、ドクン、と音を立てて脈打つ。

 

 

 

「融合を超えた融合。超融合!そのためには、ネオスペーシアンと絆を深めないといけない。」

「絆を深める…ってどうすればいいんだ?」

「コンタクト融合を6種類成功させて勝利する事だ。」

「何だって!あのコンタクト融合を…。」

「遊城十代。これを突破出来ないようでは、破滅の光を止めるなど到底無理だぞ!」

 

 

 

 十代は改めてデッキの再構築に取り掛かる。

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