猫シンクロ使いが行く遊戯王GX!   作:交響魔人

59 / 61
拙作のサイバー流が賞賛するデュエルを描写していませんでした。お楽しみいただければ幸いです。


似非ペクトに則った素晴らしいデュエル

 サイバー流の新師範となった才災勝作は、周囲の門下生を見渡す。

 ついに、この時が来た。

 サイバー流師範の座を鮫島から奪い、自分がトップに立った。

 

 ここから、サイバー流は栄光を掴むのだ!

 

 

「オホン。これより模範デュエルを行います。才津さん、準備はいいですね?」

「はい、才災師範!」

 

 

 

 多くの門下生が見守る中、二人はデュエルディスクを起動する。

 才災が構えるのはサイバードラゴンを連想させる白を基調とし、銀色で縁取りされたサイバー・ディスク。

 

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

 

才災 ライフ4000

手5 フィールド 

    魔法・罠 

才津 ライフ4000

手5 フィールド 

    魔法・罠 

 

 

「先攻は君からです。才津君。」

「では行きます…ドロー!魔法カード、パワー・ボンドを発動!手札のサイバー・ドラゴン3体を墓地に送り、サイバー・エンド・ドラゴンを融合召喚!」

 

 

 融合の渦が出現し、三体のサイバー・ドラゴンが渦に吸い込まれていく。

 その渦から、三つ首の機光竜が出現し、咆哮を上げる!

 

 

「ほう、いきなりサイバー・エンド・ドラゴンを!」

「パワー・ボンドにより、攻撃力は二倍の8000になります!ここで、サイバー・ジラフを召喚!このカードを生贄に捧げ、私が受ける効果ダメージを0にします!ターンエンドです!」

 

 

才災 ライフ4000

手5 フィールド 

    魔法・罠 

才津 ライフ4000

手1 フィールド サイバー・エンド・ドラゴン 

    魔法・罠 

 

 

 

 筋肉質な男、才郷 五郎は才津の場にいるサイバー・エンド・ドラゴンを見つめる。

 

「これは、決まったか?」

 

 左目に眼帯を付けた才澤 頼子は才郷に目を向ける。

 

「これで終わるようなら、サイバー・ランカーズ制度についても再考が必要になるわ。」

 

 

 

 多くの視線が集まる中、才災はデッキに手を置く。

 

「私のターン、ドロー!魔法カード、融合を発動!手札のサイバー・ドラゴン3体を墓地に送り、サイバー・エンド・ドラゴンを融合召喚!」

 

 

 先ほどと同じように光の渦が現れ、そこからサイバー・エンド・ドラゴンが出現する!

 

 

「流石は才災師範!ですが、パワー・ボンドで融合召喚していないため、攻撃力は4000のまま。」

「バトル、サイバー・エンド・ドラゴンで、サイバー・エンド・ドラゴンを攻撃!」

 

 

 

「まさか、自滅?!」

 

 黒い振袖に身を包んだ才園 麗華は目を見開く。

 

「機械族である以上、あの速攻魔法だろう。」

 

 それに対し、髪の毛を七三分けした才宮 幹夫が口を開く。

 

 

 

 

「手札から速攻魔法、リミッター解除を発動!これで攻撃力は8000になります!」

 

 

 パワー・ボンドで強化されたサイバー・エンド・ドラゴンに対し、リミッター解除により、サイバー・エンド・ドラゴンも限界を超える!

 

 凄まじい光の奔流が、サイバー流門下生の眼を焼く。

 

「あ、相打ち?!」

「メインフェイズ2です。カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

 

才災 ライフ4000

手0 フィールド 

    魔法・罠 伏せ1

才津 ライフ4000

手1 フィールド 

    魔法・罠 

 

 

「私のターン、ドロー!魔法カード、死者蘇生を発動!蘇れ、サイバー・エンド・ドラゴン!」

 

 

 再び現れるサイバー・エンド・ドラゴン。

 力強く咆哮を上げる!

 

 

「ここでサイバー・エンド・ドラゴンを復活させますか。」

「バトル、サイバー・エンド・ドラゴンでダイレクトアタック!」

「リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!これにより、墓地からサイバー・エンド・ドラゴンを特殊召喚します!」

 

 

 ダイレクトアタックしようとするサイバー・エンド・ドラゴンの目の前に、サイバー・エンド・ドラゴンが立ちはだかる!

 

 

 

 

「これは…迷う所だな。」

 

 銀髪の青年、才獏 良は思わず口を開く。

 

「いや、ここは攻撃だろう。」

 

 角刈りの青年、才川 雄介はそう告げる。

 

 

 

 

 

「…そのまま攻撃です!行きなさい、サイバー・エンド・ドラゴン!」

「迎え撃ちなさい、サイバー・エンド・ドラゴン!!」

 

 またしても相打ちになる、サイバー・エンド・ドラゴン。

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

 

 

才災 ライフ4000

手0 フィールド 

    魔法・罠 

才津 ライフ4000

手0 フィールド 

    魔法・罠 伏せ1

 

 

 

「私のターン、ドロー!魔法カード、強欲な壺を発動!デッキからカードを2枚ドロー!ライフを半分払い、速攻魔法、サイバネッティック・フュージョン・サポートを発動!このターン、私が機械族の融合モンスターを融合召喚する場合に1度だけ、その融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを私の手札・フィールド上・墓地から選んでゲームから除外することで、融合素材にできます!」ライフ4000から2000

「という事は…。」

「パワー・ボンドを発動!墓地のサイバー・ドラゴン3体を除外!現れろ、サイバー・エンド・ドラゴン!」

 

 

 攻撃力8000になったサイバー・エンド・ドラゴンが才災の場に現れる!

 

 

「バトル!サイバー・エンド・ドラゴンでダイレクトアタック!」

「り、リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!墓地からサイバー・エンド・ドラゴンを特殊召喚…!」

 

 

 負けは確定だが、それでも才津は抗う。

 

 

「バトル続行!サイバー・エンド・ドラゴンで、サイバー・エンド・ドラゴンを攻撃!」

「うわあああああああ!」ライフ0

 

 

 

 

 勝ったのは才災だった。

 

 

「す、す、す、凄すぎるッス~!!」

「素晴らしいデュエルです!」

 

 丸藤兄弟が賞賛の声を上げる。

 二人だけではない。

 

 

「すっげぇえええええ!」

「素晴らしいばい!!」

「これだ、これこそがリスペクト精神に則った最高のデュエル!」

 

 

 周りの門下生は才災を口々に褒めたたえる。

 負けた才津にも、声援が飛ぶ。

 

 

 歓声を浴びながら、才災は周りを見渡す。

 自分が望んだ、理想の世界が広がっている。

 

 

 だが、才災は見つけてしまった。冷たい眼をした門下生の少女を。

 

 

 彼女の名前を、才災は知っている。

 

 才波 光里。

 

 どうやらサイバー流の中にいる異分子もこの機会に『排除』しなければならないようだ。

 

 才災は行動方針を決めた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。