猫シンクロ使いが行く遊戯王GX!   作:交響魔人

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アンチリスペクト物では、オリジナル主人公とその関係者ばかり狙われますが、拙作ではリスペクトに反している生徒全員に嫌がらせします。

ハンデス三種の神器と、エラッタ前ダーク・ダイブ・ボンバーってどっちが嫌われているのでしょうか?汎用性ならダーク・ダイブ・ボンバーの方に軍配が上がると思いますが。


第8話!思わぬ刺客とハンデス三種の神器VSダーク・ダイブ・ボンバー!

 吹雪さんが行方不明になった。直前で特別授業を受けていたが、担当していたのは大徳寺先生だ。

 来年から始まる影丸の陰謀が動き始めたという事か。鮫島校長が居なくなっても変わらないらしい。

 

 だが、才災校長の動きが気になる。

 サイバー流の継承者からせっつかれれば動かざるを得ないだろう。

 

 

 と思ったら、一切動かない。

 門下生でも自分の考えに賛同しない才波を追い出すような男だ、門下生ですらないから冷たい事この上ない。

 

 

「戦闘ダメージを相手に押し付ける、アマゾネスの剣士とディメンション・ウォールはリスペクトに反します。」

「そんなぁ!」

「嫌なら君は降格です。さて、猫崎君!」

 

 猫崎は才災校長にデュエルフィールドまで呼ばれた。

 

「猫崎君には、今から二人の生徒とデュエルをして貰います。寒川さん!」

「はい。」

 

 誰かと思えば、里ロックを否定されてデッキをスタンダードな魔法使い族に変えた女子生徒だ。

 サイバー流の手先に成り下がるとは。

 

「…行くわよ、猫崎!恨みは無いけれど、このデュエル、勝たせてもらう!」

「来いよ。」

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

猫崎 ライフ4000

手5 場 

寒川 ライフ4000

手5 場 

 

 

「私の先攻、ドロー!私は魔導獣ケルベロスを召喚!そして魔法カード、テラ・フォーミングを発動!魔法カードが発動したことで、ケルベロスに魔力カウンターが一つ乗る!」

「攻撃力1900だな。」

「テラ・フォーミングの効果で、デッキからフィールド魔法、魔法族の里を手札に加えて、発動!これによりケルベロスに魔力カウンターが一つ乗り、攻撃力は2400!」

「何?!魔法族の里はリスペクト精神に反するから、デッキから抜いたはず…。」

 

 

「…才災校長が、里ロックで猫崎を倒したら、魔法族の里と王宮のお触れを在学中、公式戦以外で使う許可を出してくれるの。」

「お前…。」

「カードを二枚伏せる。ターンエンド!」

 

 

猫崎 ライフ4000

手5 場 

寒川 ライフ4000

手2 場 ケルベロス(2) 魔法族の里 伏せ2 

 

 

「俺のターン、ドロー!俺は、レスキューキャットを召喚!レスキューキャットを墓地に送り、デッキからXセイバーエアベルンとライトロードハンターライコウを特殊召喚!」

「ここでリバースカードオープン!速攻魔法発動、月の書!」

「?!」

「この効果で、私はXセイバーエアベルンを裏側守備表示にするわ!」

 

 ああ、良い。実に良い。これだ、この攻防と駆け引きだ。

 魔法族の里とお触れで魔法と罠を封じたら、後はモンスター効果だけ。それを月の書や禁じられた聖杯で妨害すれば勝ちが見えてくる。

 前世で似たようなデッキで対戦して来た相手を、猫崎は知っている。

 

 …そいつは儀式魔人リリーサーを使ってサクリファイスを出したうえで、里ロックを仕掛けてきたが。

 

 

「…何が面白いの?お得意のS召喚を封じられたのよ?」

「まぁそうだな。正直キツイ。だが、それがいい!俺はカードを一枚伏せ、ターンエンドだ。」

「エンドフェイズに永続罠、王宮のお触れを発動!」

 

 ある程度予想はしていたため、猫崎は動揺しない。

 

 

猫崎 ライフ4000

手4 場 セットモンスター 伏せ1

寒川 ライフ4000

手2 場 ケルベロス(3) 魔法族の里 王宮のお触れ

 

 

「私のターン、ドロー!バトル、ケルベロスでセットモンスターを攻撃!」

「破壊される。守備力は200しか無いからな。だが、攻撃を行ったことでケルベロスの攻撃力は1400ポイントまで下がる!」

「ええそうよ。メインフェイズ2!私は場の魔法使い族をリリース!ブリザード・プリンセスをアドバンス召喚!」

 

 

 満面の笑みで現れる氷の王女。実に楽し気にモーニングスターを振り回している。

 

「カードを一枚伏せ、ターンエンド!」

 

 

 

猫崎 ライフ4000

手4 場 伏せ1

寒川 ライフ4000

手2 場 ブリザード・プリンセス 魔法族の里 王宮のお触れ 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!召喚僧サモンプリーストを召喚!召喚成功時、守備表示になる!魔法使い族が場にいる事で、魔法族の里でも魔法カードを発動できる!死者蘇生を発動!蘇れ、Xセイバーエアベルン!」

「里ロックを突破してきた…!でも、レベル7のSモンスターなら、ブリザード・プリンセスの攻撃力で倒せるはず…。」

 

「俺はサモンプリーストの効果発動!手札の魔法カード、精神操作を捨てて効果発動!デッキから現れろ、チューナーモンスター、霞の谷の戦士!」

「レベルの合計は、8!」

「レベル4のサモンプリーストに、レベル4の霞の谷の戦士をチューニング!S召喚!現れろ、ギガンテック・ファイター!」

「攻撃力、2800!ブリザード・プリンセスと並んだ…。」

「こいつの攻撃力は、お互いの墓地の戦士族一体につき、100ポイント攻撃力が上がる。」

「でも、私と猫崎の墓地に戦士族は居ないわ。」

「そうだ。しかしまだ効果はある!このカードが戦闘破壊されたとき、墓地の戦士族を選択して特殊召喚する。そしてこのカードは戦士族だ。」

「…と、いう事は…。」

 

 

「バトル!ギガンテック・ファイターで、ブリザード・プリンセスを攻撃!」

「…て。」

「ん?」

「せめて、一太刀!リバースカードオープン!収縮!ギガンテック・ファイターの攻撃力を半分にする!」

 

 ブリザード・プリンセスのモーニングスターが、突っ込んでいくギガンテック・ファイターを返り討ちにする。

 

「…だが、ギガンテック・ファイターは蘇る。」ライフ4000から2600

 

 

『何だよあいつ。卑怯な戦術使って負けるのかよ』

『だっさ。ここで収縮を発動した所で勝敗変わらないし』

 

 周りの門下生が好き放題言う中。

 

 ブリザード・プリンセスが、寒川を守るように前に出る。

 勝敗は変わらないが、それでも、それでも。行動せずにはいられなかった。

 

 この場にカードの精霊と心を通わす者が居れば、そんな印象を受けただろう。

 

 

 ギガンテック・ファイターに氷の塊を叩きつけるブリザード・プリンセス。だが、ギガンテック・ファイターの突進は止められず、その拳がブリザード・プリンセスに突き刺さる!

 力尽きるブリザード・プリンセスに対し、三度蘇るギガンテック・ファイター。

 それを睨みつけながら、ブリザード・プリンセスは光となって消滅する。

 

「ギガンテック・ファイターとXセイバーエアベルンで、ダイレクトアタック!」

「…負け、か。」ライフ4000から1200、1200から0

 

 

 うなだれる寒川だが、その場から静かに立ち去る。

 

 

 

「フン、所詮リスペクト精神を持たない戦術ではこれが限界ですか。次は昇格デュエルです!ラーイエローの毛利君、来なさい!」

 

 そう言われて、ラーイエローの男子が俺の前に立つ。

 

 

 

「お前に勝てば、才災校長が俺をオベリスクブルーに昇格させてくれる!俺はこの日の為に、猫崎!お前のデッキを研究し尽くした!」

「…始めよう」

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

猫崎 ライフ4000

手5 場 

毛利 ライフ4000

手5 場 

 

 

「俺の先攻!ドロー!魔法カード、強引な番兵!お前の手札を確認して、一枚をデッキに戻す!」

「…これで見えるか?」

 

 猫崎は手札を公開する。

 

「奈落の落とし穴、洗脳-ブレインコントロール、イージーチューニング、貪欲な壺、異次元の狂獣か。奈落の落とし穴をデッキに戻せ!」

「……」

「ライフを1000払って魔法カード、押収を発動!お前の手札は先ほど確認した。洗脳-ブレインコントロールを捨てろ!」ライフ4000から3000

「わかった。」

「ライフを1000払って魔法カード、いたずら好きな双子悪魔を発動!貪欲な壺を捨てろ!さらにランダムにもう一枚、捨てて貰うぞ!」ライフ3000から2000

 

 ハンデス三種の神器を受け、流石に辟易とする猫崎。

 イージーチューニングが墓地へ送られる。

 

 その様子を、才災校長はじっと見ている。何だろう?あの視線は。

 

「これでお前の手札は異次元の狂獣だけだな!魔法カード、トレード・インを発動。手札のパーフェクト機械王を捨てて二枚ドロー!死者蘇生を発動!蘇れ、パーフェクト機械王!カードを一枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

 

 

猫崎 ライフ4000

手1 場 

毛利 ライフ2000

手1 場 パーフェクト機械王 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!モンスターをセット、カードを一枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

猫崎 ライフ4000

手0 場 セットモンスター 伏せ1

毛利 ライフ2000

手1 場 パーフェクト機械王 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!チッ、バトルだ!パーフェクト機械王!セットされている異次元の狂獣を破壊しろ!」

「罠発動!和睦の使者!こいつは戦闘破壊されない!」

「モンスターを残したか…。だが、手札0枚のお前に何が出来る!ターンエンドだ!」

 

 

 

猫崎 ライフ4000

手0 場 異次元の狂獣 

毛利 ライフ2000

手2 場 パーフェクト機械王 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!よしっ!チューナーモンスター、Xセイバーエアベルンを召喚!」

「チューナー!くそっ、ここで引き当ててくるとは!」

「俺は、レベル3の異次元の狂獣に、レベル3の地属性エアベルンをチューニング!S召喚!ゴヨウ・ガーディアン!」

「攻撃力、2800だとぉ!」

 

「バトル、ゴヨウ・ガーディアンでパーフェクト機械王を攻撃!」

「ぐっ!」ライフ2000から1900

「ゴヨウ・ガーディアンの効果発動、お前のパーフェクト機械王を守備表示で特殊召喚!」

「くそがっ!なんだそのモンスター!強すぎるだろ!」

 

 否定はしない。

 

「ターンエンドだ!」

 

 

猫崎 ライフ4000

手0 場 ゴヨウ・ガーディアン パーフェクト機械王 

毛利 ライフ1900

手2 場 伏せ1

 

 

「ま、まだだ!お、俺のターン、ドロー!!よし!魔法カード、光の護封剣を発動!ターンエンドだ!」

 

 

 

猫崎 ライフ4000

手0 場 ゴヨウ・ガーディアン パーフェクト機械王 

毛利 ライフ1900

手2 場 光の護封剣(3) 伏せ1

 

「俺のターン、ドロー!パーフェクト機械王を攻撃表示に変更。モンスターをセット、ターンエンドだ。」

 

 

 

 

猫崎 ライフ4000

手0 場 ゴヨウ・ガーディアン パーフェクト機械王 セットモンスター 

毛利 ライフ1900

手2 場 光の護封剣(2) 伏せ1

 

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード、手札抹殺を発動!手札をすべて捨ててその枚数分ドローする!」

 

 墓地に行ったのは、自立行動ユニットと、強引な番兵か。

 

「二枚捨てて、二枚ドロー!よし、魔貨物車両ボコイチを召喚!ここで罠発動!同姓同名同盟!俺の場のレベル2以下の通常モンスターを選択して発動!デッキからボコイチを二体、特殊召喚!」

「ボコイチが三体…」

「モンスターをセット!ターンエンドだ!」

 

 

 

猫崎 ライフ4000

手0 場 ゴヨウ・ガーディアン パーフェクト機械王 セットモンスター 

毛利 ライフ1900

手0 場 セットモンスター 魔貨物車両ボコイチ 魔貨物車両ボコイチ 魔貨物車両ボコイチ 光の護封剣(2) 

 

 

「俺のターン、ドロー!クリッターを反転召喚!そしてチューナーモンスター、霞の谷の戦士を召喚!」

「またS召喚か。だが無駄だ!どんなモンスターを出そうと、光の護封剣がある限り、お前に攻撃することは出来ない!」

「それはどうかな?レベル3のクリッターに、レベル4の霞の谷の戦士をチューニング!S召喚!ダーク・ダイブ・ボンバー!」

「?!こいつが、ダーク・ダイブ・ボンバーか。正面から見るのは初めてだが…」

 

 こいつの恐ろしさに気づいたか。

 

「滅茶苦茶かっこいい!」

 

 マジか。お前それマジで言っているのか。

 まぁ、セットモンスターは十中八九魔装機関車デコイチだろうし、闇属性レベル4ならブラック・ボンバー入れたらこいつを出せるだろうが…。

 

 

「クリッターの効果でレスキューキャットを手札に加える。…ダーク・ダイブ・ボンバーの効果発動!場のモンスターをリリースして、そのレベル×200ポイントのダメージを与える。俺はパーフェクト機械王をリリース!」

「パーフェクト機械王のレベルは8、1600のダメージだと!わああああああっ!」ライフ1900から300

「そして、ダーク・ダイブ・ボンバーの効果発動、このカードをリリースして、1400ポイントのダメージだ」

「?!1ターンに何度も使えるのか…。くそっ、あと少しでオベリスクブルーに上がれたのに…!」ライフ0

 

 

 

 

 

 デュエルは俺が制したが。当然これで終わりではない。

 

「そこまで。今のデュエルはお互いリスペクトに反しています。毛利君。押収、強引な番兵、いたずら好きな双子悪魔で相手の手札を破壊するのは対戦相手へのリスペクト精神がありません」

「で、でもこのカードは別に禁止カードではありません!」

「私は認めません。」

 

 ハンデスもダメか…いやまぁ、この三種の神器は無理も無いか…。

 しかしこの嫌いよう。もしや才災校長もこれで手札をズタズタにされた経験があるか…?

 

「そして、猫崎君の効果ダメージを与えるダーク・ダイブ・ボンバーもリスペクト精神に反しています。」

 

 ぐうの音も出ない。

 

「今すぐ、あのダーク・ダイブ・ボンバーとかいうカードを禁止に」

 

 した方がいいよなぁ。

 

「…いえ。アカデミアでは1ターンに1度、メインフェイズ1でのみ使用可能にします。それが守れないなら君を退学にします。」

「わかりました。才災校長。」

 

 即答する俺に、思わず目を見開く校長。

 エラッタ後の効果をぴたりと言い当てるとは、サイバー流師範よりカードデザイナーの方が向いている気がする。

 

 

 半透明になったオレンジ色の爆撃機が憤怒のオーラを漂わせていたが、カードの精霊が見えない人物しかこの場にいなかったため、特に問題にはならなかった。

 

 

 

「猫崎君は下がりなさい。次は編入生のデュエルです。大庭さん、入りなさい。相手は…才花さんにお願いします。」

「わかりましたぁ、才災校長。さぁ、さっさとどきなさい!」

 

 

 邪険に扱われるが、別に気にせず猫崎はその場を離れる。

 

 

「サイバー流の門下生でしょ?」

「ええ、そうよ。」

「ねぇ、このデュエルが終わったら、仲良くしない?」

「…ちょっと、ちょっと待って。あんた、まさか…そっち?」

 

 満面の笑みで頷く大庭に才花の顔が引き攣り、周囲の門下生に目で助けを求め始める。

 ここで、猫崎は思い出す。確か…。

 

「思い出した、大庭ナオミ。確か女性好きだとか。」

「猫崎?知り合いなの?」

「悪い意味で、有名人だから知っている。」

 

 

 どうやら俺の声が聞こえたらしく、腰が引ける才花。

 

「ぜ、絶対に負けない!い、行くわよ!」

 

 サイバー流の門下生とはいえ、ガチレズにロックオンされた才花に猫崎は内心同情する。

 もしもあのデッキだった場合、サイバー流に勝ち目は…。

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

才花 ライフ4000

手5 場 

大庭 ライフ4000

手5 場 

 

 

「先攻はあげるわ。」

「わ、私の先攻、ドロー!魔法カード、パワー・ボンドを発動!手札のサイバー・ドラゴン3体を融合!現れろ!サイバー・エンド・ドラゴン!」

「攻撃力がパワー・ボンドで8000になるわね。でも、パワー・ボンドにはリスクがあるわ。」

「知っているわ。私はデス・ウォンバットを召喚!このカードが場にいる限り、私が受ける効果ダメージは0になる!カードを一枚伏せ、ターンエンド!」

 

 

 サイバー・ジラフを使っていたが、なるほどこちらも投入したか、と思う猫崎。

 種族も属性も違うが、バーンカード対策としては優秀なカードだ。レベル3なのでレベル制限B地区やグラヴィティバインドをすり抜けて攻撃できる。

 

 サイバー・エンド・ドラゴンから発せられた電撃を、デス・ウォンバットが受けとめて無力化する。

 

 

 

才花 ライフ4000

手0 場 サイバー・エンド・ドラゴン デス・ウォンバット 伏せ1

大庭 ライフ4000

手5 場 

 

 

「私のターン、ドロー!魔法カード、光の援軍を発動!デッキの上から三枚墓地に送り、デッキからライトロードと名のつく下級モンスターを手札に加える!私はライトロードサモナールミナスを手札に加えるわ!」

「ライトロード…。」

「墓地に行ったのは、ライトロードエンジェルケルビム、ライトロードマジシャンライラ、ライトロードプリーストジェニス…。ここで魔法カード、ソーラーエクスチェンジを発動!手札のルミナスを捨てて二枚ドロー!そしてデッキの上から二枚墓地に送る!」

「裁きの龍とおろかな埋葬…。」

 

「よし!魔法カード、死者転生を発動!手札の光の召集を捨てて、墓地の裁きの龍を手札に戻す!墓地にライトロードが4種類以上残っている時、裁きの龍を特殊召喚出来る!」

 

 

 あーあ、終わったなと思う猫崎。

 

「攻撃力3000!でもサイバー・エンド・ドラゴンの敵では無いわ!」

「それはどうかしら?裁きの龍の効果発動!ライフを1000払って、このカード以外の場のモンスターを全て破壊!」ライフ4000から3000

 

「?!永続罠、安全地帯!これをサイバー・エンド・ドラゴンに…」

 

 

 安全地帯を入れている事に少し驚く猫崎。

 ノース校との代表決定戦の後、才災校長と話した内容を才光から聞いたのだろう。だが…サイバー・エンド・ドラゴンに装備させても意味がない。

 

「いいえ!私は裁きの龍を対象に、永続罠、安全地帯を発動する!」

「私のモンスターに?!」

 

 

 裁きの龍が放つ光が、サイバー・エンド・ドラゴンとデス・ウォンバットを、安全地帯を破壊する。

 だが安全地帯が砕け散るとともに、裁きの龍も砕け散る!

 

「どうして裁きの龍まで?!」

「安全地帯が場を離れた時、装備モンスターも破壊される!」

「思ったよりやるじゃない。本当にサイバー流?でも…私は創世の予言者を召喚!効果発動、手札のライトロードモンクエイリンを捨てて、墓地の裁きの龍を手札に戻し、特殊召喚!」

「そんなっ!」

「バトル!創世の予言者と裁きの龍でダイレクトアタック!」

「いやああああああっ!」ライフ0

 

 

 以前デュエルした時に比べて、多少改善していたようだが、【ライトロード】相手では力不足だったようだ。

 

 

「そこまでです。大庭さん。場のカードを全て破壊する裁きの龍はリスペクトに反します。」

「はぁ?」

「それと自分のデッキを破壊するライトロードもリスペクトに反しています。」

「何よそれ!私にライトロードを使うなって事!」

「その通りです。」

 

 怒りで震える大庭だが、結論が出たようだ。

 

「…デュエルアカデミアへの編入を辞退します!」

「そうですか。」

 

 まぁ、サイバー流のリスペクト精神を曲解したアカデミアに通うぐらいなら、他の所に行った方がいいだろうなぁ、と猫崎は思った。

 ガチレズが入らないと知って、才花がホッと胸をなでおろしていた。まぁ、そういう趣味は否定しない。趣味の合う者同士でやればいい。

 

 

 なお、安全地帯はリスペクトに反するという烙印が押された。救いようがない。

 

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