最強の能力者? なにそれおいしいの? 僕は無能力者ですけど?   作:暇です

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鈴さんとのお出かけ? (裏)

side〜藤桜 鈴〜

 

 今日は武さんとお出かけに行く日だ。生徒会長なこともあり夏休み中もなかなか忙しかったのだが、半ば強引に時間を作った。

 

 待ち合わせ場所に着くと、有象無象から不快な視線が送られてくる。

 確かに学校にいる時と違い私は私服、それも多少オシャレをしているからこうなることは分かっていたが… 気持ち悪い

 

 そんなことを考えていると武さんがこちらへ向かい手を振りながら歩いてきた。

 

た。

 

「お、おはようございます。鈴さん」

 

「えぇ、おはようございます」

 

 そういって挨拶をすると彼は顔を若干赤くし、フリーズする。

 

(ふふっ、可愛い)

 

「武さん、どうしましたか?」

 

「い、いえ。なんでもないです」

 

 私に話しかけられるとなんとか表情を取り繕い、反応する。

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

 今回はとにかく細かい情報を多く知るため、多種多様な場所に行くことにしている。

 

 何かしら不満や希望が出るかもと思ったが、武さんは素直に私がいきたい所に素直に着いてきてくれた。

 

 でも武さんにちょくちょく弾丸が飛んできていた。武さんは素知らぬ顔で避けてスルーしていたが… 私の武さんを狙うなんて、後で始末しておきましょう。

 

 

 

 予定していた場所を周り終わった頃、一旦武さんと私は別行動をとっていた。今回は最初だから少しのトラブルしか起こさないように決めていた。

 

 まず、武さんの周りに監視を置いて、武さんがどう対応するか観察してみる。もちろん武さんが座っているベンチには盗聴器をつけている。

 

「そこにいるのは分かってるぞ」

 

 すぐに武さんがそんなことを言った。この短時間で監視に気づいたのだろう。そして警告をした。

 

 だが今はそんなことはどうでもよかった。いつも大人しい言葉しか言わない武さんがそんなことを言うギャップに心を撃ち抜かれてしまった。顔をが赤くなり、心臓の鼓動が速くなる。

 

 だが、そんな気持ちを必死に抑え平静を保ちながら武さんのそばに近づくと、私を見て武さんが驚いてのけぞる。私のことを警戒してなかったから、驚いたのかな? 意外と抜けてるところとあるのか…

 

「ど、どうしましたか?」

 

「い、いえ。何でもないです」

 

 そして次が今日の最後で最大のトラブルだ。

 

 隠れた暗殺者に私を狙わせ、武さんがどう動くのかを観察する。恐らく今までの武さんからして私のことを助けてくれると思う。

 

 その上情報も得れると言う一石二鳥の話だ。

 

 早速暗殺者に私を狙わせる。勿論私も対策をしているから怪我を負うことはないだろう。

 

 だが暗殺者が私を狙った瞬間ーー

 

 武さんが何かを暗殺者に向けて中々のスピードで投げていた。反応速度の速さに驚きつつ、私を助けてくれた事実をじっくりと噛み締める。

 

 浮かれたまま武さんと別れ、今日得た情報、動画、音声、物品をまとめ、武さんを眺めながら眠りについた。

 

 

 

 

 

 




これからは1日1話更新になりそうです
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