最強の能力者? なにそれおいしいの? 僕は無能力者ですけど?   作:暇です

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僕は2位になる! (裏)

side〜主催者〜

 

「さて、誰が優勝するかな?」

 

 そんなことを言いながら目の前に無数にあるモニターを見つめる。モニターには大会のフィールドが映っており無数の参加者たちが目まぐるしく動いている。

 

 そのうちの一つのモニターに目をやる。誰もおらず、岩しかない精悍な風景の場所が映っている。

 

「流石に意地悪しすぎたかもなあ」

 

 一つの隠し要素としてここに隠し扉を設定したのだがあまりに難しくしすぎたかもしれない。

 

 まずこの扉の場所を知るために設置された謎解きをする必要がある。

そんなことは知らされてないため偶然ポイント目的で解くことになるだろう。

 

 すると扉の場所に加えてある4つの場所を知ることができる。一つの場所につき一体ロボットが設置されてある。強さについてはBランク能力者なら倒せるレベルだ。そして倒すことにより5桁のパスワードが手に入るのでそれを組み合わせる。

 パスワードを入力して扉の中に入り無事10000ポイントと交換できるアイテムをゲット!

 

 ……今思っても何故そんなものを作ったのか分からない、酔っていた時に考えたからだろうか。こういう遊びというか隠し要素を入れるのはいいのだがもう少し難易度を考えた方が明らかに良かった。

 

 何かある可能性は高いがポイントが貰えるという保証も無いわけだしやる人などほぼいないだろう。

 

 今更そんなことを考えても仕方ない、大人しく見守るとしよう。

 

 するとモニターにある一人の少年が映り込む。そして隠し扉の目の前でパスワードを入力する装置を見つめている。

 

 まあ隠し扉を見つけた所でどうしようもないのだが。そう心の中で笑っていると急に少年がボタンを押し始めた。

 

 少年は正解通りにパスワードを入力していき、20桁全てを打ち終えた。

 

(なんだと! どこからか漏れたのか? そんな筈は……)

 

 あれよあれよと少年は扉の中に入りアイテムを入手してしまった。これで優勝は確定だろう。

 

(どうする? ルールは曲げられない。認めるしかないのか)

 

 すぐにその少年の経歴を確認する。引き出しの奥底にしまわれていた資料を取り出し確認する。

 

そこには異例の聖内学園入学、輝かしい実績の数々が載っていた。一人の経歴とは思えない数だ。

 

(斎藤武……何者だ?)

 

 

side〜上崎 光〜

 

「ふっ、余裕だな」

 

 目の前にいるロボットの胴体に蹴りを入れ、一撃で粉砕しながら呟く。蹴られたロボットはピクリとも動くことなく横たわっている。

 

 上崎光はBランク能力者である。「自分の速度を上げる」能力を持っており、その汎用性と強力さからAランク能力者にも届き得るポテンシャルを持つと言われている。

 

 出てくるロボットなどからの敵ではない、片っ端からロボットを狩っていく、がーー

 

 ガキッ!

 

「防がれた…!?」

 

 今まで一撃で倒していたのにも関わらずロボットは両腕でしっかりと彼の攻撃を難なく耐え切ったのである。

 

 体勢を直した瞬間にロボットが彼の背後に回り込み、腕の銃器で彼を攻撃した。

 

 身を翻しなんとか避ける。そのままロボットに向けて突進しパンチを繰り出す。しかし今度は難なく避けられてしまう。

 

 その後もこちらの攻撃は一切効かず、あちらは確実にダメージを与えてくる。

 

 分が悪いと思い一度引く、特に追ってくるような様子もない。

 

「くそっ! いきなり強くなりすぎだろ」

 

 物陰からロボットを視認しながら呟く。一応弱点らしきものはわかった。首だ。首の装甲だけ極端に柔くなっている。しかし、そこを攻撃することができないから倒せないのだが。

 

「まあいい次に行くか」

 

 と思ったのだが、あのロボットに別の参加者が向かってきた。どうらや戦うつもりらしい。

 もしかしたら漁夫の利を得られるかもしれないな…… そう考えて観察を続ける。

 

 ゴガッ!

 

 あっさり終わった。俺を苦しめたロボットはいとも簡単に倒された。

ただ手に持っていた盾のようなものを投げただけ。ロボットは避けたがブーメランのように返ってきた盾に首を刈り取られ一瞬で終わった。

 

「あいつはダメだ…… ヤバすぎる」

 

 いくらなんでもあいつを狙う気は起きない。あんな神業を何気なしにやるやつに挑むべきではない。そう思い、俺はそこを去った。

 

 

$ $ $ $ $

 

 ポイントの内訳を聞くと

 

 僕が必死に倒した一番弱いロボット 1ポイント

 ちょっと強めのロボット      3ポイント

 盾で一撃だったロボット     100ポイント

 最後まで生き残ったボーナス   100ポイント

 あの宝石?みたいなアイテム  10000ポイント だった。

 

 理不尽じゃないか?あんだけ必死になったロボットが1ポイントと3ポイントって…… 10000ポイントってなんだよ、それだけで2位の人の何十倍あると思ったんだ。

 

 賞品として何やらすごいナイフをもらったがものすごくいらない。限定版のフィギュアを寄越せ。使わないんだよこんなもの。

 

 はあ、そろそろ夏休みも終わりだしなあ。

 

 

 




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