何故かね、定期的に書く気力が消滅しちゃうんですよね。
え、別作品書いてただろお前 って?スイマセン……
奏・響・未来トリオが謎の怪物に襲われてから今日で3日目。
「ねっむぃ……み〜く〜」
「抱っこしないから。ほら、自分の足で歩いて」
「ふぁい……すぃやせん……」
「なぁ、朱里って奴あんなんだったか?」
「なんか色々な条件が重なるとあんな風になってた気がします!」
「ふにゃふにゃじゃないあの子……6時間は寝てたハズよね?」
「多分慣れない事が多くて身体がビックリしてるんじゃないですかね?」
「ま、呑気な様相はしてるけど完全な一般人だしなぁ……2人が居るからなんとかなってんのか?」
割としっかり寝ていたハズなのに今にも立ちながら寝そうな朱里、そんな朱里とまるでリハビリ担当の介護士の様に連れ添う未来、そのちょっと後ろを歩く3人という、周辺から浮きまくっている5人は朝からゆったりと大通りを歩いていた。
結局化物に会ってから3日。手に入れた情報と言えば【裏路地にカルト教団が多い】【黒ローブは大抵カルト教団と絡みがある】ぐらいで、ハッキリ言えば
【襲われる理由が分からない】のである。
『変に分散するよりは5人で固まって動いてもいいんじゃないか?』とは、奏の言。10時なのに眠い眠いとベッドから出たがらない朱里を部屋から引きずり出し、5人は冷やかしを楽しんでいた。
事件は起きず、日が落ちて時刻はPM11:00。裏路地を見て回れど回れど黒ローブは居らず、ホテルへの帰路に着いた5人。帰路でも何も起きずホテルに着き、何も無い素晴らしい一日を堪能した。
ふと、誰かがベランダに出ようとドアを開けた。
「「「御命、頂戴」」」
ふざけんな
誰かがそう言った。
1分後、死屍累々と言った感じで並ぶ気絶した黒ローブ×5。またも紫羽と奏の2人が大暴れして瞬殺したが、部屋は清潔なまま。どうやって部屋に被害を出さずに5人を瞬殺したのかと訝しみ続ける朱里を傍目に、紫羽は黒ローブを拷問。響と未来はソレを見なかった事にして没入している朱里を揺するが、生憎彼女の集中は深い様である。奏はサッパリとした顔をしながらシャワーを浴びに行った。
いつも通り大した情報が得られなかったのか、不満気な紫羽。黒ローブが共通して付けている銀のブローチを朱里にブン投げ廃棄処分を促す中、朱里はどうしてもそれに視線を吸われていた。
「……ふぅン……?」
「どうしたの朱里?何かあった?」
「銀のブローチに刻印。書いてるのは、ええっと……?」
その瞬間の朱里の眼は、ココでは無い何処かを見ている様だった。
最極の虚空を見よ
時空を超えた者よ
全にして一となれ
汝、其の命を捧げ
「──ハァッ!?」
「朱里ちゃん!?」
「ハッ、ハッ、ハァッ……ふざけんな……」
「朱里!大丈夫!?」
「……うん、大丈夫。それより、紫羽さんに──」
「呼んだかしら?」
「ヒュッ」
「朱里ちゃん!?」
NINJAの様に現れた紫羽に朱里が心停止しかけるといったトラブルがあったものの、なんとか落ち着いた朱里は、得た情報を話す事に。
「紫羽さん、コイツらの所属が分かりました」
「へぇ?」
「まぁその前に、〖クトゥルフ神話〗って知ってます?」
「……名前と一部の概要は。貴方、随分と冒涜的な趣味を持ってるのね」
「それ程でも」
「褒めてないわよ」
「それよりも」
「無理矢理行ったわね」
「コイツらの所属は、《星の智慧派》。外神……まぁ、世間一般的には受け入れられない様な神を崇めてる集団ですね」
「ふーん……具体的には、どんな神を崇めてるのかしら?」
「〖ただ1つの原型にして永遠〗、〖口にするのもはばかられる神聖存在〗……まぁ、様々な呼び方がされてます」
「私は 何の神を信仰しているか って言ったのよ。聞いてた?」
「
「…………ならいいわ」
「ま、ヒトに真名は言えないんですけどね。人体構造的に」
「……この際、貴方が明らかに訳アリなのは突っ込まない様にするわ。この黒ローブと、そのバックの情報をありったけ」
「出しますとも。まずは……」
そこからは朱里の独壇場であった。
まず、《星の智慧派》なるカルト教団グループにこの銀のブローチを付けているローブ集団は所属している事。
《星の智慧派》は〖口にするのもはばかられる神聖存在〗を信仰している事。
そして何よりも……
「この神聖存在……面倒臭いし、ヨグ って呼びましょう」
「は、はぁ……?」
「ヨグなんですけど……一般的には時空間を掌握しているとも言われています。もしこの力を意図的に利用する事が出来れば」
「……元の世界に帰れるとでも?」
「その通りです。まぁ〖異界渡りの術〗って所ですかね。で、この為に必要な術式は記憶してますんで、後は儀式を執り行える場所が必要ですね」
「シレッととんでもない事言わないで頂戴。それより、その場所ってのは?」
「薄々勘づいてませんか?」
「……まさか」
「神を信仰する教団の本拠には、信仰する神と交信、または降霊を執り行える様な、その様な場所があっても何らおかしくはない」
「つまるところ、奴らの本拠地です」
襲撃者の素性が分かった翌日。
朱里の言った〖異界渡りの術〗以外に元の世界へ帰る方法は4人とも浮かばず、結局5人で、正確には3チームに分かれて《星の智慧派》の本拠地を探し出す事になった。
1チーム目、奏・朱里組。
「うぅん……なんでこんな聞き込みしてて拠点が全部バラけるんですか?おかしくないっすか?」
「それよりも私はお前がちゃんと仕事してる事にビックリだ」
「ゲーセン篭ってるだけが私の仕事じゃないんですー。サッサと終わらせてゲームしたいんですー」
「結局ゲームじゃねぇか……」
2チーム目、響・未来(?)チーム
「ふむ……中々馴染むな。愉悦である」
「み、未来が、未来がっ、おかしくなっちゃった!?」
「我を揺さぶるな!遺憾である!」
「こんなの未来じゃないよ!?」
「えぇい前日に話はしただろう!我が
「だって、安全の為とはいえもう未来じゃないもん!」
「当たり前であろう何を言っている!?」
……この様な事になっていた理由は、前日の深夜に遡る。
『なぁ、2チームで何処にあるかも分からない本拠地探すって、キツ過ぎないか?』
とは、奏の言。
『だからって、私は1人でも良いけど、残りの4人を2チームに分けて安全である保証は?響ちゃん達3人を固めるのは私はNGよ?』
とは、紫羽の言。
『ならば、我がこの娘の身体を借りて明日は動けば良かろう』
とは、小日向──
『『『誰!?』』』
……誰?
『フン、我の名は──』
『駄女神よ』
『なぁッ!?』
『そもそも人の身体勝手に使わない。戻って来なさいアホ女神』
『小生の様な語彙で我の権威を貶めるな!クッ、全く……仕方ない────あれ?私……』
『未来!未来ッ!?』
『うぇっ!?ひ、響?どうしたの?』
『記憶無い系かぁ……』
『ちょっと朱里?それどういう事?』
どうやら、勝手に未来の身体を乗っ取れる何者かが居るらしい。挙句ソレが紫羽とどうやら既知の関係。奏も知らなかったらしく、全員の白い目が紫羽に突き刺さる。
『紫羽さん、今のなんすか』
『……ハァ。私も、あまり分かってないのよ』
『ハ?人の身体勝手に乗っ取れるみたいなヤベー奴だったじゃないですか。しかも紫羽さんと友達っぽいし』
『あんな駄女神友人には居ないわ。というか、この世界に来てしばらくしてから、急に脳内でギャーギャー言い始めたから私も分からないのよ』
『はぁ……?紫羽さんって実は頭がおh──』
『オイ、なんか紫羽に言ったか?』
『…………いえ、なんでもございません…………』
『よし』
『よし、じゃないわよ奏』
「鬼神を幻視した」という朱里を放っておいて駄女神……シェムたん と呼ばれているらしいソレは、どうやら自衛の心得があるらしい。ソレを未来の身体に入れる事によって、戦えない(?)一般人を1人に減らそう、という紫羽の提案。
未来本人の承諾あればこその提案であったが、どうやら未来はそれで良いらしく、散策時はシェムたんが未来の身体を使う事となった。
尚その話を聞いていたハズなのに何故響がテンパっているのか、等は気にしてはいけない。
問題の3チーム(?)目
「さて、片っ端から探し回りますか」
まさかの紫羽単騎。
異様過ぎる3チームで、《星の智慧派》本拠地捜索は始まった。
コラボ相手、御簾氏の〖歌を響かせ、紫雲の彼方へ羽ばたいて〗はコチラから!因みに私の執筆が遅過ぎてお相手方、なんとコラボ完結しております!(??????)
⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
https://syosetu.org/novel/251317/