後少しです!後少しなんです!何故ストーリーが終わらないのかァ!何故きりきりばいの執筆速度が遅いのかァ!ヤメロ-!それ以上言うんじゃない!
〖星の知恵派〗本拠地捜索開始1日目。
紫羽、奏・朱里チーム、響・未来(inシェムたん)チーム、全員アタリを見付けられず。
紫羽に至ってはシンフォギアを堂々と使って何ヶ所か襲撃をかけるという暴挙に出たが、結局どのポイントもハズレ。
2日目の朝。既に3人ほど意気消沈状態であった。
「本拠地……何処……ココ?あっやべミスっ──ツッ、スゥ〜……」
「朱里ちゃんがおかしくなっちゃった……」
「真面目に1日だけでも仕事してたのが嘘みてぇだな……ていうかなんであんな顔しながら携帯高速で弄ってんだ朱里は」
「……触らないといけないような気がしたから?」
「何の義務だよ……」
「奏さん、ゲーセン行きましょう」
「もう何も隠さなくなったなお前」
「気分転換、って奴です。それに意外とゲーセンが本拠地かもしれないですよ?」
「取って付けたような理由を足すな。ハァ、ったく……」
言葉と振る舞いの割には嬉しそうな表情で、奏は朱里と共に外に出かけて行き
「未来っ!今日も頑張ろう!」
「うん!シェムたんさんも、よろしくお願いします!────フン、馴れ馴れしい依代だ……」
「うっ、やっぱり慣れない……」
「立花響、貴様も依代の資質があるのだがな」
「うぇえっ!?」
「それ程驚嘆する様な内容を発言したか我は……?」
響と未来は今日も献身的に本拠地捜索に乗り出し
「……ホント、どこにあるのかしらね、本拠地」
嫌々ながらも紫羽も本拠地捜索に乗り出して行った。
3日目。
「「「見つからないッ!」」」
2日かけて本拠地候補を全て回りきった5人(内2人ほぼ何もせず)であったが、何処も彼処も全てハズレ。3日前から襲撃が起きていないのは救いだが、オカルティックな教会やアブナイ店だらけで精神をすり減らした捜索組3人は、朝からベッドに突っ伏していた。
「紫羽、朱里がこの街の格ゲーチャンプになりそうなんだ」
「紫雨さん以外全員勝ちました」
「誇らしげに語ってんじゃないよ仕事放棄」
「その通り」
「ア〇ック25始まりそうな声だなオイ。何処から出した?」
「録音済です」
「用途が限定的過ぎる……」
「候補は全部回ったのに……」
「何処も違ったね……シェムたんも困ってるみたい」
「うーん……ていうか、さん付け消えてない?」
「精神だけでなんとなく会話してるんだけど、意外と仲良くなっちゃった」
「神様とも仲良くなるなんて、やっぱり未来は凄いよ!」
「実はシェムたんって意外とお──ええい色々言いふらそうとするな!」
「………なんだかんだ楽しそうね、皆」
中々に変な状況であったが、ここで紫羽が諦めて鶴の一声
「今日見つからなかったら、一旦捜索は打ち切りましょう」
流石に全員やる気を出して捜索する事にした。
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結局またもゲーセンに向かっていた朱里と奏。他愛も無い会話をしながら歩いていた彼女達だが
「──おい朱里、背負ってやるから行くぞ」
奏の顔が一気に引き締まって臨戦態勢に。これには思わず朱里も困惑。
「えっ。そんな焦る事ありますか?」
「紫羽がピンチだ。ほら乗れ」
「はい?連絡も何も来てないですけど。てかお背中失礼して宜しいんですか?」
「早くしろ」
紫羽に危機が訪れると急かす奏。世界最強格の化け物(朱里観点)に危機が訪れているとか何の冗談だと思いつつ
「……わーかりましたよ。ちなみになんでそう思うんですか?」
何故気づいたのかと問えば
「愛の力だ」
「愛とは……?」
「スゲェ物だ」
「小学生みたいな言い方止めてもらって良いですか?」
愛とは一体何なのか。朱里はその謎を解明すべく
「ていうか何処向かってんすかコレ」
「あの丘上の住宅地だ」
「わぁぉ高級そぅ………」
「オアアァ!?速スギィ!」
「ジェットコースターの新種と思って諦めろ!」
「じゃあそうします。イィヤァッホォー!!!」
「順応はっや」
その日、何かを叫びながら住宅街を駆け抜けて行く朱い軌跡が多くの人の目に映ったとか、映らなかったとか。
「よし到着」
「………フゥ」
「なんだ、疲れたのか?」
「私ジェットコースター無理なんですよ……」
「はっ?」
轟速でとある一軒家の前に辿り着いた2人は、そのまま家内へ侵入。強引にこじ開けられたと思われる隠し扉を見つけ、その中へ飛び込んでいく。
そこには
「ほんっと、面倒ね……」
服の右腕部分がボロボロになっている紫羽と
「うわっ、朱里ちゃんが奏さんの背中に!?」
「どうしてそうなったの……?」
凄まじい程怪訝そうな顔で2人を見る響と未来が居た。
「急ぐから乗れって言われて……」
「いや、そうはならないでしょ」
「なってるからどうしようも無くない?」
「それはそうなんだけど……」
軽い状況説明を行いつつも、先に進んでいく紫羽を追いかける4人。
やがて辿り着いた、1つの部屋。
地面に描かれた魔法陣を視界に入れた朱里は
次の瞬間、意識を失った。
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『………ココは』
『気が付いたみたいだね』
『………誰?』
『ヒドイなぁいきなり……事実なんだけど』
朱里が目を覚ました場所。そこは全てが狂っていた。
目の前には
狂った空間がそうさせているのか、理論を超越したナニカを通して、球体が何なのか、という事を否が応でもそこに居る存在に理解させる。
『……これは、
『正確には
『……1つ潰せば、並行世界が1つ消えるとでも?』
『試してみるかい?』
『……やめとく』
恐ろしい事を平然と言う青年に否定の意を示しつつ、その場にドカッと座り込む朱里。青年も呆れ返った様な顔をしつつもその対面に胡座をかき、彼は話し始めた。
『まず、自分の状況が分かるかい?』
『魔法陣を見た瞬間意識が飛び──いや、
『そう。君は体内のトラペゾヘドロンに潜んでいた外神、ナイアルラが巧妙に仕組んだ罠によって身体のコントロールを奪われた。このまま行けば君は直にナイアルラの新たな寄生体となるだろう』
『ヤダよ気持ち悪い……』
『でも、もう君はどうする事も出来ない。ナイアルラが相当念入りに君の力を阻害する様仕組んだっぽいからね』
『ふぅん……』
『君の親友の2人は、ハッキリ言ってナイアルラには勝てないだろう。そもそも君でも全力を出してやっと同格ぐらいの相手、ただの人間2人にはどうしようも無い。イレギュラーなあの2人も、人類の中では異常な力を持っているが、どうやっても──』
その瞬間の朱里の表情は、まるで修羅であった。
『………私の親友を侮辱するなよ』
『侮辱等していない。ただ事実を述べただけさ』
『それが侮辱だと言っているんだ。ただの人間、事実、だと?』
『何が違う?シンフォギアを持とうが、神殺しの哲学兵装を持とうが、ただの人間に変わりは無い。そして
ただの人間が外神に打ち勝つ等有り得ない。それはその力を行使する君にも分かっているハズだ』
『………確かに、旧支配者達の力は脅威だ。たった1柱、全力で暴れるだけで、今の人類は呆気なく滅び得るだろう』
『分かっているならば、何故』
『それでも、私の親友は……立花響は、不可能を可能にする人だッ!』
『ただの人間に、旧支配者を葬れるとでも?』
『旧支配者を人間が倒せないなら……同じ旧支配者をぶつければ良い!』
『ヒトと旧支配者が同等であるモノか!唯一の可能性であるクトゥグアも、儀式も無しに詠唱するだけでは呼び出せはしない!そもそもその立花響も発狂している今、何が出来るッ!』
『だとしてもッ!』
『彼女には居る……ピンチになった時、困った時、折れそうになった時、それを支えてくれる仲間がッ!』
朱里の叫びが終わるのと、狂った世界が光に包まれたのは殆ど同時であった。
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「……んぅ?」
「目が覚めた様ね」
「……紫羽さん、ですか。それに、ココは……成程、すみませんね、なんというか」
「貴方も随分、訳アリって事ね」
「ただ、クトゥルフ神話が好きってだけです」
「素直じゃない子ね、全く……」
次に朱里が目を覚ました場所は、これまた理外の場所であった。まるで宇宙空間にそのまま放り出されたかのような幻想的な場所で、紫羽に肩に手を添えられていた彼女は、何かを言いたげな紫羽の話を聞いてみる事に。
「えーと…ナイアルラ?って言うのを、クトゥグア?が焼き払って、そうしたら貴方が正気に戻ったんだけど、ここまではOK?」
「だいぶ理解不能ですけど、理解しました」
「助かるわ。その上で聞きたいんだけど」
そう言いながら紫羽が上を指す。
「アレ、何?」
そこには、黒色の炎が渦巻いていた。
「……何ですかね?アレ」
「クォラァ駄女神ィ!」
「えぇ………?」
謎にシェムたんにキレ出した紫羽に若干の呆れ目を向けつつも、黒い炎の正体に凡そのアタリを付け、その正体を告げる。
「……失礼したわね。それで、アレは?」
「ヤマンソですね」
「何よそれ。ヤマイモ?」
「ヤマンソです。あんな禍々しい山芋とか食べたくありません、じゃなくて」
ヤマンソ。その正体と危険性とは
「ほっといたらこの空間焼失しますよ」
「はっ?」
「アイツ、全部焼き払おうとするんですよ。存在まで含めて」
「……マジ?」
「マジマジ」
「……しょうがない、か」
その場にある物全てを焼き払おうとする獄炎。その危険性を知った紫羽の顔は、何かの覚悟を決めた顔であった。
「まさか、やるつもりですか?流石に無理ですって」
「自分の不始末ぐらい、自分で付けないとね」
危険性を理解した上で、これ以上4人に負荷は掛けられないと判断し、自身の力を行使しようとした朱里。
「ごめんね、朱里ちゃん」
「へ?一体何を」
そう思った次の瞬間には、彼女の意識はまたも刈り取られていた。
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『何度でも狙おう』
『何度でも甦ろう』
『必ず、その身体を貰い受ける』
『私の野望の為に』
眠る朱里は、何処かで幼い女児の恨み言を聞いた気がした。
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「──おはよう、眠り姫さん」
「……おはようございます。少し、良いですか」
「……えぇ、どうぞ?」
「どうも。ッスゥ………」
もう一度意識を取り戻した朱里。何処かに行っていた響・未来・奏もいつの間にか帰ってきていて、全てが終わったのだと理解した朱里は、何かの承諾を紫羽に取る。
許可された朱里は、何の因果かナイアルラが居た方角を向き──
「トラペゾヘドロンに籠っとけやアホォ!」
「うわっ、うるさ……」
「何のフラストレーション溜めてたのよ彼女は……」
ただ思い願った事を、叫んだ。
第6話というか本当の最終話、マジで急ぎます……でもワクチンぶっ刺してダウンしてる時ってホント筆進まないよね。
え、『お前元気でも筆進んでねぇだろ』だって?HAHAHA、何の事やら
コラボ相手 御簾 氏の執筆小説『歌を響かせ、紫雲の彼方へ羽ばたいて』はコチラから!
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