とある女学生の混沌とした日常   作:きりきりばい

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6月30日 誤字報告を頂いたので修正 報告ありがとうございます


本編
とある女学生の混沌とした日常


※リアルの友人とたまに発生する、脳ミソが千ノ落涙に貫かれた後が如く穴だらけになっている会話を修飾しつつ(百合らせつつ)シンフォギアキャラにやらせてみただけです。

 

※オリ主といいますか、原作キャラを当てはめて話させるとキャラ崩壊し過ぎてコレジャナイ感が凄かったので電波担当を生やしただけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リディアン音楽院

某所にある音楽を学ぶ事を志す女学生が通う学院であり、裏の顔として新たなるシンフォギア装者の検査・選定も行っている。

 

某日、放課後と一般的に呼ばれる時間、その学院の廊下にて…………

 

 

「お腹空いたぁ!ふらわーに最短で!最速で!真っ直ぐに、一直線にぃ!」

「待って響!そんなに走ったら!?」

 

 

響と呼ばれた、著しく空腹なのであろう全力疾走している女学生と、それをゆったりと、しかし早めのペースで追いかける女学生。

確かに人は殆ど居なくなっており、廊下も別に濡れてはいない為滑りやすいという訳でも無い。ただしそれが人とぶつからない事を、また滑らないという事を保証してくれる訳でもなく…………

 

 

「大丈夫だよ未来!──うわっ!?」

「響!?」

 

 

なんとも因果(いつものオチ)というか、フローリングである床の一部が奇跡的に(因果律的に)滑りやすくなっており、見事に彼女は足を滑らせてお尻を床にしたたかに打ち付けかけて────

 

 

「よっ、と」

「あっ────えへへ」

「ハァ……」

 

 

すぐ横の教室からたまたま(ご都合主義で)出てきた1人の女学生が、どう見ても異常な速度(OTONAの特権)で彼女の足元と腰の下に手を入れて、お姫様抱っこと呼ばれる形で抱えあげた。

抱えあげた人間の顔を見てからにへらと笑う彼女に────

 

 

「コケるなら前からの方が理性がマシだから、そうやってコケて?」

「…………えぇ…………?」

 

 

彼女を抱えあげた『足立(あだち)朱里(あかり)』は、どう考えても雰囲気ぶち壊しの言葉を吐いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふらわー という、1人の老婆が経営しているお好み焼き屋がある。

今そこにはブラックホールが如くお好み焼きを口に放り込んでいる(消し去っている)響と呼ばれた学生──『立花響』と、あまり食べずに響の顔をずっとニコニコ見ている未来と呼ばれていた学生──『小日向未来』、そして何故かお好み焼きをヘラで微塵切りにしてから食べている『足立朱里』の3人が、一つのテーブルを囲んでいた。

 

 

「……朱里?なんで微塵切りにしてるの?」

 

 

そんな彼女に至極真っ当な質問をする未来。それに対する朱里の返答は……

 

 

「え、噛みたくないからだけど」

「おばあちゃんか何かなの?」

「歯茎と歯と筋肉があるからおばあちゃんじゃないよ」

「おばあちゃんに対する熱い風評被害を感じた気が……」

なんか言ったかい!?

「いえ何も」

 

 

理由になってない理由だった。それを聞いても呆れ顔で終わっている辺り、コレがいつも通りである事が伺える。まぁ店主はその限りでは無いようだが。

 

 

「にしても朱里ちゃんって変だよねぇ」

「ぶっ飛ばすわよ響。誰が変人だって?」

 

 

どう聞いても勘違いされる言葉回しをした響。朱里は声こそドスの効いたモノになっているものの、顔は笑っている。目も、その顔の端正さに釣り合わない優しいモノであり、これもいつも通りである事が伺える。

 

 

「全く勉強してないのに国語と英語出来てるし、すっごい発言急にし出すし……どんな頭の構造してるの?」

「ディスられてるの私?」

「ち、違うよ!単純に羨ましいなぁって思っただけだってば!」

「まぁ確かに響って勉強出来ないし」

「うっ」

「授業時間の半分以上ほぼ寝てるし」

「うぐっ」

「目離したら課題終わってないのにすぐどこかに遊びに行くし」

「うぅっ……」

 

 

ディスられてると取られてもあまり強く言えない発言をした響に割と容赦無く事実を叩きつけていく朱里。

しかし

 

 

「でも、貴方はとことん優しい。あの時も私を救ってくれた」

「えっ……あぁ、あの時?」

「そう。貴方の大好きな人助けに、私は救われた。その眩しさは本当に羨ましい。私は響のそういう所、本当に凄いと思う」

 

 

急に真面目に響の顔を見据える朱里の目は、真珠の様に美しい黒色をしていた。

 

 

「でも、それにしても響って危なっかしいよね」

「シリアスな雰囲気だったのになんでそれを直ぐに叩き壊すかな……?」

「だってお好み焼き美味しくなくなるじゃん」

「始めたのは朱里だけどね?」

「何の事だか分かんないなぁ。ほら響、早く食べないと冷めるよ?」

「雰囲気ぶっ壊れなのにぬぐぐぐ……確かに食べないと冷める……」

「ねぇ未来?なんであんな風に悩みながら食べる速度変わってないの?物理法則おかしくない?」

「響だから大丈夫だよ」

「それもそっか」

ほれってほういうほと(それってどういう事)!?」

「口に物入れながら喋らない!フンッ!」

「あいたぁ!?」

 

 

シリアスな雰囲気が一瞬でぶっ壊れたが、なんだかんだ3人は楽しそうであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるゲームセンターにて

足立朱里、立花響、小日向未来、そして……

 

 

「ふむ、これが『えくば』という物なのだな?」

「そうですけど……また雪音先輩ですか?」

「ああ。最近このゲームを雪音がだな……」

 

 

特徴的な髪型、透き通った青色の髪、端正に整った顔。どう見ても世界的に有名なアーティストである『風鳴翼』が、一般学生3人の中に混ざっているという異様な光景が出来ていた。

ちなみにやっているのはガ〇〇ムエク〇〇ームバーサスである。なんでそんな筐体置いてるゲーセンに女学生3人が押しかけてるのかとかは、突っ込んではいけない。あとクリスちゃんがやってるのも突っ込んではいけない。

 

 

「にしても意外だよね、クリスちゃんがこういうのやるなんて」

「雪音先輩色んなゲームやってるらしいよ?1番お気に入りなのは銃使うゲームらしいけど、こういうのも好きなんだってさ」

「やはり雪音は銃を使う事に関しては一流だからな。私も誇らしい」

「なんでアンタが誇ってんだよ」

「雪音は私が育てた」

「義理の関係すらねぇだろ何言ってんだコイツ……」

 

 

世界的アーティストである翼にガンガンツッコミを入れる朱里。これがただの上下関係程度なら大問題に発展しそうな物だが、雰囲気が緩くなってきている辺り割といつもの事だと言うのが伺える。

 

 

「にしても朱里ちゃん……上手くない?」

「さっきから普通に会話しながらやってるけど、相手の攻撃全く当たってないね……」

「まぁこの系統のゲームは慣れたからね。普通のプレイヤーぐらいだったら軽くあしらえるよ」

「え、でも朱里ちゃんこのゲーム初めてじゃないの?引き継ぎカードとか、そういうの持ってなかったよね?」

「3万ぐらい溶かしたのがあったけど失くした」

「あっ…………」

 

 

かなり手馴れたプレイを見せる朱里であったが、どうやらこのゲームに元々沼っていただけの様だった。3万円溶かしたカードを無くしている辺り、案外その辺の管理は甘いのかもしれない。

 

「それにしてもこの……ヘビーアームズ?っていうガンダムすっごいクリスちゃんそっくりだよね」

「雪音先輩と……?雪音先輩髪は銀だし、どこら辺似てるの?」

「えっ、えっと……滅茶苦茶銃撃つとことか?」

「雪音先輩普段何してんの……?」

「えーっと……クレー射撃?」

「オリンピック選手目指してたのかぁ先輩……えっ初耳なんだけど。しかもそれだったらなんで音楽院来てるの雪音先輩」

「色々と込み入った事情があるらしいよ?」

「込み入り過ぎでは……?」

「立花、発言に気を付けろ。彼女は何も知らないんだぞ」

「すっ、すいません翼さん……」

「まーたコソコソと何かを……ゲーセンうるさ過ぎて聞き取れないし。いやまぁいいけど」

 

 

機密事項(シンフォギア)をうっかり漏らしかけた響は、凄まじく無理のある言い訳でなんとかこの場を乗り切った。しかしそれで疑念が晴れる訳もなく……

 

 

「ねえ響」

「なに?朱里ちゃん」

「貴方、デカい問題隠してたりしない?」

「特に何にも無いよ?」

「今の返答分かりやす過ぎでしょ。だいぶデカいのあるって分かったよ?」

「いやいや、無いって」

「ふーん…………」

 

 

平然とゲームをしながらも色々と聞いていく朱里。場合によっては機密事項に触れかねない問答ではあるが……

 

 

「……まぁ、人間誰しも隠し事はあるか。これ以上は突っ込まないようにしとく」

「……ありがとう」

「貴方が謝ってどうすんの響。どっちかというと無作法に踏み込んだ私の方の問題なんだから」

「本当に、ごめん」

 

 

なんとか引き際を見つけて引いた朱里であったが、響の様子を見てどうやらムシャクシャしたらしく……

 

 

「……響」

「な、なに?」

アンタバカァ!?

「──へ?」

 

 

──彼女は、弾けた。

 

 

「大体何よそのクヨクヨした様子は!正直言って気持ち悪ィ!」

「え、えぇっ!?」

「アンタはバカ街道一直線なんだからその方面で振り切りなさいよなんでクヨクヨしてんのよアンタは!」

「ちょっと待ってすっごいディスられてない!?」

「知らん!そんな物は私の管轄外だ!」

「言ってるの朱里ちゃんじゃん管轄してよ!?」

「響、世の中にはこんな言葉があるわ」

「……どんな?」

「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ……」

「当事者にモロバレしてるけど?」

「………帰る」

「あぁ待って朱里ちゃん!まだそのゲーム終わってな──ちょっ、荷物片付けるの早いって!待って!しかもゲーム放置しないで!?」

「袖掴むな伸びる!HA☆NA☆SE!私は帰るんだ!」

「袖掴んでるのは悪いけど離さない!ていうか全部朱里ちゃんの自爆じゃん!?」

「………………」

「無言で力むの止めて!?」

 

 

なんかやいやい言い合いながらも唐突に萎えてゲームを放置して本当に帰ろうとする朱里と、それを必死に引き止める響。鍛え上げている響に叶うハズも無いのだが、必死に朱里は帰ろうとしていた。

 

 

「……翼さん、私達どうします?」

「ふむ……好きな様にさせれば良いのではないか?」

「あのままだと朱里の服の袖が千切れそうなんですけど」

「……待て、何故立花が強めに引いていて彼女はその場から動かない?」

「朱里も鍛えているからじゃないでしょうか?」

「生半可な鍛え方では拮抗出来ないと思うのだが……」

「ゲームして身体ほぐしてご飯食べて寝ると、あんな風になるらしいですよ?」

「……叔父様や立花と同じタイプか」

 

 

置いてけぼりになっていた2人は地味に朱里の真理に近付きつつあった。

ちなみにせっかく圧勝していたのにそんな事していたのでエクバは負けた。野良の仲間の人に散々言われていたが、朱里は涼し気な顔をしていた。何やってんだコイツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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