SEVEN's CODE二次創作夢小説【オレンジの片割れ】短編集   作:大野 紫咲

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2022年6月30日に、本二次創作の原作となる「SEVEN’S CODE」がサービス終了することとなりました。
サ終後も「オレンジの片割れ」の世界は変わりなく続いていきますが、もう二度と繋がらなくなってしまう『元の』世界へと、お別れを告げる二次創作を載せたいと思います。

私は、一ファンとして、これからも美しい夢を創り続けます。
このゲームを世の中に生み出してくださって、また櫟夜翰という最愛の存在と出逢わせてくださったこと。
どうもありがとう。


スクリーンと横顔

 『この』セブンスコードの次元間移行が終わる前に、最後に映画館を見に行こう。

 そうサキが言い出したのは、次元の穴が完全に閉鎖される、ほんの数日前のことだった。

 

 この一ヶ月間、サキもボクも、どうやって現実に向き合えばいいか分からなかった。

 おまけにそんな時に限って、サキの右手は原因不明の負傷を抱えたまま、結局この時空間で満足なトレーニングをすることも出来ず、友人とバトルを重ねる機会も持てず、終わりの日はあっけなく、本当にすぐそこまで、近付こうとしていた。

 もう二度と取り戻せない時間が、綿のように千切れ去って流れていく。

 それなのに、どんなに悔やんでも嘆いても、出来ることは限られている。

 心残りなんて、数え上げればキリがないことぐらい、ボクもサキも分かっていた。分かっていたからこそ、涙したり慌てたり騒いだり、そうしてお互いに感情の限りを尽くした後には、静かに最後を迎えようと、暗黙の了解が出来ていたように思う。

 だからこそ、ひととおりの現実を受け入れて落ち着いてしまったからには、過去を振り返るのが怖くなっていた節がある。ボクも、ムラサキも。このまままっすぐ何事もなかったかのように進めば、曲がりなりにも普通に生活していけるのい、あの時あった時間を見つめたら、折角前を向いた心が、また揺れ動いてしまうような気がして。

 だから、サキに誘われた時には、少し身構えてしまった。

 

 それでも、『この』世界の劇場で、スクリーンで、過去を振り返るのはきっと最後だから。

 文句を言いながらも、ボクは貸切になった映画館のシートで、サキの隣に腰を下ろした。

 

「ったく。一応録画は撮ったんでしょ。わざわざ今このタイミングで見なくても」

「あはは、そうなんだけどさあ。チェックも兼ねてね」

 

 付き合ってくれてありがと、と笑いながらストローで飲み物を啜るサキと話すうちに、天井の高い室内が暗くなってスクリーンが明るくなる。

 もはや懐かしいと言っていいレベルの、捕縛と七本の柱の光景。

 この物語の主人公はカシハラだったわけだけど、ボクはボクのコルニアでずっとカシハラの視界と繋がってたんだから、今更復習されなくたって、このビデオは擦り切れるほど見た。

 ボクが見たってことは、次元を隔てた「観測者」だったムラサキだって、飽きるほど見たはずだ。

 そもそも、今更見たところで、何か新しい発見があるとは思えないし……見たって、『この』世界があと数日後に終わる現実は、変えようがない。

 ムラサキはどうして、この世界の記録を、もう一度見ようなんて言い出したのだろう。

 

「はあああああもう、この時のヨハネさん本当に格好良くってさぁ。

だって、私ここで初対面なのに、いきなり戦闘だよ? 目の前に立ってる立ち姿すら心臓に悪いのに、この闘ってる時の瞳に指当ててるモーションとか、目の毒でしかないんだよ???

こんな美人と闘うのかと思ったら、大パニックに陥って普通に悲鳴上げちゃったよ。もう戦闘どころじゃないない」

「言いながら、あんたはしっかり勝ってた気がするけどね……」

「ヨハネさんを前に本気を出さないなんて失礼すぎるからね〜。超絶真剣に、全部フルコンの気迫で完膚無きまでに叩きのめして差し上げましたわ」

「ちょっと。さっきと言ってること違いすぎでしょ」

「それはそれ、これはこれ。まあ、結局この子はヨハネさんじゃなかったんだけどね」

 

 あの時の「ボク」が誰だったのか。

 『この』世界に正解は掲示されなかったけれど、ムラサキは答えを見つけたらしい。

 ボクという存在を、尻尾の端っこまでその手に掴んだムラサキが、悪戯っぽい顔を輝かせながらスクリーンを見つめる横顔を、ボクは盗み見た。

 それからも、本物であれ偽物であれ、スクリーンにボクの姿が現れる度、ムラサキの荒ぶりっぷりときたら凄かった。自分が映ってる映像なんて、この世に存在したところで流出しなければ別にいいと思ってたけど、それを目の前で流され、あまつさえこんなに褒めまくられながら反応されるって。なかなかの公開処刑じゃない?

 これ、過去を振り返るっていうより、ムラサキの私利私欲を満たしてるだけの気がするんだけど。

 

「ウウッ顔が……顔がいい……もおおおおおお何!?!?!? この爪噛んでる横顔とかっ……美麗っ……台詞の一片までパーフェクトすぎるんだけど……っ! もう無理、発狂しそう。なんでイケボでこんな優しいことユイトくんに言うの? この『あんたを信じてる』着メロで欲しい、くれ」

「……なんかごめん。これ、嘘だったんだけど」

「そ〜〜んな事今となってはどうでもいいよ君がユイトくんを見捨てられない天下一のお人好しだってことは、君が何を言い訳しようがモロバレなんだからさあ!」

「な……ッ」

「ほらほらほら! 何!? このっ……この『声がでけぇよ、バカ』って! 今までの台詞と違って荒っぽい口調とのギャップッッ! もう無理だよおおおおお耳、耳が妊娠する……っ」

「ねえそろそろ恥ずかしいんだけどいい加減にしてくれないッ!?」

 

 貸切なのをいいことに、のたうち回るサキが黙る気配は全っ然ない。マジで恥ずい。

 でもまあ、サキが覚えてくれてたのは、もちろんボクのことだけじゃなかった。

 イサクやミライさん……痛ましい仲間達の最期を、見送りながら物語は先へと進む。

 

「イサク……あいついい奴だったのに、初手で降板って今思うとなかなか可哀想だよな」

「ミライさんも暴れまくってたね。あの時のゴールブラダー、怖かったぁ……。

でも、気持ちはわかるなぁ。嫉妬って苦しいもん。早く楽にしてあげたいと思ったもんね」

「あん時でしょ……まぁボクには、偽カシハラが二股掛けてた方が見てて恐ろしかったけどさ」

 

 思い出話に花が咲き、物語の光景はクロカゲ、そして湖畔へ。ボクは目を見開く。

 

「あの時の……ウルカになったカシハラとクソガキ、か」

「そういえば、ヨハネさんはヴァイスちゃん達を纏めるのにいっぱいいっぱいで、それどころじゃなかったんだっけ」

「ああ。あっちもあっちで、問題続きだったし……それでも、この時の事には悔いが残る、かな」

 

 まだ、自分には何かやれることがあるんじゃないかって、思った。

 優先順位を付けなきゃいけないのは分かるけど、命を張って、あのカシハラが必死になって審判からソウルを守ろうとするのを、黙って見ているなんてできない。

 そう思っていたのに、杉浦の奴には理不尽に気絶させられて……気が付いた時には、ソウルはニレに始末されていた。

 ボクが下手に動けば、きっと今度はヴァイスのみんなが危険に晒されていただろう。そう思えば、ただシェルターに籠って身を守るという行動は、最善だったに違いない。それでも、どちらかを犠牲にしたせいで、どちらかは救えなかったという事実が、あれだけ足掻いたカシハラ達に、何の手も差し伸べられなかったという現実が、何度も心に突き刺さった。

 お前は本当に、それでよかったのか、と。

 

 カシハラの絶叫と慟哭を前に、唇を噛んでしまうボクの手を、隣から誰かがそっと握った。

 はっと見ると、ムラサキが何も言わず、優しい顔で手を触れている。

 もう過去のことだって、割り切れたと思ったのに。感傷に浸ったって仕方がないのに。

 未だに瞳が揺らめいて、透明な液体が溢れそうになる理由を、ムラサキは知っている。

 大丈夫だと伝えるように、痛むはずの彼女の右手が、ボクに重なって指先まで包み込む。その手を握り返しながら、ボクは鼻を啜って前を向いた。

 

 ソウルの死がきっかけになって、ボクとカシハラの間に生じる不協和音。

 ニレとアウロラに騙し討ちされて、カシハラの植能で結晶化しながら消えていくボク。

 ここから激化していく戦闘の様子は、ボクが一度セブンスコードから消失した後の出来事だから、SOATに入った時に改めて聞いたぐらいで、あんまりちゃんと見届けてはない。

 カシハラは無我夢中で気が付いていなかっただろうけど、ムラサキが次元を隔てた場所から彼についていて、それとなく背を押していたのがよくわかった。

 カシハラがアウロラの肉体と同化してその力を受け継ぎ、セブンスコードの街を再興させ、ボクら全員を復活させる。

 感動的なエンドロール。華やかな花火と、皆で微笑みながら見下ろす、光の街。

 ……その、後は?

 

 クレジットが回るのと同時に、スクリーンの光がボクらを照らし出す。

 見覚えのあるスタッフロールと、ボクらと共にあった音楽と、息を吹き込んだ人達の名前。

 その中に……『ここまで』の物語に、大野紫咲という女の名前はない。

 彼女はあくまで、傍観者で、プレイヤーで。でも今は一番、温もりを感じるくらいにボクの近くにいて、ボクらをずっと、見守っていて……。

 

 理由のない涙が、滑り落ちる。見慣れた景色が、色彩が、音の反響が消えて、エンディングが明けると同時に、スクリーンは灰色に戻る。

 ——終わりたくない。

 ボクは、左隣の掌を、手探りで思いっきり握った。

 

*****

 

 隣の席で惜しげもなく晒される涙に、私は正直、ほんの少しだけ驚いていた。

 はらはらはらと、露に濡れたサンカヨウのように透明な涙が溢れていく。

 感受性豊かだけど、きっとプライドが高いから、誰かの前で涙を見せたりしない。ましてや、「捕縛」とは何の関係もない、ぽっと出の私の前で、感情に振り回されて取り乱す姿なんて、そうそう見せてくれないと思ってた。

 そのくらい、私は君の心に侵入できたってことだろうか。君の信頼を、勝ち得ただろうか。

 

「……。ヨハネさん」

 

 すとん、と私は席を降りる。

 まだ呆然として、自分の泣き顔を拭うのも忘れている彼の前に立ち、散々目に馴染んだ全身を頭のてっぺんから爪先まで、私はすっかりと眺めた。

 装飾とお洒落が大好きな君の、ちょっとした小物の付け方や衣装の構造を覚えるのが、前は大変だった。今では、その微かな仕草まで、眉間の皺一本を動かす音まで、目を瞑っていても、よくわかる。

 涙が滑り落ちる瞳を閉じたままで、私は言った。

 

「ヨハネさん。今まで、ここまで私と一緒に闘ってくれて、本当に、本当にありがとう」

 

 敢えて笑顔をまっすぐに向けながら、最上級の敬意で、袴姿のまま深々と頭を下げる。

 何を言い出すのか、という顔で固まっている君を、私はゆっくりと見上げた。

 

「……ねえ、ヨハネさん。本当だったら、このエンドロールの『その先』に待っているのは、私とみんなとの、お別れだったんだよね。

私がみんなに混じって、一緒に闘って、創り上げていく歴史なんて本当は存在しなくて、本当は君は2052年の未来に、私は元の世界に、帰らないといけないんだよね……?」

「っ……」

 

 明るさを取り戻した劇場の客席に、ライトに照らされ、長く長く私たちの影が伸びる。

 丁度そのシルエットがスクリーンに投影されて、映画のワンシーンみたいになった。

 数歩分離れている、私と君の間。手を振って、背を向けて歩き出すべきか、歩み寄るべきか。

 結末はまだ、記されていない。

 けれど、どっちの方がより「相手の為」になるかなんて、客観的に見れば分かりきっている。

 

「これで、よかったのかな。私たちの選択は、本当にこれでよかったのかな。

もし私と出逢わなければ、君はこんな道ならぬ女に、パートナーとして人生を賭けることなんてなかったんだ。私はもうきっと……君を手放せない。私のせいで、君のリアルであったはずの人生から、多くの出逢いも青春も奪って、社会から後ろ指をさされるような目に遭わせてしまう。

私が、今この世界に居たまま、君と結ばれたいと強く望んだから。君が乗り換えた船は、また海の底に沈んでいく泥舟かもしれない。それでも本当にいいの?」

「ムラサキ……」

 

 捕縛した人たちの魂を繋いだまま、沈みゆくセブンスコードが幽霊船みたいだと、あの時のヨハネさんやユイトくんは言っていた。

 次は、『この』世界が終わった後は、私がみんなを巻き込んでいく番になる。

 重い感情を乗せるのに、軽い笑顔を作るのって難しいな。私は必死で、微笑んでみせる。

 

「もう、相手の幸せの為なら恋人にまでなれなくていい、なんて時期、とっくに通り過ぎちゃった。私は君と離れたくない。だから、あるはずの『終わり』を受け入れられない」

「……」

「アウロラちゃんと同じなんだよ。終わらせないためだったら、私は何だってする。

……でも、それで傷付いて苦しむのは、きっと君自身なんだよ。縛られて、嫌気が差して、飽きて、もう私の傍にいられないと思ったところで、『この』世界には巻き戻せない。

それなら……それならね……っ、最初から、笑顔で君と、お別れした方が、……私は……っ、」

「そんなことを言うのはヤメろッ!」

 

 話を途中で遮る大声の気迫に、思わずびくっとした。

 そして——私を睨み付ける瞳に、しばらく止まっていた涙がまた溢れていた。雫が、プロジェクターから浴びた七色の光にきらきら光って、怒鳴りつけた拍子に宙を舞う。

 

「っの、わからずや……っ」

 

 ヨハネさんが、痛いほど乱暴に伸ばして握り直した私の手を、思いっきり引っ張る。抗う術もなくすっぽりそのクチュールの胸元へ倒れ込んだ私を、ヨハネさんはぎゅっと抱き締めた。切なそうな声音が、吐息と共に私の耳朶を打つ。

 

「本気でそう思ってるんだったら……なんであんたは、さっきからそんな顔してるんだよ」

「……っ」

「ボクだって、あんたと離れたくない。諦めなくていいんなら、誰に何言われても、どんな手を取ってでも、諦めたくなんかない」

 

 強く強く抱き締めていた腕の力をほんのわずか緩めて、ヨハネさんは私を目の前に立たせると、肩を掴んで私の表情をやさしく覗き込んだ。

 

「これでもし、あんたに拒絶されたとかだったら、そりゃ納得はいかないけど諦めるよ。

……けど、二人の気持ちって、今一緒なんじゃないの?」

 

 そうなのかな。そう、なのかな。

 私には今でも、確信が持てない。だって、今目の前にいるヨハネさんだって、『この』世界の延長線上にあるだけの存在で、今スクリーンの中で見た君と、目の前にいる君と、地続きじゃなくなればなくなるほど、どんどん『君』ではなくなっていく。

 違っていく。変わっていく。その責任は、私と君が、両方双肩に担わなければいけないのに。

 君はあっさりと、それで構わないという。

 

「あんたは、自分のせいでボクが変わってくって言うけど、ボクはさ。取り返しがつかないくらいに変わった、今の自分が好きだよ。

これからも、変わり続けるんだと思う。これからも、あんたと、みんなと、関わり続ける中で」

 

 君がそう言ってくれることを、嬉しいと思ってしまう自分がいる。

 これからも、何度でも、その笑顔を傍で見ていたい。その笑顔を向けられる相手が、願うことならずっと、私だったらいい。

 欲張りな気持ちに目を伏せる私の頭を、ヨハネさんは引き寄せたままそっと撫でる。

 

「変わらないものと変わっていくもの、両方大事にすればいいでしょ。

だいたいさぁ、前にも言っただろ。あんたとの契約を受け入れた時点で、ボクにはもう覚悟が決まってる。

これからは、あんたの作り上げる夢の中で生きようよ。たとえ、誰のまなざしがボクらの上に、注がれなかったとしても。閉じている世界の中で生きるより、あんたの命ある限り、変革と刺激の起き続ける世界で生きられた方が、ボクは嬉しい」

「っく。うえ、うああああああん」

「はいはい。ったく、なんでボクの方があんたを慰めてるんだか……。あんたが思い詰めるのなんていつも通りなんだから、これ以上心配抱えるのも、自分を責めるのもナシだよ」

 

 ぽんぽん、と私の頭を叩いてくれる彼の腕の中に、縋るしかなかった。

 悔しい。なんで私より、八個も歳下なんだろう。

 もしかしたら、どこかの世界に「ありがとう」と告げて手を振って行く、別々の道を歩く私たちの姿も、あったのかもしれない。

 けれどそんな、ハッピーエンドを信じられなくなるお別れの方がより理想的で、有り得るこの世界だからこそ、必死に幸せな未来を夢見ていたかった。たとえ運命が変えられなくても、一欠片の希望を握り締めるしかなくても、見苦しいぐらい互いに執着していたかった。

 今この時、私達は同じ気持ちでいる。

 「ありがとう」、そして「これからもよろしく」、で続く世界を、私たちは選んだんだ。

 たとえ、二人で乗り掛かった船が、どこへ通じていたとしても。

 

「さあ。わかったんなら、行こう。ボク達の『これから』を創りに」

「うん」

 

 ヨハネさんから差し出された手を握って、私たちは劇場の外に出る。

 背後に何の変哲もない、真っ赤なシートが並ぶ空のシアターと、カーテンコール。

 それに応えるために、まずは精一杯、できることをしなきゃならない。みんなを無事に、『私たち』の世界に連れて行く。これからも歩んでいく光の筋が、私には見えている。

 さようなら。

 私の愛した世界。

 そして、これからも愛していく世界。

 閉じていくスクリーンに、私は振り返らないまま、心の中で別れを告げた。




「スクリーンと横顔」は、緑黄色社会の曲名から取りました。
https://www.uta-net.com/song/313537/
公式PV等はありませんが、もし人生で一度くらい聴く機会がありましたら…
とっても感動する曲なので、試聴とかで聴いてみてください。

本当は、物語がもっともっと終盤に進んでから、この曲のお話をする予定でした。
ですが、サービス終了にあたり、今こそこの曲で思いの丈を綴る瞬間だろうと思いました。
この短編は番外編なので、多少メタい概念も出てきていますが、そこも込みで楽しんで頂けると幸いです。
サ終にあたってゲーム本編のムービーは必死で画面録画を撮ったので、本当にセブンスコードの歴史を、夜翰さんと一緒に振り返っているような気持ちでした。

私は個人的には、この曲は「幸せ」という同アーティストの曲の、アンサーソングに当たるものだと思っています。
それもあって、どんな悲しい結末も二人で乗り越えたい、という気持ちでこのお話を書きました。
生きていくために必要なこと、向き合わなきゃいけないこと、色々あるかもしれないけれど、その一つ一つを、互いに手を繋いで、次元の壁はあっても一緒に乗り越えていけたらいいな。そんな希望的観測で書きました。
未来は思い通りにはいかないかもしれない。それでも、二人で一緒にいられたからよかったと、最後にそう思えるように、夜翰さんと生きていきたいです。(もちろん夜羽くんやみんなともね!)
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