Fate/Grand Order operation Ark 作:山川山
ワイバーンを倒しきったあと、私達はあの場から撤退し、放棄された砦へとたどり着いた。今はジークフリートの傷をマリーが宝具で治療しているところだ。
「すまない。助けてもらった上に傷の治療まで」
「いえいえ、全然。わたし達がファヴニールのから逃れられたのは貴方が無理をしてでも宝具を使ってくれたおかげなのだし、むしろこれだけでは足りないくらい!それにしても、うーん、やっぱりこれだけは治らないのね」
『呪いによる傷か…。厄介だな』
傷の癒えたジークフリートだが、腹部には淀みのようなものが纏わりついている。ジャンヌが治せるかもしれないとのことだったので、試してもらっている間、私はジークフリートに気になっていることを聞いてみた。
「そういえば、どうしてジークフリートはリヨンに居たの?」
「召喚されてマスターもおらず放浪していた所であの街が襲われているところを…いや、正確にはサーヴァントが戦闘しているのを見つけてしまってな」
「それって、ファントム?」
「ああ。彼と共闘してワイバーンを退けて、しばらく街にとどまる事になったのだが、しばらくしてオルレアンの近くに住んでいたという人物が現れた。その人物の言葉にしたがって住民は近くの街へと避難した。その直後だ。彼奴等が来たのは…」
ジークフリートが少しだけ悔しそうな顔をする。
「強かった。遠くに別の気配もあったが襲ってきた敵は二人、俺とファントムで一人ずつ相手をしたのだが、俺はろくな反撃もできずに一撃を食らって意識を失った。目覚めてからは…知っての通りだ」
ジークフリートの話が終わると同時にジャンヌがジークフリートから一歩下がる。
「ジャンヌ、どうだった?」
「だめでした。特殊な呪いが2つ掛かっていて…本来ならばそのどちらか1つでも生きているのがおかしいぐらいです。掛かっている呪いの内容は…」
「1つは複数の呪いが重なった呪い、もう1つは悪意の塊のような呪い、でしょ?」
「あっ、おかえり。エリちゃん、清姫」
「はい!ただいま戻りました、ますたぁ♡」
周囲の警戒に行ってくれていたエリちゃんと清姫が帰ってきた。
「何故、貴女がそれを知っているのですか?」
「聞いたのよ、プロデューサーから。そもそも、貴方達に合流したのだってその呪いを解くためだし。あっ、でも後者だけよ。もう1つはそっちでなんとかして」
「なるほど、わかりました。とはいえ、それでも私一人では解呪は難しいのですが…もう1人聖人が居ればなんとか…。それで、貴方達はどうやって呪いを解呪するのですか?」
「合流する前に私達がいた街、ティエールっていうとこに呪いを解くための道具があるの。それを使えば解呪できるわ。街の霊脈を利用しているとかなんとかで、動かすと数分で効果がなくなっちゃうらしいし、何かあってからじゃ遅いと思って貴女達を案内するために合流したってわけ。感謝してよね」
エリちゃんが自慢気に胸を張る。うん。それは、嬉しいし感謝もしている。なんだけど…
「ねえ、エリちゃん。ティエールの街に居たのってエリちゃんと清姫だけ?」
「?ええ。プロデューサーも居たけど、私達が街を出る前には街を出ていたから今街には誰も居ないわ。そうよね、清姫?」
「そうですね。私達が街に着いたときにはもう住民の方は居ませんでしたし…。それがどうかしましたか、ますたぁ?」
「えーと、それってさ。今街が襲撃されたらかなりマズイんじゃ…?」
「「……………あ」」
あちゃー…。
「エ、エリザベートさんのせいですよ!あなたが"プロデューサーにいいとこ見せてやるわ"等と言って飛び出すから!」
「はあ!?私のせいにするの!?貴女だって"そうですね。功をたてればあの方に思い出していただけるかもしれませんし、もう1人の安珍様候補というのも興味がありますし"とか言ってたじゃない!」
「あー、僕知ってるぞ。なんだったか…そう、例えるならば猫の喧嘩だ」
「あの、アマデウスさん。それはいくらなんでも言い過ぎでは…?」
今は言い合い程度で済んでいるけど、このままヒートアップすれば殺し合いとは行かずとも戦闘に発展するかもしれない。とりあえず、話をそらして喧嘩を止めよう。
「まあまあ、2人とも。とりあえず、ティエールに行けば呪いの片方がどうにかなることはわかったからさ。もう片方の呪いを解くための聖人を見つけるための考えとかないかな?」
「あ、それでしたら、わたくしに覚えがありますよ、ますたぁ。ティエールからだいたい西の方向、そこにある街に聖人が居ます。真名はたしか…聖ゲオルギウスです」
『ゲオルギウス!聖ジョージとも呼ばれる聖人だよ!文句なしの大収穫だ!』
清姫からの情報にドクターが大喜びする。
「それなら、二組に別れませんか?一組はジークフリートを護衛しつつティエールへ、もう一組は聖人を確保するためにもう一つの街へ、といった感じに。というわけで…」
そこまで言うと、マリーはガラスの馬車を召喚し、その中を物色する。
「えーっと、たしか…!あったわ!こういう事もあろうかと作っておいたの!」
マリーが差し出したのは中身が見えないように特殊な構造をしているガラスで出来た正方形の箱。上部には穴が空いていてたくさんの棒が入っているのがわかる。これは…。
「くじ引き…?」
「そう!さあ、皆さんお引きになって。あっ、でもマシュさんや立香さんのサーヴァントの方々は立香さんの側を離れられないのでしたよね?じゃあ、今回は立香さんとまとめてということにしましょう。では、改めて…。おひとつどうぞ!」
みんながくじを引く。それにならって私もくじを引き、最後にマリーが引いた。
「ねえ、マリア?君、これ弄ってないか?」
「?そんなことないわよ、アマデウス?」
「いやいやいや、それにしては偏り過ぎだろうこれは!」
結果。マリー&ジャンヌチーム、それ以外全員チーム。うん、これは何か細工していると思われても仕方ない。
「本当に何もしてないのだけれど…。張り切ってくじをたくさん用意したのがいけなかったかしら?」
くじ引きの箱にはまだまだ十本程くじが残っている。本当に何もしてないのならば、明らかにこれが原因だろう。
「でも、大丈夫よ!わたし達は街に聖人がを見つけに行くだけだし、貴方達にはジークフリートを守るという役割があるのだから。ちょっと過剰なぐらいが丁度いいわ」
「ちょっと…、ちょっと?」
かなり過剰だと思うんだけど。
「…はぁ、わかったよ。君は言い出したら聞かないからね。それじゃ、出発しようか。ああ、そうだ。マリア」
「うん?」
「…いや、なんでもないさ。道草を食っていたりしないですぐに帰ってくるようにって言おうと思っただけで」
「なあんだ!わたし、てっきりまたプロポーズされると思ってドキドキしちゃったわ!」
「待ってくれ。なんで今その話をしはじめるんだい!?」
「プロポーズ…。ああ、昨晩にもマリーさんから聞きましたね。たしか、マリーさんが7歳の時…ですよね?」
「え?え?待て。マリア、マシュに話したのかい?もしかして、他にも話してなんて…」
『他にも、というより、その話は現代まで伝わっているよ。君について調べたことのある人ならば、だいたいの人が知ってるんじゃないかなぁ?』
「嘘だろ!?あ、悪夢だ…。どうしてそんなことに…」
「うふふ、それはそうでしょうとも。わたし嬉しくって方々に広めたんだもの!」
「君か!君のせいか!なんて魔性の女なんだ!」
アマデウスが黒歴史とも言えるものが大衆に知られていたという事実に荒ぶる。下手な宝具よりも威力が凄そうだ。
『あっ、そうだ。忘れてた。立香ちゃん。君、令呪を使っただろう?補給をしたとき、物資の中にスクロール…羊皮紙が混ざってたはずなんだけど今持ってるかい?』
紙?そういえば、マシュから受け取ったような…。礼装を少し探ると赤いインクで魔法陣が描かれた羊皮紙が出てきた。
『そう。それだ。じゃあ、次は右手を陣の上に置いて、礼装を起動するときと同じようにしてみて』
指示に従って行動すると、魔法陣が赤く光り始める。次の瞬間には光が右手に移動し、消費した令呪が回復していた。
『よし、成功だ。カルデアでは自然に回復するけど、特異点ではそうやって令呪を補給してくれ。一枚につき令呪一画だよ。まあ、今回は実験みたいなもので、そのスクロールの生産コストを考えると量産は難しいから使える場面は限られてくるんだけど…』
令呪の戻った手を何度か握って開く。後ろではマリーとアマデウスが話を終えたところだった。
「じゃあね、アマデウス!行ってくるわ!帰ったら、久しぶりに貴方のピアノを聞かせて頂戴!」
「ああ、それまでに指を最高の調子にしておこう!」
「あっ、ジャンヌさん。通信機を渡しておきますね。一定時間ごとに連絡を取りましょう」
「わかりました。大丈夫だと思いますが、そちらも気をつけて」
ジャンヌとマリーが出発する。二人の無事を祈るとともに、少ししてから私達もティエールへと出発した。
──────
『よーし!何度か小規模な襲撃もあったけど、もう少しでティエールだ!街を囲む壁が見えるかい?』
視界の先、そこに壁が見えてくる。やっとだ…!
「ようやくですね、先輩。お身体は大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。それよりも、心配なのはジークフリートなんだけど、大丈夫?」
「大丈夫だ…。心配をかけてすまない…」
マシュに答えた通り、疲れはあるものの私は問題ない。しかし、ジークフリートは見るからに深刻だ。顔色はこれ以上ないくらい悪くなっている。
「むしろ、それほどの呪いを受けておいてそれだけですんでいる方がおかしい。正常な私であれば、とっくに死ぬなり、
アルトリアの言葉に、そこまで酷いものなんだ…。と思っているうちに街の門についた。
「マスター、私はここに残って周囲の警戒を行おう」
「わかった。お願いね、エミヤ」
「ああ、任せたまえ」
エミヤを残して門を通り抜ける。
「こっちよ!子ジカ共!」
「この先に解呪用の道具があります。足元にお気をつけくださいね、ますたぁ」
エリちゃんと清姫の案内のもと、街の広場へとたどり着いた。そこにはなにか槍のようなものが突き刺さっていた。
「ッ!あれは…」
何故か、その槍のようなものをジークフリートが警戒する。
「どうしたの、ジークフリート?あの槍がどうかした?」
「あれは…、俺に呪いをかけた武器そのものだ」
え?
「嘘…ではないようですね。ですが、あれが呪いを解くための道具です。さ、エリザベートさん。はじめましょうか」
「オッケー!呪いを解くアイドル…、うんうん、悪くないわね!さあ、ジークフリート!前に出なさい!アイドルパワーでその呪いを解いてあげるわ!」
サウザンドジャッカー
エリちゃんが槍を地面から引き抜くと、音声が流れる。あの槍の名前かな?
「い、いや、だが、しかし…!」
「ぐずぐずしてる暇はないわよ!早くしないと呪いを解くための術式が全部パーになっちゃうんだから!」
躊躇するジークフリートだったが、やがて覚悟を決めたらしく一歩前に出た。
「嫌な予感しかしないが、やるしかない。やってくれ!」
「じゃあ、行くわよ!」
JACKRISE!
槍についているレバーを引っ張ると白い
「ぐはッ…!」
「え?」
ジークフリートは吹き飛び、建物へとぶつかることで止まった。
「お、応急手当!」
「ジークフリートさん!?大丈夫ですか!?」
「え?ええ!?な、なんでぇ…?」
吹き飛んだジークフリートへと回復術式を飛ばす。エリちゃんは予想外の出来事だったのか、その場にへたり込んでしまった。
「う、ぐぅ…」
「あっ!ジークフリート!大丈…夫そうだね」
起き上がったジークフリートの顔は若干苦痛に歪んでいたが、先程よりも顔色は良くなっていた。
「……どうやら呪いは解けたようだ。まだ、片方は残っているが、少なくとも通常戦闘ぐらいはこなせる。宝具も…一発ならばなんとか支障はないだろう」
体の調子を確かめるように動きながらジークフリートが言葉を発する。
「ほっ、どうなることかと思いましたがなんとかなりましたね。エリちゃんさんも大丈夫ですか?」
「こ…」
「こ?」
「こんなはずじゃなかったのに〜!」
「えーと、ほら、トラブルはあったけど解呪も出来たし、結果オーライってことで!ね!エリちゃん!」
「そ、そうよね!さっすが子ジカ!わかってるじゃない!」
へたり込んでしまっていたエリちゃんにも声をかけてなんとか元気を取り戻してもらった。そういえば、ジャンヌ達もゲオルギウスを見つけられたかな?
「マシュ、ジャンヌ達に連絡してもらってもいい?」
「ちょうど僕もお願いしようと思っていたんだ。あっちもそろそろ終わっている頃だろうし、マリアの様子も気になるしね」
「わかりました。今つなぎ…ジャンヌさんから通信?」
マシュがジャンヌ達に連絡しようとしたところで、逆にジャンヌ達側から連絡が入ってきた。
「もしもし、ジャンヌさん?どうかしましたか?」
『逃げてください!もしかしたら、そちらにも襲撃の可能性があります』
「ちょっ!?待て待て!"そちらにも"ってことは襲撃があったのか!?聖人は!?マリアは大丈夫なのか!?」
『聖ゲオルギウスは確保できました。マリーは……私達を逃がすために街に残りました』
「なっ!?」
アマデウスの質問に対する答えは無視できないものだった。今すぐ助けに…!
『魔力反応出現!この反応はファヴニールだ!』
ドクターがファヴニールの出現を報告する。それと同時に街の外で爆発音が複数鳴り響く。
(マスター!ワイバーンの群れが──クッ!『
「エミヤッ!?」
「俺が先行する!」
エミヤからも念話が入り、ジークフリートが門に向かって走り出す。それを追いかけて私達も門をくぐるとそこにはワイバーンの攻撃を躱しながら少しずつ倒していくエミヤ、そして空にはジャンヌとドクターが言うとおりにファヴニールとその背に乗る黒ジャンヌがいた。そして、ジークフリートを見て不愉快そうな顔をした。
「チッ…。ハズレですか。そこのサーヴァントは呪いを解くためにあちら側に行っていると思って私はこちらに来たのですが…。仕方ありません。私はここで退くとしましょう。こちらにこれだけの戦力が集まっているということは、あちら側は私の送ったバーサーク・サーヴァント達で十分に殲滅できるでしょうし。ああ、でも貴方達が援軍に行ったら彼女達は助かってしまうかも。だから嫌がらせぐらいはしていきましょう。ワイバーン!」
黒ジャンヌの横の空間に魔法陣が現れるとそこからワイバーンが飛び出してくる。ただでさえ大量にいたワイバーンの群れがさらに大きくなり私達を取り囲む。
「では、ご機嫌よう。せいぜい足掻いてください」
「待て!」
そんな言葉を聞いて止まるはずもなく、黒ジャンヌは飛び去ってしまった。
「マリアを助けに行くにしても何にしても、今はワイバーンを倒すことが先決だ!いくよ、立香!」
「ッ……そうだね。わかった!」
アマデウスの言葉に応えて、いつでも礼装で支援できるように準備をする。どうか、私達が助けに行くまでマリーが無事でいますように。
「ぁ……ああ、あ──」
サンソンが膝から崩れ落ちる。わたしが彼にかけられる言葉はもう無い。
「ほう…、仮にも狂化を付与されたサーヴァントを倒すとは。なかなかやるではないか。アーチャー、アサシンを回収して離脱せよ」
声が聞こえたと同時にとても速い何かがサンソンを抱えて走っていった。声が聞こえた方には、槍を携えた男性。そして、その後ろには髑髏の仮面を着けたたくさんの影が控えていた。
「こんにちは、ルーマニアの王様。ご機嫌いかが?」
「良い…とは言えんな。だが、そんな事はどうでもいい。ここで貴様を殺し、聖人共も殺さねばならん」
「そうでしょうね。でも、させないわ。宝具展開、『
宝具を使用して街そのものを封鎖する。これで彼らは足止め出来る。
「宝具による結界か。だが、戦闘によって消耗した身体でどれだけ維持できる?何より貴様が死ねばこの結界は維持できるのか?」
「もちろん、できるわ。でなければ、宝具を使わないで貴方と戦ったほうが時間を稼げるもの」
「ほう…、自らを犠牲にして時間を稼ぐつもりか。ならばその覚悟に敬意を表して余自らその首を断ってやろう」
コツリコツリと石畳を歩く足音がどんどん近づく。わたしに戦うつもりはない、というより宝具の発動に魔力を使いすぎて現界を維持するのがやっとである、というのが真実だ。だからせめてしっかりと顔を上げて、前を見据える。目の前にはもうすでに槍を構え影を従えたランサーが立っていた。
「フランスの王妃よ。最後に遺言はあるか?」
「遺言…。そうね、それじゃあ少しだけ謝っておこうかしら」
もしも。もしも、これが絵本の物語だったならば、ここで騎士が助けに来たりするのだろうか。だけど、これは物語じゃないし、そんな都合のいい事が起こらないということは、わたしがよく知っている。
「ごめんなさい、アマデウス。ピアノ、結局聞けなかったわ」
「終わりか?ならば───
つい目を閉じてしまう。もう、覚悟はとっくにできていたはずなのに。そして──
「やっぱり、死ぬのって怖いわね」
────死ね」
──ガキンッという首が切られたにしては金属質な音が聞こえてきた。
「ライダー…!貴様、なんのつもりだ!」
ライダー?私の事かと思い目を開ければ、東洋風の衣装を着た人物がランサーの槍を片刃の剣、刀と呼ばれるそれで受け止めていた。
「サーヴァントといえど、1人に対してよってたかってというのはあまり気分が良くない。私1人程度、こちらについても問題ないだろう?」
「裏切る気か!?」
ライダーと呼ばれたサーヴァントは槍を弾くと、小さく"失礼"と呟き、私を抱えてランサーから離れる。
「ああ、その認識で構わない。もっとも……」
わたしを地面に降ろして、わたしを庇う様に前へ出る。無骨な鎧も、馬に騎乗しているわけでもないけれど、確かにその姿は──
「私はそちら側についたつもりはもともとないがな」
───騎士だった。
実はこの特異点の終わりにアーク様の能力と武器にについて詳細を書こうと思い、情報を再確認したところ、能力はともかく、武器に関してはトンデモ武器しか無かったので、これらを宝具化するか否かについて読者の方々に決めて欲しいと思ってアンケートを取ることにしました。ちなみに、宝具化してもしなくても物語には特に影響は無いので気楽に投票してください。
次回からはオルレアン・アーク様編です。
アーク様の所持する武器を宝具化
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する
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しない