Fate/spring blade (仮名) 《Fate×SAO》 作:クロス・アラベル
完全妄想Dreamerです(笑)
拙いです
Fateのルールに関してはそこまで知識無いのでめちゃくちゃです。
それでも良いという方はどうぞ〜
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「______よし、準備OK」
夜の11時58分。
誰も彼も眠った頃、彼女は地下室にて深く、深く、深呼吸をした。
薄暗いその地下室の床にはチョークか何かで魔法陣のような線が刻まれている。
「私のサーヴァント……ついに、召喚出来る。どんなサーヴァントだろうとドンと来なさい!私にとっての最強のサーヴァントは_____私が召喚したサーヴァントなんだから……!!」
その魔法陣より1メートル程離れた所で彼女は本を片手にこれから行う儀式の確認を終えた。
魔法陣の書き方も完璧、後は自らの血をほんの少し、魔法陣の中央に垂らすだけ。
「…っ、これで…いいかしら」
金色の髪の彼女は左手の親指に控えめに針で刺し、血を垂らす。
ぴちょり、と血が魔法陣の中央に落ちた直後、白い何かで書かれた魔法陣が赤く染る。
急いで飛び退いて、即座に彼女は儀式を開始した。
「_____素に銀と鉄。礎に契約の大公。降り立つ風には壁を。四方の壁は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
詠唱の開始。
赤く染まっただけの魔法陣は彼女の声に反応するかのように光を帯び始めた。
「
彼女の言の葉が紡がれていくに比例して、少しずつ光は強くなっていく。
「繰り返すつどに五度。ただ満たされる
日付が変わるまで、あと、30秒。
「____告げる」
身体が燃えるように熱を帯びる。
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
紅い光は風を伴って強まっていく。
風は全て_____魔法陣の中央へ。
「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」
光は血のような紅から、白い光へと変化する。
魔力の奔流はより強く、激しく。
彼女の身体からその魔法陣へと流れ出る。
12時まで____あと10秒。
研ぎ澄まされた神経、五感があらゆる事象を捉える。
そして____儀式は、完成する。
「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ_______っ!!」
最後に光は____黄金へと変化した。
直後、黄金の閃光が部屋を染め上げる。
彼女の視界は光に潰されたが、それと同時に彼女は確信した。
彼女にとって完璧な召喚を成功させたのだと。
手応えは十分過ぎる。
数秒後。
彼女の視界が回復し、恐る恐る瞼を開ける。
そこには______
「_____ぁ」
一人の騎士が佇んでいた。
重々しい黄金の鎧に身を包んだその騎士は同色の黄金の剣を腰に装備している。
髪は、彼女と同じ金色。そして、全く同じ髪型。長い髪が風に揺れている。
女性、らしい。
顔は人形のように可愛らしく、しかしてその表情は凛々しい。
目は閉ざされたまま。その女騎士は口を開いた。
「______サーヴァント、キャスター。召喚に応じ、参上しました」
凛とした声。愛らしさとは無縁の、重苦しい鎧に身を包んだ騎士はクラスを名乗りあげた。
「あなたが______」
瞼を開いた騎士は、召喚主である彼女を見ると____酷く驚いた表情を見せた。
「___私の、マスターですね」
しかし、驚いた顔から一変。騎士は優しい笑みを浮かべて言った。
「___え、ええ。私があなたのマスター……よね?」
「ええ。あなたのと繋がりは既に出来ている。やはり____相性がいいようですね」
騎士は自分の胸に手を当てながら、微笑んだ。
「えっと……キャスター、であってるのかしら?」
「はい、キャスターですが……何か?」
「ぁ、いや、その…パッと見て、セイバーだとばかり…」
あたふたと手を動かして言う彼女。それに、ああ、と頷きながらキャスターは答える。
「___間違うのも無理はない。私とてセイバーとして召喚されるとばかり思っていた」
「え?貴方自身、セイバーだと思ってたの?」
出てしまうキャスターの本音に彼女も驚いている。
「ええ。しかし、私はキャスタークラスとして英霊化される逸話が一つだけありまして。それが原因でしょう」
「そうなんだ……」
「…すみません、マスター。やはりセイバーとして
「え?ううん、全然そんなことないわ!確かに、セイバークラスのサーヴァントは最優だって言う人がいるかもしれないけど_____私にとっての最優の、最強のサーヴァントは、私が
「_______嬉しいですね。そこまで言われるのならば…マスターあなたにとっての最優、最強のサーヴァントであれるよう、最善を尽くしましょう」
「ええ!」
召喚主である少女は笑顔で騎士を褒めちぎる。流石の騎士も少し恥ずかしいようで頬を赤くしながら頼もしく答えた。
「あ、その前に自己紹介ね。キャスター」
くるりとその場で回って、キャスターに向き直す。
「___私の名前は、アリス・ツーベルク!これからよろしくね、キャスター!」
アリス、と名乗った彼女は、キャスターに手を差し出す。
「____はい、マスター。貴方となら良い主従関係が築けそうです」
朗らかに言って手を握り返すキャスター。
「ええ!じゃあ____早速だけど、貴女の真名を教えて貰っていいかしら?」
「はい」
彼女は剣の柄に左手を置いて、左胸に右拳を合わせる。
「改めて。私はサーヴァント、キャスター。
真名を________」
これより始まる、
その名は聖杯戦争。
どんな願いでも叶えてしまう、万能の杯。
それを巡る、魔術師同士の殺し合いであった___