劇場版・結城友奈はテイマーである わたしたちのロボトルゲーム!   作:渚のグレイズ

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chapter18 メダフォース-①

そうして、時折現れるアルゴモンを処理しつつ、友奈達は遂に屋上までたどり着いた。

そこには、球体型の浮遊物に乗る老人と、奇っ怪な形状のメダロットが待ち構えていた。陸十蔵とビーストマスターである。

 

十蔵「ふん。ここまで来られるとはな・・・・流石、神々に選ばれし勇者達か」

 

美森「何故、こんな事を」

 

十蔵「決まっておる。メダロット達を解放するためだ」

 

メタビー「んなもん、こっちは望んじゃいねーよ」

 

ロクショウ「そういう事だ・・・・これ以上の狼藉、見過ごす訳には行かぬ!」

 

メタビーとロクショウがビーストマスターに対峙する。

 

十蔵「ならば仕方あるまい・・・・やれ!ビーストマスター!!」

 

獣のような咆哮と共に、ビーストマスターが左腕武装“デスビーム”を放つ。

オメガナイツの物とは比べ物にならない程の、圧倒的熱量を誇るハイパービームがメタビー達目掛けて撃ち込まれる。

 

友奈「メタビー!」

 

メタビー「ぬわぁぁぁぁ!!!」

 

決死の覚悟で回避し、どうにか直撃は免れた。

 

メタビー「当たったら確実に死ぬやつだこれ・・・・」

 

ワームモン『ゆーちゃん!ぼくも行くよ!』

 

ブイモン『いーや!ここはオレが!』

 

ワームモン『ぼく!』

 

ブイモン『オレ!』

 

ワームモン『ぼく!!』

 

ブイモン『オレ!!』

 

友奈「じゃあ二人で行こう!」

 

ブイ&ワー『え?』

 

友奈が取り出したるは、専用デジヴァイスD-3。端末の中でパイルドラモンに進化させ、オメガナイツに搭載したのだった。

 

オメガナイツ「荒業が過ぎる・・・!」

 

友奈「頑張って、パイルドラモン!!」

 

十蔵「我が子ビーストマスターを舐めるでない!!」

 

ビーストマスターの右腕武装“デスボム”が放たれ、周囲に爆弾が撒き散らされる!

 

ロクショウ「くっ・・・!これでは近付けぬ」

 

メタビー「だったら撃てばいいだろ!!」

 

オメガナイツ「そりゃそうだ!」

 

メタビーのミサイルとオメガナイツのハイパービームが同時に炸裂!しかし──────

 

十蔵「はーはっはっは!無駄だ!!」

 

二体の攻撃は、ビーストマスターの直前で、何かに遮られ届かなかった。

 

メタビー「なんだぁ?」

 

オメガナイツ「バリアだと!?そんなパーツ、存在する訳・・・・・」

 

ロクショウ「──────メダフォースか」

 

十蔵「左様。メダロット達だけが持つ、特別な力!アルゴモン達を介して他のメダロット達から集めているのだ。この力は、戦いの最中でのみ発現するからな」

 

美森「アルゴモンを使って暴れさせていたのは、それが理由・・・!」

 

十蔵「そうして集めたパワーで、私は、メダロット達の王国を創る!!かつて存在したという“古代メダロ人”達の国のように!!!」

 

友奈「メダロ人・・・・?」

 

十蔵「その邪魔をする者共は、今ここで排除する!!ビーストマスター!!!」

 

再びビーストマスターが吠え、頭部武装“デスブラスト”をメタビーに放つ。

 

メタビー「しま─────うわぁ!!!」

 

今度は避けること叶わず、強力なプレス攻撃がメタビーに直撃!

 

友奈「メタビーーーーー!!!」

 




〈ワームモンの!〉
メダロット講座



「いよいよボス戦だね!今回は、今出てきた古代メダロ人について、簡単にお話するね」


「とは言っても、古代メダロ人については詳しい文献とか、あんまり無いんだ。一説には外宇宙からやって来た人類とも言われているよ」


「一番有力な説は、“特殊な能力を持った人間達で、彼らは自らの魂を六角貨幣石に封じ、滅びの時を回避した”っていうのなんだとか。よくわかんないねー」


「でも、“かつて繁栄した種族の人類”っていうのは、真実みたい。繁栄できた理由が文献ごとでまちまちなんだけどね」

「とまぁ、今回はここまで。次回もお楽しみに~~」
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