劇場版・結城友奈はテイマーである わたしたちのロボトルゲーム!   作:渚のグレイズ

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chapter18 メダフォース-②

“デスブラスト”の直撃を受けたメタビーは、瀕死の重症を負った。

 

友奈「メタビー!」

 

メタビー「くそ・・・・なんつー威力だ・・・・」

 

辛うじて動けているが、戦闘はもう無理だろう。

 

友奈「そこで休んでて」

 

ロクショウ「・・・・・破壊力もそうだが、それ以上にあのバリアをなんとかせねば」

 

決意を瞳に宿し、ロクショウは東郷を見る。

 

ロクショウ「あれを使う。()()()()()()()()()()()()()()()()

 

美森「・・・・・・・それしか、方法は無さそうね」

 

オメガナイツ「何か手立てがあるのか?」

 

ロクショウ「ああ、ブイモン殿・・・なのか?貴殿には時間稼ぎをしてもらいたい」

 

オメガナイツ「今の俺はパイルドラモンだよ。アイツの注意を引き付けておけば良いんだな?任せろ!!」

 

まずは牽制、と言わんばかりに右腕ハイパービームで攻撃を仕掛ける。が、やはりバリアに阻まれ当たらない。

 

オメガナイツ「だったら・・・・!」

 

急速接近し、左腕ビームソードで斬り付ける。が、これも駄目。

 

十蔵「良いのか?そんなに近付いて・・・」

 

オメガナイツ「!?」

 

突如として伸びたビーストマスターの脚部のコードが、オメガナイツを捕らえた!これでは身動きが取れない。

 

十蔵「終わりだな」

 

オメガナイツ「いいや、これでいいのさ」

 

十蔵「何?」

 

捕らえたオメガナイツは、しかし、ビーストマスターの両腕を掴み、明後日の方角へ向ける。これでロクショウが狙われる心配はなくなった!

 

十蔵「時間稼ぎのつもりか!?」

 

オメガ「最初っからそのつもりだよ!!ロクショウ!俺ごとやれェーーーーーー!!!」

 

心の中で「一度言ってみたかったんだよなぁ♪」とか思いつつ、ロクショウへ叫ぶ。対するロクショウは─────

 

ロクショウ「・・・・友奈殿?」

 

友奈「構わない、やっちゃえっ!!」

 

ロクショウ「御意っ!」

 

瞬間、ロクショウの背中から透明な虫の羽のようなオーラが現れる。

 

ロクショウ「メダフォース・・・発動!」

 

 

 

 

 

 

背中のオーラを纏い、斬撃が飛ぶ。

一直線にビーストマスターへ向かい、やはりこれまで同様バリアに阻まれてしまう。

 

が、それは一瞬だけだった。

 

ロクショウが放った斬撃は、バリアを破壊。とうとうビーストマスターに直撃したのだった!!

 

オメガナイツ「うぉぉぉああぁぁぁ!?!?」

 

友奈「パイルドラモン!」

 

爆発の衝撃で吹っ飛んだオメガナイツを、友奈が受け止める。

 

美森「・・・・・倒した?」

 

オメガナイツ「────────まだだ!?」

 

爆煙の向こうからプレス攻撃が飛んできて、ロクショウを機能停止に追いやった!

 

ロクショウ「がっ・・・!?」

 

美森「ロクショウ!?」

 

友奈「嘘・・・まだ動いてる!?」

 

煙が晴れた時、そこにいたビーストマスターはボロボロだった。

両腕は完全に砕け散っており、頭部は半壊していた。

 

しかしそれでも、ビーストマスターは動いていた。

 

オメガナイツ「なんて奴・・・・!」

 

友奈「そんな・・・・ここまでなの?」

 

誰もが諦めかけていた。

 

 

 

 

 

メタビー「ふざけんな・・・!」

 

 

 

 

 

ただ“ひとり”を除いて。

 

友奈「メタビー?」

 

メタビー「ロボトルはなぁ・・・・諦めた方が負けなんだよ!!」

 

十蔵「だがそんな身体では、満足に戦えまい?」

 

メタビー「うっせぇ!!!」

 

メタビーの叫びに呼応するように、ビーストマスターが再びプレス攻撃を仕掛けようとする。

 

メタビー「意地があんだよ・・・・!」

 

瞬間、メタビーの背中にも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

メタビー「メダロットにもなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

 

同時に放たれる、プレス攻撃とメダフォース。

 

ぶつかり合い、鬩ぎ合い、しかし、勝利したのは─────

 

 

 

 

 

メタビー「うおぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

 

メタビーのメダフォースに呑まれ、悲鳴のような雄叫びを上げつつ、ビーストマスターはついに機能停止に陥ったのだった。

 

 

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