劇場版・結城友奈はテイマーである わたしたちのロボトルゲーム!   作:渚のグレイズ

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chapter20 藍原の遺産(パンドラボックス)

ビーストマスターを核に、復活を遂げた(と語る)アルゴモン。

 

アトム「おい、ドブロク!あれは何だ!?いったいお前は何をした!!」

 

園子「叔父さん落ち着いて」

 

十蔵「────────藍原繁は、知っているな?」

 

その名を聞いた瞬間、空気が凍りついた。

 

友奈「─────────はい」

 

美森「正直、思い出したくない名前ね・・・・」

 

十蔵「あのデジモンは、奴がかつて産み出し、自身の手に負えないからと、とある場所に封じられていた人造デジモンだ」

 

美森「人造デジモン・・・・デジ・バーテックスのようなものかしら」

 

園子「ごみ処理くらい、きちんとやっておいて欲しかったんよ」

 

アトム「辛辣じゃのー・・・・」

 

十蔵「私は、私の夢の為、文献を手繰りあのデジモンとそれ用に調整されたメダロットを発掘した」

 

友奈「え?メダロットって博士達が造ったものじゃ・・・?」

 

アトム「そうじゃ。が、その元となったロボットを造ったのは藍原なんじゃよ。わしの家にそれに関する資料があったのでな、参考にさせてもらった」

 

美森「そうだったんですか・・・・」

 

アトム「あの男は元々、メダルを“デジモンをリアライズさせる為の道具”として使おうとしていたらしい。文献にはそうあった」

 

オメガナイツ「なるほどな・・・・だが、リアライズさせるにしても、メダロット一体程度では幼年期のデジモンくらいしかリアライズできないぞ?」

 

アトム「うむ。わしも、それが気になって個人的に調べておったのだがな・・・・・どうやら、()()()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()らしい」

 

アトム博士の言葉に、東郷達は衝撃を覚える。

 

美森「成長期以上のデジモンも・・・・!?」

 

園子「メダフォースには、それだけのエネルギーがあるってことだね・・・・」

 

十蔵「そうだ。それをあのデジモンは、何らかの手段で知ったのだろう・・・・私を騙し、メダフォースを集めさせたのだ。自らがリアライズする為に」

 

そうして、一頻り語り尽くした後、十蔵は沈黙した。

真実を知ったとて、時既に遅し。最早成す術はない。

 

 

 

 

 

友奈「んーと・・・・つまり、メダフォースを集めればパイルドラモンをリアライズできるってこと?」

 

 

 

 

 

友奈の、その一言が無かったならば。

 

アトム「っ!それだ!!その方法ならば・・・・!」

 

美森「ロクショウ、行ける?」

 

ロクショウ「それしか手段が無いのなら」

 

友奈「メタビーも、やれる?」

 

メタビー「なんかよくわかんねーけど、やるしかねーよな!」

 

 

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