劇場版・結城友奈はテイマーである わたしたちのロボトルゲーム! 作:渚のグレイズ
数日後────────
春信「─────なるほど、そんな事が」
夏凛「らしいわ。私の方は暴走メダロットの対処で忙しかったから、後で知ったけど」
冷房の効いたサイバー課・特殊犯罪対策室内で、三好兄妹がアイスを食べつつ、先日の事件について話し合う。
“藍原の遺産”から端を発するこの事件について、メディアでは「デジタルハザードの再来」等と語っている局もある。
夏凛「まぁ、間違ってはいないわよね。全部あのアルゴモンとか言う人造デジモンが原因なんだし」
春信「しかし、責任の一端を持つ陸十蔵氏は逮捕。メダロットも、ダイパン社が自主回収した。もうメダロットのようなロボットは出てこないかもなぁ・・・・欲しかったのになぁ・・・・」
夏凛「大丈夫でしょ」
春信「なんで?」
夏凛「兄貴みたいな声が、元メダロッター達から上がってるもの。いずれ、安全性を見直された新しいメダロットが世に出回るようになるんじゃない?」
春信「本当に!?」
夏凛「食い付き良いわね・・・・本当よ。だって─────」
友奈「─────────暑いね」
メタビー「──────────暑いな」
ワームモン『二人ともー、もっとしゃっきりしなよー』
友奈「だってぇ~~」
メタビー「だってよぉ~~」
ワームモン『似た者同士か』
あれから、ダイパン社に回収されたメダロット達だったが、一部の暴走しなかったメダロットは簡単なメンテナンスとリミッターの見直しだけを受けて、持ち主の元へ返された。
メダロットの存続を望む声が多かったが故の措置である。
メタビー「・・・・結局さ」
友奈「うん?」
メタビー「アルゴモンの奴、現実世界に出て、何がしたかったんだろーな」
友奈「・・・・・・・・・・なんだろうね」
メタビー「────────なぁ、友奈」
友奈「うん」
メタビー「オレ、旅がしたい」
友奈「うん」
メタビー「いろんな場所に行って、いろんな物を見てみたい」
友奈「・・・・うん。良いと思うよ。私はついて行ってあげられないけど」
メタビー「・・・・そっか」
友奈「でも」
メタビー「ん?」
友奈「いつでも、帰ってきていいからね。メタビー」
メタビー「─────────うん!」
と、そこに東郷とロクショウがやって来る。
美森「お待たせ友奈ちゃん」
友奈「ううん、待ってないよ!」
ワームモン『さっきまで暑い~~って言って溶けてたくせに』
友奈「ちょっとワームモン!?」
美森「うふふ♪それじゃ─────」
ロクショウ「メタビー殿」
友奈「うん」
メタビー「あん時の約束、果たすとすっか!」
Mr.うるち「合意とみてよろしいですね!!!」
友奈「早い!?もう出た!」
Mr.うるちの声に、近くで遊んでいた子供たちも集まってくる。
メタビー「負けても恨みっこなしだぜ?」
ロクショウ「それは此方の台詞・・・・参る!」
メタビーとロクショウが構える。
Mr.うるち「それでは──────!」
これにて終幕!
お疲れ様でした~~♪