【デレマス×ガンダムブレイカー3】CINDERELLA of Gund@m breakerS 外伝 エクストラバトル編   作:擬態人形P

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8章:サイキックは常識を凌駕するか? (裕子・海・美由紀・由愛・聖・小春)・2話

バトル開始の合図と共にザフト軍の一斉攻撃が始まる。

先制でゲイツRが両腰の「MMI-M20S ポルクスIVレールガン」を複数機で発射してきて、更に「ガナーウィザード」を背負った「ガナーザクウォーリア」はM1500 オルトロス高エネルギー長射程ビーム砲の極太のビーム砲を撃ってくる。

 

「回避ーーーっ!」

「う、うわわ!?」

 

18歳という年長者である故に、今回の司令塔役を担ったハルス・アテネを駆る杉坂海の声に合わせて、各ガンプラ達が一斉に回避行動を取る。

柳瀬美由紀のイージスキャンサーガンダムはモビルアーマー形態で飛び回り、成宮由愛のガンダムフェアリアルドリームは空中に跳び上がってブーストと慣性を利用して回避していく。

望月聖のウイングガンダム・オラトリオは4枚の翼をはためかせ羽を撒き散らしながら華麗に横回転をして躱し、古賀小春のガドランくんは慣れた動きでステップ移動をして避けていく。

しかし、堀裕子のガンダムνAGE-FPは足がもつれ慌ててシールドのアームド・アーマーDEで防ぐ形になってしまう。

 

「ちょっと裕子!?アンタ、さっきのバトルだとディアッカのオルトロスを軽々と回避出来ていたじゃないかい!?」

「さ、サイキックを封印しないといけないって考えると上手く動けなくて………!」

「ああ、もう仕方ないねぇ!」

 

裕子の動きを見て「ブレイズウィザード」を装備したブレイズザクウォーリアや「ブレイズザクファントム」数機がAGM138 ファイヤビー誘導ミサイルを放ったので、慌てて海のハルス・アテネが前に出て、ビーム・リングを回転させ、リングの中心から重力球を発生させ投げつける。

敵をブラックホールの中に引き寄せるEXアクションの「グラビティスフィア」を使ったのだ。

海の投げつけた重力球は裕子のνAGE-FPを狙ってきたミサイルの雨を呑み込みながら敵陣に炸裂し、相手のガンプラ達を固めて動けなくしていく。

 

「今だよ!一斉発射!」

「りょ、了解です!」

 

飛び退いた海の掛け声に合わせて裕子が巨大なダイダルバズーカを眼前に構えると3つに分裂させて「スペクトラルショット」のEXアクションを放ち、ブラックホールの中に極太の複数のビームを炸裂させる。

 

「カニビーム!」

「メガガドランくんビーム~!」

「え、えっと………お、オラトリオビーム………!」

 

更に美由紀のイージスキャンサーがモビルアーマー形態でスキュラを、小春のガドランくんが腹からEXアクションの「メガランチャー」を、そして聖のオラトリオがツインバスターライフルを連結させて照射して、一気に殲滅をしていく。

一方、攻撃範囲から逃れた「スラッシュウィザード」を付けた「スラッシュザクウォーリア」数機が「MA-MR ファルクスG7ビームアックス」を、グフイグナイテッド数機が「MMI-558 テンペスト ビームソード」を構え接近戦を仕掛けてくる。

 

「迎撃………します!」

 

それはさせまいと、由愛のフェアリアルドリームが、ミサイル・ランチャーを構え、脚の「ガンダムデュナメス」の「GNミサイル」と共に発射して弾幕を形成して腕や脚等のパーツアウトを狙っていく。

しかし、敵機も只やられてばかりではない。

幾つかのスラッシュザクウォーリアはMMI-M826 ハイドラビームガトリング砲を、グフイグナイテッドは「M181SE ドラウプニル 4連装ビームガン」で撃ち落として更に由愛機に接近してくる。

 

「試して………みます!お願い………!」

 

そこで由愛は焦らなかった。

飛びかかってくる敵機に対してビームジャベリンを構えると、ifsユニットを発動させて、黄緑のビームフィールドを集約させた薙ぎ払いで一気に破壊していく。

 

「うわ~由愛ちゃん、それ綺麗だね!絵具みたい!」

「あ、ありがとうございます………!」

 

モビルアーマー形態を駆使して、フルアーマー・ユニコーンガンダムの「ビーム・ガトリングガン」を撃ちながら加勢に来てくれた美由紀の言葉に照れながら、由愛はガンダムデュナメスの「GNビームピストル」で側転撃ちをして、更に撃墜数を稼ぎながらお礼を言う。

その間に裕子機も戸惑いながらではあったがEXアクションの「グラビティスフィア」の重力球で援護をして、海機がトリケロスの「ランサーダート」の槍を発射して敵を射抜き、小春機が背中の「フリーダムガンダム」の「バラエーナプラズマ収束ビーム砲」を撃ち、最後に聖機が飛び上がりツインバスターライフルを両手に構えて回転撃ちをして敵機を薙ぎ払い殲滅した。

 

「お、終わったでしょうか?」

「裕子ちゃん、まだネームドと戦って無いよ?」

「動きが相当鈍いね………大丈夫かい?」

「だだ、大丈夫………なはずです。………リペアキットはまだありますし。」

『スティング、アウル、ステラ!出撃だ。慎ましく………行こうか。』

「!?………敵機………来ます!?」

 

ネームドの出現アラームと共に、聖機が「フィールドディフェンサー」と「フィールドオフェンサー」のEXアクションを使い、味方機の強化を行う。

すると、上空から4機の敵機が降下してくる。

 

『さてと、簡潔に自己紹介といこうか、お嬢ちゃん達。俺は「ネオ・ロアノーク」大佐………一応な。この黄金の機体は借り物だが「シラヌイアカツキ」だ。』

『スティング・オークレーだ。一応、4人の中ではサブリーダーをやってて「カオスガンダム」に搭乗している。「ムラサメ」の話題はブロックワード並に厳禁だ。』

『それは単純にトラウマだろ?おっと、「アウル・ニーダ」だぜ!「アビスガンダム」が愛機さ!………一番最初にやられた?それこそブロックワードだ!』

『スティングもアウルもそれ、向こうの人達は言ってない………。「ステラ・ルーシェ」………。「ガイアガンダム」に乗ってる………。怖い物は………無くす!』

「DESTINYの時代の三馬鹿地球連合軍と大佐殿かい。中々厄介だね………。」

『オイオイ、三馬鹿は無いだろ、三馬鹿は………。とりあえず、悪いが後に登場する奴らと約束してるから、さっさと始めさせて貰う。………今度こそ約束は守りたいからな。』

「今度こそ守りたい約束………ねぇ。」

 

ネオの言葉に何かを感じた海であったが、その前に敵機は素早く散開する。

特に深緑のカオスガンダム、水色のアビスガンダム、黒色のガイアガンダムはモビルアーマー形態に変形し、一気に機動力でかき乱す算段だ。

 

『そこの青い妖精!戦闘能力でこっちが勝っている事を証明してやるよ!』

「呼ばれちゃいました………行ってきます!」

 

『じゃあ、オレはカニとバトルだな!どっちが優れた水中戦用機体か教えてやる!』

「只のカニだと思わないでよ~!」

 

『ステラは………トカゲ!背中に背負っている物が何か怖い!!』

「フリーダムのバラエーナプラズマ収束ビーム砲ですか~?仕方ないですよね~。」

 

スティングが由愛機を、アウルが美由紀機を、そしてステラが小春機を指定した事によって必然的に対峙する組み合わせが決まる。

残された裕子機、海機、そして聖機はネオのアカツキとのバトルだ。

 

「聖、周りの状況を見て後方支援!ビームを反射する「ヤタノカガミ」を持つアカツキにツインバスターライフルは撃つんじゃないよ!後、裕子はウチの後ろで援護しな!」

「はい………!」

「あ、アレ?今の私はそんなダメですか!?」

「正直今の裕子じゃ近づいたらやられるよ!実弾武装で何とかしてくれ!」

「は、はい………。」

 

上手くガンプラを操れず、もどかしい想いをする裕子を他所に、ネオ機が「73J2式試製双刀型ビームサーベル」のグリップを握り、両端からビーム刃を発生させて海機に迫る。

 

『さて、格闘戦の腕は………と!』

「侮って貰っちゃ困るねぇ!」

 

海は右腕にセットされたトリケロスの「ビームサーベル」で受け止めるとそのまま左に受け流し、回転する勢いで、パラス・アテネのかかととつまさきに備わった「格闘戦用クロー」で蹴り飛ばそうとする。

 

『おっと!』

 

しかし、その蹴りをネオは咄嗟のステップで回避をすると離れながら武装を入れ替えて「72D5式ビームライフル「ヒャクライ」」で反撃。

 

『さて………全力を出そうか!』

 

そして、背中の「シラヌイ」側のバックパックから7基装備されている「M531R誘導機動ビーム砲塔システム」を一斉に放出してオールレンジ攻撃を海機と裕子機に仕掛けていく。

 

「くっ………裕子!」

「えっと………こう!」

 

若干反応が遅れていたが、裕子はバク宙をしながら背中にマウントされているνガンダムの「ニュー・ハイパー・バズーカ」を撃っていく。

だが、ネオは余裕でシールドの「試製71式防盾」で防御しながら反撃で72D5式ビームライフル「ヒャクライ」を撃っていく。

 

「は、反応がおかしいですよ、あの機体!?」

「参ったねぇ………こりゃ、面倒な事になりそうだ………。」

 

ネオの操縦技術と、そして想像以上に重症である裕子の操縦に海は悩む事になった。

 

『そらそら!ミサイルの雨を喰らわせてやるよ!』

「き、来た………!?」

 

一方で由愛機は空中を飛び交いながらスティング機と相対し続けていた。

スティングはカオスの「機動兵装ポッド」に備わっている「AGM141 ファイヤーフライ 誘導ミサイル」を由愛機が着地する瞬間に放ってくる。

咄嗟に脚のGNミサイルで迎撃するが、スティング機は爆風による煙で視界が封じられた隙を狙い、両方の爪の先に備わった「MA-XM434 ビームクロー」で高速突進してくる。

 

『喰らえ!』

「あ、あわわ………!?」

 

慌ててGNビームピストルの側転撃ちの動きを応用して回転しながら回避をするが、スティング機は素早く反転すると背部センサー下部に備えられたカオスの「MGX-2235B カリドゥス改 複相ビーム砲」を発射してくる。

流石に連続で回避は出来ないので振り向いた由愛機は「ガンダムエクシア」の「GNシールド」で受け止める。

 

「た、体力が………!?」

『一発で仕留めてやる!コックピットに穴を開けてやるよ!』

「!?」

 

リペアキットで慌てて回復する由愛機であったが、その隙にカオスガンダムは正面に高速接近し、モビルスーツ形態になると「MA-M941 ヴァジュラ ビームサーベル」を突き出す。

由愛のフェアリアルドリームの「Vガンダムヘキサ」の胴体に………。

 

「スカイペインター………!」

『!?』

 

その次の瞬間であった。

フェアリアルドリームに穴が開いた。

しかし、ビームサーベルで出来た穴ではない。

コックピットが入ったコアブロックが丸ごと後ろに抜けたのだ。

 

『な、何………が!?』

 

驚くスティングのカオスはそのまま穴の開いたフェアリアルドリームに羽交い絞めにされる。

見上げてみれば、上空にはフォースシルエットと接続されたコアファイターが。

 

『コアブロックシステム!?インパルスと同じか!?だが、ヴァリアブルフェイズシフト装甲で実弾耐性を持つカオスに「バルカン砲」は!?』

「Cファンネル、行って………!」

 

この時点でスティングはまだ落ち着いていたが、次の瞬間驚愕する事になる。

フェアリアルドリームに備わった4基のCファンネルが2基ずつ刃となって襲い掛かり、カオスの………モビルスーツ形態だと背部にある「EQFU-5X 機動兵装ポッド」を破壊したのだ。

 

『ポッドが!?マズイ!?機動力が大幅に………うが!?』

 

更にすかさずフェアリアルドリーム本体が蹴り飛ばすと、スカイペインターが再度合体し、ガンダムデュナメスの脚に備えられた「GNビームサーベル」を2本投擲。

サーベルは機動力が大幅に低下したカオスの脚に刺さり、動きを封じてしまう。

 

『せ、戦闘能力で負けている!?俺が!?』

「ifsユニット発動………!」

 

更にビームジャベリンを取り出すとifsユニットのエネルギーを纏い、EXアクションの「スラッシュペネトレイト」を発動。

より巨大なエネルギーを纏ったビームジャベリンを大きく振り回し、カオスをビームの奔流で消し飛ばす。

 

『ムラサメより結果がひでえーーーっ!?』

「あ、危なかったです………。」

 

1対1のネームドとのバトルに勝利した由愛は、安堵の息を吐いた。

 

「スキュラ!」

『おっとぉ!』

 

その頃、美由紀とアウルとのバトルはモビルアーマー形態での高速でのぶつかり合いに発展していた。

とはいえ、お互いモビルアーマー形態では種類の違う「フェイズシフト装甲」を持つ事もあって出来る事が限られてくる為に、攻撃や防御の時はモビルスーツ形態に変形する事が多かった。

 

『スティング、やられるなんて情けないぜ!オレはそう簡単にいくかよ!』

「うわわ!?」

 

モビルスーツ形態同士だと、「両肩部シールド」に備わった「MA-X223E 3連装ビーム砲」と胸部の「MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲」の合計7門のビーム砲を一気に放つアビスの猛攻がある為、美由紀のイージスキャンサーはフルアーマー・ユニコーンガンダムのシールドに備わっている「Iフィールド」で防御に回るしかない。

 

「参ったなぁ………防御している状態じゃ、ビーム・ガトリングガンもスキュラも使えないし………。「イーゲルシュテルン」の機関砲じゃそもそも届かないし………。」

 

実は中~遠距離武装が2種類しか備わっていないイージスキャンサーは、接近してこそ力を発揮する機体だ。

その為の強襲形態であるモビルアーマー形態でもあるのだが、相手も同じ能力がある故に、苦戦してしまっていた。

 

「リペアキットもこれ以上使ったら2回戦が大変そうだし………近づけない相手の場合………う~ん………あ!」

 

その時、天啓にも似たような物を思いついた美由紀はシールドによる防御状態を解除し、ステップで逃げながらビーム・ガトリングガンを乱射し始める。

 

「それそれそれーーーっ!」

『気でも狂ったか?そんなんでオレは捕まえられないぜ!』

 

アウルはアビスの「耐ビームコーティング」も備わった両肩部シールドで防ぎながら再びモビルアーマー形態に変形。

背部の「M107 バラエーナ改2連装ビーム砲」で怯ませながら一気に急速接近していく。

そして、再度モビルスーツ形態に変形すると、素早く「MX-RQB516 ビームランス」を構える。

 

『お前のガンプラにコアファイターとかは流石に無いだろ!』

 

そして、EXアクションの「ミリオンスパイク」を発動。

滅多突きを放ち、一気にトドメを刺そうとするが………。

 

『ゴメンねぇ!強くってさぁ!』

「今だ!当たらなければどうという事ではない!………だっけ?」

 

バチンッ!

 

美由紀のイージスキャンサーは、ビームランスが突き刺さる瞬間に、すかさずモビルアーマー形態に変形。

そして何と長い4本の爪でランスの柄を力任せに掴み、ビーム刃が刺さる前にへし折ってしまう。

 

『ウソだろ!?』

「組みついちゃえ!」

『うわ!?』

 

そのまま動揺したアウルのアビスに組み付くと笑顔で一言。

 

「この距離なら「自爆」は回避できないよね?」

『何!?や、止めろ!?放せ!?』

「じゃあ、放す。」

『え?アレ?』

 

とんでもない切り札に驚いたアウルは思わず動揺して機体を滅茶苦茶に動かそうとして逃げようとするが、あっさりと美由紀機が放した事で、思わず疑問符を浮かべ動きを止めてしまう。

だが、すぐに目の前で再びモビルスーツ形態に戻ったイージスキャンサーが巨大なエネルギーの爪を………パーツを全て外すEXアクション「デッドリーブロウ」を振り被った事で美由紀の作戦に上手く乗せられた事に今更ながらに気づく。

 

「ドッカーン!!」

『うわあああああ!?』

 

全てのパーツがバラバラになったアビスの頭部をゆっくりと掴んだ美由紀機はEXアクションの「爆熱ゴッドフィンガー」でフィニッシュを決める。

 

「ヒートエンドッ!」

『くっそぉ!こんなの予定にないぜぇぇぇっ!!』

 

元ネタ通り頭部を破壊されてアウルのアビスもリタイアになった。

 

『………スティングもアウルもやられた。ステラ、負けられない………!』

「それは~、この後のシンさん達の為ですか~?」

『ネオも約束守りたいって言ってた。だから………負けない!』

 

更に、小春のガドランくんとステラのガイアガンダムとのバトル。

変形したガイアガンダムの「MA-81R ビーム突撃砲」によるビーム砲の連射と「MR-Q17X グリフォン2ビームブレイド」による両翼のビーム刃による突進を躱しながら、小春のガドランくんは「ビルドストライクガンダム」の「チョバム・シールド」に備えられた「ビームガン」で地道にダメージを稼ごうとしていた。

しかし、機動力重視のガイアの動きの前では空振りが多く、ビーム突撃砲やビームブレイドが掠った事でダメージが蓄積していく。

 

「あんまり小春も戦闘を長引かせたくないですね~。でも、「ミラージュコロイド」はまだ頼りたく無いですし~。」

『逃げ回れば勝機はあるってネオは教えてくれた!ガンプラバトルなら死なないから怖くない!』

「ブロックワードが無いステラさんは強力です~。」

 

強気のステラに対してあくまでマイペースを崩さない小春であったが、リペアキットの在庫には限りがある。

結局少しでもダメージを稼ぐ為に「カバカーリー」の胴体に備えられた「胸部フォトン・レーザー砲」や背中のバラエーナプラズマ収束ビーム砲を撃っていく。

 

『躱す!』

「あれれ~?」

 

だが、モビルアーマー形態で逃げ回るガイアには当たらず逆にビームブレイドの射程に捉えられてしまう。

 

『落ちろーーー!!』

「仕方ないですね~。ちょっと卑怯ですけれど~………。」

 

カオスやアビスとは違い、油断せずガイアはモビルアーマー形態を保ちながら突撃する。

その瞬間であった。

ガドランくんは背中の翼を思いっきり広げた。

「デストロイガンダム」に乗っている際にステラのトラウマになったフリーダムガンダムの翼を………。

 

「ドラゴンらしく威嚇行動です~!」

『ひぃっ!?』

 

思わずモビルスーツ形態に変形して急ブレーキをかけて止まったステラのガイアに至近距離で致命的な隙が生まれる。

小春機はガイアを掴むとEXアクションの「サイクロンパイルドライバー」を発動。

回転しながらきりもみ回転で飛び上がり、頭から叩きつけて全パーツアウトを引き起こす。

 

「トドメの~メガガドランくんビーム~!」

『お、終わり………?シン………ごめん………。』

 

メガランチャーで頭部を撃ち抜かれ、落ち込むステラの言葉と共に、三馬鹿は全滅する事になった。

 

『スティング!?アウル!?ステラ!?………くっ、やるようだなお嬢ちゃん達!だが………!』

「しまった!?」

 

ビーム砲塔システムによるオールレンジ攻撃を受け続けた結果、海のハルス・アテネのシールドであるトリケロスが遂に耐え切れずに破壊されてしまう。

ビームサーベルやビームライフルを始めとした武装は、右腕のトリケロスの中に備わっていた為、これでブリッツの武装は左腕の紐付きのクローを飛ばす「グレイプニール」以外使えなくなってしまう。

 

「裕子!何とかならないかい!?」

「そ、そう言われてもサイキックが無い中じゃ………!?海さんもヴォワチュールリュミエールは!?」

「あのビームの雨の中で近づけなければ意味が………!?」

「私が………仕掛けます!」

 

うろたえる裕子や海に対し、名乗りを上げたのはオラトリオで後方支援をしていた聖。

彼女はツインバスターライフルを連結させるとアカツキに向けて放つ。

 

『おっと、気でも狂ったか!?』

「反射する時に………隙は出来ます!「トランザム」………!」

 

ヤタノカガミで跳ね返ってきたビームをEXアクションのトランザムによる高速移動で回避した聖機は、淡い黄色の粒子を撒き散らしながら拳法用MSハンドを構え、高速でネオのアカツキに突進する。

 

『成程な!だが近接戦闘での対策が出来ているのは、お嬢ちゃん達だけじゃないんだぞ!』

 

ネオ機は器用に7基のビーム砲塔システムによるビームの雨を、眼前で張り巡らせて聖機の動きを止めるとビームサーベルで薙ぎ払う。

 

『悪いな!』

「終わりま………せん!」

『ん!?』

 

だが、ここで聖のオラトリオはツインドライブで量子化をして一瞬だがネオ機の前から淡い黄色の粒子を残し消える。

そして、背後に出現するとウイングガンダムゼロEWの背中に備わった「ビームサーベル」で逆にネオのアカツキを薙ぎ払った。

 

『やられた………か。』

「ごめんなさい………。」

『いや、反省点は次に活かせばいい。とりあえず、若人達へのバトンは繋げたつもりだから………後は任せるかね。』

 

ネオの溜息と共に、アカツキは爆発を起こした。

 

「みんな、大丈夫かい?」

 

1戦目のネームドとのバトルを終え、集まってきた6機のガンプラの様子を見て海が確認をする。

 

「聖です………。私は後方支援役だから、ほとんど傷は無いけれど………。」

「こ、こちら裕子………。リペアキットかなり使っちゃいました………。」

「由愛機です………。私も少しリペアキットを使いました………。後、GNビームサーベルを投擲しちゃいました………。」

「みゆきだよ。リペアキット結構使ったかな~?」

「小春です~。リペアキットの残りはまだそこそこありますね~。」

「ウチが一番重傷かね?リペアキットをかなり減らされた。何よりトリケロスを失ったから武装が………。」

「すみません………。」

「裕子、らしくないよ。サイキックが無いだけでそうなる物なのかい?」

「サイキックの無いユッコは只のユッコです………。」

「うーん、ここまで来ると可愛そうだけど、暴走すると全部台無しになっちゃうし………。」

「……………。」

「ん?小春?」

 

落ち込む裕子の様子を小春がじっと見つめているのを感じた海は疑問を投げかけるが、その前にアラートが鳴る。

素早く聖のオラトリオが「フィールドオフェンサー」と「フィールドディフェンサー」で強化をする。

 

「つ、次は誰が………?」

『ステラ達に勝ったのはアンタ達か?「シン・アスカ」、「デスティニーガンダム」行きます!』

『デスティニーに乗っているのはシンだけじゃないぜ!「ハイネ・ヴェステンフルス」!「デスティニーガンダム」出るぞ!インパルスとは違うんだよ、インパルスとは!!』

『それ、インパルスの前で言います?………「ルナマリア・ホーク」、「デスティニーインパルスガンダム」、出るわよ!』

『コントは控えろ。「レイ・ザ・バレル」、「レジェンドガンダム」出撃する!』

「ええ!?」

 

裕子の驚きと共に2機の配色の異なるデスティニーガンダムと、薄紫色のデスティニーインパルスガンダムと、グレーのレジェンドガンダムが6人のガンプラの前に降り立った。

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