ものすごい崩れてしまったw
SIDE:天
-屋上
アレから時間が経ち、昼休みとなったのだが……
「束、私が天と昼食を食べるからさっさと教室に帰れ」
「何言っちゃってるの? 私がてっちゃんと食べるから、ちーちゃんこそ教室に帰りなよ」
「先輩たち馬鹿なんですか? 私が一緒に食べるんですよ」
昼食を食べに屋上に着いたとたんこれだ。
まったく……
「おい、お前ら静かにしないとアイアンクローだ」
そう言って手を握り締める。
「はい、すいません」
「そうだよね! 静かに食わないとね!」
「ごめんなさい」
みんな顔を青ざめながら食べ始めた。
それでいい。
「ん? 真耶。ほっぺたにご飯粒がついてるぞ」
「え? どこですか?」
「そっちじゃない……こっちだ」
ひょい、ぱく
「え……」
その瞬間空気が凍った。
な、なんだこの静けさは……
「束……判決は?」
「有罪です」
「よし、真耶にアイアンクロー」
「いやいやいや! まってくださいよ! どうかんがえても不可抗力でしょうよ! あ、嫉妬ですね! 自分たちがやってもらえないからってw」m9(^Д^)
「よし、殺そう」
「うん」
「かかって来い年増ども!」
「上等だコラー!」
「うらー!」
……これはひどい。
なんだ、私はただほっぺたのご飯粒を食べただけだぞ。
そんなに羨ましいものなのか?
ええい、面倒くさいが沈静化せねば。
「千冬」
「なんだ?今急がし……ムグッ」
振り向いた千冬に弁当のから揚げを放り込む。
「おいしいか?」
「……おいしい」
なんか顔が赤いがどうしたんだ?
「
「ちょっと今、束と書いてなんて読みやがった? ……有罪。あーんとか万死に値するよ」
「ふっ、やはり私が妻にふさわしいと言うことか……」
「……妄想もここまでくるとすごいね」
「本当ですね」
「負け犬の遠吠え」
「ああん?」
「おお?」
「「「やんのかこら?」」」
……うん、やっぱりいつもの方法で沈静化しよう。
「飯は! 静かに! 食えと! 言ってるだろうがああ!」
三人に拳骨を落とす。
その瞬間三人とも動かなくなった。
「まったく……」
その後私は静かに飯を食べ続けた。
SIDE:三人称
-放課後 帰路
「まったくひどいよぅ……アレのせいで束さんまともにご飯食べずに昼休み終わっちゃったよぅ」
「自業自得という言葉を辞書で引っ張って来い」
現在、束と千冬と天の三人は帰路についていた。
真耶は、「残念ながら用事があるので、先に帰ってください」と、残念の部分を強調して学校に戻っていった。
「天、久しぶりに家に来ないか? 一夏が会いたがっていたぞ」
そう提案する千冬。
一夏が会いたがっていたのは本当だが、実際のところ自分の欲望が100%だろう。
「いやいや、てっちゃん私の家に来ない? 箒ちゃんもあいたがっていたよぅ」
こちらも負けじと提案する束。
「……今日は千冬の家に行くよ」
戦争になる前にそう告げる天。
「やったー! 千冬大勝利! (そうか、わかった)」
「ちーちゃん逆逆」
「……」
束は悔しそうにしながらも友人が逆のことを言ってることに気づき指摘する。
「よし、そうと決まればダッシュだ!」
「ちょ、ちーちゃん……ってはやあああ!」
千冬が天の手をつかんだかと思うと束の制止の声も聞かずにすごい速度で走っていった。
「人間やめてるよね……」
まったくもってそのとおりである。
-千冬の家の前
「うおおおおおおお!」
ものすごい煙を出しながら到着した千冬。
そして、静かに血管を浮かせている天。
「よし、着いた……アノナニヲオコッテラッシャルンデショウカ?」
「ほう? わからないか?」
「ハイ」
「とりあえず、逝っとけ」
「アーッ!」
天は思いっきり千冬にアイアンクローをかける。
「お前はもう少し思慮深く行動をしろ、馬鹿たれ! 私だから、スピードについていけたが常人なら死んでるぞ!」
「イタイイタイスイマセン!」
「なんか家の前が騒がし……うおっ! 何やってんのてん姉ちゃん!」
アイアンクローをしながら説教をしていると家の中から小学生くらいの少年……
千冬の弟、一夏が出てきた。
「ああ、この愚かな親友を断罪していたところだ。さて、家に入ろうか」
アイアンクローをかけていた手を離し、千冬をどべしゃっ!と地面にほうり捨て輝くような笑顔でそう告げる天。
「え? でもお姉ちゃんは?」
「ほうっておけ」
「え? でも……」
「ほうっておけ」
「う、うん」
一夏少年、小学生にして逆らってはいけない相手を覚える。
パタン
家の扉が無情に閉まる。
「……」
物言わぬ屍
千冬
哀れなり
短いですが、なんとかできました。
後の話もプロットだけはある程度できてるので、書き上げるよう頑張ります。