GAMERA ガメラ3   作:AS365

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殺戮

 

翌日

シューニス保安官事務所

『オセアニアにて巨大な飛行生物が捕捉され、オーストラリア軍が交戦状態に突入したとの情報が入りましたが、今の所詳しい情報は入っておりません。続いて、天気予報です』

『大型のハリケーンは強い勢力を保ったまま東海岸へ向け北上中です。このまま行くと週末にはニューヨークへ到達すると見られ』

プルルルルル プルルルルル

ロジャースは事務所にてテレビのニュースを見ており、ニュースでは世界各地でギャオスが出現したと思われるニュースが流れており、天気予報に変わった直後に電話がかかって来てロジャースは受話器を取った。

「はい、シューニス保安官事務所」

『保安官?私よハンナよ』

電話の相手はバーンズの恋人からだった。

「ハンナか?どうした?」

『マイケルって今事務所に居る?』

「いや、今日はまだ来ていないが……どうかしたのか?」

『実は昨日からマイケルと連絡が着かないの、家にも帰っていないみたいだし』

「バーンズなら捜索隊が解散した後家に帰ったはずだぞ?」

『でも本当なのよ。家に車も無いし……ねぇ、もしかしたら森の中で事故にあって動けなくなってるんじゃ……』

「わかった、こっちで探してみる」

 

住宅街

一方、ロジャースが電話を受けていた頃、シューニスの住宅街を若い女性が日課のジョギングをしていた。

シュ

「キャ!?」

女性は一瞬で触手に巻き付かれると近くの林に引きずりこまれた。

 

連絡を受けたロジャースは部下の保安官助手と共にパトカーで昨晩捜索を行った森をパトカーで走りながらバーンズを探した。

「ん?」

走っていると目の前に放置されたパトカーが見え、ロジャース達はパトカーを停車し降りて近寄った。

「保安官、これバーンズのです」

「何でこんな所に…………?」

ロジャースは辺りを見回すと、少し離れた所な人間の足が見え、誰かが倒れているのを見つけた。

「おい」

ロジャースと保安官助手は倒れて居る人間に近付いた。

「おい、大丈、な!?ミイラ!?」

保安官助手は声をかけて様子を見たが、倒れていたのはミイラ化した死体だった。

「おい……まさか………」

ミイラを見たロジャースはミイラが着ていた服装を見て絶句した。

「………バーンズ………」

ロジャース達が見つけたミイラは保安官の制服を着たバーンズだった。

『保安官!保安官聞こえますか!?』

「あぁ聞こえる」

ロジャースの無線に事務所に残った保安官助手から無線が入り、ロジャースは無線に出た。

『保安官、そっちの状況は?』

「実は、バーンズの死体が見つかった」

『嘘……!?』

「あぁ、それもミイラ化している状態でだ」

『ミイラ!?そっちでも!?』

「どういう意味だ?」

『実は住宅街でミイラ化した死体が発見されました!』

「何だって!?」

『それも1件だけじゃあありません!シューニス中でミイラ化した死体が発見されているんです!』

「わかった!直ぐに戻る!…………何が起きているんだ?」

 

シューニス

「ただいま」

「お帰り、ティーラの様子は?」

「医者はまだ話を聞ける状態じゃないって、とりあえず着替えを持って行くから」

「わかったわ。着替えは私が用意するからあなたは一息ついて」

「ありがとう」

ティーラの見舞いから帰ったウィルは帰って来た理由を母親に言うと、母親は着替えを用意するためにティーラの部屋がある2階に行き、ウィルは一息着こうとダイニングに行った。

「あぁぁぁ!!」

「!?」

ウィルが冷蔵庫から飲み物を取り出した直後に2階から母親の悲鳴が聞こえて来た。

「父さん、今の」

「あぁ、母さんの声だ」

ウィルは母親の悲鳴が聞こえた2階に行こうとした。

「待て」

カチャ

オリバーはウィルを止めると、引き出しから拳銃を出して来た。

「俺が行く。お前は保安官を呼ぶんだ」

「わかった」

オリバーは銃を持って2階の様子を見に行き、ウィルはロジャースを呼ぶためスマホを取り出した。

「ぐぁぁぁ!!」

「!?」

ウィルが電話しようとした直後に2階からオリバーの悲鳴も聞こえた。

「父さん!?」

ウィルはスマホを捨て慌てて2階へ向かった。

「父さん………?母さん………?」

2階へ上がったウィルは両親を呼びながら進んだ。

シュルシュルシュル

「!?」

ウィルの目の前に天井から触手が伸びて来てウィルに迫って来た。

「うぁぁぁぁぁぁ!!」

 

シューニスハイスクール

「ねぇ、ケビンの話聞いた?」

「聞いた聞いた、あいつ絶対やってるって」

シューニスハイスクールでミリア、キャロル、カラは学校でティーラが搬送された話をしており、彼女らはケビンの仕業だと考えていた。

「?」

「どうしたの?」

「何か今通ったような……」

キャロルは窓の外を何かが通ったのに気付き、彼女達は窓を見た。

バリン!!

「「「!?」」」

3人が外を見た瞬間に触手が窓を突き破った。

 

シューニス保安官事務所

「犠牲者は現在確認出来てるだけで36人です」

保安官事務所ではシューニスで発生しているミイラ化連続殺人事件の捜査が行われていた。

「保安官、これは俺達の手には終えません、州警察を呼びましょう」

「………人間相手だったらそれで済むが……」

「どう言う意味ですか?」

「どう見てもこれは人間技ではない……怪獣の可能性が高い」

ロジャースは一連の事件を人間ではなく怪獣による物だと推測した。

「怪獣ですか?」

「そしたら軍を呼ぶ必要がある」

「ぐ、軍隊ですか?」

「あぁ、それも州兵だけじゃない、連邦軍もだ」

プルルルルル プルルルルル

保安官事務所で軍の出動要請を検討していると事務所に電話が掛かって来て、ロジャースは受話器を取った。

「保安官事務所」

『ロジャース?』

「カラ?どうした?」

『ロジャース!助けて!』

「カラ!どうした!?」

『学校に、怪物が……』

「怪物だと!?」

『学校のみんなが………キャロルも殺されて……ひっ!』

「カラ?」

『来ないで!やめてぇ!いやぁぁぁぁぁ!!』

「カラ!?」

ブツップーップーッ

カラの悲鳴が聞こえた直後に電話が切れた。

「くそ!ハイスクールが襲われてるようだ!カーリー!州警察のSWATチームに出動を要請してくれ!」

「はい!」

「俺はハイスクールの様子を見て来る!ジェリー、お前も来い!」

「了解!」

「ロジャース?」

ロジャースは部下とハイスクールに向かおうとしたところに、ケビンが事務所を訪ねて来た。

「ケビン済まない。今立て込んでるだ」

「何かあったのか?」

「学校が怪物に襲われてるようなんだ」

「怪物?………!」

ケビンはハイスクールが怪物に襲われていると聞いて、イリスの事が頭をよぎった。

「ロジャース!俺も連れてってくれ!」

「ダメだ!危険過ぎる!」

「その怪物、ティーラを襲った奴かもしれない!」

「何だって………?」

「頼む」

「………わかった。パトカーの後ろに乗ってくれ」

「あぁ」

ロジャースは一瞬考えて、ケビンを連れて行く事を決め、3人はパトカーに乗り込みハイスクールへ急行した。

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