コロラド州 コロラドスプリングス
ピーターソン空軍基地 北アメリカ航空宇宙防衛司令部
NORADではMRFを全滅させたイリスをレーダーで追尾していた。
「あれか?ペンシルベニアで1個小隊を全滅させたギャオスは」
「ギャオスとは確認されていません。形態が著しく違うとの報告があります」
「レーダー、追尾可能か?」
「追尾可能です」
「付近に戦闘機は居るか?」
「ラングレーのF-22が東海岸にてガメラ哨戒中」
「急行させろ」
「間も無くハリケーンの暴風圏下に入りますが?」
「進行方向先には市街地がある。侵入前に排除する」
ペンシルベニア州上空
イリスは触手と触手に虹色に光る膜を張って、雲海の上から満月をバックにするように空へ上がり、ティーラの居るニューヨークに向かって行った。
ニューヨーク州 マンハッタン
ワールドトレードセンター駅
「電車が走らない?」
「はい、今ハリケーンが接近中で安全の為電車の運行を一時停止してます」
ティーラを連れ出したニック達はワールドトレードセンター駅に到着し、駅員に電車の時刻を問い合わせていたが、先日から東海岸に接近して居た大型ハリケーンの影響で足止めを食らっていた。
「再開の見通しは?」
「まだはっきりして居ません。再開したらアナウンスします」
「わかりました。どうもありがとう」
コロラド州 コロラドスプリングス
ピーターソン空軍基地 北アメリカ航空宇宙防衛司令部
「クーガ1、クーガ2接敵。機銃射程距離です」
「威嚇射撃開始」
NORADではレーダーでF-22がイリスと接敵したのを確認し、先任管制官は威嚇射撃を命令した。
ニュージャージー州沖上空
ブィーーーン
イリスと接敵した2機のF-22は機銃で威嚇射撃を行い、イリスは速度を若干落として戦闘機の背後を取った。
ピーターソン空軍基地 北アメリカ航空宇宙防衛司令部
「目標、反撃を開始」
「ミサイルの使用を許可。撃墜せよ」
「クーガ1、クーガ2、ミサイルの使用を許可。撃墜せよ」
先任管制官は戦闘機にミサイル攻撃を指示し、イリスを撃墜させるよう命令した。
「目標は僚機の機動を凌駕……ロックオン出来ません!」
しかし、イリスの動きは戦闘機を上回っており攻撃に転じれなかった。
ニュージャージー州沖上空
ビュン!ビュン!
「!」
ヒューー
イリスは超音波メスを発射し、F-22は主翼下部に搭載したを増槽を投棄し機動性を上げて回避に専念した。
コロラド州 コロラドスプリングス
ピーターソン空軍基地 北アメリカ航空宇宙防衛司令部
「ニュージャージー沖より新たな飛行物体現出!マッハ3で目標に接近中!」
NORADのレーダーではイリスとは別の飛行物体を補足し、その飛行物体は猛スピードてイリスに接近した。
ニュージャージー州沖上空
ビュン!ビュン!ビュン!
「くそ!」
F-22はイリスの攻撃を回避し続けたが、遂に背後を取られ、イリスは止めを刺そうとした。
ドン!!!
イリスは超音波メスを発射しようとした瞬間に、雲海の下から飛び出して来た物体に体当たりされた。
ガァァァァァァァ!!!
「ガメラ!」
雲海から飛び出した物体の正体は大西洋で消息不明となったガメラだった。
ピーターソン空軍基地 北アメリカ航空宇宙防衛司令部
「ガメラ!?」
NORADでもパイロットからガメラが出現したと報告を受けた。
レーダーではガメラとイリスはそのまま空中で接触するように飛行し、F-22はその隙に距離を取った。
「クーガ1、残弾無し」
「クーガ2、ミサイル発射不能」
オペレーターはパイロットから機体の状態の報告を受けた。
ニュージャージー州沖上空
ガァァァァァァァ!!!
ガッ!
ガメラとイリスは空中で戦闘を開始し、ガメラはイリスに噛み付いた。
ピーターソン空軍基地 北アメリカ航空宇宙防衛司令部
「ニュージャージー州空軍よりガメラ現出との報告が合った。新たな目標はガメラだ、市街地に入る前にガメラを撃滅せよ」
州軍からガメラ出現の報告を受け空軍幹部は先任管制官にガメラが市街地に侵入する前に攻撃するよう命令した。
「もう一体の飛行生物は?」
「ガメラ掃討が先だ!第11防空砲兵にパトリオットの射撃準備をさせろ」
先任管制官はイリスの対処について質問したが、幹部はガメラ攻撃を優先させ、パトリオット地対空ミサイルの発射準備を命令した。
それと同時にレーダースクリーンでは今までUNKNOWNと表記されていた飛行物体の一つがGAMERAと表記変更された。
ニュージャージー州沖上空
キュュュュュュュ!!!!
イリスに噛み付いていたガメラは飛行形態から回転飛行に切り替え、甲羅でイリスを切り付けた。
ウウウウ!!!
ビュン!ビュン!ビュン!
ガァァァァァァァ!!!!
イリスは超音波メスを発射し、攻撃を受けたガメラは血を出した。
デラウェア州
ドーバー空軍基地
ドーバー空軍基地ではNORADの指令を受け、パトリオットの発射準備が着々と進められていた。