ドン!!!ドン!!!
ガァァァ!!!
ウゥゥゥ!!!
ガメラはイリスに向かって進撃し、ガメラはイリスに掴みかかった。
ガァァァ!!!
しかし、ガメラはイリスの殴打で徐々に押し返されて行った。
一方、ケビンとミルズはガメラ達から逃げ惑う人間達とは逆にガメラ達の方向へ走っていた。
「おい!いく当てはあるのか!?」
「あいつはティーラを狙ってる!と言う事はあいつが進む方にティーラが居る!」
ケビンとミルズはイリスの進行方向先にあるワールドトレードセンターに向かって走った。
2ワールドトレードセンター
「………何か、ガメラの奴押されてないか?」
「あぁ、何か弱くなってると言うか……力を出しきれていない感じがする」
カプランはイリスに押されているガメラを見てレインに話かけ、レインはなんとなくガメラが弱ってるように見えていた。
「Zプランだ」
「え?」
「Zプランで攻撃された時のダメージが回復しきってないのに、ボロボロな身体を押して来たんだ」
「……ティーラを護る為に……」
ニックはガメラが先日のZプランによって満身創痍の状態であると見抜き、ウチキド博士もガメラがティーラをイリスから護ろうとしていると推測した。
「無茶しやがって……」
ガァァァ!!!
ガメラはイリスに押されて2体はついにワールドトレードセンターの前まで近付いた。
2ワールドトレードセンター
「イリス、殺して!」
ティーラはイリスに対してガメラを殺すよう頼んだ。
ウゥゥゥ!!!
グシャ!
ガァァァァァァァ!!!
「っ!」
イリスはティーラの願いを聞き入れたように槍状の腕をガメラの腹部に突き刺し、背中まで貫通した。
そのようすを見たメグミは思わず短い悲鳴を上げてしまった。
2ワールドトレードセンター
「殺して!」
「ティーラ違うわ!」
「メグミ、あなたまだガメラの心が?」
「いえ違います!この娘です!この娘が闘っているんです!ティーラ!ガメラは最初から誰も殺したくないし、もう誰も殺したくないの!あなたがやめないと皆死ぬの!あの火を見て!ティーラ!」
ガメラを殺すよう嘆願するティーラにメグミは彼女の肩を掴んで訴えが、ティーラにメグミの声が届いてるようには見えなかった。
「っ!」
ブチ
それを見かねたミカエルはティーラから勾玉を奪い取り、奪った勾玉を掲げながら歩み出した。
「さぁ、私を取り込め。そして悪魔を止めよ」
ミカエルは自身をイリスに取り込ませてガメラを倒させる事によってこの闘いを止めようとした。
「無駄だぜ」
ウィンドウはそれを一蹴した。
その間にもガメラとイリスはビルの目前まで迫った。
「まずい……全員ここから離れろ!」
「こっちだ!」
「あんたも来い!」
グラント博士は接近するガメラ達を見て、この場に居ては危険だと判断、メグミとウチキド博士、レインはティーラを無理矢理ビルの中に下がらせ、グラント博士、J.Dもウィンドウを下がらせた。
「ミカエル!」
「おい!」
カチャ
「邪魔しないで」
ニックとカプランもミカエルを下がらせようとしたが、ミカエルは2人に拳銃を向けて制止し、更に空中庭園の奥まで行ってしまった。
そして、ガメラとイリスはビルの目の前まで迫った。
「もう無理だ!下がれ!」
ニックはミカエルの救出は不可能と判断し、カプランとその場から避難した。
ガァァァァァ!!!
「あぁぁぁぁ!!」
ガシャーーーーン!!!!
ガメラとイリスはそのまま2ワールドトレードセンターに激突、壁を突き破ってビル内に侵入した。
ミカエルはその崩壊に巻き込まれた。
「ミス・ミカエル。それが死か」
崩壊に巻き込まれ死んで行ったミカエルに対してウィンドウは鼻で笑うように吐き捨てた。
ウゥゥゥ!!!
ブシャ!
イリスはガメラに突き刺した腕を引き抜き、穴が開いたガメラの腹部から血が吹き出した。
ガァァァァァァァ!!
ドン!!!!
ガメラは力尽きるように背中からビルを突き破り地面に倒れた。
ガガ!
ガメラとイリスが激突したことで天井が崩落し始めた。
「ティーラ!」
ティーラはメグミの制止を無視してイリスに近付いてた。
ガン!!!
天井が崩落を初め、崩れた天井の破片がメグミとウィンドウ目掛けて落下して来た。
「ハハ、怖い怖い怖いぜ!あぁぁ!!」
ドン!!!!
「ぐぁ!」「っ!」
ウィンドウは引きずった顔で笑いながら天井の残骸の下敷きとなり、ニック達も天井が落下した衝撃で転倒した。
ガン!
「あっ!」
同じ転倒したメグミの脚に鉄骨が倒れ、彼女の脚は鉄骨で挟まれた。
ウゥゥゥ
ガメラを倒したイリスはのティーラの居る空中庭園に近付き、ティーラも空中庭園の端に近付き、2人は正面から向き合った。
「はぁはぁ」
ケビンとミルズは警備が手薄となった2ワールドトレードセンターに侵入し、丁度ティーラとイリスが向き合っている場面に遭遇した。
「っ!」
一方メグミは鉄骨に挟まれた脚を引き抜こうとしていたが、鉄骨はびくともしなかった。
「メグミ!」
「ニック」
「いくぞ」
ニック達もメグミの下に駆け付け、鉄骨を退かそうとしたが、やはりびくともしなかった。
ウゥゥゥ
イリスはティーラと向き合うと胴体の発光体が黄金色に輝き出した。
カチャ
それを見たニックは背中に背負ってたライフルバッグを開け、中からMk13ライフルを取り出し弾倉を装着後をボルト引き薬室に.300ウィンチェスター・マグナム弾を装填し、スコープでイリスの頭を狙った。
「効く保障は無いぞ?」
「物は試しだ!最悪、奴の気を逸らされば良い!」
「頼む、何とかしてくれ。何とかしてくれ!」
ブン!
ケビンは剣を布のカバーから取り出し、イリスに投げつけた
カン!
キン!
ケビンが投げた剣はイリスに当たり、甲高い音を発てティーラの足下に落ちた。
「………」
ティーラは剣が落ちた際に頬を切り、手で傷口の触り、指に着いた血を見た。
「ティーラ!」
ケビンは瓦礫を乗り越えながら、ティーラの下に向かって行った。
「ニック!」
「ミルズ!」
ミルズはニック達の下に向かい合流した。
「手伝ってくれ、脚が挟まれてるんだ」
「わかった」
ミルズを加わり、再び鉄骨を退かすべく、全員で鉄骨を持ち上げようとした。
「いくぞ……3、2、1!」
ニック達は再び鉄骨を一斉に持ち上げようと力を込めたが、やはり鉄骨はびくともしなかった。
「ティーラ!」
「…………ケビン」
ケビンもティーラの下に駆け付けた。
ティーラの目は今まで何も受付ないような目をしていたが、今はそのような事はなく、正気を取り戻していた。
ウゥゥゥ!
2度ならず3度も邪魔をしたケビンに対しイリスは怒り、黄金色に輝いていた発光体は再び青色になった。
チャキ
ケビンはティーラを守ろうと剣を拾い構えた。
「イリス…………イリス駄目!!」
ガッ
「っ!」
イリスはティーラの制止を無視してケビンを触手で弾き飛ばした。
ドサッ!
「ケビン!」
ケビンはニック達より後ろに吹き飛ばされミルズとJ.Dはケビンの下へ向かった。
バッ
「っ!」
ティーラもケビンの下へ行こうとした時、それを拒むようにイリスの腹部が開き、強烈な力でティーラを引きずり込もうとした。
「あ」
バッ!
ティーラは遂にイリスの体内に吸い込まれ、ティーラを体内に取り込んだイリスは腹部を閉じた。
「融合……した……」
「………最悪の事態だ……」