GAMERA ガメラ3   作:AS365

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Zプラン

 

アメリカ合衆国

ニューヨーク州 マンハッタン

国際連合モナーク本部

「ガメラだと!?」

「ガメラ、ギャオスと交戦状態に突入しました」

「本部長、アメリカ艦隊総軍のステンツ提督から通信です」

「モニターに出せ」

『本部長』

ガメラとギャオスが戦闘を開始した事を察知したモナークの下にアメリカ海軍から通信が入り、通信手は大型モニターにアメリカ艦隊総軍司令官のステンツ海軍大将からの映像通信を出し、ステンツ提督は直ぐに本題に入った。

「提督、ガメラが現れた」

『それはこちらでも確認した。それに伴い、我が軍はZプランの発動を決定した』

「Zプラン?」

ステンツ提督から発言したZプランについてグラント博士が聞き返し、ステンツ提督はZプランの説明を始めた。

『Zプランとは5年前に撃破したレギオンの死骸から回収したマイクロ波発生器官を解析、開発した対怪獣用マイクロ波兵器だ。弾道ミサイルに装填し、着弾するとマイクロ波照を放出し周囲の生物を殲滅する。既に周辺諸国からの承認も得ている』

「そんな兵器があったとは」

「提督、まさかガメラもまとめて殺る気か?」

Zプランの事を聞いたグラント博士は米軍がガメラとギャオスをまとめ殲滅する気だと直感した。

『…………やむを得ない、それが命令だ』

 

イギリス海峡上空

91便コックピット

『アメリカ軍が新兵器を使うようだ!その空域から出来るだけ離れろ!』

「了解!」

「それで怪獣どもを一掃してくりゃ良いけどな!」

 

大西洋

アメリカ海軍

オハイオ級原子力潜水艦 ウェストバージニア

「発射座標、北緯33°23'、西経122°25'」

「半径3㎞圏内より航空機、船舶の退避を確認」

「マイクロ波エネルギー、充填完了」

大西洋の海中に潜航している弾道ミサイル原子力潜水艦ウェストバージニアでは、Zプランを搭載したSLBM (潜水艦弾道ミサイル)の発射準備が着々と進められていた。

「攻撃目標ガメラ及びギャオス、ターゲットロック」

「Zプラン、発射!」

「発射!」

発射命令を受けた射手はZプランの発射ボタンを押した。

バシュ!!!!

ゴォーーーーー!!!!

潜水艦の甲板のミサイルハッチからSLBMが打ち出され、海中から海面に飛び出すと、ジェット噴射し目標まで飛んで行った。

 

イギリス海峡

ガァァァァァァ!!!!

ギャォォォォォ!!!!

ガメラとギャオスは海面で戦闘を継続しており、ガメラはギャオスの脚に噛みつき、自分に有利なテリトリーである海中へ引きずり込もうとし、ギャオスはそれに抵抗していた。

ガァァァァァァ!!!!

ザパーン!!!!

ガメラはギャオスを海中に引きずり込み、2体は海中へ没した。

その直後、ミサイルが海に目掛けて落ちて行った。

ドン!!!!

ミサイルが海に飛び込むと、水中で青白い閃光が走り、海面に大量の魚の死骸が浮いて来た。

ザバーーン!!!

大きいな飛沫と共に海中からギャオス・ハイパーの死骸も浮き上がって来た。

 

アメリカ合衆国

ニューヨーク州 マンハッタン

国連モナーク本部

「ギャオスの死亡を確認」

「ガメラは!?」

グラント博士達はモニターに移し出されたガメラのサーモグラフィーの熱分析映像を見ると、ガメラの体温が徐々に赤から黄色、黄色から緑、緑から青へと変化して行った。

「ガメラ、生態反応低下…………低下……止まりません」

ガメラの熱分析映像は青から更に色が変わり、最終的に海の熱分析映像と同じ黒色になった。

「ガメラ………生態反応消失」

 

イギリス

イングランド ロンドン

ヒースロー空港

ギャオスの追撃から逃れたメグミはヒースロー空港に到着した。

「メグミ」

空港のロビーで事態を聞いて出動したニックと合流し、2人はV-22でギャオス・ハイパーの死体の回収作業を行ってる海軍艦隊へと向かっていた。

「聞いたよ、ガメラの事」

「………でも、死体は見つかってないわ」

メグミはガメラの死体が発見されていない為、ガメラが生存している可能性を信じていた。

「そうか……ところで、何で急にイギリスに?」

「実はちょっとわかったことがあって」

「何だ?」

「ガメラの出自についてよ」

 

アメリカ合衆国

ペンシルベニア州 シューニス

一方、シューニスではティーラがいつも通りイリスの居る洞窟に向かったが、洞窟の扉が壊されており、洞窟の中にもイリスは居なかった。

ティーラは森の中でイリスを探し回っていた。

「イリス………何処………?」

キュゥ

「!」

イリスの鳴き声がし、ティーラは鳴き声が聴こえて来た方向へ走り出した。

その際、横切った木の幹にアライグマのミイラが引っ掛かっていた事に彼女は全く気付いていなかった。

「イリス!」

キュゥゥゥ

ティーラは森に中に居たイリスを見付けて抱き締めた。

「ごめんね……寂しかったんだね?私を探してたんだね?………大丈夫、もう1人にしないから、離れないから」

キュゥゥゥ

バキバキ

ティーラの慰めの言葉を聞いたイリスは顔をティーラにすり寄らすと、身体に変化がし始め、触手で直立に立つと、背中の殻が割れて、6本の突起に変わり、触手の数も増えた。

「イリス……」

キュゥゥゥ

ティーラの首に掛けてある勾玉が緑色に光り出し、それを見たイリスは触手の先端を二股にしてその間に膜を張り、その触手で彼女を包み込んだ。

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