朝礼の時間、高杉班長はみんなに声を掛けた。
「みんなー、ちょっといいかな?。」
「はい。」
「昨日、新宿駅で特急「あずさ76号」の車内で男性の死体が発見された。」
「えっ、何だってー!。」
「被害者は松本から特急に乗って新宿へ行く途中で殺害されたらしい。」
「それで、被害者の身元は?。」
と、高山は言う。
「被害者は私立探偵で名前は森川小五郎だ。」
「私立探偵か。」
「何で探偵が特急「あずさ」に乗っていたんだ。」
「あずさ?!。」
「どうした、香川。」
「いやー、実は私八が岳に行く時に「あずさ」に乗るんですよ。」
「ほう、なるほど。」
「何、そのあずさって。」
「新宿と松本と南小谷と白馬まで走る特急だよ。」
「そうなんだ、実は乗ったことなくて。」
「よし、この捜査は南と高山らに任せよう。」
「了解。」
「よし、早速事件の足取りを追ってくれ。」
「じゃあ、僕は小海さんとその探偵を調べて見ます。」
「じゃあ、頼む。」
「南さん、主任なんだから他のみんなも気に掛けてくれないとね。」
「わかった。」
「とにかく、新宿まで行って見ましょう。」
「ええ。」
南と香川は、新宿中央鉄道公安室へ向かった。
新宿中央鉄道公安室
「あずさ76号が到着したのは21時36分です。」
「発見した方は誰なんですか。」
「ああ、この女性です。」
「公安特捜ですが、ちょっとよろしいでしょうか。」
「ええ。」
「洗面所へ行った時に、男性が倒れているのを発見したんですね。」
「洗面所へ行ったら、その探偵が死んでいたんですね。」
「はい、私はすぐに車掌を呼びに行ったんです。」
「なるほど。」
「と言う事は、不審者はいなかったかだな。」
「とにかく、我々もこの線で捜査してみます。」
「じゃあ新宿公安は、あずさで不審者はいなかったかどうか調べて見てください。」
「わかりました。」
そして、南と香川は東京公安に戻り現場の状況を調べて見ることにした。
「と言う事は、犯行時刻に犯人と思われる不審人物が乗ってるって事か。」
「ええ、段階では不審者は見当たらないし。」
「うーむ。」
「それで死因は。」
「恐らく、毒殺だな。」
「毒殺ですか。」
「ええ、新宿公安の話だと被害者の森川は缶コーヒーを飲んで苦しみながら死亡したと言っています。」
「そうか、犯人は毒入りの缶コーヒーを誰かにもらって毒殺したと。」
「その通りだ、香川。」
「後は、高山達は何か分かったのかな。」
「今、高山と小海が森川の事で調べているよ。」
「ええ。」
「後は、高山と小海は何か分かったかな。」
一方、高山と小海は被害者の私立探偵を調べて見た。