「わかったよ、犯人が使ったトリックが。」
「本当か。」
「ええ。」
「犯人は、新大阪で新幹線「ひかり」に乗る。」
「そして、名古屋で特急「しなの」に乗り換える。」
「塩尻で下車する。」
「そこから特急「あずさ76号」に乗り、探偵の森川を殺害した。」
「そうか、新大阪から新幹線「ひかり」と名古屋から特急「しなの」に乗り次いで森川探偵を殺害した。」
「と言う事は、犯人は宰と歩美が。」
「そうだ。」
「犯人はこう使ったんだ。」
高山は、南達に時刻表を見せたら。
新大阪発 13時30分 新幹線「ひかり88号」
名古屋着 14時29分
名古屋発 15時00分 特急「しなの23号」
塩尻着 17時03分
「なるほど、犯人はその二人か。」
「ああ、恐らくな。」
「そして、犯人は八王子で下車した。」
「そうか、犯人は「ひかり」と「しなの」と「あずさ」を乗り継いで犯行を行ったのか。」
「ええ、そうだ。」
高山は時刻表を見て見ると。
塩尻 18時59分発 特急「あずさ76号」
八王子 21時04分着
「と言う事は、犯人は塩尻で「あずさ76号」に乗ったのか。」
「ええ。」
「八王子で中央線に乗って東京へ行ったって事だ。」
「これで、2人のアリバイが崩れたな。」
「よし、これで逮捕は出来るぞ。」
「ええ。」
「待って。」
「どうした、香川。」
「トリックが謎を解いたのはいいけど。」
「問題は、どうやって確保するかだ。」
「そこなんだよね。」
一方、歩美と宰は鉄道公安と警察から逃げるために旅行の支度をした。
「これで、あんたとはおさらばだわ。」
「母さん、これからどうするの?。」
「黙ってついて来て。」
「ええ。」
「いい、私たちは夜逃げするのよ。」
「うん。」
そう言って、2人はタクシーに乗って逃走した。
そして、特捜班に警視庁・捜査一課の藤岡部長刑事がやってきた。
「イヤー、よく謎が解けましたね。」
「ええ、高山が塩尻に行ったら特急「しなの」が停車している所を見たらピンときましてね。」
「さすがだね、公安特捜班は。」
「イヤー、それほどでも。」
「よし、必ず二人を逮捕が出来るぞ。」
「よかった、これで特急「あずさ76号」殺人事件は解決ね。」
「犯人逮捕は時間の問題だ。」
「と言う事は。」
「犯人は何処かへ逃亡すると考えられます。」
と、南は言う。
「なるほど、さすがですね南公安主任。」
「すぐに本庁へ連絡して、緊急手配を。」
「わかった。」
「それで、犯人の身元は分かったのか。」
「ええ、名前は小島あゆみと娘の小島宰です。」
「うん、わかった。」
果たして、逮捕は出来るのか?