Ravens lane ─鴉達の未来─ 作:ダイヤモンド傭兵
最後の視察先である北連に向かった一行だが、ヒロは夢の中で謎の声を聞いた···
北連での案内役のKAN-SENは『アヴローラ』だった。案内され、施設を回っていくが、ヒロはやはりこれまでとは違う雰囲気に興味津々である。
アヴローラ「ここは寒いですが、皆さんは大丈夫ですか?」
銀治「お気遣いどうも。儂らは大丈夫だ」
三笠「このくらい、大したことはない」
と言いながら三笠は少し震えている。ヒロは寒さなど気にせず色々なものに興味を示している。
アヴローラ「そうですか、それなら良かったです」
そして視察の後、いつも通り意見交換をすることになったのだが、この基地の指揮官が遅れてくるということで、会議室にて待つことになった。
暖かいコーヒーを飲んでいる間、アヴローラがヒロに話しかけてきた。
アヴローラ「そういえば、ヒロさんは1人でセイレーンと戦ったと聞きましたが、その···どうでしたか?」
ヒロは少し悩んだ後、メモ用紙にこう書いた。
『怖かった。けどあのままだとじいちゃん達が逃げ切れないと思ったら、自然と体が動いてた』
アヴローラ「そうだったんですね···」
三笠「聞いたところによると、銀治殿はヒロを助けようとして外骨格も無しに海へ出ようとしていたそうだぞ」
銀治「儂はどうせ脳筋じゃ」
ヒロは銀治に向けてメモ用紙を出した。
『のーきん!のーきん!』
銀治「泣くぞこの!」
その場に笑いが起きる。それから少しして北連の指揮官が会議室に急いで入ってくる。
北連指揮官「遅れてすまん!私がここの指揮官の『テイル·オーウェン』だ!」
銀治「いやいや気にするな···ところで何やら頭痛でもしとるのか?」
テイル「···二日酔いだ」
銀治「あっ···お察しします」
ヒロは首をかしげているが、三笠が「気にするな」と言い聞かせる。
会議も無事に終わり、翌日3人は重桜に帰艦する。出迎えていたのは時雨だけでなく、赤城と加賀もいた。
赤城「お帰りヒロ!」
赤城はヒロを抱き締め、ヒロの顔は赤城の胸に埋まり、上手く息ができずに踠く。
銀治「おう!久しぶりだな!」
三笠「この日に合わせて戻ってきたのか?」
加賀「ああ。後で土産話をたっぷり聞かせてくれ!」
時雨「そうね!土産物も楽しみだし!···赤城、そろそろ離してあげないとヒロが···」
赤城「え?···あぁっ!ヒロ!」
ヒロは少しぐったりしていたがすぐに復活する。その後、土産話をしながら夜を過ごし、眠りにつく。
ヒロはその夜、寝る前に自室に置いてある箱から1つの大きな紙を取り出し、机の上に広げる。
その紙には船の設計図が描かれていたが、艦首には巨大な突起物があり、それはまるで"槍"のようにも見える。その設計図をヒロは眺め、目を輝かせていた。
設計図を取り出した箱の中には他にも設計図が7枚あり、計7枚の設計図をヒロは保管している。
ヒロはしばらく眺めた後、設計図を箱にしまい、眠りにつく。
ヒロが見ていた設計図の端にはこう書かれていた。
『重巡洋艦 ケンタウルス』
読んでくださり、ありがとうございます!
最近内容が小さくてすみません!
さて、ヒロの保管している設計図は一体なんなのでしょう?後に関わってくるかは想像にお任せします。
●テイル·オーウェン
身長180cm、金の短髪で35歳。
北連の指揮官を務めいる男性で、指揮能力は並。しかしKAN-SEN達からは好かれており、よくウォッカ好きのKAN-SENから絡まれ、二日酔いになることが多い。そのため『二日酔い指揮官』と呼ばれることも多い。
●ケンタウルス
現時点では情報を閲覧できません。