Ravens lane ─鴉達の未来─ 作:ダイヤモンド傭兵
重桜艦隊からの奇襲から数日、基地の修復の多くは終わり、ヒロ達も休息をとることにした。
ユニオンのKAN-SENの1人である『オクラホマ』は歩いているケンタウルスを見つけ、話しかける。
オクラホマ「あっ!ケンタウルスさん!」
ケンタウルス「ん?あの時のKAN-SENか」
オクラホマ「この前は荷物持ってくれてありがとう!」
ケンタウルス「気にするな。怪我人に持たせるより、私が持った方が早く済んだからやっただけだ」
オクラホマ「でもありがとう!」
するとケンタウルスは気配を感じて振り向く。そこにはユニオンのKAN-SENの『ラフィー』がいた。
ラフィー「···」
ケンタウルス「どうした?」
ラフィー「ケンタウルスの足、カッコいい···触っても良い?」
ケンタウルス「···少しだけなら良いぞ」
ラフィー「やった」
ラフィーは眠たそうな顔でケンタウルスの足に触れ、まじまじと眺める。
ラフィー「尻尾、フサフサしてる」
ケンタウルス「そこは触るな···」
ラフィーはひとしきりケンタウルスの足を触り、眺めた後、お礼を言ってどこかへ去っていった。
オクラホマ「あっ!そういえばケンタウルスさんて何してたんですか?」
ケンタウルス「ヒロから少し色々見てくるよう頼まれてな···おそらく、お前や先程のラフィーのように交流してもらいたいのだろうが···」
オクラホマ「あれ?だったら憤怒ちゃんは···」
ケンタウルスとオクラホマが話している頃、憤怒はというと···
憤怒「クソッ!ヒロこのやろう!」
ヒロはニンマリと得意気な笑みを浮かべている。
夏月「ヒロ···お前ちょっとエグいぞ···」
クリーブランド「ちょっ!ヒロ、待っ···」
テレビの画面には倒れる2人のキャラクターとガッツポーズする2人のキャラがいた。
4人は休暇を利用して対戦ゲームで人間陣営とKAN-SEN陣営で遊んでいたのだが、ヒロはこのゲームの上級者であり、ヒロによって憤怒はハメ殺しにされ、その後はクリーブランドに遠距離攻撃を絶妙なタイミングで撃ち込んでいた。
そしてヒロはメモ用紙にこう書いた。
『これならKAN-SENにも勝てる』
クリーブランド「ヒロは本当にこのゲーム強いね」
冴「ヒロの腕は大会に出れるレベルよ」
憤怒「参ったぜ···」
夏月「俺とタイマンした時はハメ殺し封印した代わりにカウンター決めまくられたからな···」
憤怒&クリーブランド「「うわぁ···」」
その翌日、軍港の敷地内の海岸に行くこととなり、思い思いのやり方で楽しむ。
そして、ヒロと銀治が海岸に着くと多くのKAN-SENは驚愕する。
ヒロは体に多くの火傷の痕があり、銀治は戦場での傷痕があるものの、両方とも洗練された筋肉を持っている。
憤怒と三笠は少し遅れてきたが、ケンタウルスはもう1人のKAN-SENと共に軽食を持ってくるようだ。
そしてKAN-SEN達によるビーチバレーが始まるのだが、その途中でケンタウルスとネバダが軽食を持ってやって来たその時、憤怒はミスをしてボールは明後日の方向へ飛んでいき、ケンタウルスの顔面に直撃する。
憤怒&他のKAN-SEN達「「「あ···」」」
ケンタウルス「クックックッ···そうか、そんなに私に蹴られたいか···そうかそうか···憤怒貴様ぁぁぁぁぁぁ!」
憤怒「うああああっ!」
ケンタウルスと憤怒は同時に走り出す。しかしお互い艤装を展開していない状態のため、人体のスピードと馬体のスピードでは圧倒的な差がある。
ケンタウルス「待てぇぇぇ!憤怒ぉぉぉ!」
憤怒「来~る~な~!」
しかしものの数秒で憤怒は捕まり、空中に放り投げられ、ケンタウルスは後ろを向く。憤怒が咄嗟に艤装を展開した瞬間、憤怒の腹にケンタウルスの後ろ蹴りが命中し、憤怒は海に落ちる。
憤怒「グフゥッ·····お、オレがKAN-SENで良かった···」
ケンタウルス「艤装を展開していなければこちらのものだ」
その頃、ある海域の海上では軍艦の甲板の上で情報交換が行われていた。
オイゲン「なるほど、未知のKAN-SENが2人···何者かしら?」
赤城「こちらも詳しいことは解っていませんわ···ただ、圧倒的な強さを持つことだけは確かですわ」
オイゲン「これは一刻も早く対策を練らなきゃね···ビスマルクに伝えておくわ」
赤城「ええ···」
読んでくださり、ありがとうございます!
今回はそれぞれの休息の話でしたが、どうだったでしょうか?