Ravens lane ─鴉達の未来─ 作:ダイヤモンド傭兵
重桜の復興がようやく落ち着いてきた頃、ヒロ達は自身の事と重桜のこれからの事に直面する。
重桜へ攻め込む作戦の後、重桜はとりあえず復興に力を注ぐこととなり、主に中枢地区の復興は落ち着いてきていた。
ヒロはKAN-SEN達の元を確認してまわっていた。
長門と阿修羅は楽しく話しつつ、復興のために人々とKAN-SENを激励していた。憤怒やケンタウルスは相変わらず荷物持ちを担っており、雪羅はその指揮能力で素早く問題を解決し、ウォーエンドは水中の瓦礫などの撤去を行っていた。
そしてヒロが現在行っているのは、赤城と共に復興の度合いを記録することである。
その頃、銀治は夏月の元に戻り、今後について話し合っていた。
夏月「重桜のアズールレーン再加入は上も許可してくれるかもしれないが、扱い自体は···」
銀治「ああ。間違いなく冷遇されると共に、色々難癖もつけられそうだ···それと1つ気になるんだが···」
夏月「ん?」
銀治「ヒロの事だ···ヒロは今、秘匿KAN-SENを唯一指揮下に置いている人間かつエリザベス達も指揮下に置いている。もっぱら、ヒロは指揮を取る奴じゃないとはいえ···重桜のアズールレーンへの再加入の時にこれがなんと言われるか···」
夏月「そうなると、ロイヤルは間違いなく···」
銀治「ロイヤルと···東煌だ。東煌の場合、儂がヒロと三笠と共に視察に行った時、代表やその基地の指揮官、KAN-SENの雰囲気は良かった。だが···他がどうかはわからん」
夏月「となると···ヒロが思っている以上に、厄介事は多いってことか···」
銀治は頷き、その場に重い空気が流れる。しかしそれとは別に、赤城と加賀の尻尾のモフモフを思う存分堪能しているヒロだった···
それから数日経った日、重桜のアズールレーン再加入についての会議が行われることとなった。
ユニオン代表「こちらは問題ないと思うぞ」
劉邦「こちらは···議会では反対が多数となっています···」
ユニオン代表「そうか···君の意見はどうだ?」
劉邦「私は···問題ないと思います。重桜の一件は黒鉄 義人の、いわば反逆にも等しいようなものです。重桜そのものに非があるわけではないと思います」
ユニオン代表「なるほどな···」
アイリス代表「こちらも劉邦と同意見だ」
ロイヤル代表「こちらは反対だ。裏切っただけではなく、艦隊まで奪っていった者共だぞ!」
ユニオン代表「艦隊を奪った?何を言う。エルデア·リーダス暗殺の件は調べがついている。未来のために行動した者を殺し、見限られたら裏切り者扱いか?」
ロイヤル代表「なっ···!」
北連代表「それに、秘匿KAN-SENやエルデア·リーダスの元指揮下の艦隊がついている鴉間 ヒロという人物を調べたところ、とても悪用するような者ではない事は明白だ。
なら、元凶である黒鉄 義人のいなくなった重桜は以前のような所に戻ったということになるだろう。よってこちらは重桜の再加入を支持する」
ユニオン代表「では···賛成多数により、重桜のアズールレーン再加入を許可する」
その後、重桜の再加入の許可を知らされた銀治はヒロにその事を伝えに行ったのだが、仮拠点でヒロはのんびり日向ぼっこしながら赤城と共に眠っていた。
銀治「伝えるのは、明日にしよう」
銀治はそっとその場を後にした···
読んでくださり、ありがとうございます!
さて、重桜がアズールレーンに再加入しましたが、若干不穏になってますね···