Ravens lane ─鴉達の未来─ 作:ダイヤモンド傭兵
しかし不穏な空気は流れ···
ヒロ、赤城、ケンタウルスの3人が鉄血に向かった事を遅れて知った長門とエリザベスの反応は以下の通りだった。
長門「ヒロ達が!?うぅ···心配じゃ」
エリザベス「まったく、行くなら一言言いなさいよ!」
ちなみに冴は無言でコーヒーを飲み干し、無言で特製ハリセンの製作に取りかかった。
しかしその夜···基地に忍び込む影があり、それは1人の記者だった。
記者「ここでうまいネタをゲットできれば···でも、もしうまいネタが無かったらどうしよう?いや、そんな時は良さそうなやつから作ればいっか!」
記者は木々に隠れながら進み、カメラを構えながら宿舎へ近づく。そして窓に近づいたところで襟首を掴まれて離れた所に投げ飛ばされる。
記者「グウ···なんなんだよ···ヒッ!」
記者の前にはナイフを持った憤怒が立っていた。
憤怒「テメェ、こんなとこでなにしてんだよ?」
記者「わ、私はここで···」
憤怒は記者の腹を蹴り上げ、顔面を殴り付けて仰向けに倒れさせる。
憤怒「テメェ、ここに忍び込んでうまいネタ欲しいんだろ?歪曲して!捏造して!プライバシーや人権なんて無視してよぉ!そういうのが見え透いてんだよ!」
実は憤怒は記者の後を着けており、そして宿舎にて盗撮をしようとしたため、怒りが爆発した。
記者「しゅ、取材のためだ!私は記者として真実を報道する義務がある!それの何が悪い!?」
憤怒「あ"あ"?」
憤怒はもう止められなくなり、記者の顔面を踏みつけ、何度も踏みつける。
憤怒「何が取材だ!何が報道の義務だ!自分が甘い汁啜るためだったら他人を貶めやがってよぉ!それで指摘されたら逃げやがってよぉ!他人の不幸も幸せも食いもんにしやがってよぉ!このクソやろうがぁ!」
そして大きく振り上げた足で記者の顔を踏み潰し、血と脳漿が飛び散り、それでも何度も踏み続ける。すると背後にウォーエンドが現れ、憤怒に声をかける。
ウォーエンド「憤怒、そいつはもう死んでる。死体処理しないと」
憤怒「フゥー、フゥー、フゥー···そうだな···」
その頃、ヒロはケンタウルスが腹部に巻いたロープで体を固定し、眠っていた。
ケルン「よく寝てますね」
赤城「ええ。寝顔もとってもかわいい」
ケンタウルス「ヒロは···本来なら戦わなくて良いのだ。戦場という血と硝煙の匂いのある場所にいるべきじゃない人間だ···平和ボケしてる者達と違い、争いの無い···"優しい世界"にいるべき人間だ···」
赤城「そうですわね···しかしせっかく今、争いを終わらせるための1歩を踏み出せそうですわ。確か鉄血の基地に着く頃には朝になってますわね」
ケルン「その前に、近くの小島で休憩していきましょう」
ケンタウルス「ふむ、そうしよう。ヒロが起きた時に目に隈なんかできていたら、要らぬ心配をかける」
そして小島が見えてきた時、ヒロは夢の中で再びノイズを聞く。あの赤い月に、激しく損傷した軍艦の大量に浮かぶ海の夢である。
???「────イヨ···」
ヒロは夢の中で辺りを見渡す。
???「─────タイヨ···」
そして、今度はハッキリと聞こえる。
???「イタイ!イタイヨォォォ!」
泣き叫ぶような声は次第に小さくなり、辺りは静まり返る。すると今度は耳元で声がする。
???「アナタ、ダレ···?」
ヒロは目を覚ます。どうやらケンタウルスと赤城は交代で見張りをしているようで、こちらに気づいてはいないようだ。ヒロは再び目を閉じ、眠りにつく。
翌日、ヒロ達はかつて視察に来たことのある鉄血の基地に到着し、ビスマルクと対面する。
ビスマルク「久しぶりね」
ヒロは頷き、笑顔を向ける。
読んでくださり、ありがとうございます!
さて、ヒロは鉄血に到着しましたが、どうなるのでしょうね?