Ravens lane ─鴉達の未来─ 作:ダイヤモンド傭兵
長門と会ったヒロ達は重桜の中枢を観光してみる事にした。
すると手合わせを頼まれることになり···?
ヒロ達は重桜の中枢を観光するため、街で様々な所を回り、途中で他のKAN-SENの所へも行ってみる事にした。
ヒロの生まれ育った地域では見られない物も多くあり、ヒロは目を輝かせる。
するとある店でヒロはより目を輝かせ、2つの商品を買った。そして赤城と加賀に買ったものを渡す。
赤城「これは···髪留め?うふふっ、ありがとう!」
加賀「髪飾りか。感謝するぞ」
赤城には桜の紋様のある赤い髪留めを、加賀には青い牡丹の髪飾りをそれぞれヒロは手渡した。
2人に喜んでもらえて、ヒロは笑顔になっている。
その後、時雨の会いたいKAN-SENの所へと向かい、1つの家に入る。
時雨「白露!夕立!江風は···やっぱりいないわね···」
夕立「オォウ!時雨じゃないか!久しぶりだな!」
白露「むう?ふわぁ···時雨ちゃんおはよう···」
時雨は2人と楽しく談笑し、ヒロはその光景を眺めながらニコニコしており、銀治はこの時のために持ってきていたお菓子を出したが、好評だったため、銀治も嬉しそうな顔をしている。
そして話はヒロの話題に移る。
夕立「お前があの1人でセイレーンと戦った人間か?」
ヒロは頷く。
夕立「人間でそこまでやれるなんて凄いぞ!」
ヒロは嬉しそうにニコニコしている。
???「なるほど、ヒロ···というのか」
ヒロ達の背後に銀髪の少女が立っていた。
時雨「『江風』、いたなら言ってくれれば良いじゃない!」
江風「試しにつけていたのだ。時雨以外は全員気づいていたがな」
時雨「もう···ん?てことはヒロも?」
ヒロは頷く。
江風「ヒロ···長門様に対しての行為、感謝する。だが、もしこの先無礼を働くことがあったらその時は···」
赤城「その時は、なんです?」
江風「赤城···」
赤城「ヒロは無礼を働くことはありません···それに、ヒロに手を出そうとするのなら···」
するとヒロは赤城と江風との間に立ち、赤城と江風の手を繋がせ、口に加えたメモ用紙を2人に代わる代わる見せる。
『ケンカはだめ!』
赤城「···そうですわね、ごめんなさいね江風」
江風「···こちらもすまない、このような時にこんな話題をしてしまって」
ヒロは首を横に振ってからメモ用紙に書き足し、サムズアップする。
『気にしてないよ!』
江風「···そうか。ではまたな」
時雨「もう行くの?茶の一杯くらい飲んでいきなさいよ」
江風「私には任があるのでな。失礼する」
江風は行ってしまったが、ヒロは手を振っている。
夕方となった頃、中枢地区の基地へと入り、他のKAN-SEN達と会うことに。
黒い長髪の女性「初めまして、私は愛宕よ」
黒いポニーテールの女性「そなたがかのセイレーンと一騎討ちをした者か?拙者は高雄と申す者だ」
ヒロはペコリと頭を下げる。すると基地の奥から1人の軍服を着た男がやって来る。
男「遅れてすまない。私は重桜全体の指揮官を任されている『
銀治「おお、義人か!久しぶりだな」
義人「お久しぶりです、先生」
銀治「お前はもう指揮官にまで登り詰めたのか?」
義人「いえ、この状況で私以外におらず、私に指揮権が移されました」
銀治「そうかそうか!」
義人「それと···君があのセイレーンと一騎討ちをした男だな?先生を守ってくれた事、感謝するぞ」
すると、今度は高雄がヒロに話しかけてきた。
高雄「···なぁ、ヒロ···拙者と手合わせ願う。セイレーンと一騎討ちをした力、この手で確かめたいのだ」
ヒロは悩む動作をする。
銀治「ヒロは昔から自ら戦うのは好きじゃないんだが···まあ、良いだろう。ほら、お前の力を見せつけてこい!」
基地に併設されている道場にて、ヒロと高雄は竹刀を構えて対峙する。
義人「それでは···始め!」
2人は同時に走りだし、高雄は間合いに入ったところですかさず袈裟に振り下ろす。しかしヒロは姿勢を低くしながら横に回転し、そのまま背後に回り込み、頭に竹刀を振り下ろす。
義人「勝負あり!」
高雄「速いな···流石はセイレーンと一騎討ちをした男だ。拙者もまだまだだな···次は勝たせてもらう」
ヒロと高雄は笑顔で握手をする。
愛宕「高雄ちゃん···いつもならあんな感じじゃないのに···フフッ」
高雄「あそこまでやられると逆に清々しい···また挑戦したいのは変わらんがな」
銀治「ハッハッハッ!だそうだヒロ!」
ヒロは銀治に頭をガシガシと撫でられている。すると、再び基地の奥から何者かがやって来る。茶色の長髪に赤い服···赤城と似ているところがある女性は···
女性「げほげほ···赤城、加賀、お久しぶりですね」
義人「『天城』!あまり動いては···」
天城「少しなら大丈夫です。それに、せっかく赤城達が来たのだから挨拶ぐらいしませんと」
天城「あなたがヒロですね?私は天城と言います。赤城達は迷惑かけてないかしら?」
ヒロは首を横に振る。
天城「フフッ、なら良いです」
ヒロは天城の容態を心配する素振りをしているが、天城は笑顔で応対し、少しの談笑の後、ヒロ達は帰路に着く。
赤城「では、また会いましょう!」
加賀「達者でな!」
ヒロ達は手を振りながら車に乗り込み、拠点へと戻る。
赤城「また会えると解っていながら、この胸の穴は何でしょうか?」
加賀「姉様···」
読んでくださり、ありがとうございます!
今回は重桜の指揮官などが出てきましたね。ヒロの戦闘能力はスマッシャーⅡ戦でもあったようにかなりのものです。
●黒鉄 義人
身長175cm、黒髪の短髪で30歳。
重桜の全体の指揮を任される事となった男。指揮官としての日は浅いものの、指揮能力はかなり高い。
天城とは恋仲であり、天城の事をとても気にかけている。