Ravens lane ─鴉達の未来─   作:ダイヤモンド傭兵

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ヒロはオブザーバーからの伝言を伝え、その海域に向かう。

セイレーンとの決戦が、始まる···


第42話 最後の秘匿されし者

ヒロはオブザーバーからの伝言を伝え、すぐさまその海域へ向かう艦隊を編成する。

 

 

 

第1艦隊:赤城、加賀、三笠、時雨、高雄、愛宕、伊168

 

第2艦隊:エリザベス、ウォースパイト、アーク·ロイヤル、ベルファスト、ジャベリン、アマゾン、伊58

 

第3艦隊:ビスマルク、フリードリヒ、『グラーフ·ツェッペリン』、オイゲン、ドイッチュラント、ローン、U-410

 

第4艦隊:肇和、応瑞、寧海、平海、撫順、土佐

 

第5艦隊:阿修羅、ゴア、雪羅、憤怒、天、ウォーエンド

 

 

 

そしてヒロは第1艦隊の赤城達と共に行くこととなり、出撃する。

海を航行し、ルートに従って海域に突入する。

 

 

 

 

 

 

その頃、重桜の基地に来訪者がいた。

 

愛海「これ、ヒロ君に届けてくれますか?」

 

愛海は銀治に1枚の紙を差し出す。

 

銀治「これは···クソッ!このタイミングでか!」

 

愛海「どうかしたの?」

 

蛟「···私はKAN-SENです。私にだけでも教えてはくれませんか?」

 

蛟は艤装を展開する。

 

銀治「お前···ヒロ達はさっきセイレーンの中枢に向かった」

 

蛟「っ!?なるほど···では、私が届けます!」

 

銀治「だが···」

 

蛟「距離を教えてください!私の速力と艦載機なら追いつける可能性があります!」

 

銀治「·····念のためだが、頼めるか?」

 

蛟「はい!」

 

そして蛟は愛海に挨拶をし、出場していく。

 

愛海「行ってらっしゃ~い!」

 

銀治「お前、KAN-SENといたのか?」

 

愛海「ん?そうよ。主に店の手伝いしてもらってたわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒロ達が海域中枢に辿り着くと、前方にオブザーバーがいた。

 

オブザーバー「ようこそ、私達セイレーンの本部へ。さぁ、戦争を終わらせるために···私達に勝利してみなさい!」

 

するとヒロ達を囲むように人型セイレーンが次々と現れる。しかしこれまでとは違い、発光体の色が紫になっている。

 

赤城「交戦開始!」

 

そしてそれぞれの艦隊がセイレーン艦隊と交戦を開始するが、途中で別々の強敵が立ち塞がる。

 

 

 

 

 

テスター「さぁ、"未来の戦艦"の力を見せてあげなさい!」

 

巨大な艤装を装備した謎のKAN-SENが現れる。

 

KAN-SEN「ああ。やってやるよ···『セントエルモ』!目標を殲滅する!」

 

そしてもう1人、セイレーンのようでKAN-SENのような女性がいた。

 

女性「私は『オロチ』、見せてもらおう···お前達の力を!」

 

そして第1艦隊と第5艦隊が交戦を開始するが、回り込んで攻撃しようとした憤怒に別方向から砲撃が放たれる。

 

憤怒「クソッ!·····おい···どういう、事だよ···」

 

憤怒の前でQueenの甲板に立っているKAN-SENの左腕は機械となっており、右目には黒い眼帯をつけ、下半身の馬のような部位は黄色い発光体がある。

 

憤怒「なんでそこにいんだよ!?答えろよ!"ケンタウルス"ゥゥゥ!」

 

ケンタウルス「目標を確認、突撃する」

 

ケンタウルスはQueenから飛び降り、憤怒へと向かっていく。

 

 

 

 

第2艦隊の前にはテスターが立ち塞がり、第3艦隊にはピュリファイアーが立ち塞がる。

 

テスター「あなた達の相手は私よ」

 

エリザベス「さぁ、行くわよ!」

 

ピュリファイアー「アッハッハッ!せいぜい楽しませてよぉ~!」

 

ビスマルク「かかってこい!」

 

 

 

第4艦隊の前には『アーキテクト』と多数のKAN-SENが現れる。

 

アーキテクト「さてさて、頑張っちゃうぞ!」

 

肇和「倒されなさい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セントエルモの巨大な2連装砲から放たれる砲撃と装甲にダメージを与える火力の機銃の弾幕により阿修羅達は苦戦を強いられる。

そして赤城達はオロチに苦戦している。

 

加賀「KAN-SEN達の戦闘データを統合したのがオロチ···やはり強い!」

 

ヒロはオロチの攻撃を回避しながら接近しようとするが、オロチのから放たれたレーザーが当たりそうになる。そこに誰のでもない艦載機がヒロに体当たりして防ぎ、現れた蛟がヒロを掴んで距離を離す。

 

赤城「蛟さん···あなたですの!?」

 

蛟「隠していてすみません。私も秘匿KAN-SENでして···ヒロさん、これを」

 

蛟はヒロは空のキューブと1枚の設計図を手渡す。

 

蛟「様々な所を探しましたが···おそらくこれが、"最後の秘匿KAN-SEN"です」

 

ヒロは息を呑み、祈るように空のキューブと設計図を合わせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ヒロはケンタウルスと憤怒と出会った時のように霧の中の軍艦の甲板に立っていた。顔を上げると、こちらに背を向けた人物が腕組をして仁王立ちしている。

髪は赤いツインテールで、青い特攻服のようなものを着ており、腰には瓢箪を着けている。そしてその背中には『森羅万象』と書かれている。

その人物は振り向くと女性であることがわかる。

 

女性「よう!お前がヒロか?」

 

ヒロは頷き、女性は笑顔を向ける。

 

女性「オレは『大和型秘匿戦艦"大蛇(おろち)"』だ!」

 

ヒロ「お···ネ···Ga、い···タ···け」

 

大蛇はヒロの頭をガシガシと撫でる。

 

大蛇「おう!任せとけ!」

 

そして軍艦は光へと進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オロチは怯んだ三笠に主砲を向けるが、突然横から顔面を殴り付けられ、海面を転がる。

 

オロチ「何者だ!?」

 

大蛇「よう!お前がオロチってんだな!オレは大和型秘匿戦艦 大蛇だ!さぁ、オレと殺ろうぜ!」

 

大蛇は獰猛な笑みを浮かべているが、その艤装は巨大で、何より大蛇の主砲は長門や阿修羅よりも巨大である。

 

大蛇「お前ら!奴はオレの獲物だ!ここは任せろ!」

 

そう言うと大蛇はオロチに向かって駆けていく。

 

蛟「あの不明な戦艦との戦いに私も参戦します。赤城さん達は先へ進んでください!」

 

時雨「頼んだわよ!」

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

やっと大蛇を出せました···!

●セントエルモ(St ELMO)
『本来起こり得た未来』に存在する戦艦。
55cm2連装砲、機銃、ミサイル、核ミサイルを装備している。
機銃は他の軍艦にもダメージを与える程の火力であり、その弾幕は相当なもの。
また、核ミサイルをその場で組み立てて発射することが可能となっている。

●セントエルモ(KAN-SEN)
黒い短髪で黒いセーラー服を着ている。
性格は荒く、『敵は皆殺し』という思考であり、セイレーン達も彼女の扱いに慎重になるほどである。
何がそうさせているのか、そうなるまでに何があったのか、それは『本来起こり得た未来』にあると思われる。

●オロチ
KAN-SEN達のデータを集めたブラックキューブによって生み出されたKAN-SEN。
長い銀髪にエンタープライズの服の色を逆にしたような服を着ており、『リュウグウノツカイ』のような黒い艤装を装備している。
性格はエンタープライズをより好戦的にした感じであり、リュウグウノツカイのような艤装は剣としても機能する。

※原作などと違うのは未来が書き換えられたからという設定です。
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