Ravens lane ─鴉達の未来─ 作:ダイヤモンド傭兵
大蛇達が戦っている間に先へと進んだヒロ達に待っていたものとは···?
ヒロ達は大蛇達が戦っている間に先へと進む。不思議とその道のりにはセイレーンはおらず、あまり時間をかけずに中枢へ到達した。
オブザーバー「来たわね···ヒロ···あなた達の力を見せてちょうだい」
すると上空から何かが降ってくる。それは『ラブカ』のような艤装を右腕に装備し、左腕はケンタウルスとは別の形の義手となっている黒鉄 義人だった。
義人「また会ったな、ヒロ···」
義人の髪や肌は白くなっており、"まるでセイレーン"のようである。
三笠「まさかお主···」
義人「私は今や人の身を捨て、セイレーンとなった。もう前とは違うのだよ!」
推奨BGM『STAIN (a perfect day)』(ACVDより)
義人は艤装の口から高威力レーザーを発射し、それをヒロは回避する。
赤城と加賀はすぐさま艦載機を発艦させ、ヒロを援護しつつ義人に攻撃を仕掛け、時雨や三笠もそれに合わせて砲撃し、伊168も魚雷を発射する。
しかし義人は攻撃を回避し、避けきれなかった攻撃はレーザーで迎撃する。そしてその隙にヒロは接近し、月光を振るう。
義人「その刀···月光だと!?なぜ貴様がそれを使える!?」
義人は"まるで獣の如く"攻撃を苛烈なものにし、その目はまるで獣だった。
三笠「ヒロッ!」
ヒロは後方に飛び退き、それと同時にヒロと義人の間に時雨の砲撃が撃ち込まれ、三笠の砲撃が義人に命中する。更に赤城と加賀の爆撃が降り注ぎ、義人は爆煙に包まれる。
だが義人は爆煙から飛び出てヒロに向けて砲撃する。そして砲撃しようとした三笠の主砲の1つを高威力レーザーで破壊し、副砲のレーザーを周囲に撒き散らす。
攻撃するためにヒロは再び接近し、月光で義人の副砲を切り落とす。しかし義人の右腕の艤装が回転し、尾ヒレにあたる部位を突き出す。
その尾ヒレには刃がついており···
ヒロの胸を貫いていた。
赤城「ヒロォォォォ!」
義人はヒロを後方に投げ飛ばし、周囲にレーザーと機雷を撒き散らし、ヒロの元に行けないようにする。
伊168「これじゃヒロが!」
勝ち誇った顔をする義人に別方向からの砲撃が命中し、義人がその方向を見ると、既にケンタウルスが接近しており、義人の副砲を貫く。
ケンタウルス「1歩遅かったが···主の仇は討たせてもらう!」
義人「貴様!」
ケンタウルス「赤城達、すまなかったな···」
時雨「ケンタウルス···あんた···」
ケンタウルスは義人から距離をとる。
ケンタウルス「ヒロが私に持たせたこれのお陰だ」
ケンタウルスはヒロが時雨から貰った御守りを見せる。
時雨「そういうことね!」
赤城「よくも···ヒロを···よくも!」
加賀「···ヒロの仇はとらねばな」
三笠「行くぞ!」
伊168「こんの···!」
それぞれは義人に向き直る。
ヒロは徐々に意識が薄れていくなか、外骨格の重みもあり、生身より早く沈んでいく。徐々に遠ざかる水面と日の光を見つめながら、ヒロは思う。
ヒロ(沈んだKAN-SEN達は、同じものをみたのかな···?)
ヒロの意識はほとんど薄れ、ヒロは目を閉じる。
ヒロ(皆···ごめんね···)
しかし水中から出てきた多数の"手"がヒロの体を受け止める。
推奨BGM『シグナル』
ヒロがふと目を開けると、何者かに膝枕をされており、それは亡くなったはずの天城だった。
天城「目覚めましたか?」
ヒロは起き上がり自身の胸を見ると、無惨な穴が空いたままだった。自分は死んだのかと気になったが、それを察した天城は「それは違います」と否定する。
ヒロは上を見上げると、夢で見た時と同じ···赤く染まった空があり、そこから光が差し込んでいる。どうやら赤い海の海底にいるようだ。
ヒロが辺りを見渡すと、多くのKAN-SENに囲まれていた。しかしほとんどのKAN-SENがどこかしら怪我をしており、近くにいた吹雪は左腕が欠損していた。
天城「私達は沈んだKAN-SENと船の頃の"オリジナル"です。あなたはどこかで聞いたのではないのですか?沈んだ私達の"声"を」
ヒロはハッとして頷く。
天城「あなたはこれまで、沈んだ私達に"同調"したから声を聞いていたのです。そして私達も、あなたが同調したためにあなたの存在を明確に認識し、あなたを海から見ていました」
エンタープライズ「沈んだ私達はずっとこの争いを見続けてきたんだ 」
赤城「しかしあなたは他の人間とは違う方法で争いを止めようとしてきました」
天城「私達は同調しただけでなく、これまでの事も含めてあなたに託すことに決めました」
天城はヒロに『赤いキューブ』を手渡す。
天城「それとこれは私情ですが···どうか、義人を止めてください」
ヒロは頷き、赤いキューブを見つめる。するとキューブから小さな声が聞こえてくる。
???「ネェ···イタイヨ、クルシイヨ、アツイヨ、ミエナイヨ、クライヨ···コワイヨ···」
天城「あなたの"答え"を···見せてください」
ヒロは赤いキューブをそっと抱き締める。すると赤いキューブは輝き、眩い光を放った。
義人と赤城達は戦闘を続け、赤城達は苦戦していた。しかし不意に海中から気配を感じる。
すると海中から何かが急浮上し海面に飛び出、赤城達と義人の間に着水する。
それは、複数のKAN-SENの艤装を合わせた艤装を背負ったヒロだった。
胸の傷は傷痕こそ残っているものの癒えており、その目は義人を睨み付けていた。
推奨BGM『The answer』(ACfaより)
赤城「ヒロ!」
義人「なぜだ···なぜ貴様が天城の艤装を着けている!?」
ヒロの艤装は右上にビスマルクの主砲、左上に天城の主砲、右下にエンタープライズの飛行甲板、左下に赤城の飛行甲板、太ももには魚雷、手には月光が握られている。
ヒロは義人に向かって砲撃、雷撃、発艦を行いながら突撃する。義人はレーザーで迎撃しようとするが、赤城達の支援も重なり損傷を受ける。
義人は高威力レーザーを放つがヒロは回避し、右腕の艤装に砲撃する。
義人「ヒロォォォォ!貴様ぁぁぁぁ!よくも···よくも···なっ!?」
義人はヒロの背後に天城の幻影を見る。義人はそれにより動きが止まり、ヒロの砲撃と赤城の爆撃を受けてしまう。
義人「天城···なぜだ···なぜヒロに···」
そして接近したヒロは脚部艤装を除いて解除し、義人を斬りつける。
義人「ぐうっ!」
ヒロは月光を分裂させ、義人を連続で斬り刻む。ラブカのような右腕の艤装を、副砲を、そして最後の一撃で義人は仰向けに倒れる。
義人「ガハッ···ヒロ···貴様···」
すると、その場にいたヒロ達は驚く。天城の幻影を、その場にいた全員が見たのだ。
義人「天城···天城!」
天城「バカなお人···本当に、バカなお人ですわ···」
義人と天城は互いに涙を流している。
天城「私を愛してくれてるだけで良かったのに、こんなことまでして···」
義人「天城···私は···!」
天城「これは向こうで説教しなければいけませんね···」
天城はヒロ達の方を向く。
天城「皆さん、ご迷惑をおかけしました···これからは、皆さんに託します」
義人はヒロを見つめる。
義人「皆、すまない···特にヒロ、本当に···すまない···!」
ヒロは首を横に振る。
ヒロ「もウ、イい···Yo」
ヒロは笑顔を向け、義人は憑き物がとれたような顔つきになり、天城と共に光の粒となって消えていった。
オブザーバー「こんなこと···これまで見てきた世界にはなかった事ね···じゃあ、最後にやらなければならないことがあるから、来てちょうだい」
ヒロ達はオブザーバーについていく。
読んでくださり、ありがとうございます!
ヒロはKAN-SEN達の能力と艤装を手に入れ、義人との決着が着きましたね!さて次は···?
●セントエルモのスキル
『海原を統べる者』(攻撃スキル)
30秒毎に自身の火力と装填を15秒間30%(MAX50%)上昇させる。また、常時通常弾のダメージを30%減少させる。
『制圧弾幕·セントエルモ』(攻撃スキル)
戦闘開始時と40秒毎に扇形(砲撃×5と通常弾×30)の特殊弾幕を2連続で展開する。
『SP MISSILE』(攻撃スキル)
60秒毎に特殊ミサイルを組み立て、発射する。ダメージは画面内の敵全てに有効である(ダメージはスキルレベルによる)。
●大蛇のスキル
『覇せし者』(支援スキル)
戦闘開始時と30秒毎に20秒間味方全員の火力と回避を20%(MAX50%)上昇させる。
『三位一体』(防御スキル)
40秒毎に50%(MAX80%)の確率で20秒間自身の火力と回避を50%上昇させ、受けるダメージを50%減少させる。
『秘匿されし者·大蛇』(攻撃スキル)
戦闘開始時と45秒毎に扇形(砲撃×6)の特殊弾幕を3連続で展開する。また、1発命中する毎に10秒間自身の装填を50%上昇させる。