Ravens lane ─鴉達の未来─ 作:ダイヤモンド傭兵
セイレーンとの戦争が終わり、帰還したヒロ達。
事後処理はどうなるのか?
ヒロ達は清魅やオブザーバー達と共に基地に帰還した。
そこではヒロ達の帰還を皆が出迎えてくれ、涙を流している者もいた。
銀治「よく戻った!それによくやったなヒロ!清魅も、まさかセイレーンになって生きてるとは驚いたぞ!」
清魅「ま、まあな···また会えて良かった~!」
すると冴が清魅めがけて奥から走ってきた。しかし口元は微笑んでいるものの目は笑っておらず、ハイライトが消えている。
清魅「おっ!冴姉!久しぶ(素晴らしいハリセンの音)痛っでぇぇぇ!なにすんだよ!」
冴は特製ハリセンを清魅に振り下ろした後、ハイライトの消えた目で清魅を見ていた。
冴「私ねぇ、すっごく心配してたのよ~?海に落ちたかもって探査船こしらえて探してねぇ~そしたらセイレーンとして活動してたっていうじゃない?」
清魅「そ、それは本当にごめん!」
冴「···まあ、さっきの1発でチャラだけど」
冴はため息をついて清魅の頭を撫でる。
冴「清魅ちゃん、お帰りなさい。あなたも成長したわね···色々と」
清魅「···ただいま」
その後はセイレーン組やセントエルモもこの基地にいる事となり、終戦パーティーが行われる事となった。
そしてその際、セントエルモは嫌々参加させられる形となっていたが、出された料理に涙を流していた。
セントエルモ「上手い···!こんな料理、私のいた時代には無かった···!」
三笠「相当ろくな食事の無い世界だったようだな···」
一方、2年前の事件によりヒロが喋れなくなっていた事を知った清魅はとてもヒロを心配していた。
清魅「でもまあ、ある程度は喋れるようになって良かった···」
清魅は安堵しているものの、若干過保護気味になっているようでヒロを抱き締めて離さない。
それを見ている赤城は悔しそうな顔つきである。その光景を銀治は暖かい目で見ている。
そしてオロチは大蛇をライバル視しているようで、酒の飲み比べをして大蛇に敗北していた。ドヤ顔Wピースしている大蛇はかなりの酒豪のようで、オロチに勝った後も余裕の表情である。
終戦パーティーは明るく楽しく続いていった···
Ravens laneがセイレーンとの戦争を平和的に解決したことは世界を驚愕させ、各国の上層部はRavens laneへの警戒をより強め、より焦る事となる。
しかし政府の警戒とは異なり、国民は歓喜していた。先日のRavens laneの発表により政府への信頼がガタ落ちしていた事もあるが、航路は開かれ、漁業や物資の安全な運搬は再開されることとなった事が大きかった。
また、セイレーン達はヒロの求めた通り復興活動を各地で行っているため、復興のスピードも速くなっている。
···が、それでもやはり事実を認めない者達もおり、『セイレーンと結託した』『セイレーンの配下になった』などと根拠の無いデマも出回った。そしてそれを鵜呑みにする者、否定するもの、本当なのか調べる者···
そして雪羅の手によってデマを流す団体の"いかがわしい情報"が流出し、その団体は急速に瓦解していった。
その後、水面下では各国の軍の上層部はRavens laneの撃破に向けての準備を早めたが、Ravens laneからの新たな発表がある。
『セイレーンとの戦争は終わったがまだ敵はおり、それらがいずれ来る』
この発表があった時には既にRavens laneは復興と合わせて軍備増強を行っており、各国も急いで軍備の増強を計る。
そして新たなる1年が幕を明け、ヒロ達は神社へ参拝に行く。
そこで新年の願いをそれぞれは願う。
ヒロ(どうか、世界が優しくありますように)
読んでくださり、ありがとうございます!
セントエルモのいた頃って美味しい料理とかほとんど無いと思うんですよね。