Ravens lane ─鴉達の未来─   作:ダイヤモンド傭兵

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人々は抗う覚悟を決め、立ち向かう。
そしてヒロ達は様々な支援を受け、中枢へと向かうが···


第64話 真相

武装した民間人がエックス艦隊に突撃し、次々と薙ぎ払われる。怖じ気づいて逃げる者がいる中、それでも立ち向かう者達がいた。

特攻する者、作戦を立てて挑む者、戦闘はできないからと物資面を担当する者···

 

それぞれがそれぞれの戦場に立ち、戦っている。

 

そしてヒロ達は支援を受けつつ中枢へと向かっている。道中の敵は多いが、ロボットバトルの機体を優先的にこちらにまわしてくれているため、ヒロ達の損害は少なかった。

ロボットバトルの機体達は一時的にヒロ達の護衛については殿となっていく。

現在は緑のカラーリングの第4世代型重量2脚『メリーゲート』、白いカラーリングの第4世代型中量2脚『スプリットムーン』、茶色あのカラーリングの第5世代型中量2脚『ヴェンジェンス』が護衛についている。

すると、ヴェンジェンスの使用者が何かに気づく。

 

ヴェンジェンスの使用者

《こ、この先にめちゃくちゃ恐いのがいるッス!たぶん、敵のボスッス!》

 

ケンタウルス「何!?」

 

ヴェンジェンスのオペレーター

《こいつの勘は良く当たるのよ!》

 

メリーゲートの使用者《なら、ここは私達が食い止めるわ!》

 

スプリットムーンはヒロ達に向けてサムズアップする。ヒロ達は礼を告げた後、中枢へと進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エックス艦隊の中枢へと辿り着き、エックスと対面する。

エックスは巨大な戦艦の甲板に立っているが、その体格はヒロのほぼ同じであり、白く、縦に青いラインの入った仮面を着けており、同じく白と青のカラーリングの騎士のような服装をしており、青いマントを着けている。

 

ケンタウルス「貴様がエックスか···」

 

大蛇「さて、ラスボス戦と行くか!」

 

清魅「行くぞ兄貴!」

 

ヒロ「うん!」

 

ヒロ達は構え、エックスは少し躊躇うような動きをした後、構える。

 

 

 

推奨BGM『Sand Blues』(AC4より)

 

 

エックスは両手にアサルトライフルのようなものを転送し、立体的な機動をとりつつ連射してくる。

ヒロ達は砲雷爆撃を連携をとりつつ行うが、エックスのマントは砲撃を防ぎ、エックスの持つ銃の火力はかなり高く、ヒロ達は苦戦する。

しかしヒロの月光によりマントは斬られ、そこに大蛇の砲撃が命中し、身に付けている装甲が剥がれる。

 

大蛇「行けるぞ!」

 

ヒロはエックスに接近し、二刀状態にした月光で攻撃する。するとエックスは右手の武器を『グラディウス』に切り替え、応戦する。しかしヒロのスピードに追いつけず、エックスは左手の銃を斬られてしまう。

そこに時雨の砲撃が左肩に命中し、その爆発でエックスの仮面が剥がれる。

 

赤城「えっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エックスの顔は、ヒロと寸分の誤差もなく一致していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エックスは後方に飛び退き、ヒロ達を見る。

 

清魅「なぁ···お前、まさか別世界の兄貴か?私は清魅だ!」

 

エックス「···清魅、この世界では生きてたんだね」

 

ヒロ「···本当に、別世界の···僕?」

 

三笠「ど、どういうことだ?なぜ別世界のヒロがエックスとして行動している!?」

 

エックス「僕はね···僕のいた世界は···父さんと母さん、そして清魅も···爺ちゃんも·····皆死んでるんだよ」

 

ヒロ「え···?」

 

その場は静まり返り、エックスは自身の事を話し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エックスはヒロと同じように家が放火されたのだが···この世界とは違い銀治も家におり、清魅も含めた全員が焼け死に、その様子をエックスは見てしまった。

 

エックス「そんな···そんな···!」

 

エックスは走り、家から脱出しようとするがその瞬間爆発に巻き込まれ、海へと落ちてしまう。

そして気がつくと漁師に救助されていた。

 

だがそこで過ごすうちに、そこが元いた世界ではない事が判明し、しかもあの放火が起きる1年前という事も判明する。

エックスはこの世界のヒロとは違い、頭脳での才能があったために様々な手を打ち、あの放火を防いだ。

しかしその後に起きた意図的な事故により結局全員死んでしまう。

 

エックスはどうにかして他の世界に行く方法を模索し、ある人工知能の元に辿り着いた。

それこそが、ヒロのいる世界でロボットバトルが作られるきっかけとなった事件の人工知能···『エクシーナイン』であり、かつて破壊される前にとっておいたバックアップであった。

 

エックスはそれにハッキングし、システムを掌握する。そして別世界へと渡るための装置を作ることに成功し、この先で再び清魅達を救うことに成功する。しかしそれでも何者かによって家族は殺されてしまう。

 

エックス「なんで···どうして?なんでいつも皆殺されるの···?」

 

エックスはいくつもの世界を渡ったが、全て同じような結果に終わってしまう。

 

エックス「もう、いいよ···人間なんて···人間なんて!」

 

こうしてエックスは様々な世界の技術を使い、エックス艦隊を作り上げたのだ。

 

エックス「僕は海に落ちてからこうなった···だから海からの力でやってやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清魅「兄貴···」

 

エックス「僕はお前の兄貴じゃない···エックスだ!」

 

エックスは再び武器を構える。

 

エックス「セイレーンもアビータもKAN-SENも···僕の邪魔をするやつは、皆死ねばいい!」

 

エックスはヒロ達に向かって飛び立つ。

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

エックスの正体は別世界のヒロでしたが、どうだったでしょうか?

●グラディウス
古代ローマを代表する剣であり、刀身は短いものの肉厚で幅広くどっしりとしている。

●エックス(別世界のヒロ)
この世界のヒロとは違い、技術面での才能があったため、エクシーナインをハッキングして他の世界に渡り、家族を助けようとした。
しかしどれも失敗に終わったため人間を憎み、全ての世界から人間を消し去ろうとしている。

●エクシーナイン
ロボットバトルが生まれるきっかけとなった事件で、人類を抹殺しようとしたが、『正体不明の赤と黒のカラーリングの機体』により撃破された。
しかしそのバックアップは未だ世界のどこかに隠されている。

●シルエット
黒と緑のカラーリングの第3世代型軽量2脚。
武装は両手にショットガン、右背部にステルスミサイル、左背部にロケット、肩に連動ミサイル、肩内蔵にデコイである。
使用者は現在は引退して後世の育成に励んでいた。

●ステルスミサイル
レーダーに映らないミサイル。

●プリミティブライト
白いカラーリングの第4世代型重量2脚。
武装は右手にバズーカ、左手にガトリングガン、両背部に大型ミサイル、肩に連動ミサイルである。
使用者は敵にも味方にも祈りを捧げ、現在は教会のシスターになっていた。

●ファシネイター
紫のカラーリングの第3世代型中量2脚。
武装は右手にマシンガン、左腕にレーザーブレード、右背部にマイクロミサイル、左背部にロケット、肩に連動ミサイルである。
使用者はかつてロボットバトルの存在意義を模索していたが、ARMORED·COERの使用者との戦闘によりその答えを見いだしており、現在は大学教師として働いていた。

●マイクロミサイル
複数の小型ミサイルを同時発射するミサイル。

●タウルス
白と紫のカラーリングの第5世代型タンク。
武装は右手にオートキャノン、左手にヒートキャノン、右ハンガーにガトリングガン、左ハンガーにバトルライフル、肩内蔵に垂直ミサイルである。
使用者はかつてとある実験部隊に所属していたがディターミネイションに敗北、現在は陸軍士官になっている。

●タンク
下半身がキャタピラになっている脚部タイプ。

●オートキャノン
4つの砲身から弾丸を同時連射する手持ちキャノン。
その弾幕はかなりのものである。

●ヒートキャノン
化学変化を利用した榴弾を発射する手持ちキャノン。
弾幕はバトルライフルより遅いものの、その火力は相当なもの。

●ウコンゴ·ワ·ペポ
オレンジと緑の第3世代型軽量2脚。
武装は武器腕マシンガン、右背部に小型ミサイル、左背部にロケットである。
使用者はフォックス·アイの初代使用者と親友であり、彼の相棒として行動を共にしていた。

●ヴィクセン
白いカラーリングの第3世代型軽量2脚。
武装は右手にレーザーライフル、左手にレーザーブレードである。
使用者は無駄を極端に嫌い、かつてはエクシーナインを我が物にしようとしていたが、ARMORED·COERとの戦闘に敗北し、現在でもロボットバトルに出場している。
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